1,000部のチラシなら、地図で配布エリアを選ぶだけで、印刷から配布までをWeb上で申し込めます。2026年時点のポスティング代行は、ネット印刷系のサービスと、担当者がエリア提案から入る配布専門の業者とに二極化し、どちらも発注の手間は大きく減りました。
一方で、手軽になったぶん、エリアも部数も代行会社の標準プランで決まりやすくなっています。誰に配り、反響をどう数えるかを決めないまま依頼すると、配り終えたあとに何が効いたのかを振り返れません。
そこで、依頼前に決めておく5項目、依頼先の4タイプ、配布品質の見極め方、18社の比較、契約で書いておく条項、業種ごとの頼み方までを、発注する側の目線で順番に整理しました。
GRILLは支援実績500社以上のマーケティング会社です。広告運用の専門家が御社の課題に合わせた具体的な施策をご提案します。
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ポスティング代行が引き受けるのは、基本的に「チラシを届ける」ところまでです。誰に・何を約束し・反響をどう受け止めるかは発注側にしか決められず、依頼前にここが曖昧なほど、業者の提案力も生きません。
最初に決めるのは、チラシを見た人にしてほしい行動です。「認知も来店も予約も」と欲張ると、紙面の主役がぼやけるうえ、配った後に何を数えれば成功なのかも決まりません。
目的を1つに絞ると、エリアの選び方まで変わります。来店が目的なら店舗から徒歩・自転車で来られる範囲、資料請求が目的なら距離よりもターゲットとなる世帯の密度が優先になります。
ターゲットを「ファミリー層」とだけ伝えても、ポスティング業者は配布条件に落とし込めません。戸建てか集合住宅か、分譲マンションか賃貸アパートか、築年数はどのくらいかまで言葉にしておくと、そのまま配布の指定に使えます。
ネット印刷型の多くは、一軒家・集合住宅の指定や事業所の除外を配布方法の選択肢として用意しています(具体例は6-13・6-15)。こうした選択肢に翻訳できる言葉で配布先をセグメントしておくのが、発注側の仕事です。
投函されたチラシをポストから取り出した人が、その場で判断できる材料があるかどうかで反響は変わります。初回限定の割引、無料体験、期間を区切った特典など、「今週中に動く理由」を1つ用意しておきましょう。決めたオファーは、チラシのデザインで最も目立つ位置に置きます。
オファーには期限を付け、その期限から逆算して配布期間を決めます。期限の3日前に届くチラシでは、受け取った人が予定を組む時間がありません。
チラシを見た人の多くは、電話をかける前にスマートフォンで店名やサービス名を調べます。QRコードの遷移先が会社のトップページだと、どこを見ればよいか迷わせてしまい、せっかくの反響を取りこぼします。遷移先で離脱を減らす工夫は「LPOでCVRを改善する効果的な施策10選」にまとめています。
チラシのデザインや見出しとそろえた専用ページを用意し、電話番号もチラシ専用のものに分けておくと、反響の出どころを切り分けられます。受け皿ページの組み立ては「LP構成の作り方完全ガイド」で手順を解説しています。
「何をもって1件とするか」を決めずに配ると、電話・来店・Web予約がばらばらに記録され、配布回ごとの比較ができません。数える対象、記録する人、集計する日を、依頼の前に決めておきます。
集計は町丁目単位で行うのが基本です。代行業者の配布完了報告書は町丁目や町域ごとに部数を出すことが多いため、反響も同じ単位で記録しておけば、「どの地区に何部配って何件返ってきたか」を1つの表で突き合わせられます。
5項目を事前に文書化するかどうかで、同じ業者に頼んでも結果は変わります。株式会社Grillは、2025年7月〜2026年6月に支援した不動産仲介・歯科医院・フィットネスジム・宅配専門の飲食店のポスティング施策(N=23件・配布延べ61回)を集計しました。5項目を文書化してから発注した案件の反響率は、平均0.12%でした。エリアと部数を業者の標準プランに任せた案件は平均0.06%で、約2倍の差がありました。
差を生んだのは、主に1-2のターゲット世帯の指定と1-4の受け皿の整備です。5項目は次の1枚にまとめておくと、見積もり依頼のメールにそのまま添付できます。
| 項目 | 記入例 | 代行会社に伝わる形 |
|---|---|---|
| 目的 | 体験レッスンの予約 | 配布後2週間の予約件数で評価したい |
| 配りたい世帯 | 小学生がいる世帯・築20年以内の戸建て | 戸建て中心、集合住宅は除外または分譲のみ |
| オファー | 体験無料・月末まで | 月末の10日前までに配布を完了してほしい |
| 受け皿 | 専用LP・チラシ専用番号 | QRの遷移先はチラシ専用ページ |
| 反響の数え方 | 予約1件=1件、町丁目別に記録 | 報告書は町丁目別の部数で出してほしい |
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発注ブリーフができたら、次は依頼先の選び方です。ポスティング代行は業態によって頼み方も費用の出方も、得意な依頼もはっきり分かれるため、どの業者に声をかけるかを決める前に、4つのタイプを押さえておきましょう。
前提として、ポスティングは住民のポストに直接チラシを投函する手法です。新聞購読世帯にしか届かない新聞折込や、宛名リストが必要なDMと違い、購読の有無にかかわらず配布エリア内の世帯に届けられます。
この配布を、デザインデータの入稿や印刷の注文と同じ画面で頼めるのがネット印刷型です。地図からエリアを選んでWeb上で注文でき、1,000部前後の小ロットから、数日で配布に入れるサービスが中心です(各社の条件は6-13〜6-16)。担当者とのやり取りを挟まず、費用もその場で確かめられるため、テスト配布や、配布エリアがすでに決まっている依頼に向いています。
自社で雇用・教育したスタッフが配るのが自社配布型です。首都圏や関西など特定の地域に拠点を集中させる会社と、全国に支社を構えて自社スタッフで回る会社があります(6-2〜6-10)。
このタイプの強みは、配布員の管理と、地域での配布実績から蓄積された情報です。「チラシお断り」の物件や過去に苦情があった建物を記録した禁止物件のデータを持つ業者が多く、クレームを未然に防ぎやすくなります。
複数の都道府県に店舗がある場合は、各地の配布会社と提携して一括で受ける全国ネットワーク型が便利です。窓口となる会社が全国の提携先に配布を割り振るため、多店舗の販促を1回の依頼でまとめられます(6-11・6-12)。
窓口が1つにまとまるぶん、エリアごとの配布品質や投函の丁寧さは提携先の力量にも左右されます。どの地域を自社スタッフが担い、どこを提携先に任せるのか、提携先にその地域での配布実績があるのかは、見積もりの段階で確認しておきたい点です。
新聞社グループの会社は、新聞折込とポスティングを組み合わせた計画を得意とします。新聞を取っていない世帯にはポスティングで、購読世帯には折込で届けるといった、媒体をまたいだ配布の設計を相談できます(6-17・6-18)。
新聞の購読世帯と非購読世帯を分けて届け方を設計したいときや、高齢層と若年層の両方をターゲットにしたいときは、このタイプに相談すると話が早く進みます。
料金の出し方もタイプで異なります。ネット印刷型はエリアと部数を選んだ時点で画面に費用の総額が表示され、自社配布型や全国ネットワーク型は町丁目と条件を伝えて個別に見積もりを出してもらう流れが一般的です。
相見積もりを取るときは、チラシのサイズ・部数・配布方法・配布期間の4条件を全社でそろえて伝えてください。条件が1つでもずれると、料金の差が業者の差なのか条件の差なのか判別できなくなります。デザインや印刷を含めるかどうかも、全社で同じにしておきましょう。
| タイプ | 向いている依頼 | 向かない依頼 |
|---|---|---|
| ネット印刷型 | 小ロットのテスト配布、エリアが決まっている配布 | エリア選定から相談したい配布 |
| 自社配布型 | 品質とクレーム対策を重視する地域密着の配布 | 遠方を含む多拠点の同時配布 |
| 全国ネットワーク型 | 多店舗・複数都道府県の一括配布 | 1町丁目単位の細かい作り込み |
| 新聞社系・エリアマーケ系 | 新聞折込と組み合わせた世代横断の配布 | 印刷から配布までの最安重視の発注 |

依頼先のタイプが決まったら、「どこまでを業者に依頼し、何が自社に残るのか」を整理しておきます。ここを曖昧にしたまま契約すると、追加の費用やトラブルが生じたときに責任の押し付け合いになりがちです。
多くのポスティング業者が対応している業務は、次の6つです。
ネット印刷型ではエリア提案やデザインが対象外のこともあり、自社配布型ではデザインから配布まで一括で受ける業者もあります。どの業務が基本料金に含まれ、どれが追加の費用になるかは業者ごとに違います。
配布を外注しても、チラシに何を書くかの責任は広告主である発注側に残ります。景品表示法などの表示に関するルールは広告主に向けたものであり、業者がデザインを手がけた場合でも、価格表示や「No.1」といった表現を最終確認するのは発注側です。外注先と広告主の責任の分け方は「薬機法チェックを外注しても残る広告主の責任」でも整理しています。
もう1つ自社に残るのが、反響への対応です。チラシを見た人からの電話や来店に誰がどう応えるかは、代行業者には肩代わりできません。配布日が決まったら、その週の電話番と予約枠を先に押さえておきましょう。
おすすめは、デザインや印刷を含めた業務ごとに次のような分担表を作り、見積もり時に業者と答え合わせをしておくことです。第8章で扱う契約の条項も、この表が土台になり、追加費用の有無を確かめる材料にもなります。
| 業務 | 代行会社 | 発注側 | 確認するタイミング |
|---|---|---|---|
| 配布エリア・部数の決定 | 提案 | 最終決定 | 見積もり時 |
| チラシの表示内容 | 制作補助(依頼時) | 内容の確認と責任 | 入稿前 |
| 印刷・納品 | 印刷または受け取り | 自社で刷る場合は納品 | 発注時 |
| 配布の実施と記録 | 実施・GPS等で記録 | 進捗の確認 | 配布期間中 |
| 配布完了の報告 | 報告書の提出 | 内容の確認 | 配布完了後 |
| 住民からの苦情 | 一次対応・禁止物件の登録 | 再発防止の判断 | 発生時 |
| 反響への対応 | ― | 電話・来店・予約の受付 | 配布開始日から |
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「自分たちで配れば費用はかからない」と考える店舗もありますが、配布に使う時間のぶん、本来の業務が止まります。配布を外注するかどうかを、1万部を例に社内の時間の使い方から比べてみましょう。
1万部を社内で配ると決めたら、まず「誰の、どの時間を配布に充てるか」を決める必要があります。たとえば店長が毎日の開店前2時間を配布に回すなら、その2時間は仕込みや予約の確認、前日の問い合わせへの返信が後ろにずれます。配り終えるまでの日数だけ、この状態が続きます。
見るべきは金額より、その時間に何が止まるかです。接客や予約の電話、見積もりの対応から人が離れると、チラシで反響が出た瞬間に受け止める人がいない、という事態も起こりえます。地図の準備やチラシの仕分け、移動の時間も、この負担に上乗せされます。
代行に任せる主なメリットは、次の3つです。
一方で、デメリットもあります。1つ目は、本当に配られたかを発注側が自分の目で確かめにくいことです。これは第5章で扱う発注前の質問と、第8章の契約条項で補えます。
2つ目は、当然ながら代行費用がかかることです。チラシ1部あたりの配布の料金が上乗せされるため、少部数の配布では割高に感じる場合もあります。費用に見合うかどうかは、1-5で決めた反響の数え方をもとに、配布回ごとの反響1件あたりの金額で判断するのが確実です。許容できる金額の考え方は「リスティング広告のKPIは限界CPAから逆算」の手順がチラシにも応用できます。
すべての配布を外注する必要はありません。次の条件に当てはまるなら、自社配布のほうが合っている場合があります。
| 比較項目 | 自社配布(1万部) | ポスティング代行(1万部) |
|---|---|---|
| 作業時間 | 配り終えるまで毎日の業務時間を消費+準備・移動 | 発注・確認の数時間 |
| 止まる社内業務 | 接客・電話対応・予約受付 | ほぼなし |
| 配布禁止物件の判断 | 担当者の経験頼み | 禁止物件データで判断 |
| クレームの窓口 | 自社 | 代行会社が一次対応 |
| 配布の記録 | 手書きの地図など | GPS・報告書 |

業者の比較は、料金表を並べる前に配布の品質から始めるのがおすすめです。費用の比較は、品質を確かめてからでも遅くありません。反響と苦情に直結する項目から順に、見積もりを依頼する場で代行会社へ質問したい6つのポイントを紹介します。
最初に聞きたいのは、「チラシお断り」の物件をどう管理しているかです。禁止物件への投函は住民の苦情につながり、店の評判まで傷つけかねません。
あわせて、苦情が入ったときに誰が受け、何時間以内に発注側へ連絡し、どう再発を防ぐのかという手順を確認します。手順を即答できる業者は、普段からクレームを記録し、対応の実績を配布に反映している可能性が高いと考えられます。
配布員が自社の雇用か、別の会社への再委託かで、管理の行き届き方は変わります。自社スタッフによる配布を基本とする業者もあれば、提携会社のネットワークで広い地域をカバーする会社もあり、どちらが優れているというより、責任の所在がどこにあるかが問題です。
再委託がある場合は、提携先の配布員の教育や記録を誰が確認しているのかを聞いておきましょう。第8章で扱う契約の再委託条項とも関わる点です。
「GPS管理」と一口に言っても、全配布員に常時持たせている会社もあれば、抜き打ちで確認する会社もあり、記録の内容はさまざまです。見積もりの段階で、「何を、どの間隔で記録しているか」を質問しておきましょう。
あわせて、記録を発注側に共有してもらえるか、共有の形式は地図か一覧表かも確認します。共有を希望する場合は、見積もりの依頼文に「GPSの記録を共有してほしい」と書き添えておくと、対応できる業者かどうかが早くわかります。
配布完了報告書の粒度も、発注前に確かめたい点です。ネット印刷型では配布完了から1週間前後で報告書が届くのが一般的ですが、記載が市区町村単位なのか町丁目単位なのかは業者によって違います。
町丁目別の部数がわかれば、反響の記録と並べて地区ごとの反響率を出せるため、「部数を減らすべき地区」が見えてきます。株式会社Grillが2025年度に支援した事業者のうち、町丁目別の報告書を出す業者へ切り替えたのは9件(不動産仲介・フィットネスジム・宅配専門の飲食店)です。この9件では、切り替え後3回の配布で反響のない町丁目を特定できました。翌回以降の配布部数を平均18%減らしても、反響件数は切り替え前と同水準を保てています。
他社のチラシと一緒に配る併配は費用を抑えやすい一方、同じターゲットに同業他社のチラシが同じ日に届くと、比べられてしまいます。同業種のチラシを同じタイミングで配らないよう配慮する業者もあります(6-12)。
自社のチラシだけを配る単独配布を選べるか、併配の場合に同業種を避ける配慮があるかを確認しておくと安心です。
業界団体への加盟や受賞歴、取引の実績は、ここまでの5項目を補う材料として見ます。業界団体には日本ポスティング協会(AJPA)や日本ポスティング協同組合などがあり、品質を競う表彰を受けている会社もあります。
加盟していないから品質が低いとは限らないため、団体名だけで判断せず、5-1〜5-5の回答と合わせて評価してください。見積もりの場では、次の6問を順に聞くと比較しやすくなります。
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ここからは、株式会社Grillに続けて、4タイプを自社配布型→全国ネットワーク型→ネット印刷型→新聞社系の順に並べ、17社を紹介します。自社配布型は、全国に拠点を持つ会社のあとに、地域を絞った会社を並べました。
比べやすいよう、料金よりも「どう頼めるか」「誰が配るか」「どう管理しているか」に軸をそろえています(各社の情報は2026年10月時点の公式サイトの記載にもとづきます)。デザインや印刷までまとめて頼めるかどうかも、紹介文で触れています。
| 会社名 | タイプ | 依頼形態 | 配布体制 | 配布管理 | 主な対応エリア | 料金の公開範囲 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社Grill | 反響設計・Web連動(配布は非対応) | 担当者 | 配布は代行会社が担当 | 発注ブリーフ作成・受け皿LP・反響計測を支援 | 全国(オンライン) | 広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜 |
| 株式会社アト | 自社配布+全国 | 担当者 | 自社スタッフ・全国60支社 | 自社開発GPSアプリ | 全国 | 料金ページあり |
| 株式会社ケイ・アンド・パートナーズ | 自社配布 | 担当者・オンライン見積もり | 自社スタッフ269名 | GPS追跡・日次報告書 | 東京23区・首都圏 | A4折済み・1か月配布で4.00円〜(税抜) |
| 株式会社ポスネット | 自社配布 | 担当者 | 自社スタッフ | GPSロガー・IDカード | 宮城〜広島の各営業所エリア | 営業所別の料金表あり |
| 株式会社アドワールド | 自社配布+全国 | 担当者 | 自社スタッフが基本 | GPS・チェッカー | 全国 | 料金ページあり |
| 株式会社こころざし | 自社配布(地域) | 担当者 | 自社スタッフ | GPS・抜き打ちチェック | 東京都と周辺 | 1部1.8円(税込2.0円)〜 |
| 株式会社アーバンプランニング | 自社配布(地域) | 担当者 | 自社管理スタッフ | GPS・定期監査 | 埼玉県(東武東上線沿線) | 3.3円〜 |
| 株式会社ワールド・ポストネット | 自社配布(地域) | 担当者 | 自社スタッフ中心 | 配布漏れチェック専任者 | 大阪・関西 | 3.5円〜(税別) |
| 株式会社ポスティング・サービス | 自社配布(地域) | 担当者 | 自社スタッフ | 地図ソフト・GISで報告 | 東海中心・全国 | 1.5円〜 |
| 株式会社トーカンエクスプレス | 自社配布(地域) | 担当者 | 配布スタッフ150名 | 自社車両で配布 | 首都圏 | 要問い合わせ |
| 株式会社ライン | 全国ネットワーク | 担当者(最短翌日見積もり) | 提携配布会社350社以上 | 独自のマンションデータ | 全国47都道府県 | 料金ページあり |
| 株式会社BE Messenger | 全国ネットワーク | 担当者 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 47都道府県 | 要問い合わせ |
| ラクスル株式会社 | ネット印刷 | Web完結 | 配布会社が実施 | 町域別の報告書 | 全国(一部除く) | 1,000部7,898円〜 |
| スプリント(株式会社ugo) | ネット印刷 | Web完結 | 提携ポスティングパートナー | 不定期のGPS確認・報告書 | 全国 | 印刷+配布1部2.78円〜(税込) |
| グラフィック(株式会社グラフィックネットプリント) | ネット印刷 | Web完結 | 公式サイトに記載なし | 報告書 | 全国(町丁目単位) | 注文画面で表示 |
| イロドリ(株式会社プリマリール) | ネット印刷 | Web(会員) | 公式サイトに記載なし | 報告書・安心保障制度 | 全国(町丁目単位) | 注文画面で表示 |
| 株式会社日経ピーアール | 新聞社系 | 担当者 | 公式サイトに記載なし | ― | 全国(NPOSは都内) | 要問い合わせ |
| 毎日折込株式会社 | 新聞社系 | 担当者 | 公式サイトに記載なし | ― | 要問い合わせ | 要問い合わせ |

【配布の前と後を受け持ち、ポスティング代行の発注ブリーフと反響の受け皿を設計するマーケティング支援会社】
株式会社Grillは、配布員を抱えるポスティング会社ではなく、代行会社に依頼する前後の設計を受け持つ支援会社です。第1章の5項目を、町丁目・住宅の種類・配布期間といった配布条件の言葉に置き換え、代行会社がそのまま見積もりに使える発注ブリーフにまとめます。配布後は代行会社の報告書と自社の反響記録を町丁目単位で突き合わせ、次回のエリアと部数を決める材料を用意します。
代行会社を選ぶ段階では、第5章の6問を使った見積もり比較やヒアリングにも同席します。各社の提案書を同じ表に並べ、除外する物件の条件や報告書の粒度、再委託の有無といった違いを、発注側の言葉に直して整理します。
支援先は、不動産仲介や歯科医院、フィットネスジム、宅配専門の飲食店など、商圏が数キロ圏に収まる事業者が中心です。反響の集計はAI・自動化ツールで処理し、配布のたびに結果を素早く返します。QRコードの遷移先となる専用LPの制作や、反響の出た地区に絞ったWeb広告・MEO対策にも対応します。広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜で相場とされる20%前後より低く、MEO対策は月額5,000円〜です。
\ 配布前後の設計と受け皿LPを支援 /
【無料】ポスティングを無料相談>| 会社名 | 株式会社Grill |
| 所在地 | 東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階 |
| 公式サイト | https://grill.co.jp/ |

【自社開発のGPSアプリと全国60支社で配布を管理するポスティング会社】
自社スタッフによる配布を軸に、主要都市の60支社と提携先で広いエリアをカバーしています。ポスティングの実績は過去3万社以上、2024年度の取扱量は13億部と公式サイトで紹介しています。
全スタッフに自社開発のGPSアプリを持たせ、現在地と配布ルートを3秒に1回確認する仕組みです。複数地域の配布を、管理の仕組みをそろえたまま任せたい企業に向いています。
| 会社名 | 株式会社アト |
| 所在地 | 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F |
| 公式サイト | https://www.ato-co.jp/posting/ |

【首都圏の住宅密集地を、10拠点の自社スタッフで回る首都圏特化のポスティング会社】
東京23区を中心とした首都圏に10拠点を構え、自社スタッフ269名が配布を担っています。町丁目単位で無料のオンライン見積もりを受け付けており、配布条件を細かく指定したい依頼に応えやすい体制です。
GPSによるリアルタイムの追跡と日ごとの報告書、禁止物件のデータベースを組み合わせて品質を管理しています。参考単価はA4折済みチラシを1か月かけて配る場合で4.00円〜(税抜)と公開されています。
| 会社名 | 株式会社ケイ・アンド・パートナーズ |
| 所在地 | 東京都新宿区高田馬場4-39-6 K&Pビル |
| 公式サイト | https://www.kandpartners.co.jp/ |

【配布員の研修と記録を重ねて品質を管理する自社配布型のポスティング会社】
宮城・埼玉・東京・千葉・神奈川・静岡・京都・広島に営業所を持ち、各地の自社スタッフが配布します。独自の研修映像で配布員を教育し、GISソフトでの分析をもとにエリアを提案しています。
GPSロガー、配布員のIDカード、配布の開始・終了の連絡、禁止ポストの記録と、管理の手段を重ねているのが特徴です。料金は営業所ごとの料金表で確認でき、日本ポスティング協会(AJPA)など業界団体にも複数加盟しています。
| 会社名 | 株式会社ポスネット |
| 所在地 | 東京都千代田区九段下3-4-3 漆原ビル2階 |
| 公式サイト | https://posnet.jp/ |

【制服を着た自社スタッフが配り、預かった枚数をそのまま配布するポスティング会社】
自社スタッフによる配布を基本とし、東京・大阪・名古屋・神戸・福岡などに営業所を展開しています。「お預かり枚数=配布枚数」を方針に掲げ、預かったチラシを残さず配ることを重視しています。
GPSでの軌跡の記録に加え、チェッカーによる確認も実施しています。日本ポスティング協同組合に加盟し、日本ポスティング・クオリティ大賞を2019年・2020年に受賞しています。
| 会社名 | 株式会社アドワールド |
| 所在地 | 東京都千代田区岩本町3-2-10 SN岩本町ビル1F |
| 公式サイト | https://adworld.co.jp/ |

【東京都と周辺で、デザインから配布までを初回向けにまとめて受けるポスティング会社】
神奈川県川崎市に拠点を置き、東京都と周辺エリアで自社スタッフが配布します。初めてポスティングを頼む企業向けに、デザイン・印刷・配布をまとめた割引プランを用意しています。
リアルタイムのGPS追跡と責任者による抜き打ちチェックを行い、オプションで配布証明書も発行しています。苦情への対応も自社で受け持つため、初回の配布で不安を減らしたい店舗に向いています。
| 会社名 | 株式会社こころざし |
| 所在地 | 神奈川県川崎市麻生区王禅寺西3-21-1 |
| 公式サイト | https://kokoro-z.co.jp/ |

【1994年創業、埼玉の東武東上線沿線に特化したポスティング会社】
埼玉県川越市を拠点に、東武東上線沿線のエリアを中心に配布しています。配布は自社で管理するスタッフが担い、GPSの携帯を必須とし、定期的な監査も行っています。
禁止物件のデータベース管理によりクレームを30万世帯に1件の水準に抑えており、リピート率は93%と公式サイトで紹介しています。沿線の住宅地で長年の実績を積んでおり、継続して回りたい地元の事業者に合う会社です。
| 会社名 | 株式会社アーバンプランニング |
| 所在地 | 埼玉県川越市南通町13-2 |
| 公式サイト | https://urban-planning.jp/ |

【配布漏れのチェック専任者を置き、大阪・関西で高密度に配るポスティング会社】
大阪市浪速区を拠点に、大阪・関西近郊で配布しています。自社スタッフを中心に体制を組み、学生アルバイトを採用しない方針を掲げています。
配布漏れをチェックする専任者を置き、町・丁・番地・号の順に漏れなく回る配布を行っています。大阪市内の料金は3.5円〜(税別)で、配布方法とサイズ別の料金表が公開されています。
| 会社名 | 株式会社ワールド・ポストネット |
| 所在地 | 大阪府大阪市浪速区元町1-5-15 |
| 公式サイト | https://world-postnet.com/ |

【名古屋を拠点に、自社スタッフの配布と大人数のキャラバン配布を使い分けるポスティング会社】
名古屋市昭和区を拠点に、東海エリアを中心として全国に対応しています。配布はすべて自社スタッフが担い、地図ソフトやGISを使って配布実績を報告しています。
東海エリアでは「名古屋ポストサービス」のブランドでも受け付けており、最大200名以上で一気に配るキャラバン配布や出張ポスティング、即日の依頼にも対応しています。チラシのデザインや印刷、DMまでまとめて相談できます。
| 会社名 | 株式会社ポスティング・サービス |
| 所在地 | 愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目16-17 |
| 公式サイト | https://postingservice.co.jp/ |

【配布スタッフ150名と自社車両で首都圏を回るポスティング会社】
東京都新宿区に本社を置き、新宿・三鷹・川崎・船橋・横浜鶴見に営業所を構えています。配布スタッフは150名で、ワンボックスカーや業務用の3輪バイク・電動自転車を自社で保有しています。
配布方法は軒並み配布・全戸配布・指定物件配布に加え、他社チラシと相乗りで費用を抑える「あいのりプラン」も用意しています。首都圏の複数の市区にまたがる配布を、車両を使って効率よく進めたい企業に向いています。
| 会社名 | 株式会社トーカンエクスプレス |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿7-23-1 TSビル3F |
| 公式サイト | https://www.tokan-express.co.jp/ |

【多店舗の販促を1つの窓口で全国に広げられるネットワーク型のポスティング会社】
全国350社以上の配布会社と提携し、47都道府県のポスティングをまとめて受けられる体制です。取引社数は2,500社以上、配布実績は18億枚と公式サイトで紹介しています。
独自に集めたマンションのデータを持ち、集合住宅の多いエリアの配布計画にも対応しています。専属の営業担当がつき、最短翌日に見積もりを提出しているため、多店舗の販促を短い準備期間で動かしたい企業に向いています。
| 会社名 | 株式会社ライン |
| 所在地 | 東京都新宿区新宿3-11-10 新宿311ビル7F |
| 公式サイト | https://line.jp.net/ |

【同業種のチラシを同時に配らない無競合配布を掲げるポスティング会社】
47都道府県への配布に対応し、同じ業種の広告主が重ならないよう配布のタイミングを調整する方針を打ち出しています。比べられずに手に取ってもらえる環境を重視する広告主に合う考え方です。
チラシの内容を診断するAIや、求人専用のポスティングパッケージ「ポス求」など、配布以外のメニューもそろえています。料金は公開されていないため、条件を伝えて見積もりを依頼する形になります。
| 会社名 | 株式会社BE Messenger |
| 所在地 | 東京都豊島区東池袋3丁目1-1 サンシャイン60ビル 南側10階 |
| 公式サイト | https://be-messenger.jp/ |

【地図からエリアを選んで24時間注文できるネット印刷型のポスティング】
地図上で配布エリアを選び、印刷と配布をWeb上でまとめて注文できます。1,000部から申し込め、最短4日で配布に入れる手軽さが特徴です。
一軒家・集合住宅の指定や事業所の除外、主要エリアでのタワーマンションへの配布にも対応し、配布完了後は町域別の部数を記した報告書がマイページに掲載されます。申込後のキャンセルは全額がキャンセル料になるため、注文前に条件を固めておきましょう。
| 会社名 | ラクスル株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階 |
| 公式サイト | https://raksul.com/posting/ |

【印刷と配布を税込の1部単価で頼めるネット印刷型のポスティング】
印刷と配布をセットにした料金を、1部2.78円〜(税込)と公開しています。1,000枚から町丁目単位でエリアを選べ、Web上で24時間注文できます。
配布は全国の提携ポスティングパートナーが担い、担当エリアの明確化や不定期のGPSによる配布状況の確認で品質を管理しています。配布後約1週間で報告書を発行し、雨天時も配布を行います。
| 会社名 | 株式会社ugo |
| 所在地 | 東京都新宿区下宮比町2-29 |
| 公式サイト | https://www.suprint.jp/posting/ |

【軒並み・集合住宅・一戸建から配布方法を選べるネット印刷型のポスティング】
ネット印刷「グラフィック」のポスティングサービスで、3つのステップでWeb注文が完了します。配布方法は軒並み・集合住宅・一戸建から選べ、町丁目や市区町村の単位でエリアを指定できます。
配布完了報告書は配布後3〜7営業日で届き、新聞折込やDMとのセットにも対応しています。運営会社は2026年1月1日に商号を変更し、現在の社名になっています。
| 会社名 | 株式会社グラフィックネットプリント |
| 所在地 | 京都府京都市中京区西洞院通三条下る柳水町65番地 |
| 公式サイト | https://www.graphic.jp/lineup/posting |

【配布されなかった場合の返金・再配布を制度化したネット印刷型のポスティング】
ネット印刷「イロドリ」の会員向けサービスで、1,000枚から町丁目単位で配布を申し込めます。データ入稿の締切は注文当日の17時で、注文はパソコンからに限られます。
配布完了後は約1週間で報告書が届きます。未配布が確認された際の補償として「安心保障制度」を用意しており、料金は枚数・エリア・期間で変わるため注文画面で確認する形です。
| 会社名 | 株式会社プリマリール |
| 所在地 | 東京都新宿区下宮比町2-29 |
| 公式サイト | https://www.iro-dori.net/guide/technical/commodity/posting-service.html |

【日本経済新聞社グループとして、折込とポスティングを組み合わせたエリアプロモーションを提案する会社】
日本経済新聞社グループの広告会社で、新聞折込広告の取り次ぎから出発し、ポスティングを含むエリアプロモーションを手がけています。
都内では、新聞折込が届かない家庭にも向けて、月曜〜土曜の夕刊の時間帯にチラシを届ける「NPOS(エ・ヌ・ポ・ス)」を展開しています。20〜40代を中心とした世帯をターゲットにしたい場合の選択肢になります。
| 会社名 | 株式会社日経ピーアール |
| 所在地 | 東京都千代田区内神田1-6-10 笠原ビル |
| 公式サイト | https://www.nikkeipr.co.jp/ |

【新聞折込とポスティングを組み合わせて未購読層まで届ける毎日新聞社グループの会社】
1969年に毎日新聞社グループの一員として設立され、新聞折込・ポスティング・エリアマーケティングを手がけています。新聞を取っていない世帯や若年層には、ポスティングによる戸別配布で届ける提案を行っています。
統計と実績データから反響の見込める「当たりエリア」を検討し、築年数などの条件でセグメントしたピンポイントの配布にも対応しています。デザインから配布まで一括で頼めるうえ、チラシの内容をWebページ化して広告配信するメニューもあります。
| 会社名 | 毎日折込株式会社 |
| 所在地 | 東京都新宿区大久保3-14-4 毎日新聞社早稲田別館内1F |
| 公式サイト | https://www.myori.co.jp/ |

依頼先の候補が絞れたら、実際の依頼に進みます。見積もりからデザインデータの入稿、配布後の振り返りまでを7つのステップに分け、それぞれの目安日数とあわせて紹介します。
STEP1では、第1章の発注ブリーフを手元に用意します。STEP2で、自社と近い業種での配布実績がある2〜3社の業者に、同じ条件で見積もりを依頼します。
自社配布型や全国ネットワーク型では、問い合わせから見積もりの提示まで数日、配布開始までは1〜2週間程度を目安に見ておくと安心です。ネット印刷型は画面上で費用の総額が出るため、この段階を数分で終えられます。
STEP3では、各社から届いた提案を比べます。このとき業者に依頼しておきたいのが、提案書に「どの物件を配布対象から外すか」の条件を書いてもらうことです。
禁止物件、オートロックで入れない集合住宅、事業所など、除外の考え方は、業者ごとの配布実績や方針によって違います。条件が書かれていれば、提案された部数と料金がどのような前提で出てきたのかを比べられます。書かれていない場合は、見積もりの段階で質問して回答をもらっておきましょう。
STEP4は、仕上がったデザインデータの入稿と印刷です。デザインを業者に依頼した場合は、校正の回数と確認の期限もこの段階で決めておきます。ネット印刷型では入稿の締切が注文当日の夕方などに決まっていることが多く、締切を過ぎると配布開始が後ろにずれます(6-16)。
印刷を自社で手配して配布だけを依頼する場合は、納品先の住所、納品日、梱包の単位と、送料などの費用をどちらが持つかを事前に確認します。配布拠点が複数ある業者では、拠点ごとに部数を分けて送る必要が出てくることもあります。
STEP5は配布期間中の進捗確認です。投函が始まったら、GPSの記録を共有してもらい、予定どおり進んでいるかを途中で確かめます。
STEP6で配布完了報告書を受け取ります。ネット印刷型では、配布完了の希望日を保証しないサービスもあります。オファーの期限が決まっている場合は、余裕を持った日程で申し込みましょう。
最後のSTEP7では、報告書の町丁目別の部数と、自社で記録した反響を1つの表に並べます。反響率の高い地区は次回も配り、反響のない地区は部数を減らすか、ターゲットとする世帯の条件を見直します。
ここで決めた条件が、次回の発注ブリーフになります。チラシから流入したWeb上の動きも追いたい場合は、「インスタ広告の効果測定で見るべき指標と設計手法」で紹介している指標の考え方が応用できます。
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ポスティング代行の依頼は、多くの場合「業務委託」の形で行われます。申込書や利用規約だけで済ませず、業者との間でトラブルや想定外の費用が生じやすい6つの点を書面で確認しておきましょう。
何をもって「配布完了」とするかは、業者によって異なります。予定部数をすべて投函した時点なのか、一定の割合を配った時点なのか、配れなかった部数はどう扱うのかを決めておきます。
あわせて、報告書をいつまでに、どの形式で提出してもらうかも契約に書きます。町丁目別の部数を求めるなら、その粒度も明記しておくと後で揉めません。
「配られていない」という住民の声や自社スタッフの確認があっても、それをどう判定するかが決まっていなければ話は進みません。業者のGPS記録で判定するのか、発注側の確認結果も根拠に含めるのかを、あらかじめ条文にしておきます。
申し出の窓口と期限も同じ条項に入れておきましょう。配布完了報告書の受領日から何日以内に、誰に、どの形式で伝えればよいかが決まっていれば、対応の遅れを防げます。
配布中に住民からの苦情が入ったり、ポストや敷地内の物を傷つけたりした場合の責任分担も決めておきます。配布員の行為による損害の費用は業者側、チラシの内容に起因する苦情は発注側、と線を引いておくのが一般的です。
ポスティング業者が損害保険に加入しているかどうかも、確認しておきたいポイントです。
全国ネットワーク型をはじめ、配布の一部を提携先に再委託する業者もあります。再委託を認めるかどうか、認める場合に提携先の配布員の管理や、事故の責任と費用を誰が負うのかを、契約に盛り込んでおきます。
既存顧客の住所を伝えて配布から除外する場合や、自社が独自に把握している配布禁止の住所を渡す場合は、個人情報の取り扱いに注意が必要です。利用目的の範囲、保管の方法、契約終了後の削除を、秘密保持の条項とあわせて決めておきましょう。
申込後のキャンセルや日程変更の条件は、業者によって大きく違います。ネット印刷型には申込後のキャンセルで全額が請求されるサービスもあり(6-13)、担当者がつく会社では配布開始の何日前までなら変更できるかを個別に取り決める場合があります。日程変更にかかる費用の有無も含めて確認しておきましょう。
ここで挙げた条項は一般的な確認点です。実際の契約書の文言は、必要に応じて弁護士などの専門家に確認してもらってください。外部への業務委託で押さえる条項の考え方は「広告運用を業務委託する費用相場と契約書で注意すべき8条項」も参考になります。

ポスティング代行への頼み方は、業種によって押さえるべき点が変わります。代表的な4業種について、業者に依頼するときに伝えるべき配布条件と、チラシのデザインで気をつける点をまとめました。
不動産会社の配布では、住み替えを考えそうな世帯をターゲットにするため、築年数の古い分譲マンションや賃貸の集合住宅を指定するのが定石です。業者には「築○年以上の分譲マンション」のように、建物の条件でセグメントを伝えましょう。
チラシのデザインや文面には、不動産の表示に関する公正競争規約が関わります。物件情報を載せる場合は、媒体ごとに定められた必要な表示事項や、「徒歩1分=道路距離80m」で計算する所要時間の表示方法などに沿っているかを、配布前に確認してください。規約の全体像は「不動産業界の広告規制とNG表示」で解説しています。
学習塾は、配布の時期が反響を大きく左右します。新学期の前や、春・夏・冬の講習の申込が始まる前に届くよう、逆算して配布期間を決めます。講習の日程と申込期限は、チラシのデザインでいちばん目に入る位置に置きましょう。
配布エリアは、塾に通える距離の中で、ターゲットとなる子育て世帯が多い地域を業者と相談して選びます。小学校の学区を単位にエリアを伝えると、配布の指定に落とし込みやすくなります。
宅配に対応する飲食店では、配達できる範囲の外にチラシを配っても注文にはつながりません。配達エリアの地図をそのまま業者に渡し、配布エリアと一致させましょう。
チラシのデザインに、クーポンの期限と配達範囲をはっきり載せておくと、範囲外からの注文を断る手間や、無駄な配布の費用も減らせます。Googleマップで店を探す人も多いため、「飲食店のMEO対策7つの施策」も参考に、店舗情報を整えておくと受け皿として機能します。
クリニックのチラシは医療法上の広告にあたり、厚生労働省の医療広告等ガイドラインに沿った表現が求められます。患者の体験談や、説明を伴わない治療前後の写真などは使えないため、業者がデザインを手がける場合も、最終確認は院側で行ってください。
接骨院は柔道整復師法、鍼灸院はあはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律)で、広告できる内容が限られています。施術の効果をうたう表現は特に注意が必要なため、判断に迷う表現は、所管の保健所などに確認してから配布しましょう。
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最後に、ポスティング代行を初めて頼むときに出てきやすい疑問を6つ取り上げます。業者へ依頼する前の確認事項として活用してください。
避けられる場合があります。同業種の同時配布を避ける方針を掲げる業者もあれば(6-12)、単独配布を指定すれば他社チラシと一緒に配られない業者もあります。併配のほうが料金は抑えやすいため、どちらを優先するかを決めてから相談しましょう。
業者によって対応が分かれます。雨天でも配布を続ける業者がある一方、天候によって配布日を順延する業者もあります。チラシが濡れないようどう配慮するのかとあわせて、見積もり時に確認しておくと安心です。
管理会社の許可がなければ配れない物件も多く、すべての建物に投函できるわけではありません。ネット印刷型の中にも、主要エリアに限ってタワーマンションへの配布に対応するサービスがあります(6-13)。マンションの住民をターゲットにしたいときは、依頼する前に対応できる物件の範囲を聞いておきましょう。
できます。全国ネットワーク型の業者や、全国に支社を持つ自社配布型の業者なら、複数の都道府県の配布をまとめて受けられます(6-2・6-11)。ただし、地域によって配布の品質に差が出ることもあるため、エリアごとの体制は確認しておきましょう。
配れる業者があります。求人チラシ専用のパッケージを用意する会社もあります(6-12)。封書のDMと違って宛名は不要ですが、サンプル品は大きさや重さによって対応できない業者もあるため、現物か寸法を伝えたうえで相談するのが確実です。
扱いは業者や契約によって異なります。預かった枚数をすべて配ることを方針に掲げる会社もあります(6-5)。余りが出た場合に返却・保管・処分のどれにするのか、処分なら料金はかかるのかを、事前に取り決めておきましょう。

業務委託契約で代行会社と取り決められるのは、配布の範囲と責任までです。チラシのデザインや表現が業種の表示ルールに沿っているか、反響を受け止める窓口があるかは、どの条項にも書かれず、発注側の手元に残ります。次の配布日が決まっているなら、入稿の前にこの2つを片付けておく必要があります。
第1章の発注ブリーフは、見積もりの依頼だけに使う書類ではありません。第8章で業者と確認した配布完了の定義や再委託の扱い、第9章で整理した業種ごとに避ける表現を書き添えておけば、入稿から配布後の振り返りまで同じ1枚で通せます。
担当者が替わっても、どの条件で配り、何を書かなかったかが残るのもこの1枚の利点です。前回の配布で反響が出た地区と出なかった地区を書き込めば、次の依頼条件もそこから決められます。
不動産の物件表示や医療機関の広告のように、チラシの一文が規約やガイドラインに触れるかどうかで、配布そのものを止めざるを得ない業種があります。株式会社Grillは、御社の業種で気をつけるべき表示のルールを踏まえてチラシのデザインと遷移先LPの文面を整理し、代行会社に渡す発注ブリーフへ配布条件として落とし込みます。
配布が始まってからは、代行会社の町丁目別の報告書と、電話・LP・予約の反響を同じ表で管理し、地区ごとの反響率から次回の依頼条件を御社と決めます。チラシに反応のあった地区には、Web広告やMEO対策を重ね、後から検索してきた人の受け皿も用意します。地図検索からの来店の増やし方は「MEO集客の始め方と上位表示のコツ」でも紹介しています。
契約書に書けない部分を、配布の前に言葉にしておく。その作業を御社と並んで進めるのが、株式会社Grillの役割です。
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