折込チラシの料金相場の目安とは?1枚3.3円でも総額は倍になる罠も!おすすめ依頼先10選まで!

折込チラシの料金相場の目安とは?1枚3.3円でも総額は倍になる罠も!おすすめ依頼先10選まで!

B4の折込チラシを1万部、北海道新聞で配るとします。札幌市内なら1枚3.43円で、配布にかかるのは税別34,300円です。同じ1万部を室蘭市で配ると1枚4.00円、40,000円になります(道新サービスセンターの料金表による)。

差額の5,700円は、新聞に折り込む作業の値段から生まれたものではありません。チラシを販売店まで運ぶ「仕分配送料」の違いです。折込チラシの料金は、1枚の単価表を眺めるだけでは総額が読めない仕組みになっています。

加えて、新聞そのものが減っています。日本新聞協会の調べでは、2025年10月の発行部数は2,486万部で、1世帯あたり0.42部まで下がりました。1枚3.3円で届けられる世帯は、地域によっては全体の3割に届きません。

ここでは、料金が発生する地点、サイズと地域による単価の相場、総額の試算、追加料金、依頼先、ほかの媒体との比べ方を順にまとめました。読み終えるころには、手元の見積もりが「どの地点の、何に対する料金か」を1行ずつ説明できるはずです。

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目次

第1章 折込チラシの料金はどこで発生するか|制作から各家庭に届くまでの5つの地点

第1章 折込チラシの料金はどこで発生するか|制作から各家庭に届くまでの5つの地点

相場や見積もりを比べる前に、チラシ1枚が家庭のポストに届くまでの道のりを確認しておきましょう。お金が発生する地点は5つあり、それぞれ料金の決まり方が異なります。

1-1. 制作・印刷・納品・仕分配送・折込の5地点と、それぞれの料金の決まり方

新聞折込の費用は、次の5つの地点で発生します。1枚あたりで売られるのは④と⑤だけで、①〜③は1回あたり・1ロットあたりで決まります。

地点何にお金を払うか料金の決まり方費用の相場(目安)
①制作原稿・デザイン・校正1点ごと(サイズ・色数・原稿量)B4両面カラーのデザイン費28,000円〜
②印刷用紙・インク・刷版・断裁ロットごと(部数・用紙・納期)部数が増えるほど1枚単価が下がる
③納品配送センターまでの運賃1回ごと(持ち込み or 運送)印刷通販は送料込みが多い
④仕分配送配送センター→販売店1枚ごと or 1販売店ごとB4で0.1〜0.7円程度
⑤折込販売店での折込・宅配1枚ごと(サイズ・紙厚)B4で3.3円前後

※制作料の目安は印刷通販「よみプリ」の料金ページ、④⑤は道新サービスセンター・西日本新聞ロジメディア・evoliaの公式料金表(いずれも税別)による。

①のデザイン制作と②の印刷は、どの地域に配っても費用がほとんど変わりません。一方で④と⑤は、配る地域と新聞の銘柄によって決まります。見積もりや相場を比べるときは、この「地域で変わる部分」と「変わらない部分」を分けて見るのが第一歩です。

1-2. 料金表に載るのは「折込料」と「配送料」だけ|見積もりで抜けやすい3地点

新聞折込会社が公開している料金表は、⑤の折込料と④の配送料(仕分配送料・配送経費・管理料など名称はさまざま)を載せたものです。①〜③は含まれていません。

料金表の単価に部数を掛けた金額を「チラシの予算」として社内に出すと、制作と印刷、納品の運賃が丸ごと抜け落ちます。B4両面カラーを1万部刷る場合、折込料よりもデザイン費と印刷費の合計のほうが大きくなることも珍しくありません。

料金表の数字は、あくまで「刷り上がったチラシを預けてから先」の費用だと考えてください。総額の組み立て方は第5章で試算します。

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第2章 B4 1枚3.3円が相場の基準になる理由|サイズ・紙の厚さ・折り方で変わる折込チラシの料金

第2章 B4 1枚3.3円が相場の基準になる理由|サイズ・紙の厚さ・折り方で変わる折込チラシの料金

折込料そのものは、地域をまたいでも驚くほど近い数字に並びます。ここでは相場の基準となるB4の単価と、そこから料金が上がる条件を見ていきます。

2-1. B5からB1までのサイズ別の単価相場|新聞1ページ大のB3は1.5倍前後

北海道新聞と西日本新聞(福岡県)の料金表を並べると、B4の折込料はどちらも3.30円です。首都圏でも、東京23区のB4は3.3円に設定されています(よみプリ掲載の一都三県料金)。

サイズ大きさの目安北海道新聞(折込料)福岡県・全紙東京23区
B5雑誌くらいB4に含むー2.7円
B4新聞1ページの半分3.30円3.30円3.3円
B3新聞1ページ大4.80円4.50円4.5円
B2新聞2ページ大8.60円7.70円7.7円
B1新聞4ページ大17.20円13.00円13.0円

※いずれも1枚あたり・税別。北海道は仕分配送料、福岡県は現地配送料0.3円/枚、東京23区は配送料0.1円/枚が別途かかる。北海道はA4・B5もB4料金。A判は多くの料金表でB判と同じ扱い。

B3はB4の1.4〜1.5倍、B2は2.3〜2.6倍が相場の目安です。紙面のサイズが倍になっても、折込料は倍にはなりません。evoliaによると、配られている折込チラシの67.1%はB4サイズです。迷ったらB4から検討し、商品点数が多いスーパーや住宅の間取りを載せたい場合にB3以上のサイズを選ぶのが一般的な考え方です。デザインの情報量と折込料の差を天秤にかけましょう。

2-2. 110kg以上の厚紙は加算対象|用紙の厚さで単価が上がる条件

同じサイズでも、紙が厚いと折込の費用が上がります。京都新聞折込サービスセンターは、四六判の重さが110.0kg以上、または127.9g/㎡以上の用紙に厚紙料金を加算すると定めています。

北海道新聞の料金表では、B4の折込料3.30円が厚紙(110kg以上135kgまで)になると3.60円に上がります。1万部なら3,000円の差です。高級感を出したい不動産や住宅のチラシで厚紙を選ぶ場合は、加算される費用を見積もりの段階で確認しておきましょう。

2-3. B4の二つ折りはB3料金になる地域がある

意外に見落とされるのが折り方です。京都府・滋賀県では、B5・B4のチラシでも「二ツ折り」のものはB3の単価になります。大阪府では0.70円増しです(京都新聞折込サービスセンターの料金表による)。

反対に、B3をB4に折って納品するのは多くの業者で標準の扱いです。evoliaの案内でも、B3(A3)以上はB4(A4)サイズに折って納品するよう求めています。「小さく折れば安くなる」わけではなく、元の紙のサイズで料金が決まると覚えておくと判断を誤りません。

2-4. 求人・営業案内の掲載で単価が上がるケース

チラシの中身によって単価が変わる地域もあります。西日本新聞ロジメディアの料金表では、八重山毎日新聞のB4が通常6.00円のところ、営業案内・募集の内容を載せると8.00円です。折込チラシ屋さん(株式会社ニューアド社)の全国料金表にも、一部地域で「求人内容記載の場合+0.30円」という注記があります。

求人と集客を1枚にまとめたチラシは、配る地域によっては費用が割高になりえます。求人を載せる予定があるなら、見積もり依頼の時点で伝えておきましょう。

第3章 同じB4でも3.4円と4.0円に分かれる地域差|北海道・首都圏・九州の折込料金を公式料金表で比較

第3章 同じB4でも3.4円と4.0円に分かれる地域差|北海道・首都圏・九州の折込料金を公式料金表で比較

第2章で見たとおり、B4の折込料は多くの地域で3.3円前後にそろっています。それでも総額の相場に地域差が出るのは、折込料の上に乗る配送料・管理料が地域ごとに違うためです。

3-1. 北海道新聞の料金表に見る「折込料は同じ・仕分配送料が違う」構造

道新サービスセンターの料金表は、折込料と仕分配送料を分けて載せているため、地域差の正体がよくわかります。折込料はどの地区でもB4 3.30円で、違うのは仕分配送料だけです。

地区主な市町村折込料仕分配送料B4合計
A地区札幌市・石狩市・江別市・北広島市3.30円0.13円3.43円
B・C地区千歳市・苫小牧市・小樽市・函館市・釧路市・帯広市など3.30円0.50円3.80円
D地区旭川市3.30円0.55円3.85円
E地区室蘭市・北見市・稚内市ほか3.30円0.70円4.00円

※1枚あたり・税別。離島(奥尻・天売・焼尻・利尻・礼文)は仕分配送料が1販売所につき1,000円。

都市部から離れるほど、1軒の販売店が受け持つ部数は少なく、運ぶ距離は長くなります。その分の費用が配送料として上乗せされる構造です。同じ5万部でも、札幌市内だけに配るのとE地区を多く含めるのとでは、B4で28,500円の差になります。配布先を絞るときは、来店の実績がある町丁目から優先すると無駄が出にくくなります。

3-2. 東京23区・埼玉・千葉・神奈川の新聞折込料金と0.1円の配送経費

首都圏の新聞折込料金の相場は、同じ都県の中でもエリアによって細かく分かれています。よみプリが掲載している一都三県の普通紙料金(B4)は次のとおりです。

  • 東京23区:3.3円/東京都下(多摩):3.4円
  • 埼玉県:3.5円
  • 千葉県:4.0円
  • 神奈川県:川崎市・横浜市の一部3.8円〜県下のGエリア4.7円

これとは別に、一都三県では配送経費として1枚あたり一律0.10円(税別)が加算されます。evoliaが示す3万部の配布料の例(配送料込み)では、世田谷区が1枚3.40円で102,000円、千葉市中央区が4.10円で123,000円でした。同じ首都圏でも3万部で2万円強の開きがあります。

3-3. 九州・沖縄・離島の相場は1枚6円を超えることもある

西日本新聞ロジメディアの料金表(令和6年10月現在)では、福岡県全域のB4は3.30円に現地配送料0.3円を足した3.60円です。一方、沖縄本島はB4が4.00円、沖縄の離島は5.00円に上がります。

鹿児島県の奄美市・大島郡では、朝日・読売のB4が6.30円(現地配送料込)、地元紙の南海日日新聞・奄美新聞は9.50円です。長崎県の五島市・対馬市などでは、1枚0.3円に加えて販売店ごと・梱包ごとに800円の送料がかかります。離島を含む地域に配る場合は、1枚単価ではなく「販売店の数」で総額が動く点に注意してください。

3-4. 配布したいエリアの料金相場を調べる3つの方法

自分の配りたい地域の料金相場を調べる方法は、主に3つあります。

  1. 地方紙系の折込会社の料金表を見る: 北海道新聞なら道新サービスセンター、京都新聞なら京都新聞折込サービスセンターのように、地方紙には系列の折込会社があり、料金表を公開していることが多いです
  2. 全国対応の折込会社・印刷通販の料金表を見る: 折込チラシ屋さん(ニューアド社)のように全国の料金を一覧で出している業者や、ラクスルのように地図でエリアを選ぶと見積もりが出るサービスがあります
  3. 部数表とセットで問い合わせる: 料金表だけでは何部配れるかがわかりません。配布したい町丁目を伝え、新聞銘柄別の部数表と合わせて見積もりを取るのが確実です

料金表には「◯年◯月◯日折込分より」「令和◯年◯月現在」といった適用日が書かれています。数字を拾う前に、まず適用日を確認しましょう。改定の動きは次の第4章で取り上げます。

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第4章 部数は3割減、料金表は改定続き|2020〜2026年の新聞折込を取り巻く変化

第4章 部数は3割減、料金表は改定続き|2020〜2026年の新聞折込を取り巻く変化

折込チラシの料金を考えるうえで、1枚あたりの単価と同じくらい大切なのが「そもそも何部配れるか」です。新聞の部数が減るなかで、料金表のどこが動いているのかを整理します。

4-1. 新聞の発行部数は5年で約1,000万部減|1世帯あたり0.42部の意味

日本新聞協会の「新聞の発行部数と世帯数の推移」によると、2020年10月に3,509万部あった発行部数は、2025年10月には2,486万部まで減りました。5年でおよそ29%の減少です。

調査年(各年10月)発行部数(合計)1世帯あたり部数
2020年35,091,944部0.61部
2022年30,846,631部0.53部
2024年26,616,578部0.45部
2025年24,868,122部0.42部

1世帯あたり0.42部という数字は、新聞折込で届けられる世帯が全体の半分を下回っていることを示します。evoliaの集計(2023年6月時点)でも、世帯数に対する折込配布可能数の割合(カバー率)は東京23区で27.6%、神奈川県で38.7%、千葉県で41.8%でした。

部数が減っても、1枚あたりの折込料の相場はほとんど下がっていません。つまり「エリアの全世帯に届けるための費用」は下がらず、「届く世帯の数」だけが減っている状態です。この点は第8章で、ほかの媒体と比べるときの前提になります。

4-2. 手配管理料・保管料・地域別単価の改定が続く背景

ここ数年、各地の折込会社が料金表を改定しています。公開されている主な改定は次のとおりで、費用の項目ごとに時期が異なります。

  • 中日総合サービス: 2024年4月1日から折込料金の一部と手配管理料を変更
  • 京都新聞折込サービスセンター: 引取料・見本届などを2025年1月1日に改定、配送センターの在庫保管料を2025年11月1日から改定。京都府の料金表は2026年8月1日折込分から、滋賀県は2026年7月1日折込分から新料金
  • evolia: 関東の配布料金を「2025年3月時点」として公開し、一都三県で1枚0.10円の配送経費を加算

株式会社Grillの見立てでは、改定が集中しているのは折込料そのものよりも、手配管理料・配送料・保管料といった「枚数に比例しにくい費用」です。販売店の数や配送ルートは部数ほど速くは減らないため、1枚あたりに割り戻すと負担が重くなります。少部数の発注ほど改定の影響を受けやすい、と考えておくと見積もりの変化を読みやすくなります。

4-3. 見積もり日と折込日で料金表が変わるときの確認点

改定をまたぐ時期に発注すると、見積もりを取った日の料金と、実際に折り込む日の料金が違うことがあります。京都新聞の料金表のように「◯月◯日折込分より」と書かれている場合、基準は発注日ではなく折込日です。

改定の前後にまたがる発注では、次の3点を業者に確認しておきましょう。

  • 見積書の単価が、どの日付の料金表にもとづくか
  • 複数回に分けて配る場合、改定後の回だけ単価が変わるか
  • 管理料・配送料など、単価以外の項目も改定の対象か

第5章 1万部・3万部・5万部でいくら?制作費と印刷費を足した折込チラシ料金のシミュレーション

第5章 1万部・3万部・5万部でいくら?制作費と印刷費を足した折込チラシ料金のシミュレーション

ここまでの単価の相場をもとに、デザイン制作から折込までの総額を試算します。条件をそろえて部数だけを変えると、1枚あたりの費用がどう動くかが見えてきます。

5-1. 札幌市内でB4両面カラーを配る場合の総額3パターン

試算の条件は、B4両面フルカラー・普通紙、北海道新聞のA地区(札幌市など)で1回配る場合です。制作費は新規で1点作る前提、印刷費は株式会社Grillが支援案件で取得した印刷見積もりの中央値(2026年1〜8月、B4両面カラー・コート紙73kg相当、N=9件)を使いました。

項目1万部3万部5万部
①制作費(デザイン・原稿)28,000円28,000円28,000円
②印刷費25,000円50,000円75,000円
④⑤折込料+仕分配送料(@3.43円)34,300円102,900円171,500円
合計(税別)87,300円180,900円274,500円
1枚あたり8.73円6.03円5.49円
税込(10%)96,030円198,990円301,950円

※制作費はよみプリの料金目安(B4両面フルカラー28,000円〜)を下限として採用。納品の運賃は印刷通販の送料込みを前提に0円とした。

B4の折込料だけを見れば1枚3.43円ですが、1万部の総額を枚数で割ると8.73円になります。新聞折込の相場として「1枚3〜4円」と聞いて予算を組むと、実際の費用はその2倍以上かかる計算です。

5-2. 部数を増やすと1枚あたりの総費用が下がる理由

表のとおり、1万部から5万部に増やすと1枚あたりの総額は8.73円から5.49円まで下がります。下がる理由は、部数に関係なく1回ぶんかかるデザイン費と、ロットが大きいほど単価が下がる印刷費にあります。

一方、④⑤の折込料と配送料は部数にそのまま比例します。5万部の総額のうち62%は折込料と配送料です。部数を増やしても、この部分の単価はほとんど変わりません。「刷るほど安くなる」のは印刷までの話だと押さえておきましょう。同じ予算をWeb広告に回した場合の目安は「Meta広告の費用相場と課金方式」で比べられます。

5-3. 反響1件あたりいくらまで払えるかで部数の上限を決める

総額が見えたら、次は「その費用で何件の反響が取れれば元が取れるか」を確かめます。考え方は単純で、1件の反響で得られる粗利から、払ってよい上限額を決めるだけです。

株式会社Grillが支援した地域密着型の住宅リフォーム・学習塾・飲食店の新聞折込施策(2025年4月〜2026年3月、N=14件)では、B4の1万部あたりの反響は中央値で6件でした。3万部・総額180,900円で配れば18件前後、反響1件あたり約1万円です。

客単価が高いリフォームなら1件1万円は十分に合いますが、客単価3,000円の飲食店では合いません。業種ごとの許容額を先に決めてから部数を決めると、「とりあえず3万部」という依頼を避けられ、効果の検証もしやすくなります。Web広告で同じ計算をするときの考え方は「リスティング広告のKPIは限界CPAから逆算」が参考になります。

5-4. 折込チラシの料金を抑える5つの調整ポイント

反響を大きく落とさずに総額を相場より下げるには、次の5つを見直します。

  1. サイズをB4にそろえる: B3の折込料はB4の約1.4〜1.5倍です。デザインを工夫して情報量が足りるなら、B4両面で十分なケースが多くあります
  2. 厚紙・二つ折りを避ける: 第2章のとおり、110kg以上の用紙や二つ折りは単価が上がります
  3. 印刷の納期に余裕を持たせる: evoliaは、制作からなら1か月、印刷からなら3週間、折込だけなら7営業日くらいを目安に挙げています。急ぎの発注は印刷費が上がりやすくなります
  4. 配布エリアを販売店単位で絞る: 配送料が高い地区や、来店が見込めない地区を外すだけで総額が下がります。商圏の外側まで配っていないか、地図で確認しましょう
  5. 制作は型を使い回す: 2回目以降は原稿の差し替えだけにすると、制作費を大きく抑えられます。デザインの型を作る段階で、反響を計測するQRコードの位置も決めておくと効果検証が楽になります

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第6章 料金表の欄外にある追加料金6つ|少部数・余部・延期・離島で発生する折込チラシの費用

第6章 料金表の欄外にある追加料金6つ|少部数・余部・延期・離島で発生する折込チラシの費用

料金表の本体には出てこないものの、注記や別表に書かれている料金があります。発注の条件によっては数千円〜数万円の費用差になるため、主なものを6つに分けて整理します。

追加料金発生する条件公開されている例(税別)
①少部数の手配手数料折込枚数が少ない3万枚未満で10,000円(ニューアド社)
②販売店数に応じた配送料一部の地域販売店数×1,100円など(ニューアド社)
③引取料・返却料延期・中止でチラシを引き取る引取5,000円、返却・見本届3,000円(京都)
④処分料不要になったチラシを処分50,000枚まで5,000円(京都)
⑤保管料余部を配送センターに預ける1万枚まで月3,000円(京都)
⑥転送料・離島送料別センターへの転送、離島転送5,000円(京都)、1販売所1,000円(北海道)

6-1. 3万枚未満の手配手数料と販売店数に応じた配送料

折込チラシ屋さん(ニューアド社)の全国料金表には、「折込実施枚数が3万枚未満の場合は別途折込配布手数料として10,000円」と書かれています。1万部の発注なら、1枚あたり1円の上乗せです。

同じ料金表には、一部地域で「別途配送料 販売店数×1,100円」といった記載もあります。細かいエリアに少しずつ配ると、販売店の数だけ費用が積み上がります。少部数で始める場合は、手数料のかからない業者や、印刷と折込をセットにした料金(ラクスルは最少1,000部5,995円から)と相場を比べてみましょう。

6-2. 延期・中止で発生する引取料・返却料・処分料

イベントの延期などで折込を取りやめると、すでに配送センターに納品したチラシの扱いに費用がかかります。京都新聞折込サービスセンターの場合、A/B4で5万枚までの引取料が5,000円、1万枚までの返却・見本届が3,000円、5万枚までの処分料が5,000円です(令和7年1月1日改定・税別)。

株式会社Grillが相談を受けた案件では、天候不良でセール日を変えたのに販売店側の日程変更が間に合わず、旧日付のチラシが配られたケースがありました。締切は京都府(北部を除く)なら折込日の3日前の午前中です。日付を載せるチラシは、変更の連絡期限まで含めて業者と取り決めておきましょう。

6-3. 余ったチラシを預けるときの保管料

印刷を多めに刷って、複数回に分けて配るときは保管料を確認します。京都新聞折込サービスセンターでは、B3以下のチラシを1万枚まで預けると月3,000円、5万枚までで月5,000円、10万枚までで月8,000円です(2025年11月1日から・税別)。保管期間は最長12か月です。

一度に大量に刷って印刷の単価を下げても、数か月預ければ保管料の費用が上乗せされます。刷る部数は「配る回数×1回の部数」と保管期間を並べて決めましょう。

6-4. 離島・転送・休刊日の翌日で変わる費用と日程

北海道新聞の料金表では、奥尻・天売・焼尻・利尻・礼文の離島に配る場合、仕分配送料が1販売所につき1,000円(税別)です。複数の配送センターをまたいで配るときは、センター間の転送料(京都では1か所5万枚まで5,000円)がかかることもあります。

日程にも注意が必要です。京都新聞折込サービスセンターは、月曜日の折込や、祝日・休刊日の翌日の折込を取り扱わない販売店があると案内しています。2026年の休刊日は、10月13日・11月9日・12月14日が予定されています(同社掲載の予定表)。休刊日の翌日に配る計画なら、事前に対応可否を確認しておきましょう。

第7章 折込チラシの依頼先10選|新聞系折込会社・印刷通販・広告会社を料金の公開範囲で比較

第7章 折込チラシの依頼先10選|新聞系折込会社・印刷通販・広告会社を料金の公開範囲で比較

依頼先は、大きく「新聞社系の折込会社」「印刷と折込をまとめて頼める印刷通販・全国対応の業者」「折込とWeb広告をあわせて設計する広告会社」の3タイプに分かれます。料金表を公開しているかどうかも、相場を把握して比べるときの目安になります。

会社名タイプ主な対応エリア料金の公開範囲こんな企業に向いている
株式会社Grill広告会社(Web広告・反響計測)全国(オンライン対応)広告運用:最低出稿10万円〜・手数料10%〜折込の反響を計測し、新聞が届かない世帯にもWeb広告で届けたい
株式会社evolia新聞折込会社全国(関東の料金を公開)関東の配布料金を公開首都圏で初めて折込を出す
株式会社朝日コネクト総合広告会社首都圏中心料金表・部数表ページあり折込とポスティングを組み合わせたい
株式会社読売IS折込広告会社首都圏・東海・北海道・関西要問い合わせ折込を軸に複数媒体を相談したい
ラクスル株式会社印刷通販全国印刷+折込セットで1,000部5,995円〜少部数・短納期で試したい
株式会社ニューアド社(折込チラシ屋さん)全国対応の折込業者全国全国の折込料金を一覧で公開デザイン・印刷・配布を一括で頼みたい
株式会社道新サービスセンター地方紙系折込会社北海道地区別・サイズ別の料金表を公開北海道で配る
株式会社中日総合サービス地方紙系折込会社愛知県ほか東海朝刊・夕刊の料金表(PDF)を公開東海で朝刊・夕刊を使い分けたい
株式会社京都新聞折込サービスセンター地方紙系折込会社京都府・滋賀県・大阪府料金表・オプション料金を公開京滋エリアで配る
株式会社西日本新聞ロジメディア地方紙系折込会社九州・山口・沖縄県別・新聞別の料金表を公開九州・沖縄・離島で配る

※料金・対応エリアは2026年9月時点の各社公式サイトによる。

7-1. 株式会社Grill

株式会社Grill

【折込チラシの反響を数字で測り、新聞が届かない世帯まで広告を届ける広告会社】

株式会社Grillは、新聞折込の見積もりを「1枚あたり」ではなく「反響1件あたり」で評価できる状態をつくる支援を得意としています。チラシにQRコードと専用LP、配布回ごとのクーポンコードを組み込み、どのエリアの配布から何件の問い合わせや来店が生まれたかを集計します。料金表の単価と実際の反響を並べ、次回の部数と配布地区、チラシのデザインの見直しまで提案します。

もうひとつの強みは、新聞を取っていない世帯への補完です。カバー率が3割前後の地域では、同じ商圏の残りの世帯にMeta広告やGoogle広告の地域配信で同じオファーを届けます。広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜で、業界標準の20%の半額水準です。AI・自動化ツールで入稿やレポート作成の工数を減らし、その時間を配布エリアごとの検証に回しています。

検証のサイクルを週単位で回すため、折込とWeb広告のどちらに予算を寄せるべきかの判断が早いのも特長です。チラシの訴求をそのまま使うLPの改善や、Googleマップ上の店舗情報の整備にも対応できます。

\ 折込チラシの効果最大化に強い /

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

7-2. 株式会社evolia

株式会社evolia

【新聞折込のパイオニアとして関東の配布料金を公開する折込会社】

旧社名はオリコミサービスで、新聞折込広告の手配を中心に、ポスティングや電子チラシ「Shufoo!」、デジタル広告まで扱います。関東の配布料金をサイズ別の一覧で公開しているほか、一都三県の世帯数・折込配布可能数・カバー率といった判断材料も発信しています。

初めて新聞折込を出す企業向けに、配布の流れやスケジュール、予算感の目安を解説するページも用意されています。

会社名株式会社evolia
所在地東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館
公式サイトhttps://www.orikomi.co.jp/

7-3. 株式会社朝日コネクト

株式会社朝日コネクト

【エリアプロモーションに強い朝日新聞グループの総合広告会社】

新聞折込チラシのほか、ポスティング、デジタルソリューション、物流ソリューションまでを手がけます。公式サイトに新聞折込の料金表・部数表のページを設けており、配布エリアの部数と料金をあわせて確認できます。

会社名株式会社朝日コネクト
所在地東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞社新館11F
公式サイトhttps://asahiconnect.com/

7-4. 株式会社読売IS

株式会社読売IS

【折込広告を中心に生活者の買い物行動を支える広告会社】

折込広告を軸に、チラッシュ(地域限定の全戸配布)・ポスティング・DM、デジタル、マス広告、OOHまでを扱います。1都3県に本社と4支社を置き、東海・北海道・関西にも拠点があります。料金は公開しておらず、配布計画に応じた見積もりとなるため、他社の相場と並べて比べるのがおすすめです。

会社名株式会社読売IS
所在地東京都中央区日本橋人形町3-9-1
公式サイトhttps://www.yomiuri-is.co.jp/

7-5. ラクスル株式会社

ラクスル株式会社

【印刷から新聞折込までをネットで完結できる印刷通販】

印刷費用と折込費用をセットにした料金で、最少1,000部5,995円から注文できます。Googleマップを使った地図で配布エリアを選べ、全国紙のほか地方紙にも対応しています。一都三県など一部地域では、印刷から折込まで最短3日です。

会社名ラクスル株式会社
所在地東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階
公式サイトhttps://raksul.com/shinbun-orikomi/

7-6. 株式会社ニューアド社(折込チラシ屋さん)

株式会社ニューアド社

【デザイン・印刷・配布を一括で任せられる全国対応の折込業者】

「折込チラシ屋さん」の名称で、全国の都道府県・新聞別の折込料金を一覧で公開しています(2025年4月現在の価格)。3万枚未満の手配手数料や、地域ごとの配送料・求人掲載時の加算も明記されており、見積もり前に総額の相場をつかみやすい料金表です。デザインから印刷、配布までをまとめて依頼できます。

会社名株式会社ニューアド社
所在地東京都杉並区阿佐谷南1-11-1
公式サイトhttps://www.orikomiweb.com/

7-7. 株式会社道新サービスセンター

株式会社道新サービスセンター

【北海道新聞の折込広告を扱う北海道の折込会社】

北海道新聞の折込料金を、道央・道南・道北・道東のエリアと地区別に公開しています。折込料と仕分配送料を分けて表示しているため、地域差の内訳がひと目でわかります。概算見積もりのシミュレーションも用意されています。

会社名株式会社道新サービスセンター
所在地札幌市中央区大通西18丁目1-30 道新西ビル
公式サイトhttps://www.doshin-sc.jp/

7-8. 株式会社中日総合サービス

株式会社中日総合サービス

【東海エリアで新聞折込広告の企画・制作・配布を担う折込会社】

新聞折込広告の企画・制作・配布を事業の柱とし、朝刊・夕刊・折込プラスの料金表をPDFで公開しています。2024年4月1日に折込料金の一部と手配管理料を改定しています。ポスティングやWeb広告にも対応しています。

会社名株式会社中日総合サービス
所在地名古屋市中区栄4丁目14番5号 松下中日ビル5階
公式サイトhttps://chunichi.nagoya/

7-9. 株式会社京都新聞折込サービスセンター

株式会社京都新聞折込サービスセンター

【京都・滋賀・大阪の折込料金とオプション料金まで公開する折込会社】

京都府・滋賀県・大阪府の新聞折込料金表に加え、厚紙の基準、引取料・保管料などのオプション料金、申込・納品の締切表、休刊日まで1ページにまとめています。料金表の欄外の費用を事前に把握したい企業にとって、参考になる情報量です。

会社名株式会社京都新聞折込サービスセンター
所在地京都府久世郡久御山町林鍬ノ本2番28
公式サイトhttps://kyoto-orikomi.com/

7-10. 株式会社西日本新聞ロジメディア

株式会社西日本新聞ロジメディア

【九州・山口・沖縄の県別・新聞別料金を公開する西日本新聞グループの折込会社】

福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄・山口の料金を、地区と新聞銘柄ごとに公開しています。離島の現地配送料や販売店ごとの管理料まで記載されており、九州一円に配るときの総額を見積もりやすい構成です。

会社名株式会社西日本新聞ロジメディア
所在地福岡市東区香椎浜ふ頭2-3-8
公式サイトhttps://www.nishi-ori.co.jp/

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第8章 ポスティング・Web広告と「届いた世帯あたり」で比べる|折込チラシの料金が割高になる条件

第8章 ポスティング・Web広告と「届いた世帯あたり」で比べる|折込チラシの料金が割高になる条件

1枚3.3円という単価の相場は、ほかの紙媒体と比べても安く見えます。ただし第4章で見たように、新聞折込は購読世帯にしか届きません。媒体を比べるときは「1枚あたり」ではなく「商圏の世帯に届けるのにいくらかかるか」で見る必要があります。

8-1. カバー率27.6%の地域では1枚単価の安さが効きにくい

東京23区のカバー率27.6%(evolia集計)を当てはめると、1万世帯の商圏で折込が届くのは約2,760世帯です。B4を配送経費込み3.4円で配れば、その2,760世帯に届ける費用は約9,400円で済みます。

問題は、残りの約7,240世帯には届かないことです。若い世帯や単身世帯が多い地域ほど新聞の購読率は低く、ターゲットがまさにその層であれば、1枚単価がいくら安くても効果は限られます。反対に、戸建てが多く購読率の高い郊外では、少ない費用で商圏の4割以上に届けられます。

8-2. 新聞折込・ポスティング・地域配信のWeb広告を同じ表で比べる

3つの手段を、1万世帯の商圏に届ける前提で並べると次のようになります。

比較軸新聞折込ポスティング地域配信のWeb広告
届く相手新聞購読世帯のみ集合ポストを含む世帯(配布禁止物件を除く)スマートフォン利用者(地域・年齢で指定)
料金の単位と相場1枚あたり(B4で3.3円前後+配送料)1枚あたり(配布方法で変動)表示回数・クリック数あたり
日付の指定折込日を指定できる配布期間に幅がある開始日・終了日を分単位で指定
素材B4など紙のサイズに合わせたデザイン同左画像・動画をスマートフォンの画面サイズで用意
反響の計測QR・クーポンで間接的に計測同左クリック・問い合わせを直接計測
向いている場面高齢世帯の多い地域、日付が決まったセール新聞非購読層も含めて全戸に届けたい若年層、配布後の追客

株式会社Grillの運用経験上、地域配信のWeb広告は「チラシを見た人を再び呼び戻す」役割で特に力を発揮します。検索広告の予算感は「リスティング広告の費用相場と予算別運用」が参考になります。折込の配布日にあわせて同じ地域へ広告を出すと、チラシ単体より問い合わせが増え、相乗効果が出る傾向があります。配信地域や年齢の指定方法は「Meta広告のターゲティング種類と設定方法」で詳しく解説しています。

株式会社Grillが支援した学習塾・住宅リフォームの折込施策(2025年4月〜2026年3月、N=6件)で比較しました。折込日の前後1週間に同じ配布エリアへMeta広告を配信した回は、折込のみの回より反響1件あたりの費用が平均22%低くなりました。

8-3. 折込チラシの料金が割安になる3つの条件

逆に、折込チラシの料金が相場より割安に感じられるのは、次の3つがそろうときです。

  1. ターゲットが新聞購読率の高い層: シニア向けの商品・サービス、戸建て住宅の所有者向けのリフォームや不動産など
  2. 日付が決まった販促: 週末のセール、オープン日、説明会など、「その日に見てほしい」情報
  3. 商圏が狭く部数を絞れる: 店舗から半径数キロなど、販売店の単位で配布先を選べる業態

3つのうち1つも当てはまらない場合は、ポスティングやWeb広告を主軸にして、新聞折込は補助に回す配分を検討しましょう。ポスティングの料金体系は別の記事で扱いますが、「配布禁止物件を除く全戸」に届く点が新聞折込との最大の違いです。店舗集客では、Googleマップ上の情報整備も並行すると効果的です。月額の相場は「MEO対策の費用相場と料金体系」で確認できます。進め方は「MEO集客の始め方と上位表示のコツ」にまとめています。

第9章 折込チラシの料金でよくある疑問|少部数・値引き・非購読世帯・補助金

第9章 折込チラシの料金でよくある疑問|少部数・値引き・非購読世帯・補助金

見積もりを取る前後に出てきやすい疑問を、料金の相場や費用に関わるものに絞って取り上げます。

9-1. 1,000部だけでも折込チラシは依頼できますか?

依頼できます。ラクスルの新聞折込は印刷とセットで最少1,000部から注文でき、5,995円からの料金設定です。ただし、全国対応の折込業者の中には、3万枚未満で1万円の手配手数料がかかるところもあります(第6章)。少部数では手数料の有無が1枚あたりの費用を大きく左右するため、複数の見積もりを比べましょう。

9-2. 配布料金の値引き交渉はできますか?

折込料は料金表で定められた公開価格のため、相場より安い単価への値引きは期待しにくいのが実情です。株式会社Grillが見てきた見積もりでも、差が出るのは制作費・印刷費・手配手数料の部分でした。定期的に配る場合は、デザインの型の使い回しや印刷ロットのまとめ方で総額を下げる相談をするほうが現実的です。

9-3. 新聞を取っていない世帯にもチラシは届きますか?

届きません。新聞折込は、新聞と一緒に購読世帯へ届く仕組みです。非購読世帯にも届けたい場合は、ポスティングや地域配信のWeb広告を組み合わせます。どの割合で組み合わせるかは、配布地域のカバー率(部数÷世帯数)から判断できます。

9-4. 料金表に書かれた金額は税込ですか?

多くの料金表は税別です。道新サービスセンター・西日本新聞ロジメディア・京都新聞折込サービスセンターはいずれも税別で表示しています。ただし税込で表示する料金表もあるため、複数社の相場を比べるときは税の扱いをそろえてから比較してください。

9-5. 月曜日や休刊日の翌日にも配れますか?

地域によっては配れない販売店があります。第6章で触れた京都の例のように、週明けや休刊日明けは受け付けない販売所が一部に残るためです。週初めの告知をしたい場合は、日曜日の折込を検討するか、発注前に対応の可否を確かめましょう。

9-6. 補助金を折込チラシの料金に使えますか?

小規模事業者持続化補助金では、チラシの作成・配布などの広報に使う費用が補助の対象になりうる経費に含まれています。ただし公募回ごとに対象経費や補助率、申請のタイミングが異なります。交付決定前に発注した分は対象外になるのが原則のため、使う場合は発注前に最新の公募要領を確認してください。

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第10章 1枚3.3円を「届いた世帯あたりの予算」に置き換えて発注を決めよう

第10章 1枚3.3円を「届いた世帯あたりの予算」に置き換えて発注を決めよう

相場として語られる3.3円は、刷り上がったチラシを預けてから先の、しかも新聞購読世帯に届けるための値段です。見積書を開いたら、まずその数字が第1章の5地点のどこにあたるのかを確かめてください。

10-1. 料金表・部数表・反響目標の3点を1枚の表にまとめる

発注を決める前に、次の3つを1枚の表に並べます。

  • 料金表: 配る地区の折込料と配送料、適用日、欄外の追加料金
  • 部数表: 配る地区の新聞別部数と、世帯数に対するカバー率
  • 反響目標: 反響1件あたりに払える上限額と、そこから逆算した必要な反響数

3つを並べると、「この地区は1枚単価が相場より安いが届く世帯が少ない」「この地区は配送料が高いが購読率が高い」といった違いが見えてきます。総額の試算(第5章)とあわせれば、部数と配布地区を根拠をもって決められます。チラシから誘導するLPの作り方は「LP構成の作り方完全ガイド」、反響を上げるLPの改善は「LPOでCVRを改善する効果的な施策10選」も参考にしてください。

10-2. 新聞が届かない世帯への広告まで含めた配布設計を株式会社Grillと組む

折込を続けているのに反響が年々落ちている。その原因が、チラシの中身ではなく「届いている世帯の減少」にあるケースは少なくありません。発行部数が5年で3割近く減るなかで、同じ地区に同じ部数を配り続ければ、商圏の中で情報が届く範囲は狭まっていきます。

株式会社Grillは、配布予定の地区ごとに折込が届く世帯と届かない世帯の割合を見積もり、折込の効果が及ばない側にはMeta広告・Google広告の地域配信で同じオファーを届ける設計を組みます。チラシのQRコードと広告のリンク先を同じLPにそろえ、どちらから何件の反響が生まれたかを配布回ごとに集計します。広告側で見る指標は「インスタ広告の効果測定で見るべき指標と設計手法」でも解説しています。

広告運用の手数料は10%〜と、業界で一般的な20%の半分の水準です。入稿や集計をAI・自動化ツールに任せた分の時間を、配布地区ごとの反響の比較と、次回の部数・予算配分の見直しに充てています。

折込の見積書と、過去に配った地区ごとの反響の記録があれば、それが検討の出発点になります。1枚3.3円のうち、どれだけが本当に見込み客に届いているのか。その答えが出れば、次に払うべき料金の配分もおのずと決まります。

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この記事を書いた人
2014年オイシックス株式会社にて海外事業の中核を担ったのち、香港および中国現地法人の社長に就任。アジア市場における事業の飛躍的な拡大を牽引。2017年には株式会社Emooveを代表取締役CEOとして創業。ゼロからの事業立ち上げて急成長を実現し、事業売却(EXIT)を成功へと導く。現在は、株式会社Grillの取締役COOとして参画。これまでの経営手腕と最前線で培った知見を融合させ、様々な業界に向けて事業成長に直結するWEBマーケティング支援を強力に推進している。
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