GA4分析代行の費用相場はいくら?分析に強いおすすめ17社と本当に良い会社の選び方!

GA4分析代行の費用相場はいくら?分析に強いおすすめ17社と本当に良い会社の選び方!

GA4の管理画面には、同じ月の同じ指標なのに、標準レポートと探索で違う値が出ることがあります。原因の多くは不具合ではなく、しきい値やサンプリングといったGA4の仕様です。この「数字の癖」を知らないまま前月比を読むと、存在しない変化に対して施策を打つことになります。

外部の会社にGA4の分析を任せる価値は、レポートを作る手間を減らすことより、こうした癖を補正したうえで正しい比較をしてもらえる点にあります。株式会社Grillが分析を引き継ぐ際も、最初の数週間はデータの補正に充てるのが通例です。

ここでは、GA4の数字の癖、探索の手法ごとに答えられる問い、使い分ける道具、体制と費用、選び方、依頼先の候補、業種別の着眼点、依頼書の書き方までを順に扱います。読み終えるころには、代行先に何をどこまで頼むかを、マーケティング部門の中で決められる状態を目指します。

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目次

第1章 GA4の数字がそのまま使えない7つの理由|分析代行が最初に確かめるデータの癖

第1章 GA4の数字がそのまま使えない7つの理由|分析代行が最初に確かめるデータの癖

GA4のデータは、仕様を知らずに読むと誤った結論につながる箇所がいくつかあります。分析代行の初月は、まずこの7点を確認してから比較の基準を決めます。

1-1. しきい値の適用で、ユーザー属性や検索語句の行が消える

Googleアナリティクスの公式ヘルプによれば、ユーザー属性を含むレポートでは、個人の特定を防ぐために一部の行が除外されることがあります。検索語句の行も、ユーザー数が少なければ表示されません。

このしきい値はシステムが決めるもので、利用者が調整することはできません。期間を広げれば表示される場合があるため、代行先には「どの集計でしきい値がかかっているか」を解析レポートの注記に明記してもらいます。

1-2. 探索で1,000万イベントを超えるとサンプリングされる

標準プロパティでは、探索のクエリに使うイベントが1,000万件を超えるとサンプリングが発生することがあると、Googleアナリティクスの公式ヘルプが案内しています。この場合の数値は全件ではなく、一部のデータから推定した値です。

アクセスの多いサイトで1年分を一度に集計すると、この上限に達しやすくなります。期間を分けて集計する、BigQueryで全件を扱うといった回避策を、代行先が持っているかを確認しましょう。

1-3. (not set)が増える:広告とのリンク・自動タグ・UTMの不備

流入元が「(not set)」と表示される原因として、Googleアナリティクスの公式ヘルプはGoogle広告とのリンク未設定、自動タグ設定の無効、不完全なUTMパラメータなどを挙げています。カスタムパラメータを登録した直後の24時間も(not set)になることがあります。

(not set)の比率が高いままでは、広告と自然検索のどちらが成果に近いかを比べられません。分析に入る前に比率を確認し、原因を潰すのが代行先の最初の仕事です。

1-4. キーイベントは登録した日より前に遡って集計されない

問い合わせや購入をキーイベントとして登録しても、反映されるのは登録した時点以降のデータだけです。過去の期間は、登録前の状態のまま残ります。

「先月からキーイベントが急増した」という変化が、実は登録日をまたいだだけというケースは珍しくありません。代行先には、導入以降のキーイベントの登録日と変更履歴を最初に共有しておきます。

1-5. データ保持期間が2か月のままだと、前年同月と比べる探索ができない

Googleアナリティクスの標準プロパティでは、データ保持期間を2か月か14か月から選びます。この設定が影響するのは探索とファネルのレポートで、標準の集計レポートには影響しません。

2か月のままだと、探索で前年同月と比べることも、季節変動を見ることもできません。代行先が設定の変更を提案した場合も、変更前の期間は取り戻せない点を理解しておきましょう。

1-6. アトリビューション設定を変えると、過去のデータまで書き換わる

Googleアナリティクスの公式ヘルプによれば、GA4ではレポート用のアトリビューションモデルを変更すると、その変更が過去と将来の両方のデータに適用されます。ファーストクリックや線形などのルールベースモデルの一部は、2023年11月に提供が終了しました。

誰かがモデルを変えた月から、チャネル別の成果が前の月と比べられなくなるのはこのためです。代行先には、分析の前提として現在のモデルとルックバック期間を書き添えてもらいましょう。

1-7. 直帰率はUA時代と定義が違い、そのまま比べられない

Googleアナリティクスの公式ヘルプは、GA4の直帰率を「エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合」と定義しています。エンゲージメントのあるセッションとは、10秒以上続いた、キーイベントが発生した、2ページ以上が表示された、のいずれかを満たすものを指します。

かつてのアクセス解析で使われていた「1ページだけ見て離脱した割合」とは別物です。社内資料に古い基準の目標値が残っていないかを、代行先と一緒に点検しておきます。

1-8. 【実践例】引き継いだGA4の過半数で、比較の前に補正が必要だった

株式会社Grillが2025年4月〜2026年3月にアクセス解析を引き継いだGA4プロパティ(EC・BtoB・美容クリニック等、N=24件)では、24件中14件で比較の前に何らかの補正が必要でした。内訳はデータ保持期間が2か月のまま11件、キーイベントの定義が社内の成果と食い違っていたもの9件、(not set)が流入全体の1割を超えていたもの7件です(重複あり)。

解析の前段となる補正にかかった期間は、平均9営業日でした。この期間を飛ばして前月比のレポートから始めると、最初の提案が誤った前提の上に組み立てられてしまいます。

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第2章 探索の7手法で答えられる事業の問い|GA4分析代行に頼む前に決めること

第2章 探索の7手法で答えられる事業の問い|GA4分析代行に頼む前に決めること

数字の癖を補正したら、次は「何を知りたいか」に合わせて分析の手法を選びます。GA4の探索には解析の手法が7つあり、それぞれ答えられる問いが異なります。

2-1. 自由形式:流入元×デバイス×入口ページで、成果に近い組み合わせを探す

自由形式は、行と列にディメンションを並べて集計するクロス集計です。「スマートフォンで自然検索から料金ページに入った人は、問い合わせに進む割合が高いか」のように、複数の条件を掛け合わせて比べられます。

標準レポートでは2つまでしか重ねられない条件を、3つ以上組み合わせて見られる点が強みです。代行先が解析の最初に作る探索の多くは、この形式です。

2-2. 目標到達プロセス:フォームやカートのどの段階で離脱しているかを特定する

目標到達プロセスデータ探索では、ページ閲覧→フォーム開始→入力完了→送信のように、段階ごとの通過率を並べて見られます。どの段階で最も多く離脱しているかが一目でわかります。

ECサイトならカート追加から購入完了まで、BtoBなら資料請求フォームの各入力段階が対象です。離脱が集中する段階がわかれば、改善するべき画面を1つに絞れます。絞った画面の直し方は「LPOでCVRを改善する効果的な施策10選」で具体的に紹介しています。

2-3. 経路データ探索:申し込みの前にどのページが読まれているかをたどる

経路データ探索は、特定のページやイベントの前後に、ユーザーがどのページへ移動したかを樹形図で示します。申し込み完了から逆向きにたどると、成約前によく読まれるページが見えてきます。

導入事例や料金表のページが申し込み前に多く読まれているなら、そのページへの導線を強めるという施策につながります。コンテンツの優先順位を決めるときに役立つ手法です。

2-4. セグメントの重複:広告とメルマガの両方に触れた人の割合を知る

セグメントの重複では、条件の異なるユーザーグループが、どの程度重なっているかをベン図で確認できます。「広告経由で訪れたことがあり、メルマガからも訪れた人」の数や、その人たちの成果を比べられます。

チャネルごとの成果を足し上げると、重複分だけ実態より多く見積もってしまいます。SNS広告を含めて成果を測る場合は、「SNS広告の効果測定で失敗しないための4ステップ」もあわせて確認してください。重複の大きさを把握しておくと、マーケティング予算の配分を議論するときに過大評価を避けられます。

2-5. コホート:初回訪問から何週目に再訪が落ちるかを見る

コホートデータ探索は、初回訪問日などで束ねたユーザーが、その後どれだけ戻ってきたかを週や月の単位で並べます。再訪が急に落ちる時期がわかれば、その手前でメールやリターゲティングを打てます。

リピート購入が売上を左右するECや、会員制のサービスで特に役立つ手法です。単月の数字だけでは見えない「定着」の様子を確かめられます。

2-6. ユーザーのライフタイム:長く付き合える顧客が多い流入元を見つける

ユーザーのライフタイムでは、初回の流入元ごとに、その後の購入額やエンゲージメントの累計を比べられます。獲得単価は高くても、長期の購入額が大きいチャネルを見落とさずに済みます。

広告の評価を初回の成果だけで決めている場合は、この手法で結論が変わることがあります。予算配分を見直す前に、代行先に一度は作ってもらいたい探索です。

2-7. ユーザーデータ探索:個々のユーザーの行動から仮説をつくる

ユーザーデータ探索では、セグメントに含まれる個別ユーザーの行動を時系列で確認できます。集計値では見えない「同じページを何度も行き来している」といった迷いの跡が見つかります。

この手法は結論を出すためではなく、解析の仮説をつくるために使います。気づいた行動パターンを、自由形式や目標到達プロセスで規模を確かめる流れが基本です。

2-8. 問いと探索手法の対応表|GA4分析代行に依頼する前の確認用

依頼前に、自社の問いがどの手法で答えられるかを表で確認しておくと、代行先との認識合わせが早くなります。

知りたいこと使う探索手法向いている業種
成果に近い流入元とページの組み合わせ自由形式全業種
フォーム・カートの離脱段階目標到達プロセスEC・BtoB
申し込み前によく読まれるページ経路データ探索BtoB・来店型
チャネル間の重なりセグメントの重複広告を複数運用している企業
再訪・リピートの落ち方コホートEC・会員制サービス
長期の購入額が大きい流入元ユーザーのライフタイムEC・サブスクリプション
迷いや離脱の具体的な行動ユーザーデータ探索全業種(仮説づくり)

リスティング広告の数字と組み合わせて読む場合は、「リスティング広告の分析方法と指標設計」の指標の組み方も参考になります。

第3章 標準レポート・探索・BigQuery・Looker Studio|GA4の分析代行が使い分ける4つの道具

第3章 標準レポート・探索・BigQuery・Looker Studio|GA4の分析代行が使い分ける4つの道具

GA4を使ったアクセス解析の道具は、主に4つあります。代行先がどの道具をどこまで扱えるかで、答えられる問いの深さと費用が変わります。

3-1. 標準レポート:日々の推移とチャネル別の成果を確認する

標準レポートは、Googleアナリティクスのプロパティに最初から用意されている集計画面です。日別のユーザー数やチャネル別のキーイベント数など、定点で追う数字の確認に向いています。

データ保持期間の設定に影響されないため、長期の推移を見るときはこちらを使います。一方で、条件を3つ以上掛け合わせる集計には向きません。

3-2. 探索:条件を掛け合わせて「なぜ」を掘り下げる

第2章で紹介した7手法を使うのが探索です。特定の課題を掘り下げるアクセス解析の中心になります。

探索はデータ保持期間の範囲でしか集計できず、1,000万イベントを超えるとサンプリングがかかります。Googleアナリティクスの公式ヘルプによれば、アナリスト以上の役割があれば、作成した探索をプロパティの他のユーザーと共有できます。代行先には共有を前提に作成物を社内に残すよう依頼しましょう。

3-3. BigQuery:生データで全件集計や社内データとの突き合わせを行う

BigQueryへのエクスポートを設定すると、GA4のイベントを1件ずつ生データとして扱えます。サンプリングやしきい値の影響を受けずに解析でき、受注台帳など社内のデータと結合することも可能です。

注意したいのは上限と料金です。無料の標準プロパティでは、毎日まとめて書き出す方式に1日100万イベントまでという上限があり、リアルタイムに近い書き出しを選ぶと容量に応じた追加料金も発生します。導入後の集計にはSQLが必要なため、対応できる代行先は限られます。

3-4. Looker Studio:分析した結果を共有する「見る場所」として使う

Looker Studioは、GA4などのデータをグラフや表にまとめて共有するダッシュボードツールです。毎月の数字を関係者が同じ画面で確認できるようになります。

ただし、ダッシュボードはあくまで結果を見る場所で、分析そのものではありません。「ダッシュボードを作ったのに改善が進まない」という相談の多くは、見る場所だけがあって、掘り下げる解析の工程が抜けている状態です。

3-5. GA4の分析代行で使う4つの道具の比較表

道具得意なこと制約代行先に求める力
標準レポート長期の推移・定点観測3条件以上の掛け合わせが苦手指標の定義を説明できる
探索原因の掘り下げ保持期間・サンプリング・しきい値7手法を問いに合わせて選べる
BigQuery全件集計・社内データとの結合SQLと料金の管理が必要SQLとデータ設計の経験
Looker Studio結果の共有・定期報告分析そのものはできない見る人に合わせた画面設計

株式会社Grillの運用経験上、月間のイベント数が多いサイトや、成果がオフラインの商談で決まるBtoBでは、早い段階でBigQueryを使うほうが結論までの回り道が少なくなります。逆に、中小規模のサイトで最初からBigQueryを導入すると、管理の手間に対して得られる差が小さくなりがちです。

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第4章 内製・丸ごと代行・インハウス化支援|GA4分析の体制3パターンと向いている会社

第4章 内製・丸ごと代行・インハウス化支援|GA4分析の体制3パターンと向いている会社

GA4の分析を外部に出すといっても、任せ方は1つではありません。ここでは体制を3つに分け、それぞれが向いている会社の条件を整理します。

4-1. 内製:探索を作れる担当者が社内に2人以上いる会社

社内でGA4の分析を完結させる、アクセス解析の内製体制です。商品や顧客の事情をよく知るマーケティング担当者がデータを読むため、解析の前提となる仮説の質が高くなりやすい点が強みです。

条件は、探索を作れる人が少なくとも2人いることです。1人だけだと、その人が異動や退職をした時点で分析が止まり、作られた探索の意図もわからなくなります。

4-2. 丸ごと代行:月次の分析と改善提案を外部に任せる会社

分析の作業から改善の提案までを、外部の会社の支援に任せる体制です。社内にGA4を扱える人がいない、または担当者が他の業務と兼任している企業に向いています。

注意点は、提案を実装する担当者を社内で決めておくことです。代行先が提案まで、実装は社内という分担の場合、反映が遅れると検証のサイクルが止まります。

4-3. インハウス化支援:一定期間で社内に分析の力を移す会社

外部のアクセス解析の専門家と一緒に分析を進めながら、半年ほどで社内の担当者が自走できる状態を目指す体制です。将来はマーケティング部門で内製したいが、今は社内に経験者がいない企業に向いています。

インハウス化支援は月額の費用が高めになりやすく、THE MOLTSでは月額50万円〜(6カ月〜)と公表しています。終了後に社内で続けられる体制があるかを、契約前に確かめておきましょう。

4-4. 内製・代行・インハウス化で比べるGA4分析の工数と費用

体制社内の工数分析の質を左右するもの費用の目安向いている会社
内製大きい担当者の経験と人数人件費のみ探索を作れる人が2人以上
丸ごと代行小さい代行先の業種理解・実装の速さ月2万〜80万円GA4担当が不在・兼任
インハウス化支援中程度社内担当者の参加時間月50万円前後〜半年後に内製へ移りたい

広告の運用まで含めて内製するかを迷っている場合は、「広告運用を内製化するには?作業内容別で決める進め方」の考え方も整理の助けになります。

4-5. 【具体データ】代行に切り替えた企業では、月の検証本数が約3倍に増えた

株式会社Grillが2025年度に支援したGA4分析の案件で、内製から代行へ切り替えた企業(EC・SaaS・人材、N=18社)を集計しました。月に実施する改善の検証本数は、平均0.8本から2.6本へ増えています。集計とレポート作成を外に出したことで、社内の担当者が実装と検証に時間を割けるようになったためです。

一方で、18社中4社は検証本数がほとんど増えませんでした。いずれも、提案を実装する担当者が決まっていなかった企業です。体制を選ぶときは、分析の担い手だけでなく、実装の担い手もあわせて決めておきましょう。

第5章 GA4分析代行の費用相場|スポット・月次・BigQuery分析で料金が変わる理由

第5章 GA4分析代行の費用相場|スポット・月次・BigQuery分析で料金が変わる理由

GA4分析代行の費用は、月額2万円程度から80万円以上まで大きく開きがあります。差を生むのは、分析の頻度と深さ、扱うデータの範囲です。一般的なアクセス解析の代行と比べると、探索やBigQueryを扱う分だけ上限が高くなる傾向があります。

5-1. スポット分析:1回5万〜15万円が目安

課題がはっきりしていて、1回の解析で答えを出したい場合に使う形です。コスモブレインズのスポット分析は5万円〜、トモシビの考察・改善提案代行は1回5万円〜、クロスエモーションのオリジナル解析レポートは1回15万円〜と公表されています。

リニューアル前の現状把握や、急に数字が落ちたときの原因調査に向いています。継続的な支援を契約する前に、スポットで代行先の力量を確かめる使い方もできます。

5-2. 月次レポート+考察:月2万〜5万円が目安

毎月決まった形式のアクセス解析のレポートに、変化の理由と次の打ち手を添えてもらうサービスです。コスモブレインズの定期レポートは月2万円〜、アースフィアは月2万5,000円(税抜)〜、クロスエモーションは月3万円(税抜)〜、デジメーションは月5万円(税抜)と案内しています。

この価格帯では、レポートの形式がある程度決まっていることが多くなります。自社固有の問いに答えてほしい場合は、探索をどこまで作ってもらえるかを見積もり段階で確認しておきましょう。

5-3. 定例会と改善提案つきのコンサルティング:月10万〜80万円が目安

月次の定例会が付いたサービスで、分析結果を説明し、施策の継続や中止まで提案してもらう形です。THE MOLTSの運用・分析代行は月額10万円〜、メディアエクシードのコンサルティングは月額10万円(税込)〜、プリンシプルのアクセス解析コンサルティングは月80万円〜(6カ月)と公表されています。

金額の差を生むのは、主に担当者の稼働時間です。広告やSEOなど他のマーケティングチャネルまで横断して見るかどうかでも変わります。

5-4. BigQuery連携・ダッシュボード構築:数十万〜100万円以上

BigQueryの環境構築や、社内データと結合したダッシュボードの作成は、初期費用として見積もられることが多いサービスです。JADEはダッシュボードを100万円〜、分析・施策提案を80万円〜と公表しています。

これに加えて、BigQuery側の利用料が別途発生します。継続的にかかる費用を誰が負担するかを、契約前に決めておくと後から揉めません。

5-5. GA4分析代行の見積もりが上がる3つの条件

同じ「月次の分析」のサービスでも、次の3つの条件で見積もりは大きく変わります。

  • プロパティとドメインの数:複数のサイトやクロスドメインの計測を扱うと、確認範囲が増える
  • 社内データとの突き合わせ:受注台帳やCRMと結合する場合、BigQueryやSQLの作業が加わる
  • 計測の補正の有無:第1章の癖が多く残っていると、初月に補正の工数が上乗せされる

見積もりを比べるときは、総額ではなくこの3点の条件をそろえてから比較しましょう。

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第6章 提案書と初回レポートで見極める5つの基準|GA4分析代行会社の選び方

第6章 提案書と初回レポートで見極める5つの基準|GA4分析代行会社の選び方

サービスの料金表だけでは、分析の質は判断できません。ここでは、提案書や初回のレポートから読み取れる5つの基準を紹介します。

6-1. しきい値・サンプリング・(not set)の扱いを、レポートに書いているか

第1章で見た数字の癖を理解している代行先は、レポートの注記にその影響を書きます。「この表はしきい値の影響で一部の行が除外されている」といった一文があるかを確認してください。

注記が一切ないレポートは、癖に気づいていないか、気づいていても伝えていない可能性があります。サンプルレポートを見せてもらう段階で確かめられます。

6-2. 探索の作成物を、御社のプロパティに共有したまま残せるか

代行先が作った探索やダッシュボードが、代行先のアカウントにしか残らない契約もあります。その場合、契約を終えると分析の蓄積が手元に残りません。

代行先にアナリスト以上の役割を渡し、作成した探索を御社のプロパティで共有しておけるか、Looker Studioの所有権を移す設定ができるかを、契約前に確認しましょう。

6-3. 「何をやめるか」まで結論に書かれているか

良い分析は、増やす施策だけでなく、やめる施策も示します。成果に結びついていない広告やコンテンツを特定し、止めた場合の影響と、浮いた予算での改善案まで見積もっているかを見てください。

「直帰率が上がりました」で終わるレポートと、「この2つのLPへの出稿を止め、予算を移す」まで書かれたレポートでは、受け取った後の動きが大きく変わります。

株式会社Grillが相談を受けた企業の中には、前任の代行先から毎月40ページを超えるレポートを受け取りながら、1年間で止めた施策が1つもなかった例があります。ページ数の多さは、結論の少なさを補いません。初回の提案書で「やめる候補」を挙げてもらうよう依頼すると、代行先の姿勢がはっきり見えます。

6-4. BigQueryやSQLを扱えるか、扱えない場合の代替手段があるか

アクセスの多いサイトや、成果がGA4の外で決まるBtoBでは、いずれBigQueryが必要になる場面があります。現時点で必要がなくても、対応できるかどうかと、その場合の費用は確認しておく価値があります。

対応していない場合は、期間を分けた集計や、CSVでの突き合わせなど、代わりの解析手段を示せるかを尋ねてみましょう。

6-5. GA4の外にある成果(受注・来店・商談)と突き合わせる設計があるか

GA4のキーイベントは、問い合わせの送信までしか追えないことが多くあります。実際の受注や来店は、CRMや予約台帳など別の場所に記録されています。

代行先が、GA4の数字と社内の成果記録を定期的に照合する手順を持っているかを確認しましょう。照合のないアクセス解析は、問い合わせの「数」は増えても「質」が下がる施策を見逃しやすくなります。

第7章 GA4分析代行のおすすめ会社17選|得意な分析手段と料金で比較

第7章 GA4分析代行のおすすめ会社17選|得意な分析手段と料金で比較

ここまでの基準を踏まえ、GA4の分析やアクセス解析を依頼できる会社を17社紹介します。料金は2026年10月時点で各社のサービスページに記載されていた内容です。

会社名料金の目安(公式記載)得意な分析手段向いている企業
株式会社Grill月額数万円〜(広告運用は手数料10%〜)探索・BigQuery・広告データとの突き合わせ分析から広告・LPの改善まで回したい
株式会社THE MOLTS運用・分析代行 月額10万円〜設定診断から分析・CVR改善まで設定と分析をまとめて任せたい
株式会社グラッドキューブ(SiTest)5万円/10万円/20万円(税抜)〜KGI/KPI設計・ダッシュボード・定期レポートLPOとあわせて分析したい
株式会社メディアエクシードコンサルティング 月額10万円(税込)〜GA4のコンサルティング・レポート作成GA4の疑問を継続的に相談したい
株式会社JADE分析・施策提案 80万円〜計測設計・高度な分析・ダッシュボード大規模サイトで分析の精度を高めたい
株式会社メディアリーチ単発の設定代行 3万円〜BigQuery連携・Looker Studio構築小さく始めて分析基盤を広げたい
株式会社DearOne要問い合わせダッシュボード・BigQuery環境構築アプリやCRMと連携して分析したい
株式会社メディックス要問い合わせ導入設定・レポート・講習会広告代理店と一体で分析したい
株式会社イー・エージェンシー要問い合わせGA4 360・Google Cloud連携大量データを360で扱いたい
デジメーション株式会社定期解析レポート・コンサル 月5万円(税抜)Looker Studioテンプレート・定期解析毎月の定点観測を任せたい
株式会社トモシビ考察・改善提案代行 1回5万円〜GA4レポート・GTM設定スポットで考察を頼みたい
株式会社コーボー初期設定+サイト分析 8万円(税別)〜初期設定とサイト分析のセット設定の見直しと分析を同時に済ませたい
株式会社GIG(コンマルク)概ね30万円程度GA4・Search Console・Clarityの横断分析コンテンツSEOとあわせて分析したい
株式会社プリンシプルアクセス解析コンサルティング 月80万円〜広告・SEO横断の分析コンサルティング大きな予算の配分を見直したい
クロスエモーション合同会社月額3万円(税抜)〜定期レポート・月次報告会少額で定例の相談相手がほしい
株式会社コスモブレインズ定期レポート 月2万円〜企業ログ解析・BtoB向け分析製造業・建材などBtoBサイト
アースフィア株式会社月2万5,000円(税抜)〜約30ページの定期レポート毎月の報告書を外部に任せたい

7-1. 株式会社Grill

株式会社Grill

【GA4の探索とBigQueryで原因を特定し、広告とLPの改善まで高速で回す分析パートナー】

株式会社Grillは、Googleアナリティクス(GA4)の探索レポートとBigQueryを使い分け、成果が動いた原因を流入元・ページ・デバイスの単位まで特定する分析を得意としています。第1章で触れたしきい値やサンプリング、(not set)の比率を最初に点検し、補正したデータを基準に比較するため、誤った前提での提案を避けられます。

分析の結果は、広告の配信設定やLPの修正といった実装まで同じチームで反映できます。AI・自動化ツールで集計とレポート作成の工数を圧縮し、浮いた時間を仮説の検証に回すため、改善のPDCAを短い周期で回せる点が特長です。広告運用は最低出稿10万円〜、手数料は業界標準の20%に対して10%〜で対応しています。

ECやSaaS、BtoBのサイトまで支援しており、受注台帳やCRMのデータとGA4を突き合わせる設計にも対応します。月額10万円規模のスモールスタートから、大規模な予算まで体制を柔軟に組めます。

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

7-2. 株式会社THE MOLTS

株式会社THE MOLTS

【GA4の設定診断から分析、CVR改善まで一貫して任せられる支援会社】

THE MOLTSは、GA4の新規導入や設定診断から、レポーティング、CVR改善までを一貫して扱う会社です。メンバーがGoogleアナリティクスの個人認定資格を持ち、100サイトを超える導入実績をもとにパッケージ化した支援を提供しています。

料金はアドバイザー支援と運用・分析代行が月額10万円〜、インハウス化支援が月額50万円〜(6カ月〜)です。

会社名株式会社THE MOLTS
所在地東京都目黒区平町2-13-5
公式サイトhttps://moltsinc.co.jp/service/data-strategy/ga4-support/

7-3. 株式会社グラッドキューブ(SiTest)

株式会社グラッドキューブ(SiTest)

【KGI/KPI設計からダッシュボード、定期レポートまで3段階で選べる】

グラッドキューブは、サイト解析・改善ツール「SiTest」を提供する会社です。GA4のサービスでは、KGI/KPIの設計と設計書の作成、ダッシュボードの構築、定期レポートの3つの段階に分けてプランを用意しています。

料金は5万円・10万円・20万円(いずれも税抜)〜の3プランで、具体的な取り組み例としてBigQuery連携やユーザー分析も挙げています。LPO施策と同じ窓口で進めたい場合に検討しやすい会社です。

会社名株式会社グラッドキューブ
所在地大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
公式サイトhttps://sitest.jp/solution/ga4/

7-4. 株式会社メディアエクシード

株式会社メディアエクシード

【GA4のコンサルティングとレポート作成を個別に依頼できる】

メディアエクシードは、GA4の設定代行、コンサルティング、レポート作成をそれぞれ単独で依頼できる会社です。社内で運用しながら、つまずいた点を継続的に相談したい企業に合っています。

料金はコンサルティングが月額10万円(税込)〜、レポート作成が1レポート8万8,000円(税込)〜、設定代行が1サイト8万8,000円(税込)〜と公表されています。

会社名株式会社メディアエクシード
所在地東京都新宿区新宿2丁目3-11 VORT新宿御苑 7F
公式サイトhttps://mediaexceed.co.jp/service/google_analytics/

7-5. 株式会社JADE

株式会社JADE

【計測設計から高度な分析まで、大規模サイトのデータ活用に強い】

JADEは、SEOやWeb広告、GA4の設定・運用、BigQueryの管理代行などを手がけるコンサルティング会社です。GA4については、計測設計とタグ実装、分析と施策提案、ダッシュボード構築を個別のメニューとして提供しています。

料金は計測設計・タグ実装サポートが60万円〜(スポット)、分析・施策提案が80万円〜、ダッシュボードが100万円〜です。予算規模は大きくなりますが、大規模サイトの分析精度を一段上げたい企業の選択肢になります。

会社名株式会社JADE
所在地東京都千代田区外神田4-7-11 VORT秋葉原north 12階
公式サイトhttps://ja.dev/services/consulting/ga4

7-6. 株式会社メディアリーチ

株式会社メディアリーチ

【単発の設定から始めて、BigQueryやLooker Studioの分析基盤まで広げられる】

メディアリーチは、GA4の単発の設定代行を3万円〜で受けている会社です。計測設計やGTMの調査といった設定まわりに加え、BigQuery連携やLooker Studioの構築にも対応しています。

最初は小さく依頼して計測を整え、成果が見えてから分析の基盤へ投資を広げる、という段階的な進め方ができます。

会社名株式会社メディアリーチ
所在地大阪府大阪市北区芝田2-8-11 共栄ビル3F
公式サイトhttps://mediareach.co.jp/ga4-consulting

7-7. 株式会社DearOne

株式会社DearOne

【GA4のイベント設計からBigQuery環境構築まで扱う分析支援】

DearOneは、O2O領域のスマートフォンアプリやデジタルマーケティング関連ツールを提供する会社で、GA4の分析支援サービスを提供しています。導入支援、イベント設計・設定、ダッシュボード作成、BigQuery環境構築支援までをメニューに含めています。

料金は公開されておらず、プランは相談のうえで決める形です。アプリやCRMのデータと連携した分析を検討している企業に向いています。

会社名株式会社DearOne
所在地東京都港区虎ノ門3-8-8 NTT虎ノ門ビル4階
公式サイトhttps://growth-marketing.jp/ga4-support/

7-8. 株式会社メディックス

株式会社メディックス

【広告代理店ならではの視点で、GA4の導入から活用まで支援】

メディックスは、インターネット広告の代理店として、GA4の導入設定からレポートや分析などの活用支援までを提供している会社です。課題に合わせた3つのパッケージや、Looker Studioのモニタリングダッシュボード、企業向けの講習会を用意しています。

料金は公式サイトでは公開されていません。広告運用とGA4の分析を同じパートナーにまとめたいときの候補です。

会社名株式会社メディックス
所在地東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19階
公式サイトhttps://www.medix-inc.co.jp/lp/ga4/

7-9. 株式会社イー・エージェンシー

株式会社イー・エージェンシー

【GA4 360とGoogle Cloudを使った大規模データの活用に対応】

イー・エージェンシーは、Google Marketing PlatformとGoogle Cloudの認定パートナーです。GA4の導入やデータ活用の事例を公開しており、有料版のGA4 360の取り扱いにも対応しています。

料金は公開されていません。月間のイベント数が多く、標準プロパティのサンプリングや上限が分析の妨げになっているなら相談先に入れておきたい会社です。

会社名株式会社イー・エージェンシー
所在地東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館4階
公式サイトhttps://googleanalytics360-suite.e-agency.co.jp/

7-10. デジメーション株式会社

デジメーション株式会社

【定額の定期解析レポートと、Looker Studioテンプレートを提供】

デジメーションは、定期解析レポートとコンサルティングを月5万円(税抜)で提供している会社です。Looker Studioのテンプレートを月5,000円(税抜)+初期費用1万5,000円(税抜)で利用できるプランもあります。

定点観測のレポートを手頃な定額で任せたい企業に向いています。スポットの解析は見積もりで対応しています。

会社名デジメーション株式会社
所在地大阪府大阪市福島区福島6-25-19
公式サイトhttps://www.digimation.co.jp/web_analytics

7-11. 株式会社トモシビ

株式会社トモシビ

【GA4の分析とGTM設定を専門に扱い、考察だけの依頼にも対応】

トモシビは、GA4の分析とGTMの設定を専門にするアクセス解析の会社です。データが自動更新されるGA4レポート一式を4万3,000円の買い切りで提供しています。

考察・改善提案の代行は1回5万円〜で、継続契約を結ばずにスポットで考察を頼めます。

会社名株式会社トモシビ
所在地大阪府大阪市西区西本町1丁目7-21 ニシモトビル 7階
公式サイトhttps://tomo-shibi.co.jp/service/analytics_report/

7-12. 株式会社コーボー

株式会社コーボー

【GA4の初期設定とサイト分析をセットで依頼できる】

コーボーは、GA4の導入時に行う初期設定とサイト分析をセットにしたプランを用意している会社です。設定の見直しと現状の分析を1回の発注で済ませられます。

料金は初期設定のみが5万円(税別)〜、初期設定+サイト分析が8万円(税別)〜です。

会社名株式会社コーボー
所在地東京都渋谷区東3-22-8 サワダビル3F
公式サイトhttps://www.cooboo.co.jp/special/ga4/

7-13. 株式会社GIG(コンマルク)

株式会社GIG(コンマルク)

【GA4とSearch Console、Clarityを横断した分析で、コンテンツの改善につなげる】

GIGは、コンテンツマーケティングのサービス「コンマルク」を運営する会社です。GA4、Search Console、Microsoft Clarity、Ahrefsを組み合わせ、検索流入とサイト内の行動をあわせて分析します。

料金は分析期間やツールの設定状況で変わりますが、概ね30万円程度と案内されています。分析の頻度は毎月から半年に1回まで調整できます。

会社名株式会社GIG
所在地東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町 4階
公式サイトhttps://www.conmark.jp/service/web-consulting

7-14. 株式会社プリンシプル

株式会社プリンシプル

【広告とSEOを横断した分析コンサルティングで、大きな予算の配分を見直す】

プリンシプルは、デジタルマーケティングのコンサルティング会社で、GA4の設定診断や設定実装、テクニカルヘルプデスクなどのメニューを持っています。

アクセス解析コンサルティングの基本料金は月80万円〜(提供期間6カ月)です。広告やSEOに大きな予算を投じており、配分の根拠をデータで固めたい企業に向いています。

会社名株式会社プリンシプル
所在地東京都千代田区神田駿河台4-2-5 トライエッジ御茶ノ水10階
公式サイトhttps://www.principle-c.com/service/

7-15. クロスエモーション合同会社

クロスエモーション合同会社

【月3万円から、ウェブ解析の専門家を顧問として持てる】

クロスエモーションは、ウェブ解析の専門家による顧問サービス「カイセキコモン」を提供しています。基本プランには、サイト分析またはLP分析の定期レポート、オンラインでの月次報告会、3か月ごとの面談が含まれます。GA4の初期設定やGTMの計測設定も、1回5万円〜のスポットで頼めます。

料金は基本プランが月額3万円(税抜)、サイト分析とLP分析のセットが月額5万円(税抜)〜です。少額で定例の相談相手を持ちたい企業に向いています。

会社名クロスエモーション合同会社
所在地東京都港区南青山5-12-6 英ビル8F
公式サイトhttps://www.cross-emo.jp/analysis/

7-16. 株式会社コスモブレインズ

株式会社コスモブレインズ

【企業ログ解析で、BtoBサイトの訪問企業まで分析できる】

コスモブレインズは、生産財や建材業界のマーケティング支援を得意とする会社です。定期レポートに加え、企業名や業種、売上規模を解析データに統合する企業ログ解析を提供しています。

料金は定期レポートが月2万円〜、スポット分析が5万円〜、企業ログ解析が初期費用3万円〜・月額1万円〜です。訪問企業の業種や規模まで見えるため、製造業などBtoBのサイトで特に生きるサービスです。

会社名株式会社コスモブレインズ
所在地東京都新宿区高田馬場2-14-2 新陽ビル2階
公式サイトhttps://www.webplus-listing.com/

7-17. アースフィア株式会社

アースフィア株式会社

【約30ページの分析レポートを毎月メールで受け取れる】

アースフィアは、Googleアナリティクスのレポート作成代行サービスを提供している会社です。ユーザー・集客・コンテンツの分析を含む約30ページのレポートを、毎月メールで届けます。

料金は1ドメインあたり月2万5,000円(税抜)〜で、最低3か月の継続契約が必要です。毎月の報告書づくりを外に出したい企業に向いています。

会社名アースフィア株式会社
所在地東京都港区虎ノ門2-2-3 虎ノ門アルセアタワー 3F
公式サイトhttps://www.ear-th.com/lp/ga/

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第8章 EC・BtoB・メディア・来店型で変わる着眼点|業種別に見るGA4分析代行の使い方

第8章 EC・BtoB・メディア・来店型で変わる着眼点|業種別に見るGA4分析代行の使い方

同じGA4のアクセス解析でも、業種によって見るべき数字と使う探索の手法は変わります。代行先に依頼する前に、自社の業種で何が論点になるかを押さえておきましょう。

8-1. EC:商品詳細からカート追加、購入までの通過率と再購入までの日数

ECでは、商品詳細ページからカート追加、購入完了までの通過率が最初の論点です。目標到達プロセスの解析で段階ごとの離脱を確かめ、離脱が多い段階の画面を改善します。

もう1つの論点は再購入です。コホートで初回購入から何週目に再訪が落ちるかを見れば、フォローのメールを送る時期を決められます。集客全体の打ち手は「通販・ECサイトに効果的な集客方法9選」で整理しています。

8-2. BtoB:資料請求の先にある商談化は、GA4の外で確かめる

BtoBでは、GA4の標準的な設定で追えるのは資料請求や問い合わせの送信までです。そこから商談や受注に進んだかは、営業の管理表やCRMにしか記録されていません。

そのため、GA4の流入元別のキーイベントと、商談化した件数を月に1回は照合する必要があります。照合してみると、問い合わせの数は少なくても商談化率の高いチャネルが見つかることがあります。

BtoBでは、問い合わせフォームに「検討時期」や「従業員規模」の項目を設け、回答をイベントのパラメータとしてGA4に送る方法があります。株式会社Grillの運用経験上、こうしておくと商談化しやすい流入元を早い段階で推定しやすくなります。CRMとの照合を待たずに、月の途中でも広告の配分を見直せるようになります。BtoB向けの広告設計は「BtoBリスティング広告の運用ガイド」が参考になります。

8-3. メディア・コンテンツサイト:読了とサイト内の回遊を成果の手前に置く

記事を中心とするメディアでは、問い合わせや購入が発生する頻度が低く、成果だけでは解析の材料が足りません。記事の9割まで読み進めたときに記録されるスクロールのイベントや、記事から別の記事への移動を、成果の手前の指標として扱います。

経路データ探索で、成果につながる読者がどの記事を経由しているかを確かめると、改善する記事が絞れます。検索流入の土台を見直す場合は、「SEOで効果の出るキーワード選定のやり方」の手順が役立ちます。

8-4. 店舗・来店型:電話タップや経路案内のクリックを成果として数える

クリニックや店舗のように来店が成果になる業種では、サイト上で完結する成果がほとんどありません。電話番号のタップ、地図の経路案内、予約ページへの遷移を、キーイベントとして計測しておく必要があります。

これらのイベントを、実際の予約数や来店数と月ごとに並べます。すると、サイトの変化が来店にどれだけ影響しているかが見えてきます。予約システムが別ドメインにある場合は、クロスドメインの設定が入っているかも確認しましょう。

第9章 依頼書に書く5つの項目|GA4の分析代行で初回から結論を出すための準備

第9章 依頼書に書く5つの項目|GA4の分析代行で初回から結論を出すための準備

代行先の支援を受けても、渡す情報が少ないと初回のレポートは数字の一覧で終わります。次の5項目を1枚の依頼書にまとめて渡すと、初回から結論のある分析を受け取れます。

9-1. GA4の分析代行で答えを出したい問いと、その答えで決めること

最初に書くのは、分析で答えを出したい問いです。「スマートフォンの購入率がパソコンより低い理由」のように、具体的な現象を1文で書きます。

あわせて、答えが出たら何を決めるかも書き添えます。「理由がフォームなら来月改修する、広告の訴求なら原稿を差し替えて改善する」と決めておけば、代行先は判断に必要なデータだけを集められます。

9-2. 比べる期間と比較の相手

前月と比べるのか、前年同月と比べるのかで、使える解析の手法や注意すべき癖が変わります。前年と比べる場合は、データ保持期間が14か月になっているかを先に確認しておきましょう。

キャンペーンやサイトの改修があった月は、比較の相手から外すか、注記を付けて扱います。

9-3. 成果の定義と、キーイベントの登録日

社内で「成果」と呼んでいるものが、GA4のどのキーイベントの設定に当たるかを書きます。登録日や変更日も添えておくと、第1章で見た非遡及の影響を代行先が補正できます。

成果の定義が部署によって異なる場合は、依頼の前に社内で1つに決めておきましょう。

9-4. 判断する人と、結果を報告する場

解析の結果を受けて判断するのが誰かを明記します。報告の場が経営会議なのか、マーケティング部門の定例なのかで、レポートの粒度と長さは変わります。

判断する人が報告の場にいないと、結論が出ても施策が動きません。

9-5. 渡す権限と、GA4の外にあるデータの範囲

GA4の閲覧に必要な権限に加え、Search Consoleや広告の管理画面、CRMのどこまでを共有するかを書きます。社外に出せないデータがある場合は、集計した値だけを渡すなどの代替手段を決めておきます。

A/Bテストで仮説を確かめるところまで頼む場合は、「LPOでの効果的なABテストのやり方とは?」の判定基準もあわせて共有しておくと、勝ち負けの判断がぶれません。

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第10章 GA4の分析代行でよくある疑問|UAとの比較・権限・同意モードの影響

第10章 GA4の分析代行でよくある疑問|UAとの比較・権限・同意モードの影響

最後に、GA4の分析代行やアクセス解析の外注を検討する企業から、寄せられることの多い疑問に答えます。

10-1. ユニバーサルアナリティクス時代の数字と比べた分析はできる?

できません。Googleアナリティクスの公式ヘルプによれば、旧版のユニバーサルアナリティクスのデータは2024年7月1日の週以降、アクセスできなくなっています。

当時の数字を社内資料などで残している場合も、指標の定義が違うため単純には比べられません。比較の起点は、GA4でデータがそろった時点から置き直すことになります。

10-2. 代行先にはどの権限を渡せばよい?

レポートを見るだけなら閲覧者の役割で足りますが、作成した探索を御社の担当者に共有してもらうにはアナリスト以上が必要です。オーディエンスやキーイベントの作成・設定まで頼む場合は、マーケティング担当者の役割を渡します。

ユーザーの追加や削除ができる管理者の権限は、原則として社内に残しましょう。契約終了時に権限の設定を外す担当者も決めておくと安心です。

10-3. 同意モードを入れたら、数字が減ったのはなぜ?

同意モードでは、Cookieの利用に同意しなかったユーザーの扱いが変わるため、計測されるデータの量が変化することがあります。Googleアナリティクスの公式ヘルプは、同意が得られない場合でも、Cookieを使わない通信によって行動のモデリングが可能になると説明しています。

数字の減少が同意の影響なのか、実際の需要の変化なのかを切り分けるのは、代行先に頼みたい解析作業の1つです。導入日の前後で比べる際は、必ず注記を付けてもらいましょう。

10-4. GA4 360を契約しないと、分析代行は頼めない?

ほとんどのサイトは、無料の標準プロパティのままで分析を依頼できます。360が検討に入るのは、探索で1,000万イベントのサンプリング上限に頻繁に達する場合や、BigQueryの日次エクスポートが1日100万イベントの上限を超える場合です。

360の価格は公式に公開されておらず、販売パートナー経由の見積もりになります。

10-5. GA4分析代行の契約期間はどのくらいが一般的?

月次の分析では、最低3〜6か月の契約を条件にしている会社が多く見られます。アースフィアは最低3か月、THE MOLTSのインハウス化支援やプリンシプルのコンサルティングは6か月を単位にしています。

最初の1〜2か月は計測の補正と比較の基準づくりに使われることが多いため、費用に見合う効果が出ているかを判断するのは、3か月目以降が目安です。

10-6. 社内に担当者がいなくても依頼できる?

支援を依頼することはできますが、提案を受け取って実装を判断する窓口は、兼任でも社内に1人は置いてください。窓口がいないと、レポートが届いても誰も読まないまま次の月になってしまいます。

窓口の担当者に求められるのは、アクセス解析の操作技術ではなく、自社の商品と顧客、マーケティングの方針を説明できることです。

第11章 GA4の外の数字と突き合わせて分析が完成する|代行の成果を売上につなげる進め方

第11章 GA4の外の数字と突き合わせて分析が完成する|代行の成果を売上につなげる進め方

GA4の画面に表示される数字は、どれだけ精緻に解析しても売上そのものではありません。問い合わせの件数が増えた月に受注が減っていた、という食い違いは、社内の台帳と並べて初めて見つかります。

GA4特有の癖を補正し、問いに合った探索の手法を選び、必要に応じてBigQueryへ広げる。この順番を代行先と共有できれば、費用の大小にかかわらず、分析はマーケティングの改善材料として機能し始めます。

11-1. 代行の初回分析では、GA4のキーイベント件数と受注台帳の件数を同じ表に並べる

代行先の支援で最初に頼みたいのは、直近3か月のキーイベントの件数と、同じ期間の受注や来店の件数を、流入元ごとに1枚の表へ並べる作業です。この表があれば、GA4の数字のうちどれが売上に近く、どれが遠いかが見えてきます。

件数が大きくずれている流入元は、計測の設定の不備か、質の低い問い合わせが混ざっているかのどちらかです。そこから先の分析は、このずれを説明するところから始めると、遠回りがありません。

広告費の配分まで見直す場合は、「リスティング広告の費用相場と予算別運用」の考え方もあわせて確認してください。

11-2. GA4の分析から改善の検証まで同じチームで回すなら、株式会社Grillへ

株式会社Grillは、GA4の数字の癖を最初に点検したうえで、探索とBigQueryを使い分けて成果が動いた原因を特定します。御社の受注台帳やCRMのデータとGA4を突き合わせ、売上に近い流入元とページを明らかにするところまでが分析の範囲です。

特定した原因は、広告の配信設定やLPの修正として同じチームが実装まで支援し、翌月の数字で検証します。集計とレポート作成をAI・自動化ツールに任せた分、仮説の検証に人の時間を使えるため、1か月に回せる改善の本数が増えます。第1章の癖を補正しないまま比べていた前年比や広告の成果も、補正後の数字で引き直してお見せできます。

GA4のデータは集まっているのに、何を変えればよいかが決まらない状態が続いているなら、まずは現在のプロパティの設定と、直近3か月の数字の読み方から一緒に確かめていきましょう。

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この記事を書いた人
株式会社epochにてWEB業界のプロジェクトマネージャーとして従事し、デジタル領域での専門性を武器に事業成長を牽引。その後、株式会社LADDERにてWEBデザイナー兼コーダーとして様々な著名インフルエンサーのSNS広告やD2C事業に携わり、LP構成から制作、運用までを一元的に行って広告効果の高いLPを量産。現在は株式会社GrillのWEBデザイナー兼コーダー兼ディレクターとして、幅広い技術を駆使し、HP制作からECサイトの制作、動画制作や編集まで一気通貫で手がけるフロントエンドのスペシャリスト。
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