アクセス解析に強いおすすめ代行会社16選!費用相場とレポートの厚さで選ぶと失敗する理由

アクセス解析に強いおすすめ代行会社16選!費用相場とレポートの厚さで選ぶと失敗する理由

アクセス解析でいちばん時間がかかるのは、数字を集める作業ではありません。集めた数字を見て「来月は何をやめ、何に予算を寄せるか」を決める会議のほうです。GA4やLooker Studioの普及で集計は半ば自動になった一方、その先の判断は今も人の仕事として残っています。

外部の会社が提供するアクセス解析代行サービスの価値も、本来はこの判断の部分にあります。ところが実際の契約では、毎月届くレポートの見栄えや指標の数で比べられることが多く、受け取った資料が会議で一度も開かれないまま更新日を迎えるケースもあります。株式会社Grillが改善支援の相談を受ける際にも、「代行は頼んでいるが、何が変わったのか説明できない」という声は珍しくありません。

ここでは、2026年10月時点のGA4の仕様を前提に、アクセス解析代行で毎月決まるべき判断から逆算して、任せる範囲・準備・選び方・費用・依頼先の候補を順に整理しました。どの段階まで外に出し、どこを社内に残すかを決める材料として使ってください。

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目次

第1章 アクセス解析の代行で毎月決まる5つの判断|レポートの枚数より「何が変わったか」で成果を測る

第1章 アクセス解析の代行で毎月決まる5つの判断|レポートの枚数より「何が変わったか」で成果を測る

アクセス解析代行の成果は、納品物の厚さでは測れません。毎月の定例のあとに、次の5つのうちいくつが具体的に決まったかを数えると、依頼先が機能しているかを判断しやすくなります。

1-1. 広告・SEO・SNSのうち、来月どこに予算と工数を寄せるか

最初に決まるべきは、集客チャネル間の配分です。流入数だけでなく、チャネルごとの問い合わせや購入までの到達率を並べると、同じ1万円でも成果の出方が大きく違うことが見えてきます。広告の費用を削ってでもSEOの記事改修に工数を回すべき月もあれば、その逆の月もあります。

チャネル比較の土台になる指標の組み方は、「リスティング広告の分析方法と指標設計」で詳しく扱っています。アクセス解析の代行先には、各チャネルの数字を同じ物差しで並べた表を毎月求めると、配分の議論が感覚に流れません。

1-2. 改善するページの優先順位を、流入の多さと成果への近さで決める

サイトの中で手を入れるページは、流入が多い順ではなく「流入×成果への近さ」で選びます。たとえば料金ページは閲覧数が少なくても、問い合わせ直前のユーザーに読まれるなら優先度が高くなります。逆にSEO目的のブログ記事は、数字が大きくても成果への寄与が薄いことがあります。

代行会社の提案が「直帰率の高いページ一覧」で止まっている場合は、成果に近いページから並べ直してもらいましょう。並べ替えた順番そのものが、翌月の制作チームの作業リストになります。

1-3. 成果につながっていない施策を止める判断

アクセス解析が役に立つ場面として見落とされやすいのが、やめる判断です。続けている施策のうち、3か月続けても問い合わせや購入に結びついていないものを特定し、止めるか形を変えるかを決めます。止めた分の予算と人手は、1-1や1-2で決めた改善策に回せます。

止める判断は社内の担当者ほど下しにくいものです。自分が始めた施策を数字で否定する形になるため、外部の分析担当が根拠を示して論点を出すほうが、議論が前に進みやすくなります。

1-4. 翌月に検証する仮説と、その合否を決める数字

4つ目は、次の1か月で確かめる仮説です。「フォームの項目を2つ減らせば、入力を始めたユーザーの送信率が上がる」のように、変更内容と見る数字をセットで決めます。合否の基準を先に置いておけば、翌月の定例で結果を見たときに、続けるか戻すかがすぐに決まります。

仮説を立てずに数字だけを追う月が続くと、レポートは毎月同じ形のまま厚くなるだけです。代行先には、仮説の一覧と前月の検証結果を毎月の資料の冒頭に置くよう依頼しておきましょう。

1-5. 信用できない数字を見つけ、計測の設定を直す判断

最後は、計測そのものの修正です。問い合わせが二重に数えられている、決済画面で参照元が自社ドメインに変わっている、といった不具合は、数字を毎月見ている人でなければ気づけません。GA4の設定に問題があれば、どれだけ丁寧に分析しても結論がずれます。

株式会社Grillのこれまでの支援実績では、数字が前月から急に動いたときは、まず計測の変化を疑い、次にユーザーの行動の変化を疑う順番で確認しています。この順番を守るだけで、誤った前提のまま打ち手を決める事故の多くを防げます。

1-6. 【実践例】月次の決定事項が多い企業ほど、問い合わせ数の伸びが大きかった

株式会社Grillがアクセス解析と改善提案を支援した企業(EC・BtoB SaaS・美容クリニック・不動産、2025年4月〜2026年3月、N=21社)を対象に、定例会で決まった事項を数えました。1回あたりの決定事項は平均3.4件です。1-1〜1-5に当たる判断が月2件以上決まった企業は13社で、6か月後の問い合わせ・購入数は平均41%増えています。

一方、決定事項が月1件以下にとどまった8社では、同じ期間の伸びは平均7%でした。両者のレポートの枚数に大きな差はなく、違いは定例の終わりに「来月やること」が決まっていたかどうかにありました。

比較項目決定事項が月2件以上(13社)決定事項が月1件以下(8社)
定例会1回あたりの決定事項平均4.6件平均1.4件
6か月後の問い合わせ・購入数平均41%増平均7%増
定例会に出席する決裁者13社中11社で出席8社中2社で出席

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第2章 定点観測から意思決定支援まで|アクセス解析代行に任せられる範囲を4段階で整理

第2章 定点観測から意思決定支援まで|アクセス解析代行に任せられる範囲を4段階で整理

アクセス解析代行と一口に言っても、数字を集めて届けるだけのサービスから、施策の継続や中止まで一緒に決めるものまで幅があります。ここでは依頼の深さを4段階に分け、それぞれで何が受け取れるかを整理します。

2-1. 段階1「定点観測」:月次レポートとダッシュボードを毎月更新してもらう

最も浅い段階は、決まった指標を毎月集計して届けてもらうサービスです。Looker Studioなどのダッシュボードを一度組めば、データは自動で更新されるため、費用は月1万円台から数万円に収まることが多くなります。

この段階で受け取れるのは「何が起きたか」までです。数字の変化の理由や次の打ち手は、社内で考える必要があります。社内に数字を読める担当者がいて、集計作業だけを手放したい企業に向いています。

2-2. 段階2「要因分解」:数字が動いた理由を流入元・ページ・デバイス別に切り分ける

2段階目のサービスでは、数字が動いた理由まで調べてもらいます。たとえば問い合わせが前月より減った場合、どの流入元・どのページ・どのデバイスで減ったかを切り分け、原因の候補を絞り込みます。SEOの順位変動が疑われる場合は、Search Consoleの検索クエリまで突き合わせます。

検索流入の減少がサイト内部の構造に起因するなら、「SEO内部対策の完全ガイド」のような観点で原因を探ることになります。要因分解まで頼むと、社内では「なぜ」に答えるための調査時間が大きく減ります。

2-3. 段階3「仮説検証」:ABテストやヒートマップで改善案を確かめる

3段階目では、要因分解で見つけた課題に対し、改善案を立てて効果を確かめるところまで任せます。ヒートマップでユーザーのスクロール到達率を見たり、ABテストで見出しやフォームの違いを比べたりする作業が中心です。

この段階からは、改善案を実際にサイトへ反映する人が必要になります。代行会社が実装まで担うのか、社内の制作担当が反映するのかを、契約前に決めておかないと検証が止まります。

2-4. 段階4「意思決定支援」:定例会で施策の継続・停止まで提案してもらう

最も深い段階では、第1章で挙げた5つの判断を、代行先が根拠付きで提案します。定例会には決裁者が同席し、その場で予算配分や施策の継続・停止を決めていきます。いわゆるアクセス解析コンサルティングと呼ばれる形で、月額は数十万円になることが一般的です。

段階4を選ぶ場合は、代行先に広告やSEOの管理画面の閲覧権限まで渡すことが前提になります。サイトの数字だけを見ていては、チャネル間の配分を判断できないためです。

2-5. GA4・Search Console・広告管理画面・CRMのどこまでをつなぐか

段階とは別に、扱うデータの範囲も見積もりを左右します。GA4だけを見るのか、SEOの状況を映すSearch Consoleや広告の管理画面、さらに受注や商談の記録を持つCRMまでつなぐのかで、作業量は数倍変わります。

SNS経由の集客が大きい企業なら、SNS側の指標も含めるかを決めておきましょう。媒体ごとの指標の考え方は「インスタ広告の効果測定で見るべき指標と設計手法」が参考になります。

段階主な作業代行先から受け取れるもの社内に残る仕事
1. 定点観測集計・ダッシュボード更新毎月の数字原因の調査と打ち手の決定
2. 要因分解流入元・ページ・デバイス別の切り分け数字が動いた理由打ち手の決定と実行
3. 仮説検証ヒートマップ・ABテスト改善案の効果実装の判断とリソース確保
4. 意思決定支援定例会での提案予算配分・施策の継続や停止の案最終決裁

第3章 社内分析と外部委託の分担|アクセス解析を代行に任せる3つの利点と2つの限界

第3章 社内分析と外部委託の分担|アクセス解析を代行に任せる3つの利点と2つの限界

外部に任せると何が楽になり、何が残るのかを先に知っておくと、依頼範囲を決めやすくなります。利点だけでなく、代行では埋まらない限界もあわせて整理します。

3-1. 利点1:第三者の目で「数字が正しいか」から疑ってもらえる

社内で同じダッシュボードを見続けていると、計測の不具合に気づきにくくなります。外部の担当者は、受け取ったデータをまず疑うところから始めるため、二重計測や除外漏れが早い段階で見つかります。第1章の1-5で触れた計測の修正は、外部に任せる利点がもっとも出やすい領域です。

3-2. 利点2:レポート作成に使っていた担当者の時間を、月15時間ほど取り戻せる

株式会社Grillが支援を始める前に社内で月次レポートを作っていた企業(2025年度、N=14社)では、作成にかかる時間が担当者1人あたり月平均17.5時間でした。代行サービスに切り替えた後、社内に残った作業は資料の確認と定例への出席で、月平均3.0時間に減っています。

浮いた時間を、施策の実行や社内調整に回せるのが大きな利点です。特にマーケティング担当が1〜2人の企業では、集計作業を手放すだけで打ち手の数が増えます。

3-3. 利点3:広告・SEO・SNSを同じ物差しで比べられる

チャネルごとに別の担当者や別の会社が数字を報告していると、指標の定義がそろわず、どこに予算を寄せるべきか比べられません。アクセス解析の代行先が全チャネルの数字を1つの表にまとめれば、1-1で挙げた配分の判断がしやすくなります。

3-4. 限界1:商品や顧客の事情は、社内にしかない

一方で、代行では埋まらない部分もあります。季節ごとの受注の波、営業部門が持つ顧客の声、商品の在庫状況などは、サイトの数字には表れません。外部の担当者がこれを知らないまま分析すると、もっともらしいが的外れな結論になります。

定例会では、社内の担当者がこうした事情を毎回共有する時間を取りましょう。数字の読み手と事業の当事者がそろって、はじめて判断の精度が上がります。

3-5. 限界2:提案を実装する人がいなければ、数字は動かない

代行先がどれだけ良い改善案を出しても、サイトに反映されなければ成果は変わりません。制作会社への発注に1か月、社内の承認に1か月かかる体制では、検証のサイクルが回りません。依頼前に、提案を誰がいつ実装するかの段取りを決めておく必要があります。

広告の入札や配信設定まで含めて社内で回すかを迷っている場合は、「広告運用を内製化するには?作業内容別で決める進め方」の考え方が整理に役立ちます。

3-6. 社内でアクセス解析を続ける場合と代行に依頼する場合の比較表

比較項目社内で分析代行(段階1〜2)代行(段階3〜4)
社内の工数月15〜20時間程度確認と打ち手の検討に月5〜8時間定例出席と実装調整に月3〜5時間
分析の精度担当者の経験に左右される集計と原因調査は安定する計測の点検から提案まで担保しやすい
費用の目安人件費のみ月1万〜10万円程度月10万〜80万円程度
向いている企業解析経験のある担当者がいる打ち手は社内で決めたい判断まで一緒に詰めたい

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第4章 依頼前に用意しておく4つのデータと権限|アクセス解析代行の初月を計測確認だけで終わらせない

第4章 依頼前に用意しておく4つのデータと権限|アクセス解析代行の初月を計測確認だけで終わらせない

アクセス解析代行の最初の1か月は、代行先が現状を把握するための期間になります。次の4つを契約前にそろえておくと、その期間が短くなり、2か月目から改善の議論に入れます。

4-1. 売上目標から逆算した、月間の問い合わせ・購入の目標件数

「アクセスを増やしたい」という依頼では、代行先は何を基準に良し悪しを判断すればよいかわかりません。売上目標から、月に何件の問い合わせや購入が必要かを逆算し、1枚の紙に書いておきます。その件数を達成するための中間指標(流入数・フォーム到達数など)は、代行先と一緒に決めれば十分です。

広告経由の成果まで含めて目標を置く場合は、1件あたりにかけられる上限の費用も決めておきましょう。考え方は「リスティング広告のKPIは限界CPAから逆算」で解説しています。

4-2. GA4・GTM・Search Console・広告アカウントの閲覧権限

代行先に渡す権限は、まず閲覧権限で足ります。GA4の管理画面では、閲覧者の役割で設定とデータの表示ができると公式ヘルプが説明しています。設定の修正が必要になった段階で、編集者などの役割を追加で付与する流れにすると、意図しない変更を防げます。

権限は、必ず自社のGoogleアカウントが管理者を持った状態で付与します。代行先のアカウントでプロパティを作り直すと、契約終了時にデータを引き継げなくなるおそれがあります。

4-3. 過去1年に実施した施策とサイト改修の履歴

数字が動いた理由を探るとき、最初に確認するのは「その時期に何をしたか」です。キャンペーンの開始日、広告の出稿額の変更、サイトのリニューアル日、フォームの差し替え日を、日付つきで一覧にしておきます。

特にリニューアルは、SEOによる検索流入と計測の両方に影響します。改修時の注意点は「サイトリニューアルでSEO効果を最大化する5ステップ」にまとめました。履歴がない状態で依頼すると、代行先は過去の変動の理由を推測で埋めるしかありません。

4-4. 受注・来店・商談化など、サイトの外で起きた成果の記録

BtoBや来店型のビジネスでは、サイト上の問い合わせがそのまま売上になるとは限りません。問い合わせのうち何件が商談になり、何件が受注したかの記録を月単位で用意しておくと、代行先は「受注につながりやすいユーザーの流入元」まで分析できます。

CRMや営業の管理表から月次で数字を出せるだけでも、判断の質は変わります。個人情報を渡す必要はなく、流入元別・月別の件数がわかれば十分です。

第5章 サンプルレポートで見抜く6つの質問|失敗しないアクセス解析代行会社の選び方

第5章 サンプルレポートで見抜く6つの質問|失敗しないアクセス解析代行会社の選び方

アクセス解析代行会社の力量は、営業資料に並ぶ実績の数より、実際のレポートに表れます。見積もりの段階で、社名を伏せたサンプルを見せてもらい、次の6つの質問を投げかけると違いがはっきりします。

5-1. 前月比の増減に「理由」と「次の打ち手」が書かれているか

サンプルを開いたら、数字の増減の横に理由と打ち手が書かれているかを確かめます。「セッションが12%減少しました」で終わっているレポートは、段階1の定点観測にとどまっています。理由と打ち手まで書かれていれば、段階2以上の分析が期待できます。

5-2. GA4の数字を、受注や商談の数字と突き合わせているか

GA4の問い合わせ件数と、営業部門が把握している件数がずれていないかを確認しているかも重要です。両者を突き合わせた形跡がある会社は、計測の誤りを前提から疑う習慣を持っています。突き合わせの方法を質問し、具体的な手順で答えられるかを見ましょう。

5-3. 担当者は誰で、同時に何社を受け持っているか

アクセス解析サービスの品質は、担当者個人に大きく依存します。営業担当ではなく実際に分析する人が誰か、その人が同時に何社を受け持っているかを尋ねます。受け持ち社数が多すぎると、定例会の前日に数字を集計するだけの運用になりがちです。その担当者が自社に近い業種で実績を持っているかも、あわせて確認しましょう。

5-4. 作成したダッシュボードや分析データは、契約終了後も使えるか

ダッシュボードや分析用のシートが代行先のアカウントに置かれていると、契約を終えた時点で見られなくなることがあります。成果物の所有権と、契約終了時の引き渡し方法を事前に確認しておきます。サービスによっては、買い切りで自社に残る形の商品もあります。

5-5. 改善提案の実装まで頼めるか、頼めない場合は誰が担うか

第3章の3-5で触れたとおり、提案が実装されなければ数字は動きません。代行会社がサイトの修正や広告の設定変更まで担えるのか、提案までなのかを確認します。提案までの場合は、社内の誰が何営業日以内に反映するかを決めておくと、検証が止まりません。

5-6. 最低契約期間と、途中で依頼範囲を変えられるか

月額型のサービスでは、6か月などの最低契約期間を設けている例が見られます。最初は段階2で始め、成果が見えたら段階4へ広げる、といった範囲の変更に応じてもらえるかも確認しましょう。逆に、期待した判断材料が出てこない場合に、段階を下げて費用を抑えられるかも聞いておくと安心です。

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第6章 アクセス解析代行の費用相場|月1万円台から80万円まで開く理由と料金表の読み方

第6章 アクセス解析代行の費用相場|月1万円台から80万円まで開く理由と料金表の読み方

アクセス解析代行の料金は、同じ「月額」でも1万円台から80万円以上まで開きがあります。差を生むのは会社の格ではなく、第2章で整理した段階と、扱うデータの範囲です。

6-1. 段階ごとの月額費用の目安

各社の公式サイトに掲載された料金(2026年10月時点)をもとに、段階ごとの目安を整理すると次のとおりです。税込・税抜の表記は会社によって異なるため、見積もりでは必ず確認してください。

依頼の段階月額費用の目安料金を公開しているサービスの例
1. 定点観測(自動レポート・ダッシュボード)月5,000円〜1万円台株式会社コウズ「Groweb! Report」月11,000円(税込)
2. 要因分解(定期レポート+考察)月5万〜10万円程度デジメーション株式会社 定期解析レポート・コンサル月50,000円(税抜)
3. 仮説検証(改善提案・検証)月10万〜30万円程度株式会社THE MOLTS 運用・分析代行 月額10万円〜
4. 意思決定支援(コンサルティング)月30万〜80万円以上株式会社プリンシプル アクセス解析コンサルティング 月80万円〜

6-2. スポット分析・ダッシュボード構築・買い切り型の費用

毎月の契約ではなく、1回だけの分析や仕組みづくりを頼めるサービスもあります。サイトのリニューアル前や、広告の大幅な見直しの前に、単発で現状を診断してもらう使い方です。

  • スポット分析:1回のレポートで8万〜30万円程度。株式会社メディアエクシードは1レポート88,000円〜(税込)と公開しています
  • ダッシュボード構築:テンプレートを使う形なら初期1万円台、独自に組む場合は15万円以上が目安です
  • 買い切り型の自動レポート:AIzen株式会社は50,000円、株式会社トモシビはGA4レポート一式43,000円の買い切りで提供しています

6-3. 見積もり金額を左右する4つの条件

同じ段階でも、次の条件で見積もりは大きく変わります。

  1. つなぐデータの数:GA4だけか、Search Console・広告管理画面・CRMまで含むか
  2. 定例会の頻度:月1回か隔週か、決裁者向けの報告会が別にあるか
  3. 計測の修正の有無:設定の不備を直す作業を料金内に含むか、別途かかるか
  4. 改善の実装範囲:ページの修正や広告の設定変更まで代行するか

見積もりを比べるときは、総額ではなくこの4点が同じ条件になっているかを先にそろえましょう。SEO支援をあわせて検討している場合は、「SEO対策の費用相場はいくら?」で別途相場を確認できます。

6-4. 【具体データ】月額料金の中身は、集計ではなく「考える時間」

株式会社Grillの段階4の支援実績(2025年10月〜2026年3月、N=12社)から作業時間を集計すると、1社あたり月平均22時間でした。内訳は、計測の点検2時間、データの集計1.5時間、要因分解8時間、提案資料の作成6時間、定例会と実装の調整4.5時間です。

集計作業はAIと自動化ツールで1.5時間まで圧縮できており、時間の大半は原因の分解と改善策の検討に使われています。見積もりの内訳を尋ねたとき、集計に多くの時間が割かれている場合は、自動化の余地がある分だけ費用が割高になっている可能性があります。

作業項目月平均の作業時間構成比
計測の点検2.0時間9%
データの集計1.5時間7%
要因分解8.0時間36%
提案資料の作成6.0時間27%
定例会・実装の調整4.5時間20%

第7章 おすすめのアクセス解析代行会社16選|対応できる解析の段階と料金で比較

第7章 おすすめのアクセス解析代行会社16選|対応できる解析の段階と料金で比較

ここからは、アクセス解析代行サービスの候補として16社を紹介します。第2章の4段階のどこを得意とするか、料金をどこまで公開しているかで比較できるよう、一覧表にまとめました(料金は2026年10月時点の各社公式サイトの記載です)。

会社名得意な段階料金の目安(公式記載)こんな企業に向いている
株式会社Grill段階2〜4月額数万円〜(広告運用とセットなら手数料10%〜)解析結果を広告の予算配分まで反映したい
株式会社THE MOLTS段階3〜4運用・分析代行 月額10万円〜分析チームのインハウス化も視野に入れたい
株式会社WACUL段階2〜4要問い合わせ多数のサイトの知見をもとに改善したい
株式会社UNCOVER TRUTH段階2〜3PV数・ドメイン数に応じて見積もりツールで課題ページを自動抽出したい
株式会社GIG(コンマルク)段階2〜4概ね30万円程度複数ツールを横断した診断を受けたい
デジメーション株式会社段階1〜2定期解析レポート・コンサル 月50,000円(税抜)少額で考察つきのレポートがほしい
株式会社トモシビ段階1〜2GA4レポート一式43,000円(買い切り)月額をかけずにレポートを持ちたい
株式会社コウズ段階1月11,000円(税込)経営層向けにわかりやすい数字を見たい
AIzen株式会社段階150,000円(買い切り)週次の自動レポートを仕組みで持ちたい
株式会社アイビス段階1〜2アクセス解析20,000円〜関西拠点の会社に相談したい
株式会社メディアエクシード段階2〜3コンサルティング月額100,000円〜(税込)回数を気にせず相談したい
株式会社グラッドキューブ(SiTest)段階1〜35万・10万・20万円(税抜)〜の3プランヒートマップとあわせて分析したい
株式会社プリンシプル段階4月額80万円〜(6カ月)大規模サイトで本格的な分析体制を組みたい
株式会社JADE段階3〜4分析・施策提案80万円〜技術的に複雑なサイトを深く分析したい
株式会社メディアリーチ段階1〜2GA4設定代行3万円〜計測の土台づくりから始めたい
株式会社サンシャインワークス段階1GA4設定代行55,000円(税込)GA4とヒートマップを同時に導入したい

7-1. 株式会社Grill

株式会社Grill

【アクセス解析の結果を、来月の広告予算と改善施策に直結させる支援会社】

株式会社Grillは、GA4・Search Console・広告管理画面の数字を1つの表にそろえ、第1章で挙げた5つの判断を毎月の定例で決めるところまで支援します。数字の集計と計測の点検はAIと自動化ツールで処理し、担当者の時間を要因分解と打ち手の検討に集中させているのが特徴です。数字が急に動いた月は、計測の変化から先に疑う手順で原因を切り分けます。

解析の結果をそのまま広告の配信や入札、LPの改善に反映できる点も強みです。広告運用まで任せる場合の手数料は10%〜で、業界標準の20%に対して半額の水準に設定しています。EC・BtoB SaaS・美容クリニック・不動産などの実績があり、高速なPDCAで検証の回数を増やすことで、成果が出るまでの期間を短くすることを重視しています。

アクセス解析単体の料金は月額数万円〜です。GA4の設定の見直しから始めたい企業、他社のレポートを受け取っているが判断に使えていない企業からの相談にも対応しています。

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

7-2. 株式会社THE MOLTS

株式会社THE MOLTS

【可視化からインハウス化まで段階的に支える解析支援会社】

アクセス解析の環境づくりからデータの可視化、レポートの作成までを代行し、その先の課題抽出や改善施策の立案にも対応しています。アドバイザー支援はスポットから定例会形式まで対応し、運用・分析代行とともに月額10万円〜です。

社内に分析チームを育てたい企業向けに、月額50万円〜のインハウス化支援も用意しています。代行と内製化の両方を視野に入れて相談したい企業に向いています。

会社名株式会社THE MOLTS
所在地東京都目黒区平町2-13-5
公式サイトhttps://moltsinc.co.jp/service/data-strategy/access-analysis/

7-3. 株式会社WACUL

株式会社WACUL

【大量のサイトデータと施策検証の蓄積を生かすGA4コンサルティング】

GA4の設定、レポーティング、改善提案を一体で提供するコンサルティングサービスを展開しています。公式サイトでは、4万サイト分のデータと1万2,000回以上の施策検証の実績を強みとして掲げています。

料金は公開されておらず、資料請求や問い合わせで確認する形です。他社の事例の傾向をもとに、自社の改善の優先順位を決めたい企業に適しています。

会社名株式会社WACUL
所在地東京都千代田区神田小川町3-26-8 2F
公式サイトhttps://wacul.co.jp/service/google-analytics-consulting

7-4. 株式会社UNCOVER TRUTH

株式会社UNCOVER TRUTH

【AIエージェントが課題ページと改善策を示す解析ツールの提供会社】

分析AIエージェントを搭載したWebサイト解析ツール「Content Analytics」を提供しています。ユーザーの行動データをAIが自動で分析し、課題のあるページと具体的な改善策を提示する仕組みです。

料金はPV数とドメイン数に応じたプランで見積もりとなります。分析にかかる時間を減らしつつ、カスタマーサクセスの支援も受けたい企業に向いています。

会社名株式会社UNCOVER TRUTH
所在地東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F
公式サイトhttps://www.uncovertruth.co.jp/service/ca/

7-5. 株式会社GIG(コンマルク)

株式会社GIG(コンマルク)

【複数の解析ツールを横断して課題を洗い出すWebコンサルティング】

GA4・Search Console・Microsoft Clarity・SEO分析向けのAhrefsなど複数のツールを使い、データに基づく課題抽出と改善施策の提案を行っています。料金は分析期間やツールの設定状況によって変わり、公式サイトでは概ね30万円程度と案内しています。

コンサルティングの頻度は毎月から半年に1回まで調整できます。定期契約の前に、まずまとまった診断を受けたい企業に合っています。

会社名株式会社GIG
所在地東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町 4階
公式サイトhttps://www.conmark.jp/service/web-consulting

7-6. デジメーション株式会社

デジメーション株式会社

【少額から考察つきの定期レポートを受け取れる大阪の支援会社】

アクセスデータを定期的に分析し、課題の抽出から改善施策の提案までを行う定期解析レポート・コンサルを月50,000円(税抜)で提供しています。Looker Studioのテンプレートを月5,000円(税抜)で使えるプランもあります。

スポット解析は見積もり対応です。ダッシュボードと考察の両方を、無理のない月額で始めたい企業に向いています。

会社名デジメーション株式会社
所在地大阪府大阪市福島区福島6-25-19
公式サイトhttps://www.digimation.co.jp/web_analytics

7-7. 株式会社トモシビ

株式会社トモシビ

【買い切りのGA4レポートと単発の考察を組み合わせられる会社】

GA4のレポート一式を43,000円の買い切りで提供しており、購入後はデータが自動で更新されます。考察と改善提案の代行は1回50,000円〜のオプションで、必要な月だけ依頼できます。

月額の固定費をかけずに、定点観測の仕組みを自社に残したい企業に適しています。

会社名株式会社トモシビ
所在地大阪府大阪市西区西本町1丁目7-21 ニシモトビル 7階
公式サイトhttps://tomo-shibi.co.jp/service/analytics_report/

7-8. 株式会社コウズ

株式会社コウズ

【Webに詳しくない経営層にも読みやすい解析レポートサービス】

アクセス解析・分析レポートのサービス「Groweb! Report」を、月11,000円(税込)または年110,000円(税込)で提供しています。初期登録は無料です。

Webの知識が深くない人にも伝わるわかりやすさを重視したレポートで、経営層への報告資料として使いたい企業に向いています。

会社名株式会社コウズ
所在地大阪府大阪市北区梅田2-4-9 西梅田ブリーゼタワー1F SYNTH
公式サイトhttps://groweb-report.com/

7-9. AIzen株式会社

AIzen株式会社

【GA4とSearch Consoleの週次レポートを仕組みとして納品する会社】

GA4とSearch Consoleからデータを自動で取り出し、週次のレポートをGoogle Chatに届ける仕組みを50,000円の買い切りで構築しています。標準的な週次レポートには月額費用がかかりません。

数字の変化に毎週気づき、改善に早く着手できる体制を、低コストで社内に持ちたい企業に適しています。

会社名AIzen株式会社
所在地愛知県尾張旭市旭ケ丘町山の手2-121 LAKESIDE GARAGE尾張旭E棟
公式サイトhttps://aizen-ai.co.jp/access-analysis-outsourcing/

7-10. 株式会社アイビス

株式会社アイビス

【Web広告とあわせてアクセス解析を相談できる大阪の広告会社】

大阪を拠点に、Web広告やホームページ制作とあわせてアクセス解析のサービスを提供しています。アクセス解析は20,000円〜と公式サイトに掲載されています。

広告の出稿とサイトの分析を、関西の同じ窓口でまとめて相談したい企業に向いています。

会社名株式会社アイビス
所在地大阪府大阪市浪速区湊町2-1-7 ルネッサ難波ビル5F
公式サイトhttps://ibis.jp/

7-11. 株式会社メディアエクシード

株式会社メディアエクシード

【月額制で回数を気にせず相談できるGoogleアナリティクス支援】

GA4の設定代行、コンサルティング、レポート作成をそれぞれ料金つきで公開しています。コンサルティングは月額100,000円〜(税込)、単発のレポート作成は88,000円〜(税込)です。

まず1回のレポートで相性を確かめ、その後に月額へ切り替える進め方もしやすい料金体系です。

会社名株式会社メディアエクシード
所在地東京都新宿区新宿2丁目3-11 VORT新宿御苑 7F
公式サイトhttps://mediaexceed.co.jp/service/google_analytics/

7-12. 株式会社グラッドキューブ(SiTest)

株式会社グラッドキューブ(SiTest)

【ヒートマップツールの開発元によるGA4活用支援】

ヒートマップなどを備えた解析ツール「SiTest」を提供する会社で、GA4の活用支援も行っています。KGI・KPIの設計、ダッシュボードの構築、定期レポートなど範囲別に5万円・10万円・20万円(いずれも税抜)〜の3プランを用意しています。

GA4の数字とページ上のユーザーの行動を組み合わせて改善点を探したい企業に向いています。

会社名株式会社グラッドキューブ
所在地大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
公式サイトhttps://sitest.jp/solution/ga4/

7-13. 株式会社プリンシプル

株式会社プリンシプル

【大規模サイト向けに半年単位で本格的な分析体制を組むコンサルティング会社】

アクセス解析コンサルティングを、基本料金月80万円〜・提供期間6カ月で提供しています。GA4の設定診断や実装、テクニカルなヘルプデスクもメニューにあります。

複数の事業部やサイトを抱え、分析を経営判断の材料として使いたい大企業に適しています。

会社名株式会社プリンシプル
所在地東京都千代田区神田駿河台4-2-5 トライエッジ御茶ノ水10階
公式サイトhttps://www.principle-c.com/service/

7-14. 株式会社JADE

株式会社JADE

【計測設計から分析・ダッシュボードまで技術面に強い支援会社】

計測設計とタグ実装のサポート、データの分析と施策提案、ダッシュボードの構築をそれぞれメニュー化しています。分析・施策提案は80万円〜、ダッシュボードは100万円〜と公開しています。

サイトの構造が複雑で、計測の設計から見直したうえで深い分析を求める企業に向いています。

会社名株式会社JADE
所在地東京都千代田区外神田4-7-11 VORT秋葉原north 12階
公式サイトhttps://ja.dev/services/consulting/ga4

7-15. 株式会社メディアリーチ

株式会社メディアリーチ

【単発のGA4設定から計測の土台を整えられる会社】

単発のGA4設定代行を3万円〜で受けており、計測の設計やGTMの調査、BigQueryとの連携、Looker Studioの構築まで対応しています。

アクセス解析を任せる前に、まず数字の土台を整えたい企業の最初の相談先になります。

会社名株式会社メディアリーチ
所在地大阪府大阪市北区芝田2-8-11 共栄ビル3F
公式サイトhttps://mediareach.co.jp/ga4-consulting

7-16. 株式会社サンシャインワークス

株式会社サンシャインワークス

【福井と東京に拠点を持ち、GA4とヒートマップの導入を任せられる会社】

福井本社と東京支社を持つ会社で、GA4の設定代行サービスを55,000円(税込)、ヒートマップの設定を1ドメインあたり月5,500円(税込)で提供しています。

計測とページ上の行動観察の環境を、一度に整えたい企業に向いています。

会社名株式会社サンシャインワークス
所在地福井県福井市御幸4-14-21
公式サイトhttps://sunshine-works.co.jp/service/accessanalysis/

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第8章 代行に任せても数字が動かない5つのパターン|アクセス解析の契約を見直す基準

第8章 代行に任せても数字が動かない5つのパターン|アクセス解析の契約を見直す基準

依頼先を選んだあとも、使い方次第で成果は変わります。株式会社Grillが他社から乗り換えの相談を受けた際に見かけることの多い、数字が動かないパターンを5つ挙げます。契約の更新前に、当てはまるものがないかを確かめてください。

8-1. 届いたレポートを読む担当者が社内に決まっていない

レポートが届いても、誰が読んで誰に共有するかが決まっていなければ、資料は保存されるだけで終わります。受け取り担当と、定例会で決裁する人を名前で決めておきましょう。決裁者が同席しない定例は、第1章の1-6で見たとおり決定事項が少なくなりがちです。

8-2. 追いかける目標の数字が毎月のように変わる

ある月は流入数、翌月は滞在時間、その翌月は問い合わせ数と、追う数字が変わると、代行先の分析も毎回やり直しになります。第4章の4-1で決めた目標件数を、少なくとも半年は固定して追いかけることが前提です。

8-3. 計測の不具合を放置したまま分析を続けている

計測に不具合があると指摘されたのに、修正を後回しにしている状態です。誤った数字をもとに作られた提案は、どれだけ論理的でも結論がずれます。計測の修正は、他のどの施策よりも先に片づけましょう。

8-4. 改善案が実装待ちのまま3か月以上止まっている

提案が出ているのに、制作の順番待ちや社内の承認で反映されない状態が続くと、検証のサイクルが止まります。実装待ちの案件を一覧にし、3か月以上止まっているものは優先度を見直すか取り下げます。LP側の打ち手の幅は「LPOでCVRを改善する効果的な施策10選」が参考になります。

8-5. ページビューやセッション数の増減だけで良し悪しを判断している

ページビューが増えても、成果につながるユーザーが増えていなければ売上は変わりません。評価の物差しが流入の量だけになっている場合は、問い合わせや購入、商談化までの数字を評価の中心に置き直します。SEOで記事を増やしている企業ほど、この落とし穴に陥りやすくなります。

第9章 契約から90日間の進め方|アクセス解析の代行で最初の改善結果が出るまでの3ステップ

第9章 契約から90日間の進め方|アクセス解析の代行で最初の改善結果が出るまでの3ステップ

アクセス解析の代行で最初の成果を確かめるまでには、おおむね3か月を見込みます。1か月ごとに何を終わらせるかを決めておくと、途中で「何も変わっていない」と不安になる時期を乗り越えやすくなります。

9-1. 1か月目:計測を点検し、比較の基準になる数字を確定する

最初の1か月は、計測の点検と基準値づくりに使います。株式会社Grillの支援実績のうち、2025年4月〜2026年9月に支援を始めた企業(N=23社)では、初月の点検で見つかった計測の不備は1社あたり平均4.3件でした。多かったのは、問い合わせの二重計測、社内アクセスの混入、決済画面での参照元の切り替わりです。

不備を直したうえで、直近3か月の数字を基準値として確定します。基準がずれたままでは、翌月以降の比較がすべて意味を失います。

9-2. 2か月目:要因を分解し、改善テーマを3つまでに絞る

2か月目は、基準値と比べて成果を妨げている要因を分解し、取り組むテーマを3つまでに絞ります。テーマを増やしすぎると、どの打ち手が効いたのか判別できなくなるためです。テーマごとに、第1章の1-4で触れた仮説と合否の基準を決めます。

SEOによる検索流入の改善がテーマに入る場合は、狙うキーワードの見直しも同時に進めると効果を確かめやすくなります。方法は「SEO対策で効果の出るキーワード選定のやり方」で解説しています。

9-3. 3か月目:最初の検証結果で、施策の継続か中止かを決める

3か月目には、2か月目に始めた打ち手の結果が出そろいます。合否の基準に照らして、続ける・広げる・やめるを決め、次の3か月の改善テーマを選び直します。この最初の判断を代行先と一緒に下せたかどうかが、サービスの契約を続けるかを判断する材料にもなります。

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第10章 来月の定例会議で1つ判断を変える|アクセス解析代行を成果につなげる頼み方

第10章 来月の定例会議で1つ判断を変える|アクセス解析代行を成果につなげる頼み方

レポートの体裁が整うまでに3か月かけるより、来月の会議で1つでも判断が変わるほうが、事業にとっての価値は大きくなります。アクセス解析代行を選ぶ基準は、最終的には「次の定例で何が決まるか」に集約されます。

この記事で見てきたのは、毎月決まるべき5つの判断から逆算して、任せる段階を選び、準備をそろえ、サンプルで力量を確かめるという順番でした。費用の差は段階とデータの範囲で説明でき、依頼後は90日を目安に最初の判断まで進めます。

10-1. 指標の一覧ではなく、来月の会議で答えがほしい問いを代行先に渡す

代行先に最初に渡すべきなのは、指標の一覧ではなく問いです。「広告費を2割減らしても問い合わせ数を保てるか」「料金ページの離脱は何が原因か」のように、来月の会議で答えがほしい問いを、そのままの言葉で書いて渡します。問いが具体的なほど、代行先は必要なデータとレポートの形を逆算できます。

社内の誰かに解析の視点を持たせたい場合は、オウンドメディアの運営方針とあわせて「目的別に選ぶオウンドメディアのコンサル会社」も参考にしてください。

10-2. 解析の結果を来月の広告予算まで落とし込むなら、株式会社Grillへ

毎月レポートは届くのに、配分も施策も先月と変わらない。その状態を変えるには、数字を読む人と予算を動かす人が同じ席にいる体制が必要です。株式会社Grillは、GA4とSearch Console、広告管理画面の数字を同じ物差しでそろえ、定例会の終わりに来月の予算配分と止める施策まで決める形で御社を支援します。

計測の点検と集計はAIで処理しているため、支援の時間の大半を原因の分解と打ち手の検討に使えます。広告運用まで任せていただく場合の手数料は10%〜で、業界標準の20%の半額水準です。解析で見つけた課題を、入札やLPの修正にそのまま反映できます。

BtoB SaaSや不動産のように、問い合わせから契約までの期間が長い業種での実績も、判断の設計に生かしています。最初の面談では、御社が来月の会議で答えを出したい問いを伺い、どの段階の支援が合うかを一緒に整理します。他社のレポートを受け取っている場合は、その資料をお持ちいただければ、判断に使える部分と足りない部分を仕分けてお返しします。

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この記事を書いた人
株式会社epochにてWEB業界のプロジェクトマネージャーとして従事し、デジタル領域での専門性を武器に事業成長を牽引。その後、株式会社LADDERにてWEBデザイナー兼コーダーとして様々な著名インフルエンサーのSNS広告やD2C事業に携わり、LP構成から制作、運用までを一元的に行って広告効果の高いLPを量産。現在は株式会社GrillのWEBデザイナー兼コーダー兼ディレクターとして、幅広い技術を駆使し、HP制作からECサイトの制作、動画制作や編集まで一気通貫で手がけるフロントエンドのスペシャリスト。
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