MVの実績豊富なおすすめ制作会社17選!費用相場と失敗しない選び方を徹底解説!

MVの実績豊富なおすすめ制作会社17選!費用相場と失敗しない選び方を徹底解説!

MV制作会社を比較するとき、多くの人が最初に確認するのは実績と料金です。ところが2026年8月、比較記事で名前の挙がっていた21社の公式サイトへ実際にアクセスしたところ、ミュージックビデオの具体的な金額を掲載していたのは1社だけでした

さらに、そのうち2社はTLS証明書のエラーでサイトに到達できず、1社はアニメーション制作を主業とする会社、1社は比較記事に書かれたサービス名が公式に存在しませんでした。MVの比較記事で紹介されている会社を、そのまま候補リストにするのは危険だということです

MV制作会社選びが難しいのは、予算が10万円台から1,000万円超まで100倍近く開くうえ、楽曲の権利処理や公開後の再生設計といった、映像のクオリティとは別軸の論点が絡むからです。

ここでは、21社の実読結果を起点に、発注主体別の考え方・4タイプ別のおすすめ17社・費用相場・契約で潰すべき論点までを一本にまとめました。

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目次

第1章 【独自調査】MV制作会社21社の公式サイトを実読|料金・実績表記の開示率

第1章 【独自調査】MV制作会社21社の公式サイトを実読|料金・実績表記の開示率

まず、比較記事に頻出するMV制作会社21社について、株式会社Grillが2026年8月に公式サイトへ直接アクセスし、料金の記載・事業内容・社名表記を確認しました。この章では、その実測結果と、そこから見えた比較記事の落とし穴を共有します。

1-1. 金額を公開していたMV制作会社は21社中1社だけだった

調査の結論から書きます。ミュージックビデオまたはPVの具体的な金額を公式サイト上に掲載していたのは、21社中1社のみでした。

その1社はアトヨンサウンドファクトリーで、格安MV制作パックが121,000円、スタンダードプランが154,000円からと明示されています。残る20社は「お問い合わせ」「ヒアリング後に見積もり」という表記に留まり、予算感を事前に把握できませんでした。

株式会社Grillが2026年8月に実施した公式サイト実読調査(対象21社)では、以下の開示状況が確認できました。

開示項目公式サイトに記載あり記載なし
MV・PV制作の具体的な金額1社20社
料金プランの区分(金額なし)3社18社
MV制作の実績(作品名・アーティスト名)14社7社
楽曲・映像の権利帰属に関する記載0社21社
修正回数の上限に関する記載1社20社

注目したいのは最下段の2行です。権利帰属と修正回数は、MVの発注で最もトラブルになりやすい2項目ですが、公式サイトで事前に確認できる会社はほとんどありません。つまり、この2点は問い合わせ段階で自分から聞くしかないということです。

1-2. 比較記事の掲載情報が実態とズレていた5パターン

1-2. 比較記事の掲載情報が実態とズレていた5パターン

21社を実読して、比較記事の記載と公式サイトの実態が食い違うケースが複数見つかりました。MV制作会社を探す読者が同じ失敗をしないよう、パターン別に整理します。

① 料金が旧価格のまま転載されている

複数の比較記事が、アトヨンサウンドファクトリーのパック料金を「69,000円から」、標準プランを「90,000円から」と記載していました。いずれも、前項で示した2026年8月時点の公式表記より大幅に安い数字です。

差額は約1.7倍です。比較記事の金額をそのまま予算の前提に置くと、初回の見積もりを見た時点で計画の組み直しが必要になります

アーティストが自己資金でミュージックビデオを作る場合、この差は致命的です。費用は必ず公式サイトか直接の問い合わせで確認してください。

② サイトに到達できない

2社はTLS証明書のエラーが発生し、ブラウザでアクセスできませんでした。1社は比較記事に記載されたドメインの証明書が別ドメイン向けに発行されており、もう1社はサーバー側で証明書名の認識に失敗しています。

③ ドメインが別会社のものだった

ある大手プロダクションのURLとして流通していたドメインにアクセスしたところ、表示されたのは米国のITコンサルティング企業でした。映像とは無関係のMicrosoft Dynamics関連サービスの会社です。ハイフンの有無だけでまったく別の法人に飛ぶ例は珍しくありません。

④ 事業内容が記事テーマと一致しない

比較記事でMV制作会社として紹介されていた1社は、実態としてはアニメーション制作スタジオでした。2021年に大手アニメ制作会社の子会社として設立された企業で、ミュージックビデオを主業として掲げてはいません。

⑤ 社名・所在地が現在の表記と異なる

社名の変更や事業部の再編に、比較記事が追随できていないケースも3件ありました。

比較記事の表記2026年8月時点の公式表記
合同会社ブレイズレギオン(杉並区)株式会社エーエムコーポレーション 映像事業部 BLAZENATE(江東区新木場)
株式会社VIDEOVILLAGE株式会社ビデオビレッジ(神奈川県川崎市)
株式会社Y-WAVE(埼玉・群馬)株式会社ユーウエイブ(さいたま市南区)

競合記事が何本掲載していても、それは正しさの根拠になりません。株式会社Grillの調査では、同一の誤表記が複数の比較記事に横並びで載っている例が確認できました。依頼先を絞り込む前に、必ず自分で公式サイトを開いてください。

1-3. MVとPVは何が違うのか|発注前に揃えておきたい言葉の定義

MV制作会社を探す過程で必ず出てくるのが、MVとPVという2つの略語です。制作会社によって使い分けが微妙に異なるため、問い合わせの前に定義を揃えておくと話が早くなります。

MVはミュージックビデオの略で、楽曲をフルサイズで使い、その世界観を映像で表現した作品を指します。動画の尺は楽曲の長さに準じ、公開先はYouTubeやアーティストの公式サイトが中心です。アーティストの名刺代わりになる動画であり、新規リスナーが最初に触れる接点にもなります。

一方のPVはプロモーションビデオの略で、告知や販売促進が主目的です。楽曲の一部だけを使った短尺版や、リリース情報を載せたティザー映像もこちらに含まれます。PVは楽曲そのものより、リリースという出来事を知らせる役割を担うと考えると整理しやすくなります。

ただし実務では、インディーズ領域を中心にPVとMVがほぼ同義で使われています。制作会社の料金表に「PV制作パック」と書かれていても、中身はフルサイズのミュージックビデオであることが大半です。見積もりの段階で、尺と使用範囲を数字で確認しておきましょう。

なお本記事では、楽曲をフルサイズで使う動画をMVと表記して統一します。PVという語は、制作会社の公式表記を引用する場合にのみ使います。

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第2章 MV制作会社は「誰が発注するか」で選ぶ|3つの発注主体で変わる依頼先

第2章 MV制作会社は「誰が発注するか」で選ぶ|3つの発注主体で変わる依頼先

MV制作会社の比較記事は、ほとんどが「アーティスト本人が発注する」前提で書かれています。しかし実際の発注者は3層に分かれており、どの層に属するかで適した依頼先も予算の出どころも変わります。この章では、その3層を整理します。

2-1. レーベル・事務所が発注するMV制作|決裁と座組みが先に決まる

メジャーレーベルや音楽事務所が発注するケースでは、MVの予算はプロモーション費から出ます。アーティスト本人ではなく、レーベルの宣伝担当やマネジメントが制作会社とやり取りするのが一般的です。

この層の特徴は、制作会社を選ぶ前に監督(ディレクター)が決まることが多い点です。「この監督に撮ってほしい」という起点があり、その監督が所属または懇意にしているプロダクションへ依頼が流れます。

したがってMV制作会社を探すというより、監督のポートフォリオから逆引きする動き方になります。総合プロダクション型や音楽映像特化型の会社が、この層の受け皿です。アーティスト本人の意向は、マネジメントを経由して演出プランに反映される形が一般的です。

2-2. インディーズ・自主制作のMV制作は自己資金が前提になる

自主制作のアーティストやインディーズバンドが発注する場合、費用は自己資金かクラウドファンディングで賄うことになります。10万円台から80万円程度がボリュームゾーンで、1円単位のコスト意識が働きます

この層で最も重要なのは、料金が事前に分かることです。第1章の調査で分かったとおり、金額を公開しているMV制作会社は極めて少数です。予算が固定されているなら、料金表を持つパック型の会社から当たるのが効率的です。

スタジオ代や楽器レンタル代が込みかどうかで、総額は2倍近く変わります。「撮影2時間まで」といった時間制のプランでは、押した場合の延長料金も先に確認してください。

見積もりの内訳を読む具体的な手順は、「動画制作の見積もりの目安はいくら?費用の内訳・相場と見積書の読み方を徹底解説!」で解説しています。

2-3. 企業がMV制作会社に依頼するケース|ブランドMV・タイアップ・社歌

2026年に増えているのが、音楽業界の外にいる企業からの依頼です。予算はプロモーション費やブランディング費から出るため、アーティスト個人の発注とは金額の桁が変わります

企業発注のMVは、おおむね次の4類型に分かれます。

  • ブランドMV:自社の世界観を楽曲と映像で表現し、広告ではなく作品として公開する
  • タイアップMV:アーティストのミュージックビデオに自社商品・ロケーションを織り込む
  • 社歌・企業ソングのMV:採用広報やインナーブランディングに使う
  • アーティストコラボ:新曲の制作からMVまで含めてパッケージで発注する

この層は「映像が良いか」だけでは判断できません。公開後にどれだけ再生され、どのくらい指名検索や採用応募につながったかを問われるためです。動画を目的から逆算して設計する考え方は、「動画制作の目的とは?企業が動画を活用すべき理由と目的別に成果を逆算する設計方法!」にまとめています。

2-4. 発注主体を先に決めると候補が3分の1に絞れる

3層のうち自分がどこに属するかを決めるだけで、候補となるMV制作会社は大きく絞り込めます。逆に、この整理をせずに比較記事の一覧を上から順に問い合わせると、予算が合わない会社との商談に時間を使うことになります

同じ楽曲でも、アーティスト個人が自己資金で作るMVと、企業がブランド訴求のために作るMVでは、求めるクオリティの基準そのものが違います。前者は楽曲の世界観の再現度、後者は公開後の到達数が評価軸になります。

株式会社Grillが動画関連の相談を受けた企業(2025年10月〜2026年3月、N=24社)の傾向を整理しました。初回相談の時点で発注主体と予算帯を確定していた企業は、制作会社の選定完了までの期間が平均で3週間短い結果でした。

判断の順番としては、①発注主体を確定する、②予算の上限を決める、③タイプを絞る、④3社に見積もりを取る、という流れが現実的です。次章では③のタイプ分けを扱います。

第3章 4タイプで整理するMV制作会社の得意領域|総合・音楽特化・低価格・マーケ連動

第3章 4タイプで整理するMV制作会社の得意領域|総合・音楽特化・低価格・マーケ連動

MV制作会社は、看板に掲げている業務内容だけを見ると横並びに見えます。しかし収益構造と座組みの作り方で4タイプに分かれ、得意な予算帯も演出の方向性も異なります。

アーティストの楽曲を扱う頻度にも差があり、MVを年に数本しか受けない会社もあれば、PVを含めて年間200本規模で回す会社もあります。この章では、その4タイプを比較します。

3-1. 総合プロダクション型|CMの座組みをMV制作に持ち込む会社

テレビCMを主戦場とし、その制作体制をミュージックビデオにも展開しているタイプです。プロデューサー・プロダクションマネージャー・演出部が分業で動き、大規模な撮影やキャスティングを安定して回せます。

予算帯は300万円以上が中心で、ロケ地の許諾取得や特殊機材の手配、海外撮影にも対応できます。国際的な広告賞の受賞歴を持つ会社が多いのもこのタイプです。

一方、少額の依頼は座組みのコストが合わず、受注自体を断られるケースがあります。10万〜50万円規模のMVを探しているなら、ここは候補から外して構いません

3-2. 音楽映像特化型のMV制作会社は実績のアーティスト名で見極める

MVとライブ映像を主業に据えている専門型です。楽曲の構成に合わせたカット割り、演出とダンスの同期、ライブ収録との連動といった、音楽特有の勘所を持っています。

Aメロからサビへの展開に編集のリズムを合わせられるかどうかで、ミュージックビデオの完成度は大きく変わります。

このタイプを見極める材料は、公式サイトに掲載された実績のアーティスト名です。自分たちの楽曲とジャンルが近い作品があるか、レーベル案件を継続的に受けているかを確認してください。第1章の調査では、実績の作品名を公開していたのは21社中14社でした

実績ページに作品が並んでいても、その会社が企画から関わったのか、撮影や編集の一部だけを請けたのかは書かれていません。商談時に「この作品で御社が担当した範囲」を必ず質問しましょう。

3-3. 低価格パック型|料金が公開されている数少ない依頼先

インディーズアーティスト向けに、撮影時間や編集内容を規格化したプランを提供するタイプです。スタジオ・機材・スタッフを固定することで原価を圧縮し、10万円台からミュージックビデオを制作できます。

第1章のとおり、金額を公式サイトに掲載しているのは実質このタイプだけです。予算が先に決まっている自主制作では、最も検討しやすい依頼先といえます。

ただし規格化の裏返しとして、撮影時間・ロケーション・編集の作業量には上限が設けられています。アーティストの人数が多い、複数ロケーションを回りたいといった条件があるなら、追加料金の発生ラインを事前に確認してください。

低価格帯の動画発注で総額が膨らむ経路は、「動画制作を格安で量産できるおすすめ制作会社26選!費用相場と選び方を徹底解説!」でも整理しています。

3-4. マーケ連動型|公開後の再生設計まで含めて依頼できる会社

映像制作とデジタルマーケティングの両方を社内に持ち、MVの公開後まで設計するタイプです。サムネイル設計、縦型ショートへの切り出し、広告配信、再生データの分析までを一貫して扱います。楽曲を届けたい相手が明確なアーティストほど、この設計の有無が結果を分けます。

このタイプが効くのは、MVを作ること自体ではなく「届けること」が目的の場合です。企業のブランドMVや、認知拡大を狙うインディーズアーティストが該当します。

MVの再生数は公開から72時間の伸びで、その後の推移がおおむね決まります。制作の予算を使い切ってから配信を考えると、最も効く時間帯に打ち手が残っていない状態になります。予算の一部を公開後に残す設計が有効です。

3-5. 4タイプの比較表|予算帯と向いている発注主体

4タイプの違いを一覧にまとめます。自分の発注主体と予算帯を照らし合わせて、当たるべきタイプを決めてください。

タイプ予算帯の目安得意な領域向いている発注主体
総合プロダクション型300万〜1,000万円超大規模撮影・キャスティング・海外ロケレーベル・事務所
音楽映像特化型100万〜500万円楽曲構成に沿った演出・ライブ映像レーベル・事務所/中堅アーティスト
低価格パック型10万〜80万円規格化された撮影・編集インディーズ・自主制作
マーケ連動型50万〜300万円公開後の再生設計・広告配信・分析企業/認知拡大を狙うアーティスト

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第4章 予算帯別に見るMV制作の費用相場|10万円台から1,000万円超までの内訳

第4章 予算帯別に見るMV制作の費用相場|10万円台から1,000万円超までの内訳

MVの費用は、工程別に足し上げても実感がつかみにくいものです。アーティストの規模によって前提が変わるため、工程別の相場表だけを見ても自分の予算に落とし込めません。

この章では予算帯ごとに「その金額で何ができるか」を示し、あわせて見積もりに載りにくい費用も整理します。

4-1. 10万〜30万円のMV制作でできること・できないこと

この帯は、撮影を1日・1ロケーションに固定した規格プランの領域です。スタジオでの演奏シーン中心、編集はカット割りとカラーグレーディングまで、というのが標準的な内容になります。

自主制作のアーティストが最初の1本を作るときに選ばれる相場帯です

できないのは、複数ロケーションの移動、専任のヘアメイクやスタイリスト、CG合成、俳優のキャスティングです。演出プランを一から作る企画費も、この帯には基本的に含まれません。

株式会社Grillに寄せられた相談のなかに、10万円台のプランで契約したあと、追加ロケーションと修正3回分で総額が48万円になった事例がありました。安いプランほど「含まれない範囲」の確認が重要です。

4-2. 50万〜150万円はインディーズMV制作の主戦場

企画から演出プランを組み、ロケーションを1〜2箇所使える帯です。ディレクターとカメラマンが別で立ち、照明部が入ることで映像のクオリティが一段上がります。

この帯からは、制作会社による提案の質に差が出ます。楽曲を聴き込んだうえでコンテを提示してくれるか、単に希望を形にするだけかを、初回打ち合わせで見極めてください。

楽曲の解釈がずれたまま撮影に入ると、映像のクオリティが高くてもアーティストの納得感は生まれません

費用の内訳としては、企画・演出に10万〜30万円、撮影に20万〜70万円、編集に15万〜40万円という配分が一般的です

4-3. 200万〜500万円|レーベル案件で標準的なMV制作の費用相場

メジャー流通のアーティストがミュージックビデオを作る際の標準帯です。撮影は2日構成、美術セットの造作、俳優やダンサーのキャスティングが入ります。比較記事で「MVの相場は300万円から」と書かれるのは、この帯を指しています。

この帯では費用の大きな割合を人件費が占めます。プロデューサー、プロダクションマネージャー、演出部、撮影部、照明部、美術部、ヘアメイク、スタイリストと、10名以上のスタッフが動くためです。

編集工程もオフライン編集とオンライン編集に分かれ、カラーグレーディングとVFXが別費用で計上されます。見積もり書の項目数が一気に増えるのもこの帯からです。

4-4. 500万円超のMV制作費用は何に乗るのか

1,000万円を超えるMVも存在しますが、金額の大部分は撮影そのものより周辺に乗ります。海外ロケの渡航・滞在費、大規模なセット造作、フルCGのシーン、著名な監督の演出料が代表例です。

加えて、この規模では権利処理の費用も無視できません。使用する楽器や美術品のクリアランス、ロケ地の商用利用許諾、出演者の二次利用範囲の買い取りなどが個別に発生します。

株式会社Grillが支援した企業のブランド映像案件(2025年度、N=6件)では、総予算に占める撮影当日の直接費用は平均で52%でした。残りは企画・権利処理・ポストプロダクション・配信設計に配分されています。

4-5. 見積書に載りにくい5つの費用

4-5. 見積書に載りにくい5つの費用

MVの費用でトラブルになりやすいのが、初回見積もりに含まれない項目です。以下の5点は、契約前に必ず確認してください。

  1. 修正回数の超過分:無料修正が2回までで、3回目から1回あたり3万〜10万円という設定が多い
  2. 尺違いバージョンの追加:ショート版やティザー版を後から頼むと、別制作として計上される
  3. 天候による延期:ロケ撮影の中止判断が遅れると、スタッフの拘束費用が発生する
  4. BGMや効果音の差し替え:楽曲以外の音素材を使う場合、ライセンス費用が別途かかる
  5. 納品後のデータ保管:素材データの長期保管を求めると、保管料金を請求されることがある

なお、企業がMVやブランド映像を制作する場合、条件によっては補助金の対象になります。制度の詳細は「【2026年最新】動画制作に使える補助金・助成金4選とは?申請手順と採択率アップのコツを解説!」を確認してください。

第5章 MV制作会社おすすめ17選|タイプ別・予算別に比較【2026年最新】

第5章 MV制作会社おすすめ17選|タイプ別・予算別に比較【2026年最新】

第1章で公式サイトを実読し、事業内容と到達性を確認できた16社に株式会社Grillを加えた17社を紹介します。第3章の4タイプ順に並べているため、自分の予算帯と発注主体に合うブロックから読み進めてください。

料金の公開状況も併記しています。掲載順はアーティストの知名度ではなく、タイプ分類にもとづく並びです

5-1. MV制作会社17社の比較一覧表

MV制作会社タイプ予算帯の目安公式サイトの料金表示向いている発注主体
株式会社Grillマーケ連動型30万円〜要問い合わせ企業のブランドMV・認知拡大狙い
株式会社ジーアングルマーケ連動型要問い合わせ要問い合わせアニメ・ゲーム系のタイアップ
株式会社DopeZineマーケ連動型要問い合わせ要問い合わせ演出から拡散まで一括で任せたい
アイ・ペアーズ株式会社マーケ連動型要問い合わせ要問い合わせ3DCG・音楽制作まで含む依頼
AOI Pro. Inc.総合プロダクション型300万円〜非掲載レーベル・大手企業
太陽企画株式会社総合プロダクション型300万円〜非掲載レーベル・大手企業
株式会社ギークピクチュアズ総合プロダクション型300万円〜非掲載実写とCGを混在させる演出
株式会社ピクス総合プロダクション型300万円〜非掲載ライブ映像と連動したMV
スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社音楽映像特化型200万円〜非掲載レーベル・事務所
株式会社ダンスノットアクト音楽映像特化型200万円〜非掲載CM水準のクオリティを求めるアーティスト
株式会社イサイ音楽映像特化型200万円〜非掲載海外アーティスト・大型タイアップ
株式会社LightNix音楽映像特化型要問い合わせ非掲載照明演出を軸にしたMV
株式会社ビデオビレッジ音楽映像特化型要問い合わせ非掲載少人数体制でスピード重視
株式会社サイリング音楽映像特化型要問い合わせ非掲載実績本数の多さを重視
アトヨンサウンドファクトリー低価格パック型12万円〜121,000円〜と明示インディーズ・自主制作
株式会社エーエムコーポレーション BLAZENATE低価格パック型要問い合わせ非掲載スタジオ併設で完結させたい
株式会社ユーウエイブ低価格パック型要問い合わせプラン区分のみ掲載段階的にプランを選びたい

※料金表示の欄は、株式会社Grillが2026年8月に各社公式サイトを実読して確認した内容です。

5-2. 株式会社Grill|MVの制作から公開後の再生設計まで一貫対応

株式会社Grill

【楽曲の世界観と再生データの両方から逆算するミュージックビデオのプロ集団】

株式会社Grillは、ミュージックビデオの企画・撮影・編集に加え、公開後のサムネイル設計・縦型ショートへの切り出し・広告配信・再生データの分析までを一貫して手がけるMV制作会社です。

映像のクオリティだけでなく「公開してから何回再生されるか」を設計対象に置いている点が、制作専業の会社との最大の違いになります

MVは公開直後の伸びが以降の推移を大きく左右します。Grillでは制作チームと広告運用チームが同一社内で連携し、公開初週の視聴維持率や離脱ポイントを分析したうえで、ショート版の切り出し位置や配信ターゲットを調整します。

AI・自動化ツールを編集と分析の工程に組み込むことで工数を圧縮し、制作と配信の両方を1社に発注しても予算が膨らみにくい体制を取っています。

対応範囲はアーティストのMVにとどまりません。企業のブランドMV、社歌・企業ソングの映像化、アーティストとのタイアップ企画まで扱い、EC・美容クリニック・不動産・SaaS・人材など幅広い業種の動画支援実績があります。

予算は月額10万円規模のスモールスタートから、大企業の数千万円規模まで、チーム体制を柔軟に組み替えて対応可能です。

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項目内容
会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイト株式会社Grill 公式サイト

5-3. 株式会社ジーアングル|映像・3DCG・音楽・ナレーションを社内で完結

株式会社ジーアングル

【アニメとゲームの現場で鍛えた音楽映像の総合制作力】

株式会社ジーアングルは、映像・動画、3DCG・イラスト、音楽、ナレーションの4領域を社内に持つクリエイティブ制作会社です。

MV単体ではなく、キャラクターボイス、オープニングアニメーション、サウンドミックスまでを横断して受けられる体制が特徴です

アニメ・ゲーム作品のオープニング映像やプロモーション映像の実績が豊富で、楽曲の制作と映像の制作を同じ社内で走らせられます。二次元領域のタイアップMVを検討している場合、有力な候補になります。

アーティストとIPの両方の世界観を崩さずに仕上げたい案件と相性のよい会社です。

項目内容
会社名株式会社ジーアングル
所在地東京都渋谷区恵比寿1-13-6 恵比寿ISビル3F
公式サイト株式会社ジーアングル 公式サイト

5-4. 株式会社DopeZine|写真・映像・マーケティングを横断するMV制作会社

株式会社DopeZine

【撮影から拡散設計まで自社で回すオーダーメイド型】

株式会社DopeZineは、写真撮影・映像制作・マーケティング・デザインの4事業を展開する新宿区の会社です。相談段階から制作陣が入り、MVの方向性そのものを一緒に組み立てるオーダーメイド型の進め方を取っています。

マーケティング事業を併設しているため、MVを「作品」としてだけでなく、拡散を前提とした映像として設計できる点が強みです。楽曲のリリース計画とMVの公開タイミングを合わせた提案も期待できます。

項目内容
会社名株式会社DopeZine
所在地東京都新宿区
公式サイト株式会社DopeZine 公式サイト

5-5. アイ・ペアーズ株式会社|映像・音声・音楽制作を一社で担える

アイ・ペアーズ株式会社

【バーチャルプロダクションとモーションキャプチャーを持つマルチメディア企業】

アイ・ペアーズ株式会社は、映像制作、音声制作、音楽制作、ライブビジュアライゼーションを手がける新宿区高田馬場の会社です。

バーチャルプロダクション、3DCG、モーションキャプチャーの設備を持ち、実写撮影にとどまらない演出に対応できます

公式サイトにはアーティストのオフィシャルミュージックビデオの実績が掲載されています。BGMやCMソングの制作も社内で行えるため、楽曲からMVまで通しで依頼したい場合に検討の価値があります。

項目内容
会社名アイ・ペアーズ株式会社
所在地東京都新宿区高田馬場4-3-7 KSビルB1F
公式サイトアイ・ペアーズ株式会社 公式サイト

5-6. AOI Pro. Inc.|広告映像を軸にした大規模制作に強い

AOI Pro. Inc.

【国際的な受賞歴を持つアジアトップクラスの映像プロダクション】

AOI Pro. Inc.は、広告映像制作をコアビジネスとする大手プロダクションです。テレビCMに加え、映画・ドラマ、オンライン動画、ミュージックビデオまで領域を広げています。

公式サイトには著名アーティストのMVが作品として掲載されており、大規模な撮影とキャスティングを要する案件に対応できる体制があります。海外事業も展開しているため、海外ロケを含むMVの依頼にも向いています。

項目内容
会社名AOI Pro. Inc.(株式会社AOI Pro.)
所在地東京都(公式サイトに本社の詳細住所の記載なし)
公式サイトAOI Pro. 公式サイト

5-7. 太陽企画株式会社|CMを主軸にした総合映像制作会社

太陽企画株式会社

【広告宣伝コンテンツの企画制作を軸にMVも手がける老舗】

太陽企画株式会社は、CMをはじめとする総合映像制作会社です。公式サイトの作品一覧にMVのカテゴリが独立して設けられており、ミュージックビデオを継続的に手がけていることが確認できます。

CM・映像コンテンツに加え、CG、ウェブ映像、デザインコンテンツまで幅広く扱います。楽曲の世界観を作品性の高い映像に落とし込みたい場合の候補になります。

項目内容
会社名太陽企画株式会社(TAIYO KIKAKU Co., Ltd.)
所在地東京都(公式サイトのトップページに詳細住所の記載なし)
公式サイト太陽企画株式会社 公式サイト

5-8. 株式会社ギークピクチュアズ|実写・CG・アニメーションを横断する演出力

株式会社ギークピクチュアズ

【TVCMから映画・MVまでワンストップでプロデュースする制作会社】

株式会社ギークピクチュアズ(GEEK PICTURES)は、TVCM・映画・ミュージックビデオなどの映像コンテンツを、企画から制作までワンストップで手がける会社です。イベント・キャンペーン・デジタルコンテンツまでプロデュース領域を広げています。

実写・CG・アニメーションを組み合わせた演出に対応できるため、撮影だけでは実現できない表現を含むMVに向いています。美術セットの制作やスタジオ運営も自社領域に含まれます。

項目内容
会社名株式会社ギークピクチュアズ(GEEK PICTURES)
所在地東京都(公式サイトのトップページに詳細住所の記載なし)
公式サイト株式会社ギークピクチュアズ 公式サイト

5-9. 株式会社ピクス|ライブ・エンタテインメント映像を事業に持つ

株式会社ピクス

【映像制作と空間演出の両方を事業領域に持つクリエイティブ集団】

株式会社ピクス(P.I.C.S.)は、映像およびグラフィックの企画・制作に加え、ライブ・エンタテインメント映像制作を独立した事業として掲げる会社です。体験・空間設計、デジタルコンテンツ開発、IPコンテンツの企画・著作権管理まで手がけています。

MVとライブ映像、ステージ演出映像を同じ会社に依頼できるため、ツアーと楽曲リリースを連動させたいアーティストに適しています。クリエイターマネジメント業務も行っており、監督の起用相談もしやすい体制です。

項目内容
会社名株式会社ピクス(P.I.C.S. Co., Ltd.)
所在地東京都渋谷区恵比寿南3-9-19 サイシンビル
公式サイト株式会社ピクス 公式サイト

5-10. スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社|音楽映像専門の老舗

スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社

【1993年設立、日本のミュージックビデオとともに歩んだクリエイター集団】

スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社は、1993年12月設立の音楽映像専門制作会社です。MV、ライブ、CM、ウェブ、XRまで幅広い映像コンテンツの企画制作を手がけています。

音楽チャンネルの制作部門を源流に持つため、レーベルや事務所との座組みに慣れている点が強みです。東京本社に加えて大阪にもオフィスがあり、関西圏の撮影にも対応できます。

なお、比較記事によっては旧社名で別会社として掲載されている場合があります。依頼時は公式ドメインで社名を確認してください。

項目内容
会社名スペースシャワーエンタテインメントプロデューシング株式会社
所在地東京都港区芝浦4-16-23 AQUACITY芝浦1F
公式サイトスペースシャワーエンタテインメントプロデューシング 公式サイト

5-11. 株式会社ダンスノットアクト|TVCMとミュージッククリップの制作プロダクション

株式会社ダンスノットアクト

【1999年設立、CMとMVを同じ座組みで回せる制作プロダクション】

株式会社ダンスノットアクトは、1999年設立のTVCM・ミュージッククリップ・番組を手がける制作プロダクションです。企画・撮影・編集・CGをグループ内で完結できる体制を持っています。

CM制作で培った進行管理をそのままMVに持ち込めるため、スケジュールが厳しい案件でもクオリティを落としにくいのが特徴です。ウェブ動画やショートフィルムなど、MV以外の映像も同じ窓口で依頼できます。

項目内容
会社名株式会社ダンスノットアクト
所在地東京都(公式サイトに詳細住所の記載なし)
公式サイト株式会社ダンスノットアクト 公式サイト

5-12. 株式会社イサイ|大手レーベルを取引先に持つクリエイティブ制作会社

株式会社イサイ

【エイベックス・ソニーミュージックなどを取引先に持つ映像プロダクション】

株式会社イサイ(isai Inc.)は2015年設立で、映像を中心としたクリエイティブ制作、コンセプトワーク、企画立案、各種プロモーションを手がける会社です。クリエイターマネジメントとスタジオ運営も事業に含まれます。

公式サイトの取引先にエイベックス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサルミュージックといった大手レーベルが並び、レーベル案件の座組みに慣れていることが確認できます。神奈川県川崎市に自社スタジオを構えている点も、撮影の自由度で有利に働きます。

項目内容
会社名株式会社イサイ(isai Inc.)
所在地東京都港区南青山1-21-11
公式サイト株式会社イサイ 公式サイト

5-13. 株式会社ビデオビレッジ|撮影とデータマネジメントの技術に強い

株式会社ビデオビレッジ

【広告・ミュージックビデオ・映画の撮影技術を専門に扱う会社】

株式会社ビデオビレッジ(Video Village Inc.)は、広告・ミュージックビデオ・映画の撮影、DIT、データマネジメント、ビデオプレイバックを専門に扱う会社です。神奈川県川崎市に本社と別拠点を構えています。

撮影現場の技術領域に軸足を置いているため、色管理やデータ運用の精度を重視する案件と相性がよい会社です。少数精鋭の体制で、企画から編集までを止めずに進められる点も特徴として挙げられます。

なお、比較記事では英字表記の社名で掲載されているケースがありますが、公式の日本語表記は株式会社ビデオビレッジです。

項目内容
会社名株式会社ビデオビレッジ(Video Village Inc.)
所在地神奈川県川崎市中原区井田杉山町30-20-109
公式サイト株式会社ビデオビレッジ 公式サイト

5-14. 株式会社LightNix|照明技術を起点にしたMV制作

株式会社LightNix

【ライティングを専門領域に持つ映像制作会社】

株式会社LightNixは2016年設立、神奈川県横浜市に拠点を置くライティング専門の映像会社です。自社を「ライティングカンパニー」と定義しており、MVを独立した作品カテゴリとして掲げています。

照明はMVのクオリティを最も左右する要素のひとつです。ライブハウスやスタジオでの撮影で、楽曲の世界観を光の演出で作り込みたい場合、専門性が生きる依頼先になります

項目内容
会社名株式会社LightNix
所在地神奈川県横浜市都筑区大熊町116
公式サイト株式会社LightNix 公式サイト

5-15. 株式会社サイリング|2000年設立、音楽プロモーションビデオを事業に明記

株式会社サイリング

【累計8,000タイトル超の制作実績を持つ映像制作会社】

株式会社サイリングは2000年2月設立で、TV番組、企業用映像、CM、音楽プロモーションビデオ制作を事業内容に明記している会社です。品川区大崎に拠点を構えています。

MV専業ではないぶん、アーティストのMVと企業の商品PR映像を同じ窓口で扱える点が利点です。実績の本数を重視して制作会社を選びたい場合の候補になります。

項目内容
会社名株式会社サイリング(Cyring.,Co.Ltd)
所在地東京都品川区大崎3-6-4 トキワビル7F
公式サイト株式会社サイリング 公式サイト

5-16. アトヨンサウンドファクトリー|MV制作の料金を公開している数少ない会社

アトヨンサウンドファクトリー

【スタジオ代・楽器レンタル代込みで12万円台から依頼できるパック型】

アトヨンサウンドファクトリーは、バンドのレコーディングとMV・PVの制作、ライブ映像を手がける武蔵野市の会社です。第1章の調査で、ミュージックビデオの具体的な金額を公式サイトに掲載していた唯一の会社でした

プランには撮影スタジオ代と楽器レンタル代が含まれており、機材を持たない自主制作でも追加手配が要りません。金額は第1章の表に記載したとおりですが、比較記事に残る旧料金とは差があるため、予算を組む際は必ず公式サイトの表記を基準にしてください。

編集は最短1日で仕上がるプランも用意されています。

項目内容
会社名アトヨンサウンドファクトリー
所在地東京都武蔵野市
公式サイトアトヨンサウンドファクトリー バンドMV・PV制作

5-17. 株式会社エーエムコーポレーション BLAZENATE|スタジオ併設で撮影が完結

株式会社エーエムコーポレーション BLAZENATE

【自社スタジオを併設し映像制作から配信まで扱う映像事業部】

株式会社エーエムコーポレーションの映像事業部BLAZENATEは、映像製作・MV製作・配信業務・スタジオレンタルを手がけています。江東区新木場のスタジオを併設しており、撮影から編集までを同一拠点で完結できる体制です

撮影スタッフの派遣や楽器レンタルにも対応しているため、機材を持たないバンドでも準備の負担が小さく済みます。なお比較記事では旧称や別法人名で掲載されている場合があるため、問い合わせ前に公式サイトで確認してください。

項目内容
会社名株式会社エーエムコーポレーション 映像事業部 BLAZENATE
所在地東京都江東区新木場3-4-7
公式サイトBLAZENATE 公式サイト

5-18. 株式会社ユーウエイブ|プラン区分を公開している映像制作会社

株式会社ユーウエイブ

【実写・ドローン・CGを組み合わせた映像制作をプラン制で提供】

株式会社ユーウエイブは、埼玉県さいたま市に拠点を置く映像制作会社です。実写撮影、ドローン撮影、CG、モーショングラフィックスを組み合わせた映像に対応しています。

公式サイトでは、気軽に制作したいプランから広告代理店と同等のクオリティを狙うプランまで、段階的な区分が示されています。ただし具体的な金額は掲載されておらず、ヒアリング後の見積もり提示となる点は事前に把握しておきましょう。

項目内容
会社名株式会社ユーウエイブ(y-wave CO.,LTD.)
所在地埼玉県さいたま市南区文蔵5-19-3
公式サイト株式会社ユーウエイブ 公式サイト

5-19. 今回の調査で掲載を見送った4社の判断理由

MV制作会社の比較記事に載っていながら、今回の掲載から外した会社もあります。除外の判断基準を共有しておくと、読者が自分で候補を絞る際の参考になるはずです

除外の理由具体的な状況
サイトに到達できないTLS証明書のエラーが発生し、ブラウザで閲覧できなかった(2社)
事業内容の不一致アニメーション制作を主業とするスタジオで、MVを主業として掲げていなかった(1社)
記載サービスの不在比較記事に書かれたMV制作サービス名が、公式サイト上に存在しなかった(1社)

いずれも複数の比較記事でMV制作会社として紹介されていました。依頼先を決める前に、公式サイトを開いて「事業内容にその領域が書かれているか」を必ず確認してください。

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第6章 楽曲と映像の権利で揉めないために|MV制作会社へ確認する5項目

第6章 楽曲と映像の権利で揉めないために|MV制作会社へ確認する5項目

第1章の調査で、楽曲や映像の権利帰属について公式サイトに記載していた会社は21社中0社でした。権利は問い合わせ段階で自分から確認するしかない領域です。

アーティスト本人が発注する場合はとくに、後ろ盾となるレーベルがいないぶんリスクを自分で負うことになります。この章では、MV制作会社へ投げるべき5つの質問を整理します。

6-1. 完成したMVの著作権はどちらに帰属するのか

ミュージックビデオという映像作品の著作権が、発注者と制作会社のどちらに帰属するかは契約次第です。何も取り決めがなければ、映像を作った側に権利が残ることがあります

確認すべきなのは「著作権を譲渡するのか、利用許諾に留めるのか」という一点です。譲渡ならMVを自由に使えますが、許諾の場合は使える範囲と期間に制限がかかります。

質問の文面は「完成したMVの著作権は当方へ譲渡されますか。譲渡でない場合、許諾の範囲と期間を教えてください」で足ります。回答を書面に残しておきましょう。

6-2. カバー曲・既存曲を使うMV制作で必要になる許諾

オリジナル楽曲なら権利者は自分側ですが、カバー曲や既存楽曲を使うMVでは話が変わります。楽曲の著作権に加え、原盤(レコーディングされた音源そのもの)の権利も関わってくるためです。楽曲を作った人と、その音源に権利を持つ人が別であるケースは珍しくありません。

自分で演奏・録音し直したカバーと、既存の音源をそのまま使う場合とでは、必要な手続きがまったく異なります。前者は楽曲の権利処理だけで済むケースがありますが、後者は原盤権者の許諾が別途必要になります。

MV制作会社が権利処理を代行してくれるのか、発注者側で完了させておく必要があるのかは、見積もりの前に確認してください。ここを曖昧にしたまま撮影まで進み、公開直前に止まる事故が起きます。

6-3. 出演者・ダンサー・エキストラの肖像権と使用範囲

MVに人が映る以上、出演者の肖像に関する取り決めが必要です。アーティスト本人だけでなく、ダンサー、俳優、エキストラ、スタッフの家族まで、映り込む全員が対象になります。

確認したいのは「使用範囲」と「期間」の2点です。MV本編での使用は当然として、切り出したショート動画、サムネイル、ジャケット写真、広告配信での二次利用まで含まれているかを見ます。

株式会社Grillが相談を受けた事例では、MVの一場面をSNS広告に転用しようとした際、出演者との合意が本編公開に限定されていたことが判明し、差し替え撮影が必要になりました。二次利用の範囲は最初に広めに取っておくのが安全です。

6-4. ロケ地・美術・フォント・素材の商用利用条件

見落とされやすいのが、撮影現場に存在する権利です。ロケ地の商用撮影許諾、美術品や書籍の映り込み、使用したフォントのライセンス、購入した3D素材の利用規約が該当します。

とくに問題になりやすいのが、無料素材とフォントです。個人利用は無料でも商用利用や再配布が制限されている素材は多く、MVが広告に転用された時点で規約違反になることがあります。

制作会社に「使用した素材のライセンス一覧を納品時に提出してほしい」と伝えておくと、後追いの調査が不要になります。

6-5. YouTube公開時の収益化とID管理で確認しておくこと

MVをYouTubeで公開する場合、楽曲の権利情報がどのように登録されているかで、収益化の可否や第三者の再アップロードへの対処が変わります。

権利の登録・管理を誰が行うのかは、レーベル契約の有無や配信ディストリビューターとの取り決めによって異なります。MV制作会社の担当領域ではないことも多いため、切り分けを明確にしておきましょう

確認は3ステップに分けると整理しやすくなります。まず楽曲の配信ディストリビューターに権利管理の状況を聞き、次にMVの映像部分の権利帰属を制作会社と確定します。最後に、公開チャンネルの管理権限を誰が持つかを決めてください。

第7章 公開後に再生されるMVの設計|発注時点で決めておく4つのこと

第7章 公開後に再生されるMVの設計|発注時点で決めておく4つのこと

MVは納品された瞬間ではなく、公開されて再生されて初めて役割を果たします。ところが制作の予算と工程だけを決めて発注すると、公開後に打てる手が残りません。

アーティストの認知を広げる目的で作るなら、この設計を外すと費用が回収できません。この章では、発注時点で決めておきたい4項目を扱います。

7-1. サムネイルはMV本編と同時に発注する

YouTubeでMVが再生されるかどうかは、まずサムネイルとタイトルで決まります。本編のクオリティがどれだけ高くても、クリックされなければ再生数は伸びません

にもかかわらず、多くの制作契約ではサムネイルが納品物に含まれていません。本編の撮影中に静止画を別撮りしておけば追加費用はほぼ発生しないため、発注時点で「サムネイル用スチール3案」を納品物に加えておきましょう。

株式会社Grillが支援した動画案件(2025年4月〜2026年3月、N=18本)でサムネイルの効果を比較しました。A/Bで差し替えた動画のクリック率は、初期案のまま運用した動画より平均1.4倍高い結果です。映像本編のクオリティを変えずに再生数を動かせる、数少ない打ち手といえます。

7-2. 縦型ショート用の切り出しを納品物に入れておく

2026年現在、楽曲の認知拡大はショート動画経由の比率が高まっています。本編のMVとは別に、15〜60秒の縦型バージョンを用意できるかが、拡散の速度を左右します。

重要なのは、撮影の段階で縦型を想定しておくことです。横位置で撮った映像を後から縦に切ると、アーティストが見切れたり構図が破綻したりします。楽曲のサビ部分を縦型で切り出す前提なら、その箇所だけ寄りのカットを別途押さえておきましょう。

対応方法は2つあります。撮影時に縦型用のカットを別途押さえるか、4K以上で撮影して編集時にトリミングする方法です。どちらも発注時に伝えておけば追加費用は最小限で済みます。

7-3. MVを広告配信に回す場合の素材条件

MVの一部を広告として配信するなら、編集段階で条件を満たしておく必要があります。広告の配信面ごとにアスペクト比と尺の制約が異なるためです。

制作会社に伝えるべき条件は、①必要な尺のバリエーション、②必要なアスペクト比、③テロップの有無を分けたバージョン、の3点です。音声オフでの視聴を想定するなら、テロップ入りのバージョンが別途必要になります

配信面ごとの仕様と考え方は、「【2026年最新】SNS広告の種類を完全ガイド!7大媒体の特徴・費用・選び方を徹底解説!」にまとめています。MVを広告に転用する前提があるなら、企画の段階で読んでおくと手戻りを防げます。

7-4. 公開後3か月の再生データを次のMV制作に返す

MVを単発で終わらせず、次作の演出判断に使うには、公開後のデータを取っておく必要があります。見るべき指標は再生数だけではありません。

  • 視聴維持率のグラフ:どの秒数で離脱が起きたかを確認し、次作の構成に反映する
  • トラフィックソース:検索・関連動画・外部SNSのどこから流入したかを把握する
  • チャンネル登録の増加数:MVが新規ファン獲得に寄与したかを測る
  • 指名検索の推移:アーティスト名の検索数が公開後に伸びたかを見る

株式会社Grillが支援したアーティスト案件(2025年度、N=9本)で、前作の視聴維持率をもとに冒頭15秒の構成を変更しました。そのMVでは、公開30日時点の平均視聴時間が前作比1.3倍になっています。映像のクオリティそのものではなく、離脱ポイントを潰す編集判断が効いた結果です。

MVの再生を広告で押し上げる場合の設計は、「YouTube広告の動画制作完全ガイド!費用相場・成果が出るコツとおすすめ制作会社8選」で詳しく扱っています。

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第8章 楽曲入稿から公開まで逆算するMV制作の7ステップ

第8章 楽曲入稿から公開まで逆算するMV制作の7ステップ

MV制作は公開日から逆算して組み立てます。楽曲のリリース日が先に決まっているケースが大半のため、どの工程にどれだけ日数がかかるかを把握しておくと、無理のない発注ができます

ここで示す日数は、アーティストの規模を問わず適用できる標準的な相場として読んでください。

8-1. STEP1〜3:楽曲入稿から絵コンテ確定まで

8-1. STEP1〜3:楽曲入稿から絵コンテ確定まで

STEP1:楽曲データの入稿と与件の共有(公開日の10〜12週間前)

完成した楽曲データを制作会社へ渡し、予算・公開日・使用範囲・出演者の条件を共有します。楽曲が未完成の状態でMVの相談を始めると、演出プランが後から崩れます。この時点で第6章の権利確認も済ませておくと、後工程が止まりません。

STEP2:企画・演出プランの提案(8〜10週間前)

制作会社が楽曲を聴き込み、コンセプトと演出の方向性を提案します。参考になる他アーティストのMVを3本ほど提示しておくと、イメージのすり合わせが早く進みます。相場の確認もこの段階で並行して進めておくと、後の見積もりに驚かずに済みます。

STEP3:絵コンテと見積もりの確定(7〜8週間前)

カット割りを落とし込んだ絵コンテと、確定版の見積もりが出ます。ここで承認すると以降の変更に追加費用がかかるため、第9章のチェック項目を潰してから承認してください

8-2. STEP4〜5:撮影準備と本番

8-2. STEP4〜5:撮影準備と本番

STEP4:ロケハン・キャスティング・スタッフ編成(4〜6週間前)

ロケーションの下見、出演者の手配、機材とスタッフの押さえを行います。撮影日が土日や繁忙期に重なると、スタッフの確保が難しくなる点に注意してください。

STEP5:撮影本番(3〜4週間前)

1日から2日で撮影します。天候に左右されるロケがある場合は、予備日を契約に含めておくと延期時の負担を抑えられます。

8-3. STEP6〜7:編集から公開まで

STEP6:オフライン編集と修正(1〜3週間前)

仮編集の映像を確認し、修正を戻します。修正回数の上限は契約で決まっているため、フィードバックは論点をまとめて一度に出すのが効率的です。楽曲の展開と編集のリズムが合っているかは、この段階で必ずアーティスト本人が確認してください。

アーティストの意図と編集の意図がずれたまま進むと、ミュージックビデオの印象が本来の楽曲から離れていきます。

STEP7:仕上げと納品(公開の3〜7日前)

カラーグレーディング、テロップ、音の最終調整を経て納品されます。第7章のサムネイルとショート版も、このタイミングで揃えておきましょう。

公開日と納品日を同日に設定するのは避けてください。データの不備や仕様違いが見つかった場合、修正の時間が確保できません。株式会社Grillの制作実務では、公開日の3営業日前を納品期限に置く運用を標準としています。

第9章 見積書と発注書で確認する9項目|MV制作会社との認識ズレを潰す

第9章 見積書と発注書で確認する9項目|MV制作会社との認識ズレを潰す

MVのトラブルは、映像の出来ではなく契約条件の解釈違いから起きます。第1章の調査でも、修正回数を公式サイトに明記していた会社は21社中1社だけでした

アーティスト側と制作側で「どこまでが制作の範囲か」の認識が食い違うと、追加費用の話に発展します。この章では、書面で確認すべき9項目を挙げます。

9-1. 修正回数・納品仕様・撮影条件に関する5項目

9-1. 修正回数・納品仕様・撮影条件に関する5項目
  1. 無料修正の回数と、超過時の単価:「2回まで無料、3回目以降は1回○万円」まで数字で確認する
  2. 修正の定義:カットの入れ替えは修正か、再編集扱いかで費用が変わる
  3. 納品形式と解像度:4K納品かフルHD納品か、マスターデータの受け渡しがあるか
  4. 納品する尺のバリエーション本数:本編のみか、ショート版・ティザー版を含むか
  5. 撮影の中止・延期時の負担:判断の期限と、発生する費用の分担

9-2. 素材・権利・スケジュールに関する4項目

  1. 撮影素材(RAWデータ)の帰属:納品対象に含まれるか、追加費用が必要か
  2. クレジット表記:制作会社名をMVの末尾に入れる義務があるか
  3. 制作会社側のプロモーション利用:完成したMVを実績として公開してよいか、公開時期はいつからか
  4. スケジュールの遅延責任:発注者側の確認遅れと制作側の遅延で、どちらに費用が発生するか

9項目のうち、見積もり書に最初から書かれているのは平均で3〜4項目です。残りは自分で質問し、メールの文面として残しておいてください。口頭の合意は後から確認できません。

なお、MVを広告クリエイティブとしても使う計画があるなら、制作力の見極め方は別軸になります。判断基準は「動画広告の制作に強いおすすめ会社20選!タイプ別で見る費用相場と制作力を徹底比較!」にまとめています。

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第10章 発注前に解いておきたい7つの論点|MV制作会社選びでつまずくポイント

第10章 発注前に解いておきたい7つの論点|MV制作会社選びでつまずくポイント

ここまでの内容を踏まえ、株式会社Grillに実際に寄せられることの多い論点を7つ取り上げます。アーティスト本人からの相談と企業の担当者からの相談で重なるものを選びました。

どれも依頼の前に片付けておくと、制作が始まってからの手戻りを減らせます

10-1. 予算が20万円でもMV制作会社に依頼できるのか

依頼は可能です。第3章の低価格パック型であれば、10万円台からスタジオ撮影中心のミュージックビデオを制作できます。

注意したいのは、上限を超えた分がすべて加算される点です。メンバーが5人を超える、ロケ地を2箇所以上使うといった条件が乗ると、最終的に20万円台後半まで届くことがあります。PV制作パックという名称でも、楽曲をフルサイズで使うミュージックビデオとして納品される点は変わりません。

10-2. 監督を指名してMVを依頼することはできるのか

できます。むしろレーベル案件では、監督を先に決めてから制作会社が決まる流れが一般的です。楽曲の世界観に合う作風の監督を、アーティスト側から指名するケースも増えています。

個人でこの動き方を取る場合、監督のSNSやポートフォリオサイトから直接連絡し、対応可能な制作会社を紹介してもらう形になります。予算が合わなければ断られることもあるため、金額は最初に伝えるほうが双方の時間を無駄にしません。

10-3. 自主制作とMV制作会社への依頼はどこで分岐するのか

判断の軸は予算ではなく、楽曲のリリース計画です。単発でSNSに上げるだけの動画なら、自主制作で十分成立します。

一方、リリース日が決まっていて公開日をずらせない場合、進行管理を担える制作会社に依頼する価値が出ます。自主制作は費用を抑えられますが、スケジュールの遅延リスクを自分で背負うことになります。

10-4. 制作会社の実績ページはどこまで信用してよいか

作品が並んでいること自体は事実ですが、その会社が担当した範囲までは書かれていません。企画から関わったのか、撮影の一部を請けたのかで意味は大きく変わります。

商談時に「掲載作品のうち、御社が企画から担当した案件はどれですか」と質問してください。答えられない、または曖昧な回答が返ってくる場合は判断材料として弱いと考えたほうがよいでしょう。

10-5. MV制作の相見積もりは何社取るのが適切か

3社が現実的な上限です。MVの見積もりは演出プランとセットで出るため、制作会社側の工数も大きく、5社に声をかけると回答が揃うまでに3週間近くかかります。

首都圏で候補を広げたい場合は、「東京の動画制作会社おすすめ30選!費用相場と失敗しない選び方7ポイントを徹底解説」も候補出しに使えます。

比較する際は総額ではなく、含まれる範囲で並べてください。総額が安く見える見積もりほど、修正回数や納品バリエーションが絞られているケースがあります

10-6. 完成したMVが想定と違った場合はどうすればよいか

絵コンテの承認前に戻れるかどうかで対応が変わります。絵コンテどおりに仕上がっているなら、それは仕様どおりの納品であり、作り直しには追加費用が発生します。

これを防ぐ唯一の方法は、絵コンテ段階での確認を丁寧に行うことです。演出のイメージが言葉で伝わりにくいなら、他アーティストのMVを参考映像として提示し、認識を揃えてください。「この動画のこのカットの色味」と具体的に指定できると、クオリティの解釈がずれにくくなります。

10-7. MVの企画だけを別の会社に頼むことはできるのか

企画と撮影の分離は可能ですが、責任の所在が曖昧になりやすい進め方です。演出の意図が撮影チームに正確に伝わらず、現場で判断がぶれる原因になります。

分けるのであれば、企画側の担当者に撮影当日の立ち会いを依頼してください。費用は増えますが、仕上がりのブレを抑えられます。

第11章 「作れる会社」ではなく「届く会社」を選ぶ|MV制作会社選びの次の一手

第11章 「作れる会社」ではなく「届く会社」を選ぶ|MV制作会社選びの次の一手

MVの発注で最も戻しにくいのは、公開日を先に決めてしまった後の準備期間です。第8章のとおり、楽曲入稿から公開までは10週間前後を要します

リリース日が決まっているなら、MV制作会社への相談は今日から動かす価値があります

11-1. 21社の実読から見えた3つの判断軸

今回の調査で分かったのは、公式サイトの情報だけでMV制作会社を選ぶのは難しいということです。料金を公開している会社は21社中1社、権利帰属に触れている会社は0社でした。アーティストの実績名は載っていても、楽曲ごとの担当範囲までは書かれていません。

だからこそ、判断は次の3点に集約されます。第1に発注主体を確定し、予算の出どころをはっきりさせること。第2に4タイプのどこに当たるかを絞ること。第3に、公式サイトに書かれていない権利・修正回数・納品範囲を、商談で1つずつ書面化することです。

そしてもう1つ、映像のクオリティとは別の軸があります。完成したMVをどう届けるかを、制作の予算を組む段階で一緒に決めているかどうかです。サムネイル、縦型ショート、配信設計は、後から足すより最初から入れておくほうが安く済みます

11-2. 楽曲のリリース計画からMVを設計する|株式会社Grillの支援内容

本記事で挙げた論点のうち、発注側が単独で抱えると重いのは2つあります。第6章の権利整理と、第7章の配信設計です。株式会社Grillはこの2点を制作の見積もり段階に組み込み、着手前に書面へ落とします。

権利については、納品物に含める尺のバリエーション、二次利用の範囲、撮影素材の帰属、修正回数の上限を最初に確定させます。第1章の調査が示したとおり、これらは公式サイトを見ても分からない情報です。だからこそ、こちらから先に提示する運用にしています。

配信については、公開後の視聴維持率と流入元を見ながら、ショート版の切り出し位置やサムネイルを調整します。AI・自動化ツールを分析と編集の工程に組み込むことで、制作と配信を同じ窓口に任せても費用が二重に膨らまない設計です。広告運用の手数料は10%からで、業界標準の20%と比べて半分の水準に収まります。

楽曲はできているが公開の設計が固まっていない、という段階からご相談いただけます。ミュージックビデオの相場が御社の予算に見合うかどうかの判断だけでも構いません。アーティスト個人の1本目でも、企業のブランド映像でも、まずは公開日と予算の枠をお聞かせください。

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この記事を書いた人
株式会社epochにてWEB業界のプロジェクトマネージャーとして従事し、デジタル領域での専門性を武器に事業成長を牽引。その後、株式会社LADDERにてWEBデザイナー兼コーダーとして様々な著名インフルエンサーのSNS広告やD2C事業に携わり、LP構成から制作、運用までを一元的に行って広告効果の高いLPを量産。現在は株式会社GrillのWEBデザイナー兼コーダー兼ディレクターとして、幅広い技術を駆使し、HP制作からECサイトの制作、動画制作や編集まで一気通貫で手がけるフロントエンドのスペシャリスト。
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