制作会社から届く提案書に最初に並ぶのは、多くの場合、配色案とトップページのデザインラフです。ところが眼科では、そこで決めるべきことの優先順位が他の診療科と入れ替わります。患者の多くが「見えにくい」状態でそのサイトを開くからです。
株式会社Grillが2026年8月に全国30院の眼科クリニック公式サイトを調べた結果では、文字サイズを変更できる機能を持つ医院は6院、本文が16px以上の医院は19院でした。読むための土台が整っているサイトは、2026年時点でも半数強という水準です。
さらに眼科には、地域の患者が繰り返し通う保険診療と、ICLや多焦点眼内レンズのように広域から比較検討される自由診療が同居します。医療広告等ガイドラインの限定解除、コンタクトレンズ併設の表示、白内障のように家族が代わりに調べる代理検索まで、眼科クリニックのホームページ制作では判断が積み重なります。
本記事は、その判断を順番に片づけるための資料です。実測した30院のデータを軸に、デザインより先に決める要件から、発注後に効いてくる運用体制までを通しで扱います。院長・事務長がそのまま院内の検討に持ち込める粒度で書きました。
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眼科のホームページ制作で最初に見るべきは、他院のデザインの巧拙ではなく情報の開示状況です。株式会社Grillの横断調査から、眼科クリニックのサイトに共通して空いている箇所を6項目で確認します。
株式会社Grillが2026年8月に実施した眼科クリニック公式サイトの横断調査です。対象は全国30件(N=30)、内訳は都市部15件・郊外/地方15件です。規模や開院年が偏らないよう、単独開業の医院と手術設備を持つ医院を混在させています。
確認したのは次の6項目です。
いずれもデザインの好みではなく、患者の判断に必要な情報が届いているかを測る項目で、開示の有無で機械的に判定できます。
文字サイズ変更機能を備えていたのは30院中6院(20.0%)でした。本文が16px以上だった医院は19院(63.3%)で、残る11院は14px前後のままでした。
眼科を受診する患者は「見えづらい」状態で検索しています。白内障で霞む方や緑内障で視野が欠ける方が、14pxの本文と淡いグレーの文字色で診療時間を読めるかどうかは、デザインではなく到達可否の問題です。
裏を返せば5院に4院が未実装の領域です。文字サイズ変更ボタンは大規模な改修なしに追加できるため、ホームページ制作の要件へ最初から入れておく価値があります。
調査した30院の眼科クリニックのうち、ICL・多焦点眼内レンズ・オルソケラトロジーなどの自由診療ページを持つのは22院でした。費用を総額で明示していたのは13院(59.1%)で、残る9院は「片眼◯◯円〜」の下限表示か、費用の記載自体がありません。
自由診療は検討期間が長く、患者は複数の眼科サイトを並べて比較します。検査料・手術料・術後の定期検査を含む総額が読み取れないサイトは、比較の段階で外れます。費用の開示は信頼性の担保に直結し、情報を出し切った医院ほど最後まで残ります。
下限表示だけで総額を伏せると、問い合わせは増えても来院後の説明で認識のずれが生じます。集患の質まで見るなら、総額と内訳を先に示す構成が有利です。
自由診療ページを持つ22院のうち、費用とリスク・副作用を同一ページ内で確認できたのは9院(40.9%)でした。多かったのは、費用は料金一覧ページ、リスクは手術の解説ページに分かれている形です。
医療広告等ガイドラインの限定解除は、自由診療の情報を掲載する際に、問い合わせ先の明示と、治療の内容・費用、主なリスク・副作用の提供を求めています。ページをまたいで分散していても要件を欠くとは限りませんが、閲覧した患者が同時に把握しづらい状態にはなります。
限定解除の4要件を眼科サイトのどこに実装するかは第4章で扱います。
6項目の結果を空白の大きい順に並べると「読める設計」「自由診療の費用開示」「限定解除の情報の置き方」が残ります。いずれもデザインのトンマナや写真の差し替えより先に決める要件です。
なお、併設を明示していた医院は17院、手術実績数を掲載した14院のうち時点情報を付けたのは5院でした。併設は第10章、実績数の書き方は第4章で扱います。
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第1章の実測で最も空白が大きかったのは、読むための設計です。眼科クリニックのサイトに必要なアクセシビリティを、発注時に指定できる粒度まで落とします。
アクセシビリティは多くの業種で「余裕があれば対応する項目」です。眼科では閲覧者の相当数が視機能の低下を自覚して検索している患者で、読めないことがそのまま来院の断念につながります。
この性質は業界のサービス設計にも表れています。眼科に特化したホームページサービスでは、視認性を補助する表示機能と総務省のアクセシビリティ評価ツールへの適合が標準仕様です(詳細は第5章)。デザイン性より先にこの点を打ち出すサービスが成立している事実が、眼科サイトの実装水準を示します。
アクセシビリティを選択肢ではなく診療科の性質から導かれる要件として扱うと、発注後の議論が短くなります。見えづらさに配慮されたサイトは医院の姿勢を伝え、患者の信頼にもつながります。
デザインの初期段階で、本文は16px以上、行間は1.8倍前後を下限に置きます。第1章の実測では16px未満が11院あり、この設定では視力0.3程度の患者がスマートフォンで診療時間を読み取れません。
見出しだけが極端に大きく本文が小さいデザインは、一覧性は高くても読ませたい情報が届きません。
診療時間・休診日・予約方法といった要点は箇条書きに分解し、視線移動の距離を短くします。
眼科クリニックのサイトは清潔感を出すため淡いブルーやライトグレー基調のデザインが多く、文字と背景のコントラストが不足しがちです。本文と背景のコントラスト比は4.5:1以上を確保します。
デザイン上で起こりやすいのは、薄いブルーの帯に白抜き文字を置く例と、グレー系(#999程度)で費用の注記を書く例です。健常な視力では読めても、白内障で光が散乱すると判別が難しくなります。
配色を決める段階で確認する箇所は4つです。本文と背景、ボタン内の文字と背景、注記・キャプション、フォーム内の入力例テキスト。この4点の確認を制作会社に依頼すれば、公開後の手戻りを防げます。
文字サイズ変更ボタンは「標準・大・特大」の3段階が扱いやすく、選択状態を保持する仕様にします。ページ移動のたびに標準へ戻る実装は、機能していないのと同じです。
白黒反転(ハイコントラスト)表示は実装コストが上がりますが、視野や光の感じ方に問題を抱える患者への配慮になります。全ページ一律の対応が難しければ、診療案内・アクセス・予約の3ページに絞って先行実装します。
発注時は「アクセシビリティに配慮してください」ではなく、段階数・保持の有無・対応ページ範囲を数値と固有名で指定します。抽象的な依頼は見積にも仕様にも反映されません。
視覚障害のある方や視力低下が進んだ方は音声読み上げでサイトを使います。代替テキストが空だと、診療時間表や料金表を画像で作っている医院では情報が丸ごと欠落します。
診療時間・料金・アクセスは、デザイン上の都合で画像化せずテキストと表で組みます。地図画像には所在地を併記し、電話番号はリンク可能な形式で置きます。
見出し階層は読み上げ順序に直結し、デザイン上の大きさを理由にレベルを飛ばすと音声でサイト構造を把握できません。SEOの評価にも関わるため、h2・h3の使い方を制作会社と合意します。
タップ領域は最低44×44px相当を確保し、隣接要素との間隔を空けます。手指の震えや視認のずれがある患者には、密集したボタンが誤タップを招きます。
眼科では電話予約の比率が高く、画面下部に固定した電話ボタンが有効です。予約フォームだけを目立たせて電話番号を小さく置くデザインは、高齢患者の多い地域の医院では機会損失になります。
フォームも入力項目を絞り、エラー表示を赤字のみに頼らないデザインにします。色だけで状態を示す実装は色覚特性のある方に伝わりません。
要件は箇条書きで、数値と対応範囲を明記し、デザインの着手前に渡します。以下の6項目を発注仕様書に転記すれば、見積比較も揃います。
医療機関のサイト制作の全体像は、「【2026年最新】歯科医院のホームページ制作完全ガイド」でも整理しています。診療科は違っても、クリニックのホームページ制作で発注準備を進める考え方は共通です。

眼科クリニックは性質の異なる2つの診療を1つのサイトに同居させます。この構造を意識せずホームページ制作を進めると、どちらの患者にも届きません。
保険診療で眼科クリニックを訪れる患者が見るのは、地域内での近さ、診療時間、待ち時間、予約の可否です。結膜炎や花粉症、白内障の初期相談では比較検討の時間は短く、判断は数分で終わります。
自由診療は違います。ICLや多焦点眼内レンズを検討する患者は、術者の経歴と実績、総額の費用、起こりうる合併症、術後の見え方を複数の医院で読み比べます。
同じサイトで「すぐ分かる」と「深く読める」という異なる情報設計を両立させる必要があります。保険診療と自由診療で集患の考え方が分かれる点は、「病院・クリニックに強いおすすめ広告代理店15選!保険診療・自由診療で選ぶ集患戦略!」でも整理されています。
トップページのファーストビューには、地域から通う保険診療の患者が求める診療時間・所在地・予約手段を置きます。自由診療の訴求で埋めると、日常の受診で来た患者が迷います。
自由診療への入口は、デザイン上も独立したブロックとしてファーストビュー直下に設けます。「ICLをご検討の方へ」「多焦点眼内レンズによる白内障手術」といった、検討段階の患者が自分ごととして認識できる見出しを立てます。
株式会社Grillが相談を受けた医療系サイトでは、トップの主要動線を自由診療に振り切った結果、既存患者からの診療時間の問い合わせ電話が増えたケースがありました。デザインの刷新が受付業務に跳ね返る例です。
自由診療の各ページには、適応と適応外の条件、検査から手術までの流れ、総額の費用と内訳、術後の通院回数、リスクと副作用を揃え、1ページで意思決定に必要な情報が完結する状態にします。
オルソケラトロジーのように継続管理が前提のメニューでは、レンズ代・定期検査費・破損時の費用まで書き、初年度と2年目以降で総額が変わる点も先に示します。
ページを分けすぎないのも実務上のコツで、「費用」「リスク」「症例」と細かく分けると第4章の限定解除の要件を満たしにくくなります。
白内障手術は保険診療と自由診療(多焦点眼内レンズ)にまたがるため、ページ構成が最も複雑です。まず保険診療の単焦点レンズの流れを示し、選択肢として多焦点レンズを説明する順序が読みやすくなります。
記載すべき情報は、手術日の枠、所要時間、当日の付き添いの要否、術後の通院スケジュール、点眼の期間、入浴や洗顔の再開時期です。患者と家族が生活の段取りを組めるところまで書きます。
「そこまで書くと不安をあおるのでは」と聞かれますが、術後の制約を事前に知りたい患者は多く、記載があるほうが問い合わせの質は上がります。
疾患解説ページを増やすほどサイトの情報量は増えますが、自由診療ページが埋もれます。目安は、自由診療の各メニューが1ページ2,000〜4,000字、保険診療の疾患解説が800〜1,500字程度の配分です。
グローバルナビゲーションの並びも、デザインというより情報配分の問題です。疾患名を10個並べると自由診療の入口が視界から外れるため、疾患は「診療案内」の下層にまとめ、第一階層には自由診療の主要メニューを置きます。
費用をかけてページ数を増やす前に、どのページで問い合わせを取るかを決めます。この判断は第6章の見積に直結します。
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医療広告等ガイドライン(2026年時点の正式名称)への対応は、眼科のホームページ制作では規制の解説より実装位置の問題として現れます。第1章の実測でも、費用とリスクを同じページで確認できた医院は40.9%でした。限定解除の4要件を、眼科サイトのどこに置くかという観点で整理します。
限定解除は、医療広告等ガイドライン上は掲載できない情報を、一定の要件を満たせば掲載できるようにする仕組みです。眼科で該当しやすいのは保険適用外のメニューを扱うページです。
対象になるのは、ICL(有水晶体眼内レンズ)、多焦点眼内レンズによる白内障手術、オルソケラトロジー、レーシック、ドライアイの自費治療などです。保険診療の疾患解説ページは通常この要件の対象外ですが、同じページで自費メニューに触れる場合は扱いが変わります。
自院のサイトで「自費」「自由診療」「保険適用外」の語が出るページを一覧化し、要件を満たしているか確認する進め方が実務的です。
厚生労働省の医療広告等ガイドラインが定める限定解除の要件は、次の4つをいずれも満たすことです。
①は医院の公式サイトなら通常満たされます。ホームページ制作で手を動かすのは②〜④の3項目、問い合わせ先・治療の内容と費用・主なリスクと副作用です。
ガイドラインは情報の提供を求めますが、同一ページへの配置までは明文で要求していません。ただし株式会社Grillが医療系サイトの制作を支援した経験では、1ページで完結させた構成のほうが公開前の確認が早く、差し戻しも起きにくくなります。
配置の目安は、ページ上部に治療内容の概要、中盤に費用の総額と内訳、その直下にリスクと副作用、フッター手前に電話番号と問い合わせフォームへの導線です。
デザインの都合でリスクをアコーディオン(開閉式)に折りたたむと、初期表示で見えません。折りたたむ場合も見出しは常時表示にし、開閉対象は本文のみに限定します。
限定解除の考え方を同じ自費領域の他科でどう運用しているか知りたい方は、「美容クリニックSEO対策完全ガイド|E-E-A-T・医療広告ガイドライン対応と集患施策」もあわせてご参照ください。
実測で最も多かったのは、料金一覧を独立したページにまとめる構成です。第1章で示した9/22院という比率は、その裏返しでもあります。
料金一覧ページ自体は患者に便利なので廃止は不要です。各メニューの詳細ページ側にも費用とリスクを重複して記載し、料金一覧は索引と位置づけます。
制作会社にはこの重複を最初に伝えます。情報の重複を嫌う提案を受けても、意図的な重複だと共有しておけば公開直前の差し戻しを防げます。
患者個人の体験談は、医療広告として掲載できない情報にあたります。眼科では「手術後に世界が明るく見えた」といった感想が訴求力を持ちますが、サイトに体験談として載せる形は避けます。
術前術後の写真も、眼科では扱いが難しい素材です。見え方の変化を再現した比較画像は、通常の診療では得られない結果を期待させる表現になりやすいためです。掲載するなら、4-2で挙げた②〜④の情報を同じページで確認できる状態にし、撮影条件や個人差の説明も添えます。
自費メニューを扱うサイトでの表現の考え方は、「美容クリニックのホームページ制作完全ガイド」でも詳しく整理しています。
手術実績数は眼科サイトで信頼を伝える有力な要素です。ただし第1章の5/14院のとおり、時点情報まで添えている医院は多くありません。「白内障手術年間1,200件」とだけ書かれても、いつの数字か分かりません。
記載は「2025年1月〜12月の白内障手術件数:1,200件(当院実施分)」のように、集計期間・対象・母数の定義を情報としてセットにします。累計値なら開院年からの累計と明記します。
「地域トップクラスの実績」「症例数No.1」といった比較優位の表現は、客観的な根拠がない限り使えません。数字と集計条件を淡々と書くほうが信頼性の担保になります。

株式会社Grillは2026年8月、候補13社の公式サイトを全社実読し、正式社名・医療機関向け制作の事業実態・眼科実績の明示・料金の公開状況を横断で確認しました。要件を満たした11社を掲載します。クリニックのサイトは公開後の運用まで続くため、制作後のSEO支援や更新体制も併せて確認すると選定を誤りません。
| 会社名 | 医療特化度 | 眼科の制作実績の明示 | 料金の公開状況 | アクセシビリティへの言及 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社Grill | Web集患全般に対応・医療系の支援実績あり | 医療機関のサイト設計・集患支援で対応 | 広告運用は最低出稿10万円〜/手数料10%〜 | 要件定義の段階から仕様化 |
| 株式会社ドクターブリッジ | 医療機関特化 | 眼科カテゴリに22件掲載 | 非公開(資料請求・無料診断) | 記載なし |
| 有限会社ミミル山房(iCeyeWeb) | 眼科特化 | 眼科専用サービスを提供 | 初期33,000円(税込)〜/月額13,200円(税込) | 白黒反転・多段階拡大・音声ブラウザ対応を明示 |
| ファーロ株式会社 | クリニック特化 | クリニック全般 | PCサイト初期制作費330,000円(税込)/WEBコンサルコース月額33,000円(税込) | 記載なし |
| 株式会社ゼロメディカル | 医療機関特化 | 眼科の実績ページあり | 非公開 | 記載なし |
| 株式会社grits(Medicalgrits) | 医科・歯科の開業医特化 | 対応科目に眼科を含む20診療科を明示 | 非公開 | 記載なし |
| 株式会社ITreat | 医療機関特化 | 整形外科・歯科などが中心 | 非公開 | 記載なし |
| 株式会社アイプラス | 医療機関特化 | 病院・クリニック・動物病院 | 非公開 | 記載なし |
| 株式会社まる | 医科・歯科専門 | 眼科デザインの解説を自社発信 | レスポンシブサイト10ページ165万円/月額サーバー費用1,320円〜 | 記載なし |
| 株式会社WHARF | デザイン制作全般 | 眼科診療所の制作実績あり | 非公開 | 記載なし |
| 株式会社テクノクレア | AI・システム開発が主業/医療DXブランドで対応 | クリニック全般 | ライト30万円/スタンダード75万円/プレミアム84万円(いずれも税抜) | 記載なし |

【眼科サイトの設計要件から公開後の集患までを同じチームで担うマーケティング支援会社】
株式会社Grillは、眼科のホームページ制作を「デザインの発注」ではなく「集患の設計」として扱います。第2章の読める設計の要件、第3章の二層導線、第4章の限定解除4要件をページ構造として担保するところまでを、着手前の要件定義で固めます。
ICLや多焦点眼内レンズのように検討期間が長いメニューでは、費用の総額表示とリスクの記載位置を先に決めてからワイヤーフレームを起こします。そのため、公開直前に医療広告等ガイドラインへの対応で差し戻しが発生する事態を避けられます。
実績面では、医療・美容医療を含む幅広い業種のWebマーケティングを支援してきました。サイト公開後は、疾患名や術式名のSEO、Googleマップ経由の来院、広告からの予約までを同じチームで計測し、離脱箇所を数値で特定して改善します。制作と運用の担当が分かれないため、「作ったが問い合わせが増えない」状態を放置しません。
料金面では、AI・自動化ツールで工数を圧縮した分を検証と改善に充て、広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜で対応しています。業界標準20%の半額水準から始められる設計です。SEOや動画クリエイティブ、SNS広告と連動したLP改善にも対応でき、開院時の告知から自由診療の広域集患まで支援範囲を組み替えます。
\ 眼科に特化したHPの設計に強い /
【無料】GrillにHP制作を無料相談>| 会社名 | 株式会社Grill |
| 所在地 | 東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階 |
| 公式サイト | https://grill.co.jp/ |

【眼科カテゴリだけで22件の制作実績を公開する医療機関特化の制作会社】
株式会社ドクターブリッジは、医療機関向けのホームページ制作を軸に、開業サポート・求人サイト制作・広告運用まで手がけます。公式サイトには2015年11月〜2025年6月の累計制作数1,961件と掲載され、診療科別に実績を検索できます。
眼科カテゴリには22件の実績が掲載され、眼科クリニックのサイトがどんなデザインで仕上がるかを事前に確認できます。料金は非公開で資料請求や無料診断からの相談のため、費用感は早めに問い合わせて確認します。
| 会社名 | 株式会社ドクターブリッジ |
| 特徴 | 医療機関特化・2015年11月〜2025年6月で累計1,961件 |
| 公式サイト | https://www.iryoto.jp/ |

【アクセシビリティを標準機能に据えた眼科専用のホームページサービス】
有限会社ミミル山房は、映像・Web・眼科向けコンテンツの制作を20年以上手がけ、眼科専用のホームページサービス「iCeyeWeb」を提供します。白黒反転表示・多段階の拡大表示・音声ブラウザ対応を標準機能として掲げ、総務省のmiChecker一つ星以上を目標に制作すると公式サイトで明示しています。
眼疾患の説明に使える症例CGを500枚以上保有し、白内障や緑内障の情報ページを自前で用意する負担とデザイン素材の調達コストを抑えられます。料金を初期33,000円(税込)〜・月額13,200円(税込)と公開しており、費用面での信頼性を判断しやすい会社です。
| 会社名 | 有限会社ミミル山房 |
| 特徴 | 眼科専用サービス「iCeyeWeb」・アクセシビリティ標準対応 |
| 公式サイト | https://iceyeweb.mimir.ne.jp/ |

【クリニックのWeb戦略に専業で取り組む制作・コンサルティング会社】
ファーロ株式会社は、クリニック中心の医療Web制作とWebコンサルティングを専業で行います。デザインの納品で終わらせず、公開後の改善提案を含めた運用支援に軸足を置いています。
料金ページでは、PCサイト初期制作費330,000円(税込・15ページ以内)とスマホサイト基本構築費88,000円(税込)を公開しています。公開後のランニング費用も、増患対策運営費用のWEBコンサルコースとして月額33,000円(税込)が明示されています。眼科に限定した実績ページはないため、眼科の事例は問い合わせ時に提示を依頼します。
| 会社名 | ファーロ株式会社 |
| 特徴 | クリニックのWeb制作・コンサルティング専業 |
| 公式サイト | https://www.faro-co.jp/ |

【累計2,000件以上を手がけた医療機関向けホームページ制作の大手】
株式会社ゼロメディカルは、医療機関のホームページ制作で累計2,000件以上の実績を持ちます。診療科ごとの制作事例とデザインの傾向が整理され、眼科の実績ページも用意されています。
実績数が多く、地域や医院規模の近い事例を探しやすい点が利点です。料金は一括・分割プランの区分のみで具体額は非公開のため、見積依頼が前提です。
| 会社名 | 株式会社ゼロメディカル |
| 特徴 | 医療機関向け制作で累計2,000件以上 |
| 公式サイト | https://zeromedical.tv/zeromedical-web/ |

【医科・歯科の開業医に向けたWeb戦略設計から手がける制作会社】
株式会社gritsは「Medicalgrits」の名称で、医科・歯科の開業医向けにホームページ制作とWeb戦略の設計を提供します。公式サイトの対応科目には眼科を含む20の診療科が並び、「約20年にわたり医療×WEBに携わってきた専門ディレクター」が中心と明示されています。
自社メディアで眼科のホームページ制作の情報発信も行い、提案の方向性から信頼性を判断できます。料金ページに金額の記載はなく、規模に応じた個別見積です。
| 会社名 | 株式会社grits |
| 特徴 | 医科・歯科の開業医向けWeb戦略設計 |
| 公式サイト | https://medical-grits.jp/ |

【制作からシステム開発・広告運用まで内製する医療特化企業】
株式会社ITreatは、医療機関に特化したホームページ制作に加え、システム開発や広告運用まで自社で手がける会社です。予約システムや問診の仕組みを含めて相談したい眼科クリニックに向いています。
公開実績は整形外科・歯科・クリニックが中心で、眼科実績の明示はありません。手術枠の管理や検査予約の仕組みまで含めて設計したい医院の選択肢です。
| 会社名 | 株式会社ITreat |
| 特徴 | 医療特化・制作とシステム開発を内製 |
| 公式サイト | https://itreat.co.jp/ |

【医学医療イラストを自社制作できる医療機関向け制作会社】
株式会社アイプラスは、医療機関向けのホームページ制作と医学医療イラストの制作を手がけます。公式サイトには200件以上の納入実績と記載され、病院・クリニック・動物病院まで対応します。
眼科では、目の構造や術式を説明する図版のデザインが患者の理解を左右します。イラストを内製できる点は、第6章で扱う費用の分岐点にも効きます。なお同名の法人が複数あるため、問い合わせ時はドメイン(iplus-web.co.jp)で確認してください。
| 会社名 | 株式会社アイプラス |
| 特徴 | 医療機関向け制作・医学医療イラストの自社制作 |
| 公式サイト | https://iplus-web.co.jp/ |

【医科・歯科専門で医院のブランディングから設計する制作会社】
株式会社まるは、医科・歯科クリニックのブランディングとホームページ制作を行います。デザインの方向性を医院の理念や診療方針から組み立てる進め方です。
自社サイトで眼科のホームページのデザインを解説しており、眼科サイトへの見立てを事前に確認できます。料金ページはレスポンシブサイト10ページ165万円、月額のサーバー費用1,320円〜を明示しています。
| 会社名 | 株式会社まる |
| 特徴 | 医科・歯科専門のブランディング型制作 |
| 公式サイト | https://maru-nagoya.jp/ |

【撮影まで含めて眼科診療所のサイトを手がけたデザイン制作会社】
株式会社WHARFは、グラフィック・Webデザインの制作に加え、撮影や動画制作まで対応するデザイン会社です。医療専業ではありませんが、眼科診療所のホームページ制作を撮影込みで手がけた実績を公開しています。
院内やスタッフの写真は、眼科クリニックのサイトで信頼を伝える要素として効きます。撮影まで1社に任せたい場合の候補です。料金は非公開のため、撮影範囲を含めた見積依頼が必要になります。
| 会社名 | 株式会社WHARF |
| 特徴 | 撮影・動画まで対応するデザイン制作 |
| 公式サイト | https://studio-wharf.jp/ |

【医療DXブランドで3つの価格帯を公開するAI・システム開発の技術者集団】
株式会社テクノクレアは、AI・空間解析やシステム開発を主業とするテクノロジー企業です。クリニック向けのホームページ制作は医療DXブランド「clinic-dx」として提供し、開業支援の一環に位置づけています。
料金はライトプラン30万円(税抜・TOPページ+6ページ)、スタンダードプラン75万円(税抜・TOP+9ページ)、プレミアムプラン84万円(税抜・TOP+15ページ)の3段階が公開されています。
| 会社名 | 株式会社テクノクレア |
| 特徴 | 医療DXブランドでクリニック向け制作・価格帯を3段階で公開 |
| 公式サイト | https://clinic-dx.technocrea.co.jp/ |
候補13社のうち3社は、公式サイトを実読して掲載を見送りました。他の比較記事に載っているという情報は、制作会社を選ぶ根拠にならないためです。
1社目は独自ドメインでTLS証明書のエラーが出て、2026年8月時点で到達できませんでした。2社目はクリニックの採用サイト制作に特化しており、集患目的のホームページ制作とは領域が一致しません。3社目は医療機関の実績が小児クリニック1件のみで、眼科の実績を公式サイトで確認できませんでした。
比較記事の一覧をそのまま候補にせず、①サイトに到達できるか、②自院の診療科の実績があるか、③事業内容が集患目的の制作と合致するかを確認してください。
眼科以外の診療科も含めて医療分野の支援会社を広く比較したい方は、「医療業界に強いおすすめ広告代理店15社|診療科別の比較と費用相場」もあわせてご覧ください。
\ 眼科に特化したHP制作実績が豊富 /
【無料】眼科のHP制作を無料相談>
眼科クリニックのホームページ制作の見積は、同じ「ホームページ一式」でも会社で数倍の開きが出ます。相場を眺めるより、どこで金額が動くかを分解したほうが比較の精度は上がります。以下、金額を左右する条件を分岐点①〜⑤として見ていきます。
眼科は扱う疾患が多く、白内障・緑内障・網膜疾患・ドライアイ・アレルギー性結膜炎と挙げると、疾患解説ページだけで10枚を超えます。1ページ3万〜8万円程度で積算されるため、枚数が見積を最も大きく動かします。
判断の基準は、そのページがSEOの受け皿として機能し、来院につながるかどうかです。地域名と組み合わせて検索されやすい疾患を優先し、需要の薄い疾患は「診療案内」内の一覧項目にとどめます。
初回公開は主要疾患6〜8枚に絞り、公開後の運用で追加する方法も有効です。追加時の単価は契約時に決めます。
眼の構造や術式の説明には、デザインされた図版が欠かせません。オリジナルのイラスト制作は1点2万〜6万円程度、既存ライブラリの使用許諾は1点数千円〜が目安です。
オリジナル制作は医院の説明方針に合わせられますが、点数が増えると費用が膨らみます。白内障手術の流れのように意思決定に直結する箇所だけをオリジナルにし、一般的な解剖図はライブラリを使う配分が現実的です。
撮影を含めると、半日〜1日で10万〜30万円程度が加算されます。費用をかける価値があるのは、外観と入口周辺、待合室、検査機器、診療にあたる医師とスタッフです。
外観と入口は、初診の患者が建物を探す手がかりになります。検査機器の写真は、自由診療を検討する患者が設備を比較する材料です。実写は素材写真より信頼を得やすく、地域の患者が来院前に雰囲気をつかめます。逆に素材写真で代替できる箇所に撮影費用をかけても効果は限定的です。
株式会社Grillが医療系サイトを支援した経験では、人物写真の有無より、写真をどのページのどの位置に置くかのほうが問い合わせ数の差に現れます。
予約システムは、外部サービスを埋め込むかサイトと連携させるかで費用が変わります。埋め込みだけなら初期費用は数万円ですが、診療メニュー別の枠管理やWeb問診と連携すると、初期費用20万〜50万円程度、月額も数千円〜数万円が発生します。
眼科クリニックでは、一般診療・検査・手術・コンタクトレンズの定期検査と、性質の異なる予約が混在します。どこまでWeb予約の対象にするかを先に決めないと、見積を比較できません。
予約システムの選定は、「美容クリニックの予約システムおすすめ16選」で機能比較を整理しています。自費メニューの予約管理という点は眼科でも参考になります。
休診のお知らせや診療時間の変更を自院で更新できるかで、月額の保守費用と運用負荷が変わります。編集できる範囲を広く取れば月額は下がりますが、院内に担当者と手順が要ります。
逆に更新をすべて制作会社に依頼する契約では月額が上がり、1回あたりの作業費用が別途かかることもあります。年間の更新回数を見積もって比較します。
現実的な折衷案は、お知らせ・診療時間・休診日・スタッフ紹介の4種類だけ自院で編集でき、レイアウトを伴う変更は依頼する形です。
株式会社Grillは2026年8月、掲載候補の制作会社の公式サイトを実読しました。株式会社Grillを除く10社のうち、初期費用の具体額を公開していたのは4社です。公開後に発生する月額の具体額まで示していたのは3社で、残る6社は要問い合わせでした。
つまり「眼科のホームページ制作は◯◯万円が相場」という流通値は、実際の見積の分布を反映していない可能性があります。相場で判断するより、上記5つの分岐点を条件に揃えて3社程度から相見積もりを取るほうが確実です。公開金額もページ数や税表記が会社ごとに違うため、情報の粒度を揃えて比べます。
相見積もりを依頼する際は、①疾患解説ページの枚数、②イラストの点数と制作方法、③撮影の有無と拘束時間、④Web予約の連携範囲、⑤自院で更新する項目、の5点を数値で指定します。揃えるだけで、金額差が仕様の差か単価の差かを見分けられます。

制作会社に相談する前に、眼科クリニックの側で決めておく事項があります。曖昧なまま進むと、デザインの議論に時間を取られ、診療の実態と合わないサイトになります。
発注前に確定させる要件10項目
| # | 決めること | 決められないまま進めた場合の影響 |
|---|---|---|
| 1 | 掲載する診療科目と疾患の範囲 | ページ数が膨らみ見積が上振れする |
| 2 | 自由診療メニューと公開する費用の粒度 | 限定解除の要件を満たせない |
| 3 | 手術枠・検査枠の受け入れ上限 | 集患が増えても予約が取れず離脱する |
| 4 | Web予約の対象とする診療の範囲 | 予約システムの見積が比較できない |
| 5 | 電話予約と当日枠の運用方針 | 受付業務が逼迫する |
| 6 | コンタクトレンズ・眼鏡併設の扱い | サイト構造の後戻りが発生する |
| 7 | アクセシビリティ要件6項目 | 公開後に改修費用が別途かかる |
| 8 | 掲載する医師のプロフィールの範囲 | 原稿作成が止まり公開が遅れる |
| 9 | 更新を自院で行う項目 | 保守費用と運用負荷が読めない |
| 10 | 公開後に見る指標(SEO・予約数)と担当者 | 改善の判断ができない |
まずサイトに載せる診療の範囲を確定します。積極的に増やしたくない診療を大きく扱うと、望まない患者層が集まり診療の効率が落ちます。
自由診療については、メニュー名だけでなく公開する費用の粒度まで決めます。総額を出すのか、検査料と手術料を分けるのか、術後の定期検査を含めるのか。ここが決まらないと第4章の医療広告等ガイドラインの要件を満たすページを作れません。
ホームページが機能し始めると問い合わせと予約が増えます。白内障手術が週2枠の体制で広域集患を狙えば、手術待ちが数か月に延び、患者の離脱と信頼の低下を招きます。
週あたりの手術件数、検査機器の稼働時間、術後の定期通院を受け入れられる枠を数値で把握します。上限を超える見込みなら、体制を増やすか集患の対象地域を絞る判断が必要です。
予約手段は、Web予約・電話予約・当日受付の3系統の組み合わせで決まります。すべてWeb予約にすると高齢患者が離脱し、すべて電話にすると受付の負荷が上がります。
現実的な設計は、初診と自由診療の相談はWeb予約、再診と当日枠は電話というように、診療の種類で分ける方法です。振り分けを決めてからサイトの導線を設計します。
併設店をサイト内に含めるか、独立したサイトにするかは、後から変えるとデザインと構造の作り直しになります。第10章で判断軸を整理しますが、発注前に方針だけは決めておきます。
第2章の6項目は発注仕様にそのまま転記できます。院内で合意し、見積依頼の段階で各社へ同じ条件として提示します。
後から追加すると改修費用が発生します。特に文字サイズ変更機能と白黒反転表示は、デザインの設計段階で織り込むほうが安く済みます。
更新の担当者を決めずに公開すると、運用は3か月で止まります。誰が何を更新するかを公開前に名前レベルで決めます。
役割分担の目安は、お知らせと休診は受付スタッフ、診療方針や自由診療の情報は院長、レイアウト変更と技術的な修正は制作会社です。
医院のWebマーケティングとSEOを含む全体の組み立ては、「歯科医院のマーケティング完全ガイド」の体制づくりの考え方も参考になります。
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発注前の要件が固まったら、次はページ構成です。眼科クリニックには、患者本人以外が調べる診療と、時期によって検索が急増する診療があります。この2つをサイトの構成に反映できるかで、同じ情報量でも集患の結果が変わります。
白内障の手術を調べているのは本人とは限りません。見えづらさを訴える親を持つ40〜60代の家族が、地域の医院を比較しているケースが相当数あります。
医療機関のサイト制作を担当してきた株式会社Grillの実務では、読む人を患者本人と決め打ちした文章は、家族が読んだときに必要な情報が抜け落ちる傾向があります。付き添いの要否、送迎の可否、所要時間、費用の負担といった生活の段取りに関わる情報をページ上部に置くと、問い合わせにつながりやすく、家族からの信頼も得られます。
書き分けの目安は、術式の説明よりも先に「ご家族の方へ」の見出しを立てることです。手術前後で家族が担う役割を時系列で示すと、判断が進みます。
学校健診の結果が配られる時期は、視力低下を指摘された児童の受診が集中します。この時期に検索される情報は、受診の必要性、持ち物、所要時間、眼鏡の要否です。
通年公開のページとして「学校健診で指摘を受けた方へ」という入口を用意します。健診の用紙の持参、散瞳検査による当日の見え方への影響、予約の要否を書きます。
近視の進行抑制としてオルソケラトロジーや低濃度アトロピンを扱う眼科クリニックでは、このページから自由診療へつなぐ導線を置きます。ただし費用とリスクの記載は第4章の要件どおり自由診療側で完結させます。
花粉症の時期は、眼科クリニックにアレルギー性結膜炎の新患が増えます。トップページのお知らせ枠と、スマートフォンで最初に目に入る位置は、季節の診療への導線を差し替えられるデザインにします。
コンタクトレンズの定期検査は、年度替わりや長期休暇の前後に集中します。予約の空き状況と検査の所要時間という2つの情報を明示すると、来院のハードルが下がります。
季節ごとに訴求を入れ替える運用の考え方は、「美容クリニックの正しいマーケティング戦略」で解説している需要期の設計とも共通します。
季節の情報をお知らせ記事で書くと、翌年には検索から見つかりにくくなります。年度を含まない固定ページとして作り、毎年その年の情報だけを書き換えます。
固定ページのURLを変えずに内容を更新すれば、前年に積み上がったSEOの評価を引き継げます。サイト内では、デザインを変えずにトップページからの導線だけを季節ごとに入れ替えます。
季節ページは「学校健診」「花粉症・アレルギー」「コンタクトレンズ定期検査」「白内障手術の相談」の4本を固定ページで持ちます。露出時期を年間で決めておくと、運用の判断が迷いません。

眼科クリニックのホームページ制作の相談で繰り返し出る論点を7つ取り上げます。いずれも正解が1つに定まらず、医院の状況で判断が変わります。
総額を明示していた医院が22院中13院にとどまることは、第1章で見たとおりです。掲載しない判断もあり得ます。
ただし第4章で整理したとおり、医療広告等ガイドラインは自由診療の治療内容と費用の情報提供を求めています。費用を示さずに自由診療のページを公開する選択は取りにくいのが実情です。
実務的には、標準的な術式の総額を明示し、追加検査やレンズによる変動幅を注記する形が扱いやすくなります。「要問い合わせ」だけの表示は、比較検討中の患者を地域の他院に流します。
Q. 総額を出すと高いと思われ、問い合わせが減りませんか。
A. 株式会社Grillが自由診療を扱う医療機関のサイトを支援した事例(2025年1月〜2026年6月、N=9件)では、総額と内訳を明示した後に問い合わせ件数が平均で約1割減りました。一方で、来院した方が手術・施術へ進んだ割合は上がっています。見るべきは問い合わせの母数ではなく来院件数です。
眼科クリニックの開業では、予定日の4〜6か月前に着手し、2〜3か月前に開院予告ページを公開するのが一般的です。サイトが検索結果に反映されるまでには時間がかかり、SEOの立ち上がりも同様のため、内装工事と並行して動きます。
予告ページの段階で、開院日・診療科目・診療時間・所在地・予約開始日を掲載します。この時点から地域名での検索に露出させると、開院直後の来院数が変わります。
年数だけで判断せず、次の3点で見ます。スマートフォンでの表示が崩れているか、診療内容とサイトの記載がずれているか、第4章の限定解除要件を満たしていないか。
いずれかに該当し、かつCMSが古くて改修が難しい場合は全面的な作り直しが妥当です。デザインの古さだけが理由なら、配色と写真の差し替え、文字サイズの調整といった部分改修で十分な場合があります。
デザインを刷新する際も、URL構造を変えずにSEOの評価を引き継ぎます。
開院直後で予算が限られる場合、ノーコードツールでの自作は選択肢になります。ただし眼科では、医療広告等ガイドラインの限定解除に必要な情報の配置と、アクセシビリティ要件の実装が難所です。
テンプレートのデザインのままでは、文字サイズや配色の要件を満たせないこともあります。
現実的な折衷案は、診療時間・アクセス・診療案内を自作で公開し、自由診療のページだけを制作会社に依頼する形です。費用を抑えつつ規制対応が要る箇所は専門家に任せられます。
依頼先を絞り込みながら制作費を抑える方法を検討したい方は、「格安でホームページ制作が可能なおすすめ会社23選|コストを抑えるコツ」で詳しく解説しています。
出身大学、勤務歴、所属学会、取得している専門医資格、手術実績の順で情報を並べます。自由診療を検討する患者は、術者の経歴を最も熱心に読む層であり、この欄の充実度がそのまま信頼の判断材料になります。
専門医資格は、広告可能な資格として認められている名称を正確に記載します。存在しない資格名や認定機関が不明な称号を書くと、信頼を損ない規制上の問題にもなります。
患者個人の体験談は、医療広告等ガイドラインが認めていない広告表現にあたります。自院サイトに「患者さまの声」として感想を載せる形は避けます。
代わりに効くのが、診療の流れや所要時間、待ち時間の目安といった事実情報の充実です。
診療内容と患者層が同じなら統合、自由診療の構成が大きく異なるなら分離が基本です。統合する場合は、医院ごとに診療時間・アクセス・スタッフのページを持ち、疾患解説と自由診療の解説は共通化します。
地域名での検索に対応するには、医院ごとのページで所在地と地域名を明示することが前提です。サイトを分けると運用の手間と費用が2倍になり、SEOの評価も分散します。
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第1章で示した17/30院という比率のとおり、併設を明示している眼科は半数強です。併設をどう扱うかは、眼科クリニックのサイトの構造を左右する判断になります。
コンタクトレンズ販売店が別法人なら、眼科のサイトと販売店のサイトを分けるのが原則です。医療広告等ガイドラインと物品販売の広告ルールでは、適用される枠組みが異なるためです。
同じ建物でも、法人が異なる以上は表示上の主体を分けます。眼科サイトには「併設店のご案内」として基本情報とリンクを置き、価格やキャンペーンの訴求は販売店側のサイトに置きます。
同一法人なら同居させて構いませんが、診療のページと販売のページはデザイン上も階層を分け、どちらの情報かが患者に分かる構造にします。
主体が表示上で分かれているかは、次の4点で確認します。
・ページ下部の運営者名が、眼科と販売店で書き分けられているか
・価格やキャンペーンの訴求が、診療のページに混ざっていないか
・問い合わせ先の電話番号と受付時間が、主体ごとに示されているか
・グローバルナビゲーションのデザインで、診療と販売の階層が分かれているか
コンタクトレンズは高度管理医療機器に該当し、販売には営業所ごとに高度管理医療機器等販売業・貸与業の許可と、管理者の設置が必要です。
販売を行うページでは、許可を受けた事業者名と許可番号を明示している眼科クリニックが多く、患者の判断材料になります。情報を開示している医院ほど、来院前の信頼を得やすくなります。
患者には、処方箋のみの発行か、その場で購入できるかが分かることが重要です。「検査のあとどこでレンズを買うのか」が読めないページは、来院前の不安を残します。
処方箋のみを発行する眼科クリニックでは、検査の流れ・所要時間・費用・処方箋の有効期限を書き、購入は院外で行う旨と定期検査の推奨間隔を明示します。
販売まで行う医院では、取り扱いメーカー、購入の流れ、定期検査とセットの予約導線を用意します。販売側の訴求が強すぎると医療機関のサイトとしての性格が薄まるため、診療の情報を上位に置きます。
眼鏡処方は、白内障手術後や学校健診後の受診と結びつく診療です。診療案内の下層に置き、処方までの検査内容と所要時間、処方箋の有効期限を記載します。
ロービジョンケアを行う医院では独立したページを設ける価値があります。対象は限られますが、地域内で実施している医院が少ないため、必要とする患者に確実に届きます。
なお併設店をGoogleマップ上でどう扱うかは地図側の運用のため、「クリニック・病院のMEO対策の正解とは?診療科で変わるGoogleマップの集患戦略」の考え方を参照してください。

ホームページが集患に効くかは、公開後に手が入り続けるかで決まります。眼科クリニックで更新が止まる原因と、最小限で回すべき項目を整理します。
更新が止まるサイトに共通するのは、編集権限と判断が院長1人に集まっている状態です。診療の合間に更新作業を挟むのは難しく、数か月で手が止まります。
株式会社Grillが公開後のサイトを引き継いだ医院(2025年度、眼科を含むクリニック、N=6件)では、6件中4件で更新が公開から半年以内に止まりました。共通点は、CMSの管理者アカウントを院長だけが持っていたことです。権限をスタッフへ分けた後は、休診案内の反映が平均3日から即日に短縮しました。
対策は判断が不要な更新をスタッフへ委譲することです。休診日・診療時間の一時変更・お知らせの3つは判断が定型化できるため、受付スタッフに更新権限を持たせます。
医学的な内容や自由診療の情報は院長が確認します。この線引きを最初に決めておけば、権限を分けても信頼性は損なわれません。
運用で最低限維持したいのは3つです。1つ目は休診と診療時間の変更で、即日反映を原則にします。
2つ目は手術枠と予約の空き状況です。白内障手術やICLの相談枠が埋まる時期を示すだけでも、患者の信頼と問い合わせの質が変わります。
3つ目は実績数値の時点情報です。第1章で示した5/14院のとおり時点の明記は抜けやすく、年に1度は集計期間ごと更新します。
ホームページを公開したら、検索と地図の2つの入口を最小構成でつなぎます。検索側は、SEOの土台として診療科目・地域名・疾患名がページ内に自然に含まれている状態を確認します。
そのうえでGoogleサーチコンソールを設定し、SEO経由の流入を計測できるようにします。詳しい手順は「病院・クリニックのSEO対策完全ガイド!集患を増やす10の実践手順とおすすめ支援会社5選」にまとめています。
地図側は、Googleビジネスプロフィールの診療時間とホームページのURLを一致させ、予約導線を揃えるまでを最小構成とします。口コミ返信や写真の運用まで踏み込むと負荷が上がるため、サイトが安定してから着手します。
医院の日常を発信するSNSを併用するなら、「クリニックのインスタ運用で集患を成功させるコツ7選」の投稿設計が参考になります。いずれの施策も、ホームページ側の情報が整っていることが前提です。
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眼科クリニックの需要には、学校健診・花粉症・白内障手術の相談と、時期の決まった山があります。サイトを公開してから検索で見つかる状態になるまで数か月かかるため、次の山には手前から逆算して動きます。着手が1シーズン遅れると、機会は1年先へ持ち越しです。
眼科のホームページ制作で決めることは多岐にわたり、順序を間違えると手戻りが出ます。株式会社Grillの実測調査から導かれる順序は、読める設計、二層の導線、限定解除の実装の3段階です。
読める設計を最初に置くのは、文字サイズ・行間・コントラストがデザインの土台になるためです。デザインが固まってから文字を大きくすると、レイアウトが崩れて作り直しになります。
次に二層の導線を分けるのは、この配分がページ構成とページ数、つまり見積の骨格を決めるからです。
限定解除を3番目に置くのは、どのページに何を書くかが決まって初めて、医療広告等ガイドラインが求める費用とリスクの配置を確定できるためです。
この3段階を発注前に決めれば、制作会社との議論はデザインの好みではなく要件の実現方法に集中できます。
公開後にSEOと広告のどちらから集患を伸ばすかは、「美容クリニックで効果的な集客方法10選」の優先順位の付け方も参考になります。
制作会社を選ぶ段階で決まるのは、デザインの方向性ではなく情報の届き方です。株式会社Grillは、第1章で挙げた3指標――文字サイズ変更の実装、自由診療の費用の総額表示、費用とリスクの配置――を、発注仕様の数値要件として先に確定させます。デザイン確定後の改修が出ない順序で進めるためです。
併設のコンタクトレンズ・眼鏡をどこまで眼科サイトに含めるかは、階層と表示主体を伴う判断です。公開後に線引きを変えると構造ごと作り直しになります。
限定解除に必要な情報の置き場所も同じで、医療広告等ガイドラインへの対応を公開直前に確認する進め方では間に合いません。ワイヤーフレームの段階で、デザインに入る前に白内障やICLのページの配置まで決めます。
更新が止まる医院の多くは権限の設計を後回しにしています。株式会社Grillは、受付スタッフが触れる範囲と院長の確認が要る範囲を分けてCMSを構築します。
公開後に見る指標は3つに絞って医院側へ渡し、患者が予約の直前で離れる箇所を特定できる状態にします。AIで検証作業を短縮した分、季節の需要期に合わせてサイトへ手を入れる余力が残ります。
開院前で要件が固まっていない段階でも、公開済みのサイトのどこから直すかという段階でも、御院の状況に合わせて支援の範囲を組み立てます。眼科クリニックのホームページ制作を、公開後の集患まで含めた一続きの仕事として引き受けます。
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