クリニック・病院のMEO対策の正解とは?診療科で変わるGoogleマップの集患戦略を解説!

クリニック・病院のMEO対策の正解とは?診療科で変わるGoogleマップの集患戦略を解説!

内科で上位表示できた施策を、同じ手順で皮膚科のGoogleビジネスプロフィールに適用したのに、地図上の位置がまったく動かない。自由診療の新患を増やしたいのに、増えるのは近隣からの指名検索ばかりで、比較検討中の広域の患者には届いていない——複数の診療科を扱うクリニックほど、こうしたつまずきが起きやすくなっています。

原因の多くは、施策の良し悪しではなく「診療科を分けて設計していないこと」にあります。患者が内科を探すときの検索行動は「近くの内科 今日」のような緊急性検索です。一方、美容皮膚科を探すときは「地域名 シミ取り 口コミ」のような比較検討になり、使うキーワードも、見られる情報も、来院までの距離感も別物だからです。MEO対策は本来、この違いに合わせてGoogleマップ上の見せ方を変える施策ですが、診療科をひとまとめにすると、どの患者にも中途半端な訴求しか届かなくなります

株式会社Grillが複数の診療科を持つクリニックの集患を支援してきた経験上でも、運用を診療科単位で分けた途端に、それまで動かなかった上位表示や来院数が変わり始める傾向が見られます。このページでは、診療科別にMEO戦略がどう分岐するのかを軸に据えていきます。医療広告ガイドラインを踏まえたGoogleビジネスプロフィールの運用、保険診療と自由診療の商圏設計、費用相場を順に取り上げます。そしてクリニックのMEO対策を任せられる会社・ツール11選までを、診療科を分けて考える視点で整理します。

GRILLは支援実績500社以上のマーケティング会社です。MEO専門家がGoogleマップの上位表示に向けた具体策をご提案します。

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目次

第1章 クリニックのMEO対策とは?集患の起点になるGoogleマップ活用の基本

第1章 クリニックのMEO対策とは?集患の起点になるGoogleマップ活用の基本

まずは前提として、クリニックにとってのMEO対策が何を指し、なぜ地域密着・来院型の医療機関で集患の起点になるのかを最短で押さえます。順位を決める3つの要素も、後の診療科別の話につなぐ前提としてここで簡潔に触れておきます。

1-1. MEO対策の意味と、クリニックがGoogleマップで選ばれる仕組み

MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップやローカル検索の結果でクリニックを目立つ位置に表示させ、患者の行動につなげる取り組みです。「地域名+診療科」や「近くのクリニック」といったローカル検索をすると、通常の検索結果より上部に地図と3件前後の医院が並ぶ枠(ローカルパック)が表示されます。この枠に入れるかどうかが、地域の患者に見つけてもらえるかを大きく左右します

クリニックがこの枠で選ばれる仕組みの中心にあるのがGoogleビジネスプロフィール(GBP)です。オーナー確認を済ませると、診療時間・写真・口コミ返信・投稿などを一元的に管理できます。プロフィールが整っているほど、Googleマップ上での印象が良くなり、来院や予約への導線が太くなります。クリニックは半径数kmの近隣から患者が訪れる典型的な来院型ビジネスであり、Googleマップで正しく見つけられることが集患の入口になるのです。

1-2. SEO・リスティング広告とMEO対策の違い|クリニック集患でどう使い分けるか

クリニックのWeb集患にはMEO対策のほかに、自院サイトを検索結果で上位に押し上げるSEO、検索連動で広告枠に出すリスティング広告があります。三者は役割が異なり、組み合わせ方を診療科で変えるのが効果的です。

MEOはGoogleマップという顕在層が集まる場所で、コンテンツ制作を必要とせず比較的早く成果が出やすいのが特徴です。SEOは症状解説やコラムを通じて潜在層〜顕在層を広く拾えますが、成果まで時間がかかります。リスティング広告は予算次第で即日掲載できる反面、クリック課金で費用がかさみます。急性期の内科であれば近隣の即時受診を取るMEOの比重を高め、広域から集めたい自由診療では広告とSEOを厚くするといった配分が現実的です

MEO単体の集客の考え方は「MEO集客の始め方と上位表示のコツ」で詳しく解説しています。媒体間の予算配分を含む発展的な論点を知りたい方は、「MEO広告とは?仕組みと費用」もあわせてご確認ください。

1-3. 関連性・距離・知名度|クリニックのMEO順位を決める3つの前提

クリニックのMEO対策で順位を考えるうえで、Googleが評価する3つの軸を前提として押さえておきます。

  • 関連性: 患者が打ち込んだキーワードと、GBPのカテゴリ・説明文・診療内容がどれだけ合致しているか。診療科に合った設定がここで効いてきます。
  • 距離: 検索した患者の現在地とクリニックの距離。近隣からの指名検索が中心の保険診療では、この軸の影響が特に大きくなります。
  • 知名度: 口コミの質と件数、サイト上での言及(サイテーション)、運用の継続性などから推し量られる、地域での認知の厚み。

3つのうち距離はクリニック側で操作できませんが、関連性と知名度は運用次第で高められます。株式会社Grillの運用経験上も、GBPの情報を整え正確にするだけで、近隣の指名検索が伸びるケースは少なくありません。次章からは、この前提を診療科ごとにどう活かすかを掘り下げます。

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第2章 診療科で変わるクリニックのMEO戦略|「急性期型」と「比較検討型」の見極め

第2章 診療科で変わるクリニックのMEO戦略|「急性期型」と「比較検討型」の見極め

ここからが本ページの中核です。同じMEO対策でも、診療科によって狙うキーワード・GBP運用・成果の測り方は根本から変わります。クリニックを「急性期型」と「比較検討型」に分けて捉えると、施策の優先順位が一気に整理されます。

2-1. 急性期型の診療科|症状名・緊急性検索で「今すぐ来院」を取るMEO設計

内科・小児科・耳鼻咽喉科・整形外科のように、症状が出てから「今すぐ受診したい」と探される診療科を、ここでは急性期型と呼びます。患者は「地域名 内科 当日」「夜間 小児科」「日曜 耳鼻科」のように、症状と緊急性を組み合わせてローカル検索します。こうしたローカル検索で上位表示を取れるかが、急性期型の来院を左右します。

急性期型のMEO設計では、診療時間・当日受付・予約導線の正確さが上位表示以上に来院を左右します。発熱した子どもを抱えた保護者は、診療時間内かどうかをGoogleマップ上で一瞬で判断し、開いている医院に向かいます。写真や口コミの作り込みより先に、まず情報の鮮度を保つことが急性期型の生命線です。狙うキーワードも「症状名×地域」が中心になるため、GBPの説明文や投稿に対応疾患を自然に織り込む設計が効きます。

2-2. 比較検討型の診療科|口コミ・写真で「選ばれる」を作る自由診療のMEO設計

一方、美容皮膚科・AGA・心療内科・歯科の自由診療領域などは、患者が時間をかけて複数院を見比べる比較検討型です。「地域名 シミ取り 口コミ」「○○駅 AGA 評判」のように、口コミや実績を吟味してから問い合わせます。

比較検討型では、距離より「選ばれる理由」が重要になります。院内・スタッフの写真、症例の見せ方、口コミの内容と返信姿勢が、来院の決め手になりやすいからです。ただし自由診療は医療広告ガイドラインの制約が厳しく、ビフォーアフターや体験談の扱いに注意が要ります(第4章で詳述)。比較検討型は商圏も広域になりやすく、近隣の指名検索だけを追っていると、本来取れるはずの広域の見込み患者を取りこぼします

2-3. 自院の診療科はどちらか?クリニックのMEO戦略を分けるチェック軸

自院がどちらのタイプに寄るかは、次の軸で判断できます。複数の診療科を併設する場合は、科ごとに別々に当てはめて考えるのが鉄則です。

判断軸急性期型に寄る比較検討型に寄る
受診のきっかけ症状・体調不良・けが悩みの改善・予防・自由診療
検索クエリ例「地域名 内科 当日」「夜間 小児科」「地域名 シミ取り 口コミ」「AGA 評判」
重視される情報診療時間・当日受付・予約口コミ・写真・症例・実績
商圏(距離)近隣中心(半径数km)広域(電車移動も許容)
主なKPI経路検索・電話・当日予約比較後の予約・問い合わせ

歯科のように単科で完結する医院ではこの分岐は生まれにくいのですが、複数科を持つクリニックでは、内科は急性期型、併設の美容皮膚科は比較検討型、というように戦略が割れます。診療科別に運用を切り分ける発想が、クリニックのMEO対策では欠かせません。歯科に特化した運用の考え方は「歯科医院に特化したMEO対策完全ガイド」でも扱っています。

第3章 患者はこう探す|症状名・緊急性検索に対応するクリニックのMEO対策

第3章 患者はこう探す|症状名・緊急性検索に対応するクリニックのMEO対策

急性期型のクリニックでは、患者の検索行動に「今すぐ」という時間軸が強く働きます。この緊急性に応える設計を、診療時間・予約導線・症状名キーワードの3点から具体化します。

3-1. 「今日」「夜間」「日曜」|緊急性検索で来院を取り逃さない診療時間設定

「近くの内科 今日」「日曜 診療 耳鼻科」といった検索は、開いている医院を今まさに探している顕在度の高い患者です。ここでGoogleビジネスプロフィールの診療時間が実態と食い違っていると、せっかく地図に表示されても来院に至りません。

特に見落とされやすいのが、祝日・年末年始・学会参加などの臨時休診です。GBPには通常の営業時間とは別に「特別営業時間」を設定でき、これを更新しておかないと「営業中」と誤表示され、来院した患者を取り逃がします。お盆や連休前は近隣のクリニックが一斉に休むため、開けている医院ほどローカル検索で選ばれます。臨時の診療体制こそ、緊急性検索で差がつくポイントです。

3-2. 当日受付・順番待ち・予約リンクをGoogleマップ上の来院導線に変える

緊急性の高い患者は、診療時間を確認したら次に「すぐに診てもらえるか」を知りたがります。Googleマップのプロフィール上に、当日受付の可否・Web問診・順番待ちの状況・予約リンクが配置されていれば、患者はGoogleマップから離れずに行動へ移れます。

予約システムと連携した予約ボタンをGBPに設置すると、電話がつながりにくい時間帯でも来院予約を受けられます。順番待ちの番号発券や事前問診のリンクを置けば、待ち時間への不安が下がり、離脱を防げます。急性期型では、Googleマップで「見つけた」瞬間から「予約した」までの導線をいかに短くするかが、そのまま来院数に跳ね返ります

3-3. 症状名・疾患名キーワードをGBPと投稿に組み込むクリニックのMEO実践

急性期型のクリニックでは、患者が打ち込むキーワードが「症状名」「疾患名」を含むのが特徴です。「頭痛」「めまい」「発熱外来」「アレルギー検査」などのクエリに関連性を持たせるには、GBPの説明文・サービス欄・投稿に、対応している症状や検査を自然な言葉で記載しておくことが有効です。

ただし医療広告ガイドラインの観点から、効果や治癒を断定する表現は避け、「対応している」「相談を受け付けている」といった事実ベースの記載に留めます。投稿機能で「インフルエンザの予防接種を開始しました」「花粉症の相談を受け付けています」と季節の症状に合わせて発信すれば、関連クエリでの露出が高まり、緊急性検索からの来院につながります

特別営業時間の更新漏れは、最も起きやすく最も損をする見落としです。祝日対応・臨時休診・年末年始の3点はカレンダー登録時に必ずGBPへ反映する運用を仕組み化しておきましょう。

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第4章 医療広告ガイドライン×MEO|クリニックが守るべきGBP運用の規制ライン

第4章 医療広告ガイドライン×MEO|クリニックが守るべきGBP運用の規制ライン

ここは他業種のMEO記事では書けない、クリニック固有の重要章です。Googleビジネスプロフィールの説明文・写真・口コミ返信・キャンペーン表記は、すべて医療広告ガイドライン(医療法・薬機法)の対象になり得ます。違反しやすいポイントを具体例で押さえておきます。

4-1. なぜGBPも医療広告ガイドラインの対象になるのか|MEOで見落とされる規制

厚生労働省の医療広告ガイドラインによると、医療機関がWeb上で発信する情報のうち、患者を誘引する意図があり、医療機関名が特定できるものは「広告」とみなされます。Googleビジネスプロフィールはクリニック名・所在地・診療内容を明示して患者を集める性質を持つため、広告規制の対象になり得ると考えるのが安全です

つまり、自院サイトでは気をつけている表現も、GBPの説明文や投稿、写真では無意識に規制ラインを越えてしまうことがあります。MEO対策に注力するほど発信量が増え、規制との接点も増える——この見落としが、クリニックのMEOで最も注意すべき盲点です。一般的なMEOのペナルティ事例は「MEOペナルティの原因8選」でも整理していますが、医療機関の場合はGoogleのポリシーに加えて医療広告規制という二重のチェックが必要になります。

4-2. ビフォーアフター写真・術後体験談・口コミ依頼の誘引性|クリニックMEOの禁止ライン

比較検討型の自由診療クリニックで特に問題になりやすいのが、次の3点です。

  • ビフォーアフター写真: 施術前後の比較写真は、効果を保証する印象を与えるとして原則制限されます。掲載するには、施術内容・主なリスク・副作用・標準的な費用などの詳細な説明を併記する限定解除の要件を満たす必要があります。GBPの写真欄に安易に載せるのは避けます。
  • 術後体験談: 患者個人の主観に基づく治療体験談は、誤認を招くおそれがあるとして広告では認められていません。口コミへの返信で体験談を要約・強調する形も、医療機関側の発信として規制対象になり得ます。
  • 口コミ依頼の誘引性: 「口コミを書いたら割引」のように、経済的対価で口コミを誘引する行為は、医療広告ガイドラインとGoogleのポリシーの双方に抵触します。口コミは「お願いはしても、対価で誘導しない」が原則です。

4-3. 限定解除要件と「広告可能な事項」|自由診療クリニックのGBP表記の作り方

自由診療の内容をGBPで適切に伝えるには、「広告可能な事項」と「限定解除」の考え方を押さえます。診療科目・診療時間・予約方法など客観的事実は広告可能ですが、自由診療の費用や効果に踏み込む場合は、限定解除の4要件(自由診療である旨・費用・主なリスクや副作用などの明示)を満たす必要があります。

GBPは文字数や表示形式に制約があり、限定解除に必要な情報をすべて載せきれないことがあります。その場合は、要件を満たした自院サイトの該当ページへ誘導し、GBP単体では断定的な効果表現を避けるのが安全な作り方です

医療広告ガイドライン違反やGoogleのポリシー違反が重なると、GBPが一時的に非表示・停止となり、回復に数週間〜数ヶ月かかることがあります。集患の入口を突然失うリスクがあるため、規制対応は「あとで直す」ではなく初期設計に組み込むべきです(出典:厚生労働省 医療広告ガイドライン)。

医療機関のSEO面での規制配慮は「美容クリニックSEO対策完全ガイド」でも触れています。自由診療の表現づくりに不安がある方はあわせてご確認ください。

第5章 クリニックがMEO対策に取り組む5つのメリットと見落としがちな注意点

第5章 クリニックがMEO対策に取り組む5つのメリットと見落としがちな注意点

メリットは、急性期型・比較検討型それぞれの文脈で語り直すと自院に引き寄せて理解できます。あわせて、過度な期待を避けるための注意点も併記します。

5-1. 広告費を抑えて受診意欲の高い患者に届くクリニックMEOの費用対効果

MEO対策の最大の利点は、Googleビジネスプロフィール自体が無料で、受診意欲の高い顕在層へ低コストで届く点です。急性期型なら「今すぐ受診したい」患者、比較検討型なら「すでに悩みの解決手段を探している」患者という、いずれも来院確度の高い層にGoogleマップで出会えます。

リスティング広告のようにクリック単位で費用がかかるわけではないため、集患コストを抑えながら継続的な来院を見込めます。広告に依存しすぎず、安定した近隣集客の基盤を作れることが、診療科を問わず効く費用対効果のメリットです。MEOと広告の使い分けは、本ページの第1章でも触れたとおり、媒体ごとの役割を踏まえて配分するのが効果的です。

5-2. 口コミと院内写真で「安心して通える」を可視化し来院率を高める

医療機関選びは不安を伴うため、口コミと院内写真が「安心して通えそう」という判断材料になります。比較検討型では症例や雰囲気の見せ方が決め手になりますが、急性期型でも「清潔そう」「先生が丁寧そう」という印象が、同条件の競合との差を生みます。

待合室・診察室・受付・スタッフの写真を充実させ、口コミに誠実に返信する姿勢を示すことで、来院前の心理的ハードルが下がります。株式会社Grillが支援したクリニックの傾向としても、写真と口コミ返信を整えた医院ほど、地図表示から来院への転換が高まる傾向が見られます(断定できる統計ではなく、複数案件での傾向です)。

5-3. 効果が出るまでの期間と継続運用の負荷|取り組む前に知る注意点

一方で、MEO対策は万能ではありません。第一に即効性には限界があり、競合状況やGBPの完成度にもよりますが、上位表示やローカルパックへの掲載、来院増の実感まで一般的に3〜6か月程度を見込む必要があります。第二に、診療時間更新・投稿・口コミ返信・写真追加といった継続運用の負荷が発生し、診療の合間に院内だけで回し続けるのは負担になりがちです。

加えて、医療機関は医療広告ガイドラインへの配慮が常に求められるため、一般の店舗より運用の難易度が上がります。「設定して終わり」ではなく「運用し続ける」前提で、院内体制か外注かを早めに決めておくことが、取り組む前に知っておくべき注意点です

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第6章 クリニックのMEO対策で必ずやるべきGoogleビジネスプロフィール最適化7施策

第6章 クリニックのMEO対策で必ずやるべきGoogleビジネスプロフィール最適化7施策

ここまでの診療科別・検索行動の知見を踏まえ、Googleビジネスプロフィールの実務を7施策に落とし込みます。手順の羅列ではなく、「自院の診療科タイプに合わせてどう設定するか」という観点で読み進めてください。

6-1. 診療科に合うメイン・追加カテゴリの選び方|関連性を高める設定

GBPのカテゴリ設定は関連性を左右する最重要項目です。メインカテゴリには、最も集患したい診療科を選びます。内科中心なら「内科医」、皮膚科中心なら「皮膚科医」というように、自院の核を1つに定めます。

複数科を持つ場合は、追加カテゴリで「小児科」「アレルギー専門医」などを補い、対応領域を正確に伝えます。追加カテゴリは複数設定できますが、Google公式も「カテゴリはできるだけ少なく」と案内しており、関連性に最も効くのは主軸となるメインカテゴリの選定です。実際に提供している診療と無関係なものを並べると、かえってGoogleからの評価を下げる原因になります。急性期型なら受診直結の科を、比較検討型なら自由診療の領域を、メインに据えるのが基本です。

なお、GBPの「商品・サービス」機能を使えば、診療メニュー名・説明・料金などを項目ごとに登録することが可能です。診療内容を構造的に伝えられるため、関連クエリとの関連性を補強できます。ただし医療では効果を断定する説明文や、医療広告ガイドラインに触れる表現は避けて記載します。

6-2. NAP情報(名称・住所・電話)の統一とサイテーション構築

NAP(Name・Address・Phone)とは、クリニックの名称・住所・電話番号を指します。GBP・自院サイト・ポータルサイト・各種ローカル検索先で、この3情報の表記が完全に一致していることが、知名度評価の土台になります。

「クリニック」と「クリニック」、丁目表記の有無、旧電話番号の混在といった微妙なズレが、Googleに「別の施設かもしれない」と判断させ、評価を分散させます。自院サイトや医療ポータルでクリニック名が正しく言及されるサイテーションを積み重ねることも、地域での認知を厚くします。サイテーションはNAPと表記が揃っていてこそ評価に働くため、外部サイトでの言及も名称・住所・電話の表記を統一しておくことが大切です。分院がある場合のNAP管理は破綻しやすいため、第10章で別途扱います。

6-3. 院内・スタッフ写真と投稿機能で来院前の不安を解消する

写真は、来院前の不安を解消する最も即効性のある要素です。外観・受付・待合室・診察室・スタッフを、明るく清潔感のある構図で揃えます。比較検討型では設備や個室の見せ方、急性期型では「入りやすさ」「分かりやすい入口」が効きます。

投稿機能では、季節の健康情報・予防接種の案内・診療体制の変更などを定期発信します。投稿は鮮度の指標にもなり、運用が継続している医院ほどGoogleマップ上での印象が高まります。ただし投稿でも医療広告ガイドラインは適用されるため、効果の断定や誘引性のある表現は避けます。

6-4. 口コミを自然に増やす導線設計と返信運用の基本

口コミは知名度と来院判断の双方に効きますが、対価での誘引は禁止です。自然に増やすには、会計時のカード・院内QR・予約完了メールなど、満足度の高い患者が無理なくレビューを残せる導線を整えます。「ご感想をお聞かせください」という案内に留め、内容を指定したり対価を提示したりしないことが鉄則です。

返信は、好意的な口コミには感謝を、厳しい口コミには事実確認のうえ誠実に対応します。医療機関では、返信の姿勢そのものが他の患者への信頼醸成につながります。なお、返信文で患者の症状や治療内容に触れると体験談の広告に近づくため、個別の診療内容には踏み込まない配慮が必要です。

6-5. 予約システム連携・効果測定で集患のPDCAを回すクリニックMEO運用

最後に、予約システムとの連携と効果測定です。GBPに予約リンクを設置し、地図上から直接予約へつなげると、来院導線が短くなります。急性期型なら当日受付、比較検討型なら時間指定予約というように、診療科タイプに合わせた予約手段を選びます。

効果測定では、GBPのインサイトで「経路検索数」「電話発信数」「サイト遷移数」「検索されたキーワード」を確認し、どのクエリから来院につながっているかを把握します。数値を見て投稿内容やカテゴリを調整する——この集患のPDCAを回し続けることが、クリニックのMEO運用の核です

カテゴリ追加は「集患したい順」に優先順位をつけ、メイン1つを核に据えてから追加を絞り込むと、関連性がぼやけません。

第7章 保険診療と自由診療で分かれるクリニックMEOのKPIと商圏設計

第7章 保険診療と自由診療で分かれるクリニックMEOのKPIと商圏設計

診療科タイプに加えて、保険診療か自由診療かという軸でも、商圏とKPIの置き方は分岐します。この分岐は、費用判断やおすすめ会社選びの前提にもなるため、費用章の前に整理しておきます。

7-1. 保険診療クリニックのMEO|近隣商圏・指名検索で取りこぼしを防ぐ

保険診療が中心のクリニックは、近隣の限られた商圏が主戦場です。患者は遠くまで足を運ぶ理由が乏しく、距離の影響が大きいため、近隣のローカル検索(「地域名 内科」「駅名 小児科」)で確実に上位表示されることが第一になります。

ここでのMEO対策は、新規開拓よりも「取りこぼしを防ぐ」発想が効きます。診療時間の正確さ、当日予約の導線、近隣からの経路検索のしやすさを整え、地域内の競合に近隣患者を奪われないようにします。広域への露出を狙うより、半径数km内での確実な表示を優先するのが保険診療の基本設計です

7-2. 自由診療クリニックのMEO|広域集患と比較検討に勝つ口コミ・写真戦略

自由診療が中心のクリニックは、患者が電車移動も許容するため商圏が広く、ローカル検索でも広めのエリアが対象になります。比較検討の末に選ばれるため、口コミ・写真・実績の見せ方で他院に勝つことが集患の鍵です。

ただし第4章のとおり、自由診療は医療広告ガイドラインの制約が厳しく、見せ方には細心の注意が要ります。広域の見込み患者に向けては、GBPだけでなく自院サイトやリスティング広告との連動で「比較段階の不安」を解消する設計が有効です。MEOで認知し、サイトで納得し、予約に至るという複数接点の流れを意識します

7-3. 診療形態で見る成果指標の置き方|来院数・経路検索・予約数の見方

成果指標は、保険診療と自由診療で見る数字を変えます。下表のように、診療形態によって「何が来院に近いアクションか」が異なるためです。

観点保険診療クリニック自由診療クリニック
主な商圏近隣(半径数km)広域(電車移動も対象)
重視KPI経路検索数・電話発信数・当日予約サイト遷移数・指名検索数・比較後予約
検索の質指名・近接の顕在検索比較検討・口コミ重視の検索
連動施策予約システム・診療時間運用サイト・リスティング広告・口コミ運用

経路検索が多い保険診療では「近くで開いている医院」として選ばれているかを、サイト遷移が多い自由診療では「比較材料を十分に提供できているか」を見ます。診療形態に合った指標を追うことで、MEOの改善方向を見誤らずに済みます

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第8章 クリニックのMEO対策にかかる費用相場と「自院運用 vs 外注」の判断基準

第8章 クリニックのMEO対策にかかる費用相場と「自院運用 vs 外注」の判断基準

ここでは、自院運用と外注それぞれのコスト・工数を整理し、自院に合う選択を判断するための基準を提示します。最初に押さえるべきは「診療科タイプ」だという点から始めます。

8-1. 自院でMEO対策を行う場合の工数とコストの目安

自院運用の直接費用は、Googleビジネスプロフィールが無料のため基本的にかかりません。一方で、設定・写真撮影・投稿・口コミ返信・診療時間更新といった作業に、継続的な人的工数が発生します。スタッフが診療の合間に対応する場合、週あたり数時間の運用時間を見込む必要があります。

問題は時間だけでなく、医療広告ガイドラインへの対応や、効果測定に基づく改善の判断に専門知識が要る点です。撮影機材や予約システムの導入費が別途かかることもあります。「無料で始められる」ことと「無料で成果が出続ける」ことは別だと理解しておくことが大切です

8-2. MEO対策会社・ツールに外注する場合の費用相場と料金体系

外注の場合、料金体系はおおむね次の3パターンです。クリニックのMEO対策を任せる際の相場感として押さえておきましょう。

  • 月額固定型: 月額数万円〜が一般的な相場です。運用代行・写真撮影・投稿・口コミ運用などを継続的に依頼できます。
  • 成果報酬型: 指定キーワードで一定順位に入った日数に応じて課金する形式。上位表示できなければ費用が抑えられる反面、医療機関向けでは扱う会社が限られます。
  • ツール提供型: GBPの一元管理・分析ツールを月額で利用する形式。自院運用を効率化したいクリニック向けです。

医療広告規制への理解がある会社かどうかは、相場以上に重視すべき選定軸です。MEO全般の費用感は「格安でできるMEO対策会社12選」で詳しく解説しています。

8-3. 自院運用と外注はどちらが向くか|クリニックの規模・診療科別の判断軸

どちらが向くかは、まず診療科タイプから判断するのが効率的です。次のチェックで自院の傾向を確認してください。

  • 比較検討型(自由診療中心)で、口コミ・写真・医療広告ガイドライン対応の比重が高い → 外注の専門性が活きやすい
  • 急性期型(保険診療中心)で、近隣の診療時間運用と予約導線が主たる課題 → 院内運用+部分外注で回しやすい
  • 院内に運用担当を継続的に置ける体制がある → 自院運用+ツールで効率化
  • 分院・複数科を抱え、NAP整合や情報更新が煩雑 → 外注または一元管理ツールが有効

規模が大きく診療科が多いほど、運用は複雑になり外注メリットが増します。判断軸の先頭に診療科タイプを置くことで、自院に合った体制を見極めやすくなります

第9章 クリニックのMEO対策におすすめの会社・ツール11選|医療特化で比較

第9章 クリニックのMEO対策におすすめの会社・ツール11選|医療特化で比較

ここからは、クリニックのMEO対策を任せられる会社・ツールを11社紹介します。医療・クリニックに強い支援先を中心に選定し、各社の公式サイトは掲載前に正常表示を確認済みです。まず比較表で全体像を把握し、その後に各社を個別に見ていきます。

会社・サービス月額費用目安医療特化得意な支援内容向いているクリニック
株式会社Grill月額数万円〜○(医療実績あり)MEO+広告+LP改善の一気通貫・規制配慮科別に集患を設計し広告も連動したい医院
メディココンサルティング要問い合わせ医療特化MEO・GBP運用・サイト制作規制対応を重視する保険・自由診療
ドクターブリッジ月額33,000円〜クリニック専門MEO・口コミツールCOLOURSサイト管理と一体で任せたい医院
Acsport Medical要問い合わせ病院・クリニック専門の集患支援集患を体系的に伸ばしたい医院
webma(エクスコア)要問い合わせMEO・SEO・広告の総合支援複数施策を束ねたい中小規模医院
THE MEO(SYPHER CREATION)要問い合わせ成果型のMEO運用代行順位成果を重視する医院
Gyro-n MEO要問い合わせMEO管理・順位計測ツール自院運用を効率化したい医院
Four Design(フォーデザイン)要問い合わせ伴走型のMEO・SEO支援運用を伴走で学びたい医院
STOREPAD(イクシアス)要問い合わせMEO・口コミ・SNS一元管理ツール多拠点・多媒体を束ねたい医院
MEO prime(Trinias)要問い合わせ全国対応のMEO代行・GBP運用広域で順位を狙う医院
Medical DOC(GENOVA)月額30,000円〜医療特化メディアでのWeb集患専門メディア掲載で集患したい医院

※他社の手数料・料金が非公開の場合、広告運用の手数料は業界標準の20%を前提に「要問い合わせ」と記載しています。株式会社Grillは広告運用の手数料が10%〜(業界標準20%の半額水準)である点が、料金面の比較ポイントになります

9-1. 株式会社Grill

株式会社Grill

【医療広告規制に配慮したGBP運用と診療科別のMEO設計を、広告・LP改善まで一気通貫で支援】

株式会社Grillは、クリニックのMEO対策を医療機関に必要な3点を軸に支援します。具体的には「医療広告ガイドラインに配慮したGoogleビジネスプロフィール運用」「診療科別のキーワード設計」「リスティング広告・LP改善との連動」です。本ページで述べてきたとおり、内科のような急性期型と美容皮膚科のような比較検討型では狙うべきキーワードもGBP運用も別物です。Grillは科ごとに集患の設計を分け、保険診療なら近隣の指名検索、自由診療なら広域の比較検討と、商圏に合わせて運用方針を切り替えます

支援範囲は、GBPのカテゴリ・写真・口コミ運用といったMEOの実務から始まります。さらに症状名・地域名を踏まえた検索設計、規制に触れない表現の作り込み、そしてMEO経由の患者を受け止める自院サイト・LPの改善までを一気通貫でカバーします。口コミ依頼の誘引性やビフォーアフター表記など、医療特有の禁止ラインを踏まえたうえで運用するため、上位表示を狙いながら規制リスクを抑えられます

費用面では、AI・自動化ツールを運用に組み込んで工数を圧縮しており、MEO・SEO支援は月額数万円〜、広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜(業界標準20%の半額水準)で対応します。美容クリニックをはじめEC・不動産・人材など幅広い業種の支援実績があり、小規模な単科クリニックから分院・複数科を抱える医院まで、体制を柔軟に組んで支援できます。MEOだけでなく広告とサイトまで含めて集患の全体像を相談したいクリニックに向いています。

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

9-2. メディココンサルティング

メディココンサルティング

【医療業界専門で医療広告ガイドラインに完全対応するクリニックMEOのプロ】

メディココンサルティングは、医療業界に特化したマーケティング会社です。医療広告ガイドラインへの対応を前提に、集患につながるGBP運用設計やクリニック特化のMEOノウハウを提供しています。公式サイトによると5,000件超の医療系サイト制作で培った知見を背景に、MEOとGoogleマップ経由のWeb集患を一体で支援できる点が強みです

東京・大阪・名古屋・福岡に拠点を持ち、Googleパートナー認定やプライバシーマークを取得するなど、医療機関が安心して任せやすい体制を整えています。規制対応を最優先したい保険・自由診療クリニックに向いています。

会社名株式会社メディコ
所在地東京都ほか(大阪・名古屋・福岡に拠点)
公式サイトhttps://www.medico-consulting.jp/

9-3. ドクターブリッジ(医療とWEB)

ドクターブリッジ

【サイト管理と一体でクリニックのMEOと口コミ獲得を支える専門サービス】

ドクターブリッジは、クリニック専門のMEO対策を提供する会社です。Googleビジネスプロフィールの情報最適化・写真運用・口コミ返信・定期投稿に加え、口コミ獲得ツール「COLOURS」を用いた口コミ収集を得意とします。自院サイトを管理しているクリニックに対してMEOを提供する一体型の方針で、運用の整合性を保ちやすいのが特徴です

月額33,000円・サイト管理顧客は初期費用なしという明朗な料金で、AI時代の検索最適化にも対応します。サイト運用とMEOをまとめて任せ、口コミを計画的に増やしたいクリニックに適しています。

会社名株式会社ドクターブリッジ
所在地東京都
公式サイトhttps://www.iryoto.jp/meo/

9-4. Acsport Medical(アクスポート メディカル)

Acsport Medical

【病院・クリニック専門で集患を体系的に伸ばす医療マーケティング】

Acsport Medicalは、病院・クリニック専門のホームページ制作・集患支援サービスです。SEOを強化した集患設計と医療広告ガイドラインへの対応を両立し、公式サイトによると150院以上の制作実績を持ちます。MEOを含むWeb全体で患者を増やす体系的なアプローチが強みです。

サイト制作からMEO、集患施策までを医療特化の知見で一貫支援できるため、Web集患を腰を据えて立て直したいクリニックに向いています。導入医院の声も公開されており、医療現場の事情を踏まえた運用が期待できます。

会社名Acsport Medical(アクスポート)
所在地東京都
公式サイトhttps://medical.acsport.net/

9-5. webma(株式会社エクスコア)

webma

【MEO・SEO・広告を束ねて中小クリニックの集客を底上げ】

webmaは、株式会社エクスコアが運営するWebマーケティング支援サービスです。MEO対策・SEO・Web広告・LP制作を横断的に手がけ、「初診が月80名超」といった医療系の改善事例も公開しています。複数の施策を一社で束ねられる点が、中小規模のクリニックにとって扱いやすい強みです

Googleマップだけに閉じず、サイトや広告まで含めて集患全体を底上げしたいクリニックに適しています。中小企業向けの実践的なノウハウを蓄積しており、無理のない範囲から始めやすい体制です。

会社名株式会社エクスコア
所在地兵庫県
公式サイトhttps://webma.xscore.co.jp/

9-6. THE MEO(株式会社SYPHER CREATION)

THE MEO

【面倒なMEO運用をまとめて任せられる成果志向の代行サービス】

THE MEOは、株式会社SYPHER CREATIONが提供するMEO対策の代行サービスです。Googleビジネスプロフィールの運用や口コミ対応など、手間のかかる作業をまとめて任せられる点を打ち出しています。順位や来店成果を重視する事業者向けに、運用代行を包括的に提供します

医療特化を前面に出すサービスではありませんが、上位表示を目的に運用を外部化したいクリニックの選択肢になります。導入前に、医療広告規制への対応可否を確認したうえで依頼するとよいでしょう。

会社名株式会社SYPHER CREATION
所在地東京都
公式サイトhttps://sypher.co.jp/

9-7. Gyro-n MEO(株式会社ユニヴァ・ジャイロン)

Gyro-n MEO

【順位計測と運用管理を効率化するMEOツール】

Gyro-n MEOは、株式会社ユニヴァ・ジャイロンが提供するMEO管理・順位計測ツールです。指定キーワードごとの上位表示状況の計測や、Googleビジネスプロフィール運用の管理を効率化できます。公式サイトによると2,500社超のMEO導入実績で培った知見をツールに反映しており、クリニック向けの活用事例も公開されています

自院でMEO対策を進めつつ、順位や施策効果を数値で把握したいクリニックに向いています。運用を外注しきらず、内製で効率化したい医院の土台として有効です。

会社名株式会社ユニヴァ・ジャイロン
所在地大阪府・東京都
公式サイトhttps://www.gyro-n.com/

9-8. Four Design(フォーデザイン株式会社)

Four Design

【伴走型でMEO・SEOを学びながら集客を強化】

Four Designは、MEO・SEOを伴走型で支援するフォーデザイン株式会社のサービスです。運用を丸投げするのではなく、事業者と一緒に施策を進めながらMEO対策のノウハウを蓄積していく方針を打ち出しています。店舗集客の実績が豊富で、地域でのローカル検索対策に強みを持ちます

医療特化を主軸とする会社ではありませんが、運用を学びながら自院に知見を残したいクリニックに向いています。伴走型のため、内製化を見据えて少しずつMEOを強化したい医院に適しています。

会社名フォーデザイン株式会社
所在地大阪府
公式サイトhttps://four-design.co.jp/

9-9. STOREPAD(イクシアス株式会社)

STOREPAD

【MEO・口コミ・SNSを一元管理する多拠点向けツール】

STOREPADは、イクシアス株式会社が提供するMEO対策・口コミ・SNS一元管理ツールです。Googleビジネスプロフィール・各SNS・ポータルサイトを一つの画面で管理でき、AIによる口コミ返信支援や多言語翻訳にも対応します。MEOツール部門での受賞歴を重ねており、ヘルスケア分野でも利用されています

複数の媒体や拠点を抱え、NAPや情報更新を効率的に束ねたいクリニックに向いています。分院展開を進める医院が、運用の手間を抑えながら整合性を保つのに役立ちます。

会社名イクシアス株式会社
所在地東京都
公式サイトhttps://storepad.jp/

9-10. MEO prime(Trinias)

MEO prime

【全国対応でGoogleマップ上位を狙うMEO代行サービス】

MEO primeは、Triniasが提供する全国対応のMEO対策代行サービスです。Googleビジネスプロフィールの最適化・写真撮影・口コミ管理・サイト制作までを含むオートメーション型の集客支援を打ち出しており、Googleストリートビュー認定代理店としての強みも持ちます

医療特化を前面に出すサービスではありませんが、広域で上位表示を狙いたいクリニックの選択肢になります。依頼前に、医療広告ガイドラインへの対応範囲を確認しておくと安心です。

会社名株式会社Trinias
所在地東京都
公式サイトhttps://meo-taisaku.com/

9-11. Medical DOC(株式会社GENOVA)

Medical DOC

【医療特化メディアの集客力でクリニックのWeb集患を支援】

Medical DOCは、東証プライム上場の株式会社GENOVAが運営する医療特化型のWeb集患サービスです。公式サイトによると月間2,250万PV超の医療メディアと、2,600名超の医師による監修体制を背景に、クリニックの新患獲得とブランディングを支援します。医療広告ガイドラインを踏まえた専門メディアでの露出が強みです

MEO単体というより、医療特化メディアの集客力を活かして患者を集めたいクリニックに向いています。月額30,000円〜から始められ、医療知識のある担当者の支援を受けられます。MEOと合わせて医療メディア掲載を検討する医院の選択肢になります。

会社名株式会社GENOVA
所在地東京都
公式サイトhttps://medicaldoclp.com/

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第10章 分院・複数診療科クリニックのGoogleビジネスプロフィール運用術

第10章 分院・複数診療科クリニックのGoogleビジネスプロフィール運用術

おすすめ会社を見たうえで、分院や複数診療科を抱えるクリニック特有のGBP管理を扱います。拠点や科が増えると運用が一気に複雑になり、NAP整合や情報更新でつまずきやすいためです。

10-1. 分院ごとにGBPを分けて管理する|複数拠点クリニックのMEO設計

分院を展開するクリニックでは、拠点ごとに別々のGoogleビジネスプロフィールを作成するのが原則です。距離が上位表示に影響するMEOでは、各分院がそれぞれの近隣エリアで表示される必要があり、1つのGBPで複数拠点をまとめると、どの分院も中途半端な評価になります

拠点ごとにGBPを分けたうえで、各分院の診療時間・写真・口コミを個別に運用します。本院と分院で診療科構成が異なる場合は、カテゴリも拠点ごとに最適化します。管理画面では複数のGBPを一括で扱えるため、拠点が増えても運用の見通しを保てます。

10-2. 複数診療科を1院で持つ場合のカテゴリ・キーワードの整理術

1院で複数の診療科を持つ場合は、メインカテゴリを最も集患したい科に絞り、残りを追加カテゴリで補います。内科と併設の美容皮膚科のように急性期型と比較検討型が同居する院では、説明文や投稿で両方のキーワードを扱いつつ、どちらの患者にも情報が届くよう整理します。

ただし、関連性の薄い科まで詰め込むと評価が分散します。投稿では曜日や時期で訴求する科を変えるなど、限られたGBPの枠を計画的に使い分けると、複数科でもそれぞれのローカル検索で拾われやすくなります

10-3. 拠点が増えても破綻しないNAP・情報更新の一元管理

拠点や科が増えるほど、NAP(名称・住所・電話)の表記ゆれや情報更新の漏れが起きやすくなります。新しい分院を開設したのに旧住所がポータルに残っている、本院の電話番号が分院に混在している、といったズレは知名度評価を損ないます。

これを防ぐには、全拠点のNAPと診療時間を一覧化し、変更時にどこを更新するかを定めた管理ルールを持つことが有効です。STOREPADのような一元管理ツールや外注を活用すると、拠点が増えても更新漏れを抑えられます。

分院運用でNAP不整合が起きやすいのは「移転後の旧住所」「分院共通のフリーダイヤル」「ポータル各社への登録名の表記ゆれ」の3カ所です。新規開設・移転のたびに、この3点を点検する運用にしておきましょう。

第11章 成果が出ないクリニックに共通するMEO対策5つの失敗とやってはいけない運用

第11章 成果が出ないクリニックに共通するMEO対策5つの失敗とやってはいけない運用

費用とおすすめ会社を踏まえたうえで、最後に避けるべき運用を整理します。成果が出ないクリニックには共通したつまずきがあり、医療機関では一般の店舗にない致命的なリスクも潜みます。

11-1. GBP放置と情報の古さが患者の不信を招くクリニックMEOの落とし穴

最も多い失敗が、Googleビジネスプロフィールを登録したきり放置することです。診療時間が古いまま、写真が数枚、最終投稿が半年前という状態では、Googleマップ上で「今も診療しているのか」すら患者に伝わりません。

医療機関では、情報の古さが単なる機会損失にとどまらず、患者の不信に直結します。「営業中」と表示されたのに閉まっていた、という体験は、次の来院をためらわせるからです。GBPは「作る」より「更新し続ける」ことに価値があると捉え直す必要があります

11-2. 順位だけを追って「選ばれる医院」になれていない失敗

2つ目は、上位表示の順位だけを追い、来院や予約という本来の目的を見失う失敗です。Googleマップで1位でも、口コミが乏しく写真が魅力に欠ければ、患者は隣の医院を選びます。

MEO対策の目的は順位を上げること自体ではなく、プロフィールや口コミを見た患者の行動を増やすことです。経路検索・電話・予約といった来院に近いアクションが伸びているかを見ずに順位だけを気にすると、「表示はされるが選ばれない医院」になってしまいます

11-3. ガイドライン違反・サクラ口コミで非表示になる致命的リスク

3つ目は、医療機関ならではの致命的なリスクです。医療広告ガイドラインに反する効果断定やビフォーアフターの不適切な掲載、対価による口コミ誘引、関係者による自作自演レビューなどは、Googleのポリシーと医療広告規制の双方に抵触します。

これらが重なると、Googleビジネスプロフィールが一時的に非表示・停止となり、集患の入口を突然失います。回復には時間がかかり、その間の機会損失は甚大です。短期的に口コミや順位を盛ろうとする運用は、長期的にクリニックの信頼と表示そのものを失うリスクと隣り合わせだと理解しておくべきです。なお、運用が止まって機会損失を招いた事例は医療に限らず多く、放置されたGBPほど競合に近隣患者を奪われていく傾向が報告されています。

MEO以外の集患も含めた全体像は「美容クリニックで効果的な集客方法10選」「歯科医院の集客を成功させる最強集患施策10選」も参考になります。

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第12章 クリニックのMEO対策でよくある疑問|診療科・口コミ・分院の悩みに回答

第12章 クリニックのMEO対策でよくある疑問|診療科・口コミ・分院の悩みに回答

最後に、クリニックからMEO対策について寄せられることの多い疑問に答えます。診療科や規制、分院といったクリニック固有の論点を中心に整理しました。

12-1. 診療科によってMEO対策の難易度は変わりますか?

変わります。急性期型(内科・小児科など)は診療時間や当日予約の運用が中心で、症状名×地域のキーワードに対応すれば比較的早く成果が見えやすい傾向があります。一方、比較検討型(美容皮膚科・AGAなど自由診療)は口コミ・写真の質と医療広告ガイドライン対応の比重が高く、難易度は上がります。自院の診療科がどちらに寄るかで、力の入れどころが変わります

12-2. 開業直後でもクリニックのMEO対策で集患できますか?

できます。むしろ開業直後こそ、Googleビジネスプロフィールを早期に整えることが重要です。開業時はサイトのSEOがまだ育っておらず、Googleマップ経由のローカル検索が貴重な集患経路になるためです。オーナー確認・カテゴリ設定・写真・診療時間を初期に固め、開業告知を投稿していくことで、近隣の認知を早く獲得できます

12-3. 自由診療のクリニックは口コミ依頼をどこまでして良いですか?

「お願いはしてよいが、対価で誘導してはいけない」が基本です。会計時の声かけや院内QRで口コミの投稿をお願いすること自体は問題ありません。一方、「レビューを書いたら割引」のように経済的対価で誘引する行為は、医療広告ガイドラインとGoogleのポリシーの双方に反します。内容を指定して書かせることも避け、自然な感想に委ねることが、自由診療クリニックの安全な運用です。

12-4. 複数の診療科がある場合、投稿やキーワードはどう使い分けますか?

科ごとに患者の探し方が違うため、投稿もキーワードも分けて設計します。急性期型の内科・小児科は、診療体制や季節の症状(発熱外来・予防接種など)を症状名×地域のキーワードで発信し、緊急性検索に当てます。比較検討型の美容皮膚科などは、施術メニューや院内写真を中心に、悩み名×地域で発信して比較段階の患者に届けます。GBPのメインカテゴリは最も集患したい科に絞り、曜日や時期で訴求する科を入れ替えると、限られた枠でも複数科それぞれのローカル検索で拾われやすくなります

12-5. 分院がある場合のGoogleビジネスプロフィールはどう管理しますか?

拠点ごとに別々のGBPを作成し、それぞれの近隣エリアで表示されるように運用するのが原則です。各分院の診療時間・写真・口コミを個別に管理しつつ、NAP情報の表記を全拠点で統一します。拠点が増えるほど更新漏れが起きやすいため、一覧での管理ルールや一元管理ツールの活用が、複数拠点クリニックのMEO運用を破綻させないコツです。

第13章 Googleマップを「来院の入口」に変えるクリニックのMEO対策を始めよう

第13章 Googleマップを「来院の入口」に変えるクリニックのMEO対策を始めよう

体調を崩した患者がスマートフォンで近くの医院を探す瞬間、自院がGoogleマップに正しく見つかるかどうかは、診療の質が届く前の「選ばれる入口」を握っています。同じ施策をすべての診療科に当てはめるのではなく、自院の科が急性期型か比較検討型か、保険診療か自由診療かを見極めて運用を分けることが、これからのクリニックのMEO対策の出発点になります

本ページでは、診療科別のキーワード設計、医療広告ガイドラインを踏まえたGoogleビジネスプロフィール運用、商圏に合わせたKPIの置き方、そして自院運用と外注の見極めを見てきました。この順に整理していけば、何から手をつけるべきかが定まります。まずは自院の診療科タイプを書き出し、GBPの診療時間・カテゴリ・写真・口コミ運用が、そのタイプに合っているかを点検するところから始めてみてください。

13-1. クリニックのMEO対策・集患のご相談は「株式会社Grill」へ

内科では伸びた施策が皮膚科では効かない、自由診療の広域集患が取れない、医療広告規制が不安でGBPの投稿を踏み込めない——診療科をまたいで運用しているクリニックほど、こうした手詰まりに直面します。株式会社Grillは、こうした「科ごとに成果が割れる」状態を、診療科タイプの切り分けからほどいていきます。

株式会社Grillの強みは、診療科と診療形態に合わせてGoogleビジネスプロフィールの運用方針を設計し直せる点です。急性期型なら近隣の症状名・緊急性検索、比較検討型なら広域の口コミ・写真戦略というように、科ごとに方針を切り替えます。医療広告ガイドラインに触れない表現で上位表示を狙いつつ、MEO経由で訪れた患者を取りこぼさないよう、自院サイト・LPの改善やリスティング広告との連動まで一気通貫で支援します。MEOの実務改善から広告との配分設計まで、御社の集患の入口づくりに伴走します。

費用面でも、AI・自動化ツールを運用に取り入れて工数を抑えることで、MEO・SEO支援は月額数万円〜、広告運用は最低出稿10万円〜・手数料10%〜(業界標準20%の半額水準)から始められます。「自院の診療科ではどこから手をつけるべきか」という整理だけでも構いません。御社のクリニックに合ったMEO対策と集患の進め方を、現状のGoogleビジネスプロフィールを拝見しながら一緒に考えます。

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この記事を書いた人
外資戦略コンサルティングファーム・アーサーD.リトルにて戦略コンサルタントとして研鑽を積み、株式会社Gunosy(東証上場)に経営幹部として参画し、経営企画・マーケティング領域のマネージャーを歴任。その後、株式会社Grillを創業しクリニック特化の経営支援事業を展開。マーケティング戦略の策定から広告運用、症例撮影レクチャー、YouTube・TikTok・LINEの制作・運用、人事評価制度の構築まで、クリニック経営に必要な機能をワンストップで提供。支援チームはクリニックのマーケティング統括経験者で構成されており、「現場を知るプロ」による実践的なサポートが最大の強みで、多数のクリニックの集患・収益改善を実現している。
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