ホワイトペーパーの制作会社の費用相場は1本いくら?おすすめ28社を領域別に徹底比較!

ホワイトペーパーの制作会社の費用相場は1本いくら?おすすめ28社を領域別に徹底比較!

制作会社を替えたのに、ホワイトペーパーの成果が変わらない。この停滞は制作スキルの差ではなく、発注する対象を「資料という制作物」に限定していることから生まれます。

株式会社Grillが支援したBtoB企業(SaaS・人材・製造業、2025年1月〜12月、N=14社)の集計では、ホワイトペーパー経由リードの商談化率は平均11.2%でした。

ただしダウンロード後の連絡フローを設計せずに公開していた6社に限ると、4.8%まで下がります。同じ品質の資料でも、受け渡しの設計の有無で結果は2倍以上開きます

発注すべきはPDFという成果物ではなく、リード獲得導線の一部としての設計です。この差がどこで生まれるのかを、ホワイトペーパー制作会社28社の支援範囲から分解します。勘定科目別の費用、制作代行に任せられる業務の線引き、ダウンロード後の受け渡し設計まで並べています。

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目次

第1章 ホワイトペーパー制作会社おすすめ28社比較|目的別・予算別に選ぶ

第1章 ホワイトペーパー制作会社おすすめ28社比較|目的別・予算別に選ぶ

ホワイトペーパー制作会社は、1本あたりの費用だけでなく「どこから関与するか」「作った後まで見るか」で性格が分かれます。

マーケティング部門が担う企画まで制作代行に含めるのか、ライティングとデザインに限るのかでも役割は変わります。28社を①1本あたりの費用目安 ②企画からの関与度 ③ダウンロード後の活用支援の3軸で整理しました。

掲載した費用と支援範囲は、2026年7月時点で各社が公式サイトに公開している内容に基づきます。企画関与の欄は、テーマ設計から入るか、構成とデザインの代行に限るかの違いを示します。

DL後の支援の欄は、マーケティングオートメーションやインサイドセールスへの受け渡しに関与するかを見ています。記号は◎=対応を明示、○=相談・オプション、△=限定的、−=記載なしです。

会社名1本あたりの費用目安企画関与DL後の支援向いている企業
株式会社Grill月額数万円〜獲得導線ごと任せたい
株式会社ニュートラルワークス25万円〜/本構成〜デザインを一括で
Appmart株式会社3万円〜/ページ(6ページ18万円〜)施策全体からの企画提案
株式会社アイコネクト要問い合わせ読了率まで数値で追う
株式会社ベーシック(ferret One)要問い合わせMA・メールと連動
株式会社NoSHAPE要問い合わせ事業目標から逆算
株式会社Hub Works20万円〜/1本(3本プラン15万円〜)本数を積み上げたい
株式会社LANY要問い合わせSEO流入と資料DLを接続
ナイル株式会社要問い合わせ専門テーマの言語化
株式会社リードレ30万円〜/本窓口を一社に集約
サイトエンジン株式会社要問い合わせセミナー資産の資料化
株式会社エコンテ要問い合わせ難解なテーマの図解
株式会社イノーバ要問い合わせ獲得件数を試算したい
株式会社SEデザイン要問い合わせIT・金融の専門内容
株式会社コミュニケーション・コンパス要問い合わせ取材品質の高い資料
株式会社4X要問い合わせ制作後の拡散まで設計
株式会社GIG要問い合わせWeb制作と導線を統合
株式会社CINC要問い合わせデータからテーマ決定
株式会社才流要問い合わせBtoBマーケの戦略から
株式会社ウィルゲート要問い合わせSEO記事と連動
株式会社EXIDEA要問い合わせ流入からCVまで設計
株式会社シャコウ要問い合わせ集客施策まで丸ごと
テクノポート株式会社要問い合わせ製造業・技術領域
株式会社ストリームライン要問い合わせ資料の見た目を改善
株式会社Cone(C-Slide)5,000円〜/枚固まった構成を安く形に
株式会社アイティベル(IT Bell)要問い合わせIT・SaaS領域
ノーバジェット株式会社30万円〜/8ページ撮影・印刷まで含めたい
ターゲットメディア株式会社要問い合わせ営業活動の効率化

上記27社(株式会社Grillを除く)のうち目安価格を公開しているのは6社、全体の22%です。

デザイン中心でコンテンツの制作代行を請ける会社と、マーケティング設計から入る会社では、見積もりの前提そのものが違います。

見積もりなしでは判断できない会社が8割近いため、費用より先に支援範囲で絞るのが現実的です。

1-1. 株式会社Grill|BtoBのリード獲得設計から逆算するホワイトペーパー制作

株式会社Grill

【ダウンロード後の商談化まで設計するBtoBリード獲得のパートナー】

株式会社Grillは、ホワイトペーパーを単体の資料制作としてではなく、BtoBのリード獲得導線の一部として設計する制作会社です。企画段階で「どの検討フェーズの読者に、どのチャネルから、月何件のダウンロードを取るのか」を先に決め、そこからテーマ・構成・ページ数を逆算します。

ライティングとデザインの工程に入る前に、設置するランディングページ、フォームの項目、ダウンロード後の初回接触までを一枚の設計図に落とし込む点が特徴です。作った後に「誰がどう使うか」が決まっていない状態での納品を避けられます。

BtoB領域では、SaaS・人材・製造業・ITサービスなど、検討期間が長く関与者が複数いる商材の支援実績があります。課題喚起型・調査レポート型・事例集型といった種類ごとに獲得できるリードの温度感が異なるため、年間のコンテンツ計画のなかで種類を配分する提案も行います。

制作代行の範囲は、企画・取材・執筆・デザイン・図解制作に加え、公開後のダウンロード数と商談化率のレポーティングまでをカバーします。費用は月額数万円〜のスモールスタートに対応しており、1本目を試してから本数を増やす進め方も選べます。

さらに、SEO記事・広告LP・マーケティングオートメーションの各施策を同じチームで扱える点が、ホワイトペーパー制作会社としての強みを補完しています。オウンドメディアの検索流入から資料ダウンロードへつなぐ導線設計や、Meta広告・リスティング広告での配信まで一続きで組めるため、「作ったが誰にも見られない」という状態が起きにくくなります。

AI・自動化ツールを活用して制作と検証の工数を圧縮しているため、公開後の改善サイクルを短く回せる体制も整えています。

\ ホワイトペーパーの制作実績が豊富 /

【無料】リード獲得の設計を無料相談
項目内容
会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

1-2. 株式会社ニュートラルワークス|構成案からデザインまで一括対応

株式会社ニュートラルワークス

【自社マーケティングの知見を資料制作に還元】

神奈川県藤沢市を拠点とするデジタルマーケティング企業が、株式会社ニュートラルワークスです。ホワイトペーパーの制作代行では構成案からデザインまで一括対応します。

ペルソナと検討プロセスを整理し、興味関心層向けと課題認識層向けで構成の型を作り分けます。自社のマーケティング運用で得た知見を制作代行にも反映しており、費用は1本25万円〜です。

項目内容
会社名株式会社ニュートラルワークス
所在地神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-1 アイクロス湘南8F-A
公式サイトhttps://n-works.link/

1-3. Appmart株式会社|ダウンロードの先を見据えた企画提案

Appmart株式会社

【施策全体から逆算して企画するコンテンツ制作会社】

Appmart株式会社が手がける支援領域は、オウンドメディア制作とコンテンツマーケティング支援です。企画は施策全体の穴を踏まえたテーマ提案から始まります。

図やグラフを重ねた「伝わりやすさ」重視の構成が持ち味です。費用はページ単価制でデザイン中心が1ページ3万円〜、企画込みの通常プランが1ページ5万円〜、6ページ1冊18万円〜30万円です。3本まとめて発注すると1ページ4万円〜まで下がります

項目内容
会社名Appmart株式会社
所在地東京都千代田区内神田2-7-9 浅野屋ビル4F
公式サイトhttps://appmart.co.jp/

1-4. 株式会社アイコネクト|独自の効果測定システムでDL後を可視化

株式会社アイコネクト

【読了率・離脱ポイントを数値で追える専業支援】

株式会社アイコネクトは、ホワイトペーパー制作に特化したBtoBのコンテンツ支援会社です。専用開発の効果測定システムで遷移率・読了率を可視化し、離脱箇所を次の制作に持ち越せます。

専門デザイナーとライター陣が在籍し、課題解決型・調査データ型・事例集と形態の幅も広めです。ライティングとデザインを社内に抱える体制のため、価格は依頼する工程を確認したうえで提示されます。

項目内容
会社名株式会社アイコネクト
所在地東京都目黒区五本木2-4-3
公式サイトhttps://www.iconnect-ptr.co.jp/

1-5. 株式会社ベーシック(ferret One)|BtoB資料制作1,200冊以上の実績

株式会社ベーシック(ferret One)

【MA・メール施策と連動したリード育成まで見据える】

株式会社ベーシックが積み上げたBtoBの資料制作実績は、1,200冊以上に達します。BtoBマーケティング支援ツール「ferret One」を提供し、ホワイトペーパーの制作代行も手がけます。

ペルソナヒアリングと競合調査を経て、MAツールやメール施策と組み合わせる前提で企画します。制作後のサイト設置・配信も相談でき、メール配信と連動したリード育成まで見据えて設計できます。

項目内容
会社名株式会社ベーシック
所在地東京都千代田区
公式サイトhttps://ferret-one.com/

1-6. 株式会社NoSHAPE|ビジネス目標から逆算したテーマ設計

株式会社NoSHAPE

【事業目標に紐づくテーマ選定から一貫対応】

株式会社NoSHAPEが強みとする領域は、BtoBにおける戦略的なリード獲得です。事業目標に合わせテーマ選定からデザインまで一貫担当します。

ターゲット理解に基づく企画力を掲げ、制作後はダウンロード数とリードの質を分析します。制作前の相談は無料で、費用は個別見積もりです。

項目内容
会社名株式会社NoSHAPE
所在地東京都渋谷区
公式サイトhttps://noshape.jp/

1-7. 株式会社Hub Works|制作工程のマニュアル化で低価格を実現

株式会社Hub Works

【量産と低価格を両立するコンテンツ制作代行】

「コンテンツファクトリー」事業を掲げ、コンテンツの大量制作を効率的に代行するのが、株式会社Hub Worksです。工程のマニュアル化でコストを抑え、公式サイトで「業界最安値級」を掲げています。

依頼業界に合わせてチームを編成し、ウェブ広告の運用代行も扱います。1本プラン20万円〜、3本プランなら1本15万円〜で、本数を積み上げたい企業に向くコンテンツの制作代行先です。

項目内容
会社名株式会社Hub Works
所在地東京都
公式サイトhttps://wehubworks.com/

1-8. 株式会社LANY|SEO流入とホワイトペーパーの導線をつなぐ

株式会社LANY

【検索意図の分析を資料テーマに転換するSEO企業】

株式会社LANYは、SEOコンサルティングを軸に高品質なコンテンツ制作を提供する会社です。検索意図の分析から構成を設計し、記事から資料への導線を組みやすくします。

ダウンロードを増やす施策提案までフォローする伴走型で、SEO記事とホワイトペーパーという2種類のコンテンツを同じキーワード設計で束ねられます。費用は問い合わせのうえで確認します。

項目内容
会社名株式会社LANY
所在地東京都渋谷区
公式サイトhttps://lany.co.jp/

1-9. ナイル株式会社|ベテラン編集者による専門テーマの言語化

ナイル株式会社

【SEO・広告まで俯瞰した総合マーケティング支援】

ナイル株式会社の事業領域は、SEOコンサルティング・コンテンツ制作・広告運用代行まで広がるデジタルマーケティング支援です。ホワイトペーパーもリード獲得施策と連動させて提案します。

戦略・分析から効果検証までを一続きで扱い、ベテラン編集者が難度の高いテーマの言語化に対応します。大手企業中心の実績があり、費用は公式サイトでの公開はありません。

項目内容
会社名ナイル株式会社
所在地東京都品川区東五反田1-24-2 JRE東五反田一丁目ビル7F
公式サイトhttps://nyle.co.jp/

1-10. 株式会社リードレ|分業せず自社で完結させるBtoB特化型

株式会社リードレ

【外部委託を挟まないワンストップ体制】

株式会社リードレは、横浜市拠点のBtoB特化マーケティング支援会社です。戦略立案から実行支援までを外部委託せず自社完結させる体制を持ちます。

ホワイトペーパーでは構成案サンプルの提供からライティングまで対応します。1本30万円〜で、まとめ発注や継続契約での単価調整も相談できます。

項目内容
会社名株式会社リードレ
所在地神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-9-7 グローリア初穂横浜308
公式サイトhttps://leadre.co.jp/

1-11. サイトエンジン株式会社|セミナー・ウェビナー資産の資料化に強い

サイトエンジン株式会社

【検索キーワード分析を起点に企画するコンテンツ制作】

Webマーケティングを14年以上手がけてきたサイトエンジン株式会社は、コンテンツ制作を専門とする会社です。解析力で検索キーワードを選定し、読者が求める情報を見極めてから企画に入ります。

ディレクター・ライター・校正校閲がチームで動き、セミナーやウェビナーの録画を素材にした制作代行にも対応します。定価の掲示はなく、素材の量と本数を伝えたうえで見積もりを出してもらう形です。

項目内容
会社名サイトエンジン株式会社
所在地東京都世田谷区玉川3-20-2 マノア玉川第3ビル501
公式サイトhttps://www.siteengine.co.jp/

1-12. 株式会社エコンテ|図解・インフォグラフィックで難解テーマを可視化

株式会社エコンテ

【図解で伝わりやすさを担保するデザイン強化型】

株式会社エコンテの支援範囲は、戦略・制作・構築・改善・運用にまで及びます。ホワイトペーパーでは文字量に頼らず、図やイラストでコンテンツの理解を助ける誌面デザインをつくります。

Facilo・トライバルメディアハウス・LINEヤフーなどへのホワイトペーパー・ebook制作実績を公表し、マネーフォワード・大塚商会・三井住友カードとは取引先企業として公表されています。

図やイラストのデザイン量によって金額が動くため、料金は問い合わせ時に提示されます。

項目内容
会社名株式会社エコンテ
所在地東京都渋谷区恵比寿3-46-3
公式サイトhttps://econte.co.jp/

1-13. 株式会社イノーバ|BtoBマーケティング全体設計とセットで依頼できる

株式会社イノーバ

【自社運用の経験値からリード獲得件数を試算】

株式会社イノーバは、自社のホワイトペーパー運用経験をもとにBtoBのリード獲得に特化した制作サービスを提供します。ヒアリングからデザインまでワンストップで担います。

制作後のリード獲得件数を独自に試算できる点が特徴で、マーケティング全体の設計とセットで相談できます。費用は要問い合わせです。

項目内容
会社名株式会社イノーバ
所在地東京都新宿区市谷船河原町9-1 NBCアネックス市谷ビル7F
公式サイトhttps://innova-jp.com/

1-14. 株式会社SEデザイン|出版基準の編集力で専門コンテンツを制作

株式会社SEデザイン

【IT業界40年の知見を編集力に変えるコンテンツ支援】

IT業界40年の知見と出版基準の編集力を、株式会社SEデザインは強みに掲げています。IT・人材・金融業界を中心にコンテンツマーケティング支援を行う会社です。

ホワイトペーパーのほかSEO記事・LP・導入事例まで制作範囲に含み、専門テーマを平易に翻訳する編集が得意です。料金は依頼するコンテンツの点数と工程で変わるため、公式サイトでは示されていません。

項目内容
会社名株式会社SEデザイン
所在地東京都新宿区舟町5 SE舟町ビル
公式サイトhttps://www.sedesign.co.jp/

1-15. 株式会社コミュニケーション・コンパス|大手企業との取引実績が豊富

株式会社コミュニケーション・コンパス

【元記者中心のライター陣による取材品質の高さ】

株式会社コミュニケーション・コンパスが手がける領域は、ホワイトペーパー制作のほかコンテンツマーケティング支援にも広がります。ライター陣は元ビジネス誌記者が中心です。

NEC・日本経済新聞社との取引実績を公表し、取材を伴う事例集や識者インタビュー型の資料に向きます。執筆の対応分野はビジネス・IT・金融・建築に及びます。価格は支援範囲に応じた個別提示です。

項目内容
会社名株式会社コミュニケーション・コンパス
所在地東京都新宿区新宿2-5-12 FORECAST新宿AVENUE 6F
公式サイトhttps://comcompass.co.jp/

1-16. 株式会社4X|コンテンツ制作から配信・拡散まで一体で設計

株式会社4X

【朝日新聞グループの編集力を背景にしたコンテンツ支援】

朝日インタラクティブ・朝日デジタルラボ・サムライト・DECマネジメントオフィスの4社が統合し、2025年10月1日に株式会社4Xが誕生しました。

資本金2,000万円で朝日新聞社が100%出資し、ホワイトペーパーをSNS運用や拡散施策まで含めて一体で設計できるコンテンツマーケティング企業です。

MEDIA & LEAD・MARKETING SOLUTIONS・BRAND COMMUNICATION・DIGITAL SOLUTIONSの4領域体制を敷いています。費用の目安は公式サイトに掲示されておらず、依頼内容を伝えて見積もりを取る流れです。

資料単体の制作にとどまらず、ブランド統合コミュニケーションや動画施策まで横断して依頼できる点が強みです。

項目内容
会社名株式会社4X
所在地東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社 新館9F
公式サイトhttps://4x-corp.com/

1-17. 株式会社GIG|Web制作会社ならではの導線設計込みの資料制作

株式会社GIG

【年間4,000件の法人リード創出ノウハウを持つ】

株式会社GIGが持つ年間4,000件の法人リード創出実績は、Web制作会社としての導線設計力を裏付けます。コンテンツマーケティング支援「コンマルク」で制作代行にも対応し、資料の設置先となるLPの改修まで同じ窓口で相談できます。

個人向け領域でも年間1万件規模のリード獲得実績を公表しており、法人・個人双方で培った導線設計のノウハウをホワイトペーパーの企画にも還元しています。費用は公式サイトに公開されておらず、個別見積もりです。

項目内容
会社名株式会社GIG
所在地東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町ビル4F
公式サイトhttps://giginc.co.jp/

1-18. 株式会社CINC|データ分析に基づくテーマ選定

株式会社CINC

【ビッグデータ活用でテーマの当たり外れを減らす】

株式会社CINCが提供するSEO・コンテンツマーケティングツール「Keywordmap」は、ビッグデータでターゲットのニーズを定量分析できるマーケティング基盤です。分析結果をもとにテーマを決められ、既存ホワイトペーパーのリライトにも対応します

2026年にはAI要約サービスにおける誤情報対策機能「AIsearchmap」もリリースしており、生成AI時代の検索・引用のされ方まで見据えたコンテンツ設計に強みを持ちます。費用は要問い合わせです。

項目内容
会社名株式会社CINC
所在地東京都港区
公式サイトhttps://www.cinc-j.co.jp/

1-19. 株式会社才流|BtoBマーケの戦略設計から入る支援

株式会社才流

【独自メソッドに基づく再現性重視のBtoBマーケ支援】

支援実績260社以上、プロジェクト実績400件超という数字を、株式会社才流は公表しています。BtoBマーケティングの戦略設計を強みとするコンサルティング会社で、マーケティング全体の設計からテーマと役割を定義し、どのリードを取るかという上流の議論に入れます。

価格表は公式サイトに置かれておらず、支援範囲を決めてからの見積もりです。業界歴10年以上のコンサルタントが500件超の独自メソッドを体系化しており、再現性を重視した伴走支援を受けられます。

項目内容
会社名株式会社才流
所在地東京都中央区京橋2-7-8 FPG links KYOBASHI
公式サイトhttps://sairu.co.jp/

1-20. 株式会社ウィルゲート|SEOとコンテンツ制作を組み合わせた集客設計

株式会社ウィルゲート

【独自ツールと実績に基づく検索起点の集客設計】

独自ツール「TACT SEO」で市場データに基づくコンテンツ設計を行うのが、株式会社ウィルゲートです。SEOとコンテンツマーケティング支援を強みとし、制作リソースの供給力があるため記事と資料の本数を同時に増やせます。

TACT SEOの導入事例では、作成記事の8割が検索10位以内に入り検索流入が大きく伸びた1社の成果が公表されています。同じデータ基盤をホワイトペーパーのテーマ選定にも活用できます。

累計取引社数8,000社、メンバー140名(従業員・フリーランス含む、いずれも2026年4月時点)という規模が、記事と資料のライティングを並行させる供給力を支えます。費用は問い合わせベースの個別見積もりです。

項目内容
会社名株式会社ウィルゲート
所在地東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F
公式サイトhttps://www.willgate.co.jp/

1-21. 株式会社EXIDEA|コンテンツマーケティング特化の制作体制

株式会社EXIDEA

【カスタマージャーニーから流入・CVまで設計】

「認識を変え、現実を変える」というコンセプトを掲げる株式会社EXIDEAは、独自手法として「カテゴリーデザイン」を公表しています。ビジネス戦略に基づくクリエイティブ開発と、データを活用したマーケティングを組み合わせる考え方です。

カスタマージャーニーの整理から入り、ダウンロード後の行動につながる構成を設計します

HonNe・WiMAX比較.com・EmmaToolsなど自社メディアを複数運営しており、コンテンツが実際に読まれコンバージョンする導線設計の知見をホワイトペーパーにも応用しています。費用の掲示はなく、問い合わせが必要です。

項目内容
会社名株式会社EXIDEA
所在地東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4F
公式サイトhttps://exidea.co.jp/

1-22. 株式会社シャコウ|BtoB事業推進をBPaaSで支援

株式会社シャコウ

【制作から集客施策までPDCAを一貫して回せる】

株式会社シャコウがBtoB企業向けに納品したSEO記事・ホワイトペーパーのコンテンツ数は、累計1,000本を超えます。BtoBマーケティングとセールスの全領域をカバーする支援会社で、ターゲットの明確化からテーマ選定・構成設計・デザインまで多職種で担います。

スタートアップからエンタープライズまで対応し、SEO・広告の運用代行まで含めてPDCAを一貫支援します。費用は非公開のため、必要な職種と本数を伝えて確認します。

項目内容
会社名株式会社シャコウ
所在地東京都中央区勝どき4-6-1
公式サイトhttps://shakou-inc.co.jp/

1-23. テクノポート株式会社|製造業・技術領域の専門ライターが執筆

テクノポート株式会社

【技術系企業1,000社以上の支援実績を持つ製造業特化型】

製造業に特化したコンテンツマーケティング支援を手がけるテクノポート株式会社は、技術系企業1,000社以上のデジタルマーケティングに関わった実績を持ちます

ライターは製造業の就業経験者で構成され、設計者向けか購買担当者向けかというターゲット選定からコンテンツの方向性を決められます。製造業のWeb集客は「製造業のSEO対策で問い合わせを増やす方法」もあわせて確認できます。

項目内容
会社名テクノポート株式会社
所在地東京都港区港南1-8-15 Wビルリブポート品川
公式サイトhttps://techport.co.jp/

1-24. 株式会社ストリームライン|パワーポイント資料作成のプロ集団

株式会社ストリームライン

【累計1,100社・4,000部以上の資料で培った構成力】

ビジネス資料作成代行サービス「バーチャルプランナー」を運営するのが、株式会社ストリームラインです。営業資料やセミナー資料、ホワイトペーパーをPowerPoint中心に代行します。

創業10年で累計1,100社以上・4,000部以上の制作実績に基づく構成力を掲げ、ワンストップ対応の体制を敷いています。費用は個別見積もりで、公式サイトに価格の記載はありません。

項目内容
会社名株式会社ストリームライン
所在地東京都品川区上大崎3-2-1 目黒センタービル8F
公式サイトhttps://stream-line.co.jp/

1-25. 株式会社Cone(C-Slide)|1枚単価5,000円〜の明朗プラン

株式会社Cone(C-Slide)

【明朗な料金プランと最短2日納品のスピード対応】

株式会社Coneの支援実績は1,000社を超えます。打ち合わせから最短2日で納品するスピード対応を掲げる資料制作会社で、1枚単価はスタンダードプラン5,000円〜、ハイエンドプラン10,000円〜という枚数単価型です。

継続支援は月額10万円〜、初回取引時の最低発注額は20万円(税別)です。

弁護士ドットコムのホワイトペーパーでは、ダウンロード後のコンバージョン率が競合中1位・2位を占めた事例があります。Flamersの投資家向けピッチ資料では、1億円の資金調達につながった事例も公表されています。

構成が固まっている資料を1枚単位で安く形にしたい依頼に向く代行先です。

項目内容
会社名株式会社Cone
所在地大阪府大阪市北区長柄東3-3-20 ロイスグラン長柄C
公式サイトhttps://cone-c-slide.com/

1-26. 株式会社アイティベル(IT Bell)|IT企業特化で商談創出まで支援

株式会社アイティベル(IT Bell)

【エンジニア・ITコンサル出身者が執筆するIT特化型】

初稿の提出は最短2週間、戦略立案コンサルティングは約6〜12週間が公式に示された目安です。株式会社アイティベルは、IT・BtoB・SaaS分野特化のホワイトペーパーの制作代行サービス「IT Bell」を運営しています。

エンジニアやITコンサルタント出身者が業務システム・インフラ・DX・AIを担当します。

NTT DATA・SONY・NEC・KDDI・freeeなど幅広いIT企業に導入されています。リード育成の接触設計を扱う自社資料も公開しており、マーケティング部門から営業部門への受け渡しまで相談できます。1本から依頼でき、費用は要問い合わせです。

項目内容
会社名株式会社アイティベル
所在地神奈川県川崎市中原区小杉町3丁目600番 MID POINT
公式サイトhttps://it-bell.com/

1-27. ノーバジェット株式会社|限られた予算で成果を出す設計

ノーバジェット株式会社

【50名超のITライターが支えるコンテンツ供給力】

50名を超えるITライターを抱え、デジタル分野に特化したマーケティング支援とコンテンツ制作を提供するノーバジェット株式会社は、企画から写真撮影・印刷データの納品まで代行できます。費用は8ページで30万円〜が目安です。

第13回(2022年度)日経電子版広告賞で大賞を受賞した実績を持ち、コンテンツ制作の企画力とデザイン表現力を対外的にも評価されています。

項目内容
会社名ノーバジェット株式会社
所在地東京都千代田区神田須田町2-25-16 日宝秋葉原ビル10F
公式サイトhttps://www.nobudget.jp/

1-28. ターゲットメディア株式会社|営業活動の効率化・平準化を支援

ターゲットメディア株式会社

【BtoB専門コンサルが営業現場の生産性から逆算】

2009年6月に設立されたターゲットメディア株式会社は、資本金1,300万円のBtoB専門コンサルティング会社です。マーケティング手法で営業活動の効率化と平準化を支援し、その中核としてホワイトペーパーの制作代行を行っています。

プライバシーマーク(登録番号 第17001071)を取得しており、BtoB企業の実名リード情報を扱う場面でも運用体制の信頼性を確認しやすい点が特徴です。顧客が知りたいことにフォーカスした資料設計を掲げ、料金は問い合わせ後に提示されます。

項目内容
会社名ターゲットメディア株式会社
所在地東京都港区芝4-1-23 三田NNビル15F
公式サイトhttps://www.tmedia.co.jp/

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第2章 営業資料・サービス資料との決定的な違い|ホワイトペーパーが担う3つの役割

第2章 営業資料・サービス資料との決定的な違い|ホワイトペーパーが担う3つの役割

制作代行に渡すオリエンの精度は、「この資料は営業資料と何が違うのか」を発注側が言語化できているかで決まります。マーケティング上の役割を、営業資料との対比で整理します。

2-1. ホワイトペーパーと営業資料は「読者の検討段階」が違う

営業資料とサービス紹介資料は、すでに自社を認知し比較検討に入った相手が読む前提で作られます。担当者が同席して補足するため、自社の強みを列挙する構成でも成立します。

一方のホワイトペーパーは、自社を知らない読者が検索や広告経由で単独で読むコンテンツです。書き手が同席しないため、読者が抱える課題の整理から始め、解決の手順を示す構成が要ります。

この違いを共有しないまま制作代行を頼むと、営業資料の焼き直しが納品されます。想定読者が自社をまだ知らない状態かを、制作会社へ最初に伝えてください。

BtoB商材の検討フェーズごとに、機能する資料の型は分かれます。表のどこを埋めたいかを指定すると企画のブレが減ります。

検討フェーズ読者の状態有効な資料タイプ主に測る指標
情報収集期課題が漠然課題喚起型・調査レポート型ダウンロード数・新規リード比率
比較検討期解決策の候補を比較選定基準ガイド・比較チェックリスト再DL率・商談化率
稟議期社内説得の材料を探す導入事例集・費用対効果の試算受注率・稟議通過率

2-2. 制作会社に発注する前に決めておく3つの役割(獲得・育成・商談化)

ホワイトペーパーがコンテンツマーケティング上で担う役割は「獲得」「育成」「商談化」の3つです。獲得は新規リードの名刺情報、育成は検討度合いの引き上げ、商談化は営業が接触する口実づくりです。

役割ごとに最適なテーマとページ数は変わります。獲得目的なら業界課題を扱った短めの資料、商談化目的なら導入プロセスまで踏み込んだ厚めの資料が有効です。1本にすべてを担わせると、どの読者にも刺さらないコンテンツになります

マーケティング担当が制作代行へ依頼する際は、3役割のどれを主目的にするかを1つだけ選んでください。目的が定まれば構成案の精度が上がり、修正の往復も減ります。

2-3. 役割を取り違えると起きる失敗|サービス紹介資料化したホワイトペーパー

最も多い失敗は、獲得目的の資料が社内レビューでサービス紹介資料に変質するケースです。「自社の強みも入れたい」という要望が積み重なり、後半のコンテンツが製品説明で埋まります。

読者は課題解決のノウハウを期待してダウンロードするため、宣伝色が強まると読了前に離脱します。リードの名前は集まっても、開封されません。

対策は、自社紹介を最終1〜2ページに限定するルールを構成確定時に明文化することです。読者を受け止めるページ側の設計は「BtoB向けLP制作で成果を出す構成の作り方」も参考になります。

第3章 依頼から納品・公開後の改善まで|ホワイトペーパー制作会社との進め方6ステップ

第3章 依頼から納品・公開後の改善まで|ホワイトペーパー制作会社との進め方6ステップ

制作代行の進行は、多くの制作会社で6つのステップに整理できます。マーケティング担当者が各STEPで何を判断するのかを併記します。

3-1. STEP1〜3|ヒアリング・テーマ企画・構成案確定までの進め方

STEP1:ヒアリング(3〜5営業日)

自社の商材、ターゲット、既存のコンテンツマーケティング施策、社内の素材を共有します。判断するのは「誰に向けた1本か」の1点で、曖昧だと後工程の修正が膨らみます

STEP2:テーマ企画(5〜7営業日)

制作会社が複数のテーマ案を提示します。発注側は営業現場で聞かれている質問と照らして採否を決めます。調査データを新規取得する型なら、設問設計の期間を別途見込みます。

STEP3:構成案の確定(5〜10営業日)

ページ単位の見出しと図表の配置が確定します。発注側は関係部署からレビューを集め、要望をこの段階で出し切ります。

3-2. STEP4〜6|原稿執筆・デザイン制作・公開後の改善までの流れ

STEP4:原稿執筆(7〜10営業日)

ライティングが進み、初稿が上がります。事実誤認と表現の適否だけを見て、文体の好みによる書き換えは最小限に留めます。

STEP5:デザイン制作(7〜14営業日)

デザインと図解が入ります。修正回数の上限は契約で決まるため、社内の意見を集約して一度で戻します。

STEP6:公開と改善(公開後1〜3ヶ月)

設置・配信を行い、ダウンロード数と商談化率を見ながら次の一手を決めます。ホワイトペーパー制作会社の選定では、ここまで伴走するかを事前に確認してください。

全工程の標準的な所要期間は4〜6週間です。遅延はほぼ2箇所で、構成案の社内合意と図表に使う実データの提供です。この2つはキックオフ時点で期限を決めておきます。

3-3. 発注側が用意すべき素材と情報|制作会社の手戻りを防ぐ準備リスト

制作代行の企画精度は、初回に渡す情報量に比例します。キックオフ前に揃えたい素材は次のとおりです。

  • 既存の営業資料・サービス紹介資料(現状の説明ロジック)
  • 受注事例と失注理由のメモ(テーマの源泉になる一次情報)
  • 過去の調査データや社内統計(独自性を出すコンテンツ素材)
  • ロゴ・デザインガイドライン・使用可能な写真素材
  • ターゲット企業の規模・業種・想定役職のリスト

特に失注理由のメモは、競合が書けないテーマの材料になります。営業担当者への30分のヒアリングで十分に集まります。

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第4章 制作会社に外注できる業務範囲|企画・取材・執筆・デザイン・活用支援の5領域

第4章 制作会社に外注できる業務範囲|企画・取材・執筆・デザイン・活用支援の5領域

制作代行と一口に言っても、任せられる範囲は会社ごとに差があります。マーケティング部門が確認すべき業務を5領域に分けて見極め方を整理します。

4-1. 企画・テーマ選定とインタビュー取材の代行範囲

企画・テーマ選定は、制作会社の力量が最も分かれる領域です。「テーマをご指定ください」という会社もあれば、市場調査と競合分析から複数案を出す会社もあります。社内にマーケティング担当が少ないなら後者を選びます

取材の代行可否も確認します。導入事例集なら、インタビュー・文字起こし・原稿確認まで代行に含むかで工数が変わります。技術者への取材では、専門用語を理解できるライターの在籍も見ます。

調査レポート型では、アンケートの設問設計と回収まで代行できるかを聞いてください。回収は外部パネルを使うため別費用になります。

4-2. 執筆・デザイン・図解制作でクオリティが分かれるポイント

ライティングでは業界知識の有無が読みやすさに直結し、専門用語を並べる原稿と読者に合わせて言い換える原稿では読了率が変わります。過去実績に自社と近い専門性の資料があるかを確認してください

デザインでは、テンプレート流用型とオリジナルデザイン型で価格帯が分かれます。テンプレート型は安価ですが他社と誌面が似ます。差が出るのは図解で、文章を図に置き換えるデザイン設計ができる会社は限られます

図解の質は制作実績のサンプルで判断できます。文字を四角で囲んだだけの図が並ぶなら要注意です。

4-3. 公開後の活用支援(LP・フォーム・広告配信)まで頼めるか

ダウンロード用のLPデザイン、フォーム設置、MAツール連携、広告配信まで扱える会社は多くありません。ここを自社で対応できないと、資料は完成しても公開が止まります

第1章の比較表を集計すると、企画段階からの関与を明示する会社(◎)は28社中23社、相談ベースの○を含めると27社に達します。一方、ダウンロード後の活用支援を明示する会社(◎)は6社にとどまり、○を含めても23社です。制作そのものより、公開後の支援で候補が絞られます。

広告経由でダウンロードを集めるなら、配信面の選定とフォーム設計が成果を左右します。広告側のマーケティング設計は「Meta広告のリード獲得広告で見込み客を集める方法」もあわせて確認してください。

検索広告からホワイトペーパーのダウンロードを積み上げる設計を知りたい方は、「BtoBのリスティング広告運用ガイド|キーワード選定と費用相場」で詳しく解説しています。

第5章 内製と外注の役割分担3パターン|ホワイトペーパー制作をどこまで任せるか

第5章 内製と外注の役割分担3パターン|ホワイトペーパー制作をどこまで任せるか

マーケティング部門では、制作代行を「全部任せるか自社でやるか」の二択で考えがちです。工程ごとの分担設計として捉えたほうが、コストも品質も安定します。

5-1. 全部外注型・企画内製型・デザインのみ外注型の比較

全部外注型は、企画からデザインまでを制作会社に委ねる形です。社内工数は最小ですが商材理解を移植する初期コストがかかり、1本目やマーケティング専任者がいない企業に向きます

企画内製型は、テーマと構成を自社で決め、ライティング以降を代行してもらう形です。営業現場の一次情報を反映しやすく費用も抑えられますが、構成を作れる人材が前提です

デザインのみ外注型は、原稿まで自社で書き、誌面デザインだけを代行する形です。単価は最も低いものの、執筆に社内工数が集中します。

分担パターン社内工数の目安費用の傾向向いている状況
全部外注型5〜8時間/本高め(25万円〜)1本目・専任者なし
企画内製型15〜20時間/本中程度(15万円〜)営業知見を反映したい
デザインのみ外注型30時間以上/本低め(5万円〜)原稿を書ける人材がいる

5-2. 工数・品質・コストで見る内製と外注の損益分岐点

ホワイトペーパー1本を完全内製した場合の標準工数を、企画5時間・執筆20時間・デザイン15時間の計40時間と置きます。人件費を時給4,000円(年収換算約700万円相当)とすると社内原価は16万円、レビューや差し戻しを加えると実質20万円前後です。

制作代行の相場25万円との差は5万円程度です(価格帯の内訳は第6章)。金額差だけなら内製が有利に見えますが、この40時間は他のマーケティング施策に充てられたはずの時間です。

判断の目安は年間の制作本数です。年2〜3本なら内製でも回りますが、年6本を超えると社内の可処分工数を超えます。1名体制なら早めに制作代行へ切り替えます。

5-3. 外注に向かないホワイトペーパーのテーマとは

社外に出せない情報が核になるテーマは制作代行に向きません。未公開の技術仕様や原価構造などが該当し、社内で骨子を書きデザインのみ外注する形が現実的です。

もう1つは、社内の合意形成が目的化しているテーマです。関係部署の主張を並べる作業が中心になると、制作会社は調整役に回ります。方針が固まってから発注するほうが、費用も期間も抑えられます。

逆に、業界動向の調査や他社事例の収集が必要なテーマは外注の効果が大きくなります。役割分担は「ランディングページを外注する際の進め方と準備」の整理も参考になります。

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第6章 1本25万円の内訳を分解|ホワイトペーパー制作の費用相場と価格差が生まれる理由

第6章 1本25万円の内訳を分解|ホワイトペーパー制作の費用相場と価格差が生まれる理由

ホワイトペーパーの費用相場は「1本25万円」と語られますが、内訳まで示されることは多くありません。コンテンツマーケティング予算を組む前提として見積書を項目単位で分解し、価格が変わる理由を説明します。

6-1. 公開価格は1本15万〜30万円|ホワイトペーパー制作会社の費用を価格帯別に整理

第1章の掲載社のうち、2026年7月時点で目安価格を公開しているのは6社です。1本単位では複数本パッケージの15万円〜が下限、単発発注の30万円〜が上限で、レンジは15万〜30万円です。ページ単価型は1枚5,000円〜、1ページ3万円〜の2通りで、ページ数次第で総額が動きます。

市場全体では、価格帯ごとの内容が次のように分かれます。

  • 10万円未満:原稿持ち込み前提のデザイン代行。企画・ライティングは含まない
  • 10万〜20万円:構成とライティング、テンプレートデザインまで。テーマは発注側
  • 20万〜30万円:企画提案・取材なしのライティング・オリジナルデザイン。相場の中心帯
  • 30万〜50万円:独自調査、複数名への取材、制作後の効果レポートまで

求める水準がどの帯かを先に決めると、見積もりの比較が容易になります。

ダウンロード後に読ませるページ側の費用感まで押さえたい方は、「記事LP制作の構成8ステップと費用相場」もあわせてご覧ください。

6-2. 見積書の内訳を分解|企画費・取材費・ライティング費・デザイン費

25万円の見積もりは、おおむね4つの勘定科目に分解できます。ディレクション費を別建てにする会社もありますが、構造は共通です。

勘定科目目安金額含まれる作業
企画・構成費5万〜8万円テーマ提案、競合調査、ページ構成案
取材費0万〜8万円インタビュー、文字起こし、原稿確認の代行
ライティング費6万〜10万円全ページの執筆、専門用語の監修対応
デザイン費6万〜12万円誌面デザイン、図解・グラフ制作、PDF書き出し

同じ25万円でも、取材を含む見積もりはデザイン費が圧縮されがちです。どの科目に予算が寄っているかを見ると、その制作会社の得意領域が読み取れます。

価格差の主因は企画費と取材費です。テーマ提案を含まない会社は企画費が薄く、その分だけ安く見えます。テーマの当てがない状態で安価な制作代行を選ぶと、この工程を社内で担うことになり、構成確定後の方針転換で追加費用も生じます。

6-3. 単発発注と複数本パッケージで単価が変わる理由

複数本をまとめて発注すると、1本あたりの単価が下がります。第1章の掲載社でも、1本20万円が3本契約で15万円になる例や、ページ単価型で1ページ5万円が4万円になる例があります。

単価が下がる理由は、ヒアリングと商材理解のコストが初回に集約されること、デザインを使い回せること、制作会社側が要員を計画的に確保できることの3点です。

ただし、1本目の出来を見ずに複数本契約を結ぶのはリスクです。初回は単発で発注し、構成の提案力を確認してから年間契約へ移行する進め方が安全です

第7章 制作費を圧縮する4つの方法|既存記事・ウェビナー資産をホワイトペーパーに再利用する

第7章 制作費を圧縮する4つの方法|既存記事・ウェビナー資産をホワイトペーパーに再利用する

制作代行の費用は、素材の持ち込み方で変わります。コンテンツマーケティングの資産を棚卸しすれば、ゼロから書き起こすより単価を下げられます。4つの再利用ルートを紹介します。

7-1. オウンドメディア記事を束ねてホワイトペーパー化する手順

同じ課題領域を扱った記事が3〜5本あれば、1本のホワイトペーパーの素地になります。記事を課題の発生順に並べ替え、重複する説明を統合し、記事にはない結論のページを追加する流れです

記事をそのまま貼り合わせるだけでは読み物として成立しません。記事は単体で完結する構造、資料は通読前提の構造だからです。制作代行には「素材記事の提供+再編集」という依頼形態だと伝え、ライティング費を圧縮できるか確認します。

素材となる記事が足りないなら、コンテンツ制作と資料化を同じ会社にまとめると効率が上がります。オウンドメディア側の運用設計は「オウンドメディアコンサルの支援内容と選び方」が参考になります。

株式会社Grillが支援したBtoB企業(SaaS・IT、2025年4月〜2026年3月、N=9社)を集計しました。既存記事の束ね直しを起点にした案件の制作単価は、新規書き下ろしより平均28%低い水準です。企画と一次リサーチが短縮されるためで、見積もりを下げる交渉材料にも使えます。

7-2. ウェビナー・セミナー録画を資料に転換してコストを抑える

過去に実施したウェビナーの録画は、ホワイトペーパーの原型として使いやすい素材です。話者が論理の順序を組み立てており、視聴者の質問も残っています。

録画を文字起こしし、話し言葉を書き言葉へ整え、投影スライドの図を流用します。質疑応答の質問は資料末尾の補足ページにすると、読者の疑問を先回りできます。文字起こしからの再構成に対応する制作代行は限られるため、依頼前に確認してください。

動画素材をリード獲得に使う方法は「BtoB企業の動画制作を成果につなげる進め方」でも整理しています。

7-3. 自社調査データ・導入事例を再編集して制作単価を下げる

顧客アンケートや利用状況の集計データがあれば、調査レポート型を新規調査なしで作れます。外部パネルを使う調査は数十万円規模のため、圧縮効果が大きい手段です

導入事例も同様です。掲載許諾を得た事例が複数あれば、課題タイプ別に再編集するだけで事例集が成立し、取材費が丸ごと不要になります。

7-4. 素材の持ち込み方で見積もりはどこまで下がるか

素材の有無は、見積書のどの科目に反映されるかまで確認しないと値引きになりません。渡す形式ごとに圧縮される科目は次のとおりです。

  • 記事URLの一覧だけ:再読と取捨選択が発生し、企画費は下がらない
  • 使う記事の指定+章立て案:企画費の一部が圧縮される
  • 文字起こし済みの原稿:ライティング費に削減余地が生まれる
  • 図表の元データ(Excel):デザイン費のうち作図分が圧縮される

見積もり依頼の段階で条件を明示し、素材なしとの差額を併記してもらいます。素材を後出しすると、すでに積んだ工数は減らせません。

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第8章 ホワイトペーパー制作の外注でつまずきやすい7つの疑問

第8章 ホワイトペーパー制作の外注でつまずきやすい7つの疑問

費用と工程の全体像が見えたところで、マーケティング部門が制作代行の実務で直面しやすい疑問を解消します。契約後だと調整が難しい論点を7つ取り上げました。

8-1. ページ数・納期・修正回数に関する4つの疑問

【Q&A】Q1. ホワイトペーパーは何ページが適切ですか。

獲得目的なら8〜12ページ、商談化目的なら15〜20ページが目安です。第1章の掲載社でも、6ページ単位のプランと8ページ単位のプランが混在します。ページ数は読者の検討段階で決めるもので、多いほど良いとは限りません。

【Q&A】Q2. 制作期間はどのくらいかかりますか。

企画から納品まで4〜6週間が標準です。最短2週間を掲げる制作会社もありますが、テーマと素材が確定している場合の日数で、社内レビューの往復は含みません。

【Q&A】Q3. 修正は何回まで対応してもらえますか。

2回までを標準とする会社が多く、3回目以降は追加費用です。数え方(1ページ単位か全体単位か)は会社ごとに異なるため、契約前に確認してください。

【Q&A】Q4. 発注側で用意する素材はどこまで必要ですか。

最低限、既存の営業資料とロゴ、想定ターゲットの情報があれば着手できます。独自性を出すには社内の調査データや失注理由など外部から取得できない情報が要り、何も渡さないと一般論のコンテンツになります。

8-2. 原稿・デザインデータの権利と社内共有に関する3つの疑問

【Q&A】Q5. 納品された原稿・デザインデータは自社で編集できますか。

PDFのみの納品では編集できません。数値の更新や差し替えを自社で行うなら、PowerPointやIllustratorなど編集可能な元データの納品を契約に含めてください。有償オプションとする制作会社もあります。

【Q&A】Q6. 同じ資料を営業のトークスクリプトに転用してよいですか。

社内での二次利用の可否は契約の定め次第です。制作会社に図解や文章の著作権が残る契約では、営業資料への転用が制限されます。営業トークを統一したいなら、発注時に利用範囲を広く設定します。

【Q&A】Q7. 制作会社を途中で乗り換えるとき、何を引き継げばよいですか。

引き継ぐべきは、編集可能な元データ、使用フォントのライセンス情報、図表の元データ、構成の設計意図を記した資料の4点です。フォントが制作会社保有のライセンスだと、次の会社で同じ誌面デザインを再現できません。乗り換えの可能性があるなら初回契約時に確認します。

第9章 CVR・商談化率で見極めるホワイトペーパー制作会社の成果指標7つ

第9章 CVR・商談化率で見極めるホワイトペーパー制作会社の成果指標7つ

制作会社の選定では、実績の多さより「どの指標で成果を語るか」を先に見ます。費用は第6章で扱ったため、ここではコンテンツマーケティング成果側の見極め方に絞ります。

9-1. ダウンロード数ではなく商談化率を提示できるホワイトペーパー制作会社か

ダウンロード数だけを成果として示す会社は、資料の完成までが守備範囲です。ダウンロードは広告予算を積めば増えるため、単体では制作の質を証明しません。

見るべきは、ダウンロードしたリードのうち何%が商談につながったかを語れるかです。商談化率まで追える会社は、フォーム項目や配信チャネルの設計にも関与しています。

初回打ち合わせでは、過去案件のKPI設定を質問してください。ダウンロード数以外の指標が出てこないなら、公開後の運用は自社で担う前提です。代行の範囲が納品までか公開後までかを、この質問で切り分けられます。

資料請求を軸にしたページ設計と申し込み率の考え方については、「SaaSのLP設計|トライアル・デモ・資料請求で変わる勝ち型」もあわせてご覧ください。

9-2. 制作実績の見せ方でわかる「設計力」の有無

実績紹介の見せ方には制作会社の思考が表れます。サムネイルだけを並べる場合はデザインの見栄えが主な提供価値で、ターゲット設定やテーマ選定の理由まで書かれていれば設計から関与している証拠です。

業種の近さも確認します。BtoBでもSaaSと製造業では読者の検討プロセスが異なるため、検討期間と意思決定者の構造が似た事例があるかを見てください。

サンプル資料では最後の3ページに注目します。読了後の行動導線が設計されているかで、リード獲得への意識が判別できます。

資料の申し込み率そのものを検証しながら改善していく手順は、「LPOでの効果的なABテストのやり方|仮説設計から統計判定まで」で詳しく解説しています。

9-3. テーマ企画の初回提案で確認すべき3つの質問

初回提案でテーマ案を受け取ったら3点を確認します。第1に、そのテーマが自社商材のどの検討フェーズを狙うのか。第2に、競合が同じテーマの資料を出していないか。第3に、集まるリードが営業のターゲット像と一致するか。

3点目が最も見落とされます。関心が高いテーマほどダウンロードは伸びますが、対象が学生や同業者に広がると商談になりません。「集まるのはどんな役職の人か」を聞き、答えが返るかを見ます。

9-4. 修正体制・担当者のBtoB理解度を見極める方法

担当者のBtoBマーケティング理解度は、初回打ち合わせでの質問に表れます。商材の説明ではなく購買プロセスや稟議の通り方を聞いてくる担当者は、読者の意思決定を前提に構成を組めます。

修正体制では窓口が一人かチームかを確認します。一人体制では担当者の稼働状況で納期が変動します。制作チームの構成(ディレクター・ライター・デザイン担当の人数)で進行の安定度を予測できます。

初回打ち合わせにそのまま持ち込める質問リストです。回答の具体性で候補を絞れます。

  1. ダウンロード数以外に、過去案件ではどの指標を追っていましたか
  2. 当社と検討プロセスが近い業種の制作実績はありますか
  3. テーマ案は何案提示され、選定の根拠はどう説明されますか
  4. このテーマで集まるリードの役職・企業規模の想定は
  5. 制作チームは何名体制で、窓口は誰になりますか
  6. 修正は何回まで含まれ、回数はどう数えますか
  7. 公開後の効果測定と改善提案は代行範囲に含まれますか

BtoBのマーケティングパートナー選定という観点では「BtoB向け広告代理店の選び方と依頼できる範囲」の判断基準も共通して使えます。

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第10章 発注前に確認したい契約・権利・規制|薬機法・景表法と調査データの扱い

第10章 発注前に確認したい契約・権利・規制|薬機法・景表法と調査データの扱い

ホワイトペーパーは社外に長く残るマーケティングコンテンツのため、権利と表現の確認を後回しにすると回収が難しくなります。制作代行の契約時に押さえる3つの論点を整理します。

10-1. 著作権・二次利用の範囲を契約で決めておく

制作物の著作権は、譲渡の定めを置かない限り制作会社側に残るのが原則です。展示会配布・営業資料への転用など二次利用の機会が多いため、想定用途を先に洗い出します。

確認すべきは、著作権の譲渡有無、著作者人格権の不行使の定め、写真・イラスト素材の利用許諾範囲の3点です。ストックフォトを使った誌面デザインでは、ライセンスが電子配布のみの場合もあります。

図解やグラフを他のコンテンツマーケティング施策へ流用する予定があるなら、契約書に明記してください。口頭の合意では、担当者の交代時に確認できません。

10-2. 医療・美容・金融など規制業種での表現配慮を任せられるか

医療機器・ヘルスケア・美容領域では、医薬品医療機器等法(薬機法)の規制対象となる表現に注意します。BtoB向けの資料でも、一般消費者の目に触れる形で公開すれば考慮が要ります。金融領域では金融商品取引法の表示ルールが関係します。

制作会社にこの領域の実績があるかは、過去の制作物とチェック体制で判断します。薬機法の確認を有資格者が行う会社もあれば発注側の責任とする会社もあるため、法務・薬事チェックの責任分界点を書面で確認します。

表現の適否は最終的に各社の法務・薬事担当の判断によります。制作代行先の確認は一次スクリーニングと位置づけ、公開前の社内チェックを必ず設けます。

10-3. 引用データ・自社調査を掲載する際の出典表記ルール

調査レポート型では、データの出典表記が信頼性を左右します。官公庁統計や業界団体の調査を引用する場合は、調査主体・調査名・調査時点・URLをセットで記載します。時点情報が抜けると数値の鮮度を判断できません。

自社調査を掲載する場合は、調査主体・対象・期間・有効回答数(N数)・調査方法を明記します。5項目が揃わない数値は根拠として扱われません。

自社に有利な結論だけを切り出した調査を中立的なレポートとして提示すると、景品表示法上の不当表示に該当する可能性があります。調査設計と設問文を資料内に開示する運用が安全で、制作代行では調査設計を扱えるかを確認します。

第11章 ダウンロードの先を設計する|MA連携・インサイドセールスへの受け渡しとナーチャリング

第11章 ダウンロードの先を設計する|MA連携・インサイドセールスへの受け渡しとナーチャリング

ホワイトペーパーの成果は、ダウンロードされた瞬間ではなく、その後の受け渡しで決まります。制作代行へ発注する前に社内で固めたいコンテンツマーケティング運用の設計を扱います。

11-1. ダウンロードフォームの項目設計とMAツールへの連携

フォームの項目数は、リードの量と質のトレードオフを動かします。項目が多いほど判別はしやすくなりますが入力の途中離脱が増え、少なすぎると優先度を判断できないリストが積み上がります。

株式会社Grillが支援したBtoB企業(SaaS・人材、2025年1月〜12月、N=11社)を比較しました。フォーム項目を9項目から5項目へ減らした案件では、完了率が平均18%改善しています。削ったのは住所・電話番号・従業員数などで、代わりに「現在の検討状況」を選択式で1問追加しました。

マーケティングオートメーション(MA)ツールへの連携では、ホワイトペーパーごとに識別IDを持たせます。どの資料から入ったリードかが分からないと、テーマ別の商談化率を比較できません。LP・フォームまで制作代行に含めるなら、この識別設計を要件に入れます。

入力負荷を下げる手法は「Meta広告のインスタントフォームで入力離脱を減らす方法」も参考になります。

11-2. インサイドセールスへ渡すリードの優先度づけ(スコアリング)

ダウンロードした全リードを一律に架電対象とすると、インサイドセールスの稼働が薄く広がります。優先度づけは属性スコアと行動スコアの2軸が基本形です。

ターゲット属性のスコアは、企業規模・業種・役職といった変わらない情報で付けます。行動スコアは、料金ページの閲覧や2本目の資料ダウンロードなど検討度合いを示す動きで加算します。ホワイトペーパーのテーマ自体も材料になり、比較検討期向けの資料を取ったリードは高く評価できます。

スコアの閾値は最初から精密に設計しなくて構いません。インサイドセールスが1日に接触できる件数から逆算し、上位何件を渡すかで区切ると運用に乗ります。3ヶ月ほど回してから基準を調整します。

ホワイトペーパーの種類ごとに、獲得できるリードの温度感と初回アプローチは変えるべきです。課題喚起型は情報収集段階のため、架電より役立つコンテンツを送るほうが反応が取れます。調査レポート型は同業他社の動きを切り口にし、事例集型は最も早く接触します。

11-3. ホワイトペーパー起点のナーチャリングシナリオの組み方

ダウンロード直後の自動返信メールは、資料の添付だけで終わらせないでください。要点を3行で示し、次の資料への導線を1つ置くと、続きの行動が生まれます。

シナリオは2週間・1ヶ月・2ヶ月の3点で組むと扱いやすくなります。2週間後は関連コンテンツ、1ヶ月後は導入事例、2ヶ月後は個別相談やデモへ段階を上げます。反応がないリードは次のホワイトペーパーの配信対象にします。

ナーチャリングの全体像を先に描いてから制作代行へ発注すると、「2ヶ月目の事例集が足りない」といった不足が事前に見えます。

リード育成のフロー設計は「SaaS企業のリード獲得を仕組み化する方法」でも整理しています。

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第12章 「1本作って終わり」を防ぐシリーズ設計|ホワイトペーパーのネタ枯渇を回避する年間計画

第12章 「1本作って終わり」を防ぐシリーズ設計|ホワイトペーパーのネタ枯渇を回避する年間計画

1本目で成果が出ないと、ホワイトペーパーそのものが不向きだと判断されがちです。実際には本数と配置の問題で、年間のコンテンツマーケティング計画があるかどうかで結果は変わります。

12-1. 検討フェーズ別に本数を割り当てる年間コンテンツマップ

年間の本数配分は、第2章の検討フェーズごとに割り当てると設計しやすくなります。年6本なら情報収集期に3本、比較検討期に2本、稟議期に1本という配分が標準的です。

情報収集期の資料を厚めに置くのはターゲット母数を確保するためです。比較検討期の資料は本数こそ少ないものの商談化率が高く、稟議期の資料は費用対効果の試算など社内説得に使える形式が求められます。

株式会社Grillが支援したBtoB企業(SaaS・人材・製造業、2025年1月〜12月、N=14社)を集計しました。年6本以上を計画的に制作した5社では、ダウンロード総数が前年比1.7倍に伸びています。単発制作との差は、既存リードへ再配信できる資料が増えた積み上げ効果によるものです。

12-2. ネタが尽きたときの発想法|営業現場の頻出質問・失注理由から作る

テーマが枯渇するのは、マーケティング部門の中だけで考えているときです。営業現場には、そのままホワイトペーパーになる素材が蓄積しています。

株式会社Grillが支援先で使っている棚卸しの手順は次の4段階です。

  1. 直近6ヶ月の失注案件を一覧化し、失注理由を5分類に集約する
  2. 各分類について、商談中に繰り返し聞かれた質問を3つずつ書き出す
  3. 質問のうち、口頭説明では伝わりにくかったものに印を付ける
  4. 印の付いた質問を資料1本のテーマに変換する

この手順を1回回すと、おおむね8〜12個のテーマ候補が出ます。営業担当者2〜3名で30分あれば実施できます。

失注理由から作った資料は、次の商談で同じ論点に先回りできます。キーワード起点でテーマを発想する考え方は「SEOキーワード選定の手順と優先順位の付け方」が参考になります。

12-3. 制作会社と年間契約を結ぶ場合の進め方と単価交渉

年間契約は単価を下げる手段であると同時に、制作会社側に商材理解を蓄積させる手段でもあります。1本ごとに発注先を替えると、毎回ヒアリングからやり直しになります。

交渉では、総額の値引きより「本数を確約して単価を調整する」形が通りやすくなります。第6章のとおり1本20万円が15万円になる例もあり、年6本で30万円の差です。デザインの統一で制作期間も短縮されます。

契約前には、担当ディレクターの固定を条件に含めるかを検討してください。同じ担当者が付くかで、2本目以降の企画精度が変わります。オウンドメディアの年間設計と連動させる場合は「SaaS企業のSEO戦略と記事設計」の考え方も応用できます。

第13章 リード獲得の起点をつくるホワイトペーパー制作会社の選び方

第13章 リード獲得の起点をつくるホワイトペーパー制作会社の選び方

候補が3社まで絞れたら、同じオリエンシートを渡してください。テーマ案の粒度とダウンロード後の運用への言及で、力量の差は初回提案で表面化します。制作期間は4〜6週間、公開後に商談化率が見えるまでさらに1〜3ヶ月かかります。

判断軸は「資料を作れる会社か」ではなく「ダウンロードの先まで設計できる会社か」に集約されます。費用は第6章の勘定科目単位で比較し、支援範囲は第4章の5領域で照合し、成果の語り方は第9章の7つの指標で見極める。この3段階で、28社の一覧は2〜3社まで縮まります。

発注時には、1本目のテーマだけでなく年間で何本をどのフェーズに配分するかまで持ち込んでください。制作代行の単価も成果も年間計画の有無で変わるため、代行先はこの計画を一緒に描けるかどうかで選ぶと迷いが減ります。

BtoBのマーケティング体制ごと見直す段階なら『BtoBマーケティング支援会社の選び方と依頼できる業務範囲』が次の検討材料になります。

ホワイトペーパー1本ではなく商談までの導線を設計する株式会社Grill

第9章に挙げた7つの質問を投げると、制作会社は「ダウンロード数」で回答が止まる会社と、その先の商談化まで語れる会社に分かれます。株式会社Grillは後者の立場を取り、フォームの項目、ダウンロード直後の初回接触、その後のナーチャリングの3点を構成案の前に決めてから制作に着手します。

支援範囲は、テーマの企画・取材・ライティング・デザイン・図解制作に加え、設置するLPとフォームのデザイン設計、MAツールへの連携条件、インサイドセールスへ渡す優先度の基準までを一続きで扱います。

SaaS・ITサービス・人材・製造業といった検討期間の長いBtoB商材での支援経験があり、御社の購買プロセスに合わせて構成を組み替えられます。コンテンツの制作代行は月額数万円〜から始められます。

第7章で触れた既存記事やウェビナー録画の再利用、第12章の年間コンテンツマップの設計も同じチームで引き受けます。他社で制作した資料のダウンロード数が伸びない状態からの立て直しや、フォーム改修だけの依頼も可能です。御社の1本目の企画会議に、ダウンロード後の受け渡し設計まで持ち込むところから着手できます。

\ ホワイトペーパー制作ならお任せ /

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この記事を書いた人
2014年オイシックス株式会社にて海外事業の中核を担ったのち、香港および中国現地法人の社長に就任。アジア市場における事業の飛躍的な拡大を牽引。2017年には株式会社Emooveを代表取締役CEOとして創業。ゼロからの事業立ち上げて急成長を実現し、事業売却(EXIT)を成功へと導く。現在は、株式会社Grillの取締役COOとして参画。これまでの経営手腕と最前線で培った知見を融合させ、様々な業界に向けて事業成長に直結するWEBマーケティング支援を強力に推進している。
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