SEO内製化の進め方を段階別に徹底解説!記事より先に決めることと体制・費用の目安を大公開!

SEO内製化の進め方を段階別に徹底解説!記事より先に決めることと体制・費用の目安を大公開!

株式会社Grillが2023年10月〜2025年3月にSEO支援を開始した企業36社のうち、記事制作から内製化に着手した11社では、8社が12か月以内に公開のペースを保てなくなりました。

一方、キーワード選定と公開判断の社内移管から着手した13社では、10社が12か月後も月4本以上の公開・リライトを続けています。同じ内製化でも、着手する工程の順番で結果がここまで分かれました。

2026年は生成AIで原稿のたたき台が数分で作れるようになり、社内で差がつく工程は、執筆から「どのSEO施策を打つか」の判断へ移っています。

そこで、丸投げから自走までの5段階で自社の現在地を診断する方法を起点に、段階ごとの体制と費用、レベル別の支援会社10社、12か月の移行手順、成果が出るまでの先行指標をひと続きでまとめていきます。

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目次

第1章 SEO内製化は「決める」から|丸投げから自走までの5段階

第1章 SEO内製化は「決める」から|丸投げから自走までの5段階

冒頭の差を生んだのは、書き手の数ではなく判断の置き場所でした。この章では、インハウスSEOで社内へ移す業務と施策の順番を5つの段階として定義し、自社の現在地を判定します。

1-1. SEO内製化とは?インハウスSEO・セミインハウスとの違いは「誰が決めるか」にある

SEO内製化とは、検索流入を増やす施策の企画・実行・分析・改善を、自社の人員で回せる体制に切り替えることです。インハウスSEOもほぼ同じ意味で使われ、一部の工程を外部に残す形はセミインハウスと呼ばれます。

株式会社Grillは、この3つを作業量ではなく「キーワード選定・公開・リライトの決定権がどこにあるか」で区別しています。執筆を外部に任せていても、何を書かせ、どれを直すかを自社が決めていれば、インハウス化の核はすでに社内にあります。

反対に、外注先が提案した施策をそのまま実行しているだけなら、作業が社内にあっても判断は外にあります。

1-2. SEO内製化の成熟度5段階|レベル0(丸投げ)からレベル4(自走)までの到達条件

段階が上がるごとに、決定権と作業が1つずつ社内へ移ります。

段階状態社内に移る業務外部に残す業務到達の目安(着手から)
レベル0:丸投げキーワードも公開判断も外注先が決めるなしすべて起点
レベル1:判断の内製狙う検索需要と公開可否を社内で決めるキーワードの承認、公開判断構成・執筆・内部対策・効果測定2〜3か月
レベル2:編集の内製外部の原稿を社内で直し、一次情報を足す構成確認、編集執筆・内部対策4〜6か月
レベル3:制作の内製社内で執筆から公開まで完結する構成・執筆・公開テクニカル監査7〜9か月
レベル4:分析と改善の内製Search Console起点でリライト・統合・削除を自走する効果測定、改善の判定年数回の監査と顧問10〜12か月

月数は1四半期に1段階ずつ上げる前提の目安です。レベル2と3はセミインハウスにあたり、多くの企業の現実的な着地点になります。レベル4では、コンテンツの改善と施策の優先順位づけまでを社内で完結させます。

1-3. 自社がどの段階にいるかを10問で判定するSEO内製化の診断チェックリスト

次の10問に「はい」か「いいえ」で答えると、どの業務から社内へ移すかが見えてきます。

  1. 狙うキーワードの一覧を、社内の誰かが資料なしで説明できる
  2. 公開前の原稿を承認する人が社内で決まっている
  3. Search ConsoleとGA4の管理権限を自社で持っている(第3章3-4参照)
  4. 同じキーワードを狙う記事の重複を社内で確認する手順がある
  5. 外部ライターの原稿に、自社の事例やデータを書き足す人がいる
  6. 編集ルールが文書になっている
  7. 社内の人員だけで、月に2本以上の記事を公開した月がある
  8. 順位が下がった記事を、社内の判断でリライトしたことがある
  9. 表示回数やクリック数を月1回以上社内で確認している
  10. 記事の統合や削除を、社内の基準で決めたことがある

「はい」が0〜1個ならレベル0、2〜3個ならレベル1、4〜5個ならレベル2、6〜8個ならレベル3、9〜10個ならレベル4が目安です。1〜3問目がすべて「いいえ」なら、ほかの答えにかかわらずレベル0から始めてください。

1-4. 記事制作から始めた内製化ほど止まりやすい理由|段階を飛ばしたときに起きること

レベル0からいきなりレベル3へ飛ぶと、判断基準がないまま記事の本数だけが増えます。似た記事が重なって評価が割れ、どれを直すかも決められず、公開のペースが落ちていきます。

株式会社Grillが2023年10月〜2025年3月にSEO支援を開始し、12か月以上が経過した企業(BtoB SaaS・EC・人材・製造業 等、N=36社)を段階別に見ました。開始時点はレベル0が14社、レベル1が9社、レベル2が7社、レベル3が5社、レベル4が1社でした。

導入文で触れた「記事制作から着手した11社のうち8社が停止」という結果は、このうちレベル0〜1の企業に集中しています。

段階を飛ばさずに判断から社内へ移すことが、書く工程を後から安定させ、成果につなげる近道です。

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第2章 社内で得られる5つのメリットと引き受ける4つのデメリット|SEOを内製化する前に比べておくこと

第2章 社内で得られる5つのメリットと引き受ける4つのデメリット|SEOを内製化する前に比べておくこと

インハウス化で手に入るものと背負うものを同じ章に並べました。自社のSEO戦略に照らし、どちらが重いかを一度で比べられます。

2-1. 営業・カスタマーサポートが持つ一次情報が、そのままSEO記事の素材になる

商談で必ず聞かれる質問や解約の理由は、営業やサポートの手元にあり、外注先からは見えません。社内に編集の役割があれば、これらをコンテンツの事例に直接流し込め、ユーザーの迷いに答えられ、問い合わせという成果にもつながります。

2-2. 公開・修正の判断が社内で完結し、順位が落ちた記事のリライトに即日着手できる

外注では、下落に気づいてから修正の公開まで報告・見積もり・発注・納品の往復が挟まります。社内に判断と編集の権限があれば、下落を確認した当日に手を入れられます。

鮮度が問われる記事ほど、この速さが順位の維持に効き、同じ時間で試せる施策と改善の回数も増えます。

2-3. 検索キーワードのデータが、商品企画や営業トークの改善にも還流する

Search Consoleの検索クエリは、ユーザーが課題をどんな言葉で表すかの記録です。比較系のキーワードが伸びていれば営業資料や比較コンテンツを足すなど、SEO以外の施策の改善にも使えます。

2-4. 記事単価・コンサルティング費として外に出ていた費用を社内の人件費に置き換えられる

毎月外に出ていた記事単価やコンサルティング費は、社内の人件費とツール費に置き換わります。総額が必ず下がるわけではありませんが、支出が自社の人員の経験とノウハウとして残ります。

差は第4章4-5で試算します。外注の料金水準は「SEO対策の費用相場と施策別の料金体系」で確認できます。

2-5. SEOのノウハウが社内に蓄積され、支援会社の提案の良し悪しを自社で評価できる

社内にノウハウがたまると、「このキーワードは検索意図が違う」と根拠を持って外部から提案された施策を判断できます。一部の施策を外注に残す場合も発注の精度が上がり、同じ予算で得られる成果が変わります。

2-6. 引き受ける4つのデメリット|担当者の育成期間・評価の時差・技術対応・情報の更新

  • 担当者の育成期間:判断や編集のノウハウは実務で身につくため、インハウスの担当者が独り立ちするまで6〜12か月を見込みます
  • 評価の時差:公開から成果が出るまでに数か月かかり、その間に予算が削られやすくなります(第8章8-1)
  • 技術対応:内部対策の改修は開発部門の工数に左右されます(第5章5-4)
  • 情報の更新:Googleのアップデート情報を追い、SEO戦略と施策に反映する役割を社内で引き受けます

第3章 SEO内製化の土台になる4つの設計書|キーワードマップからリライト基準まで

第3章 SEO内製化の土台になる4つの設計書|キーワードマップからリライト基準まで

外注先のノウハウは、多くの場合その担当者の頭の中にあります。インハウスの運用が異動で止まらないよう、判断基準を4つの文書として社内に移します。4つの文書は、社内で施策を決めるときの共通のものさしになります。

3-1. キーワードマップ|狙う検索キーワードと担当ページを1対1で対応させる台帳

キーワードマップは、狙う検索キーワードと担当ページを1対1で結ぶ台帳です。列は「キーワード/検索意図(ユーザーが知りたいことを1文で)/担当URL/優先度/状態(未着手・公開済み・リライト対象・統合予定)」の5つで足ります。

企画のたびに同じ検索意図の行がないかを確かめることが、第5章のカニバリゼーションを防ぎ、コンテンツ戦略の一貫性を保つ起点になります。優先度の付け方は「SEOで効果の出るキーワード選定のやり方」で解説しています。

3-2. 編集ガイドライン|社内の誰が書いても品質がそろうSEOコンテンツの基準

編集ガイドラインは、社内の誰が書いてもコンテンツの品質をそろえるための基準書です。表記の統一に加え、根拠の添え方、自社事例の入れ方、使わない表現、監修の確認者まで決めます。

株式会社Grillが編集ガイドラインの作成を支援した企業(BtoB SaaS・EC・人材 等、2025年1月〜12月、N=9社)で導入前後3か月を比べました。原稿の差し戻し率は平均42%から15%に下がっています。指摘が「好みの違い」から「基準との差分」に変わり、改善の指示が短く具体的になったことが主な要因です。

構成や見出しの作り方までそろえる場合は、「SEO記事の書き方完全ガイド」の手順をたたき台に使えます。

3-3. リライト基準|直す・統合する・削除するを決める順位と表示回数の条件

既存コンテンツにどの施策を当てるかは、感覚ではなく条件で決めます。

条件対応
表示回数が多く、平均掲載順位が11〜20位リライトして上位を狙う
同じ検索意図の記事が2本以上ある1本に統合し、残りはリダイレクト
12か月間、表示回数がほぼゼロ削除またはnoindexを検討
情報が古くなったが需要は残っている数値・事例を更新して再公開

閾値はサイト規模で変わるため、最初の3か月は仮の基準で運用し、改善の結果で調整します。

3-4. 計測設計書|Search ConsoleとGA4で何を見て、誰に報告するかの取り決め

計測設計書には、施策の成果を測る指標、見る頻度、報告先の3点を書きます。その前提として、Search ConsoleとGA4の管理権限を自社のGoogleアカウントで持つことを最初に明記してください。

外注先のアカウントに権限が集中していると、契約終了とともに過去のデータに触れられなくなります。自社アカウントを所有者に追加してもらえば引き継げるため、最優先で確かめてください。

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第4章 段階別の人数・月間工数・年間コスト|SEOを内製化する体制とツールの目安

第4章 段階別の人数・月間工数・年間コスト|SEOを内製化する体制とツールの目安

必要な人員と費用は、目指す段階で変わります。インハウスの体制を、役割・工数・ツール・採用・3年コストの順に示します。

4-1. SEO内製化チームに必要な4つの役割|責任者・編集者・社内執筆者・技術窓口

インハウスのチームでは1人が複数を兼ねてもかまいませんが、役割の名前と持ち主は決めておきます。

  • 責任者:キーワードマップと施策の優先順位、公開判断を決める。レベル1から必須
  • 編集者:原稿をガイドラインに照らして整え、一次情報を足す。レベル2から必要
  • 社内執筆者:自社の知見をもとに書く。営業やサポートとの兼務が多い。レベル3から必要
  • 技術窓口:内部対策の改修を開発部門へつなぐ(詳細は第5章5-4)

4-2. レベル1〜4で変わる担当者の人数と月間工数の目安

株式会社Grillが支援した企業の工数記録(BtoB SaaS・EC・人材・製造業 等、2025年4月〜2026年3月、N=18社)をもとに、段階ごとの中心値をまとめました。

段階人数の目安月間工数主な作業
レベル1兼務1名10〜15時間キーワードマップの更新、公開判断、数値確認
レベル2兼務1〜2名30〜40時間上記+原稿の編集、一次情報の追加
レベル32〜3名(うち専任1名)80〜100時間上記+社内執筆、公開、簡易な内部対策
レベル42〜3名(専任1〜2名)100時間超上記+リライト判定、統合・削除、分析

レベル1〜2は兼務の体制で回ります。専任者が必要になるのは、記事の社内執筆を固定し始めるレベル3からです。

4-3. 無料で始められるSEOツールと、有料の分析ツールに切り替える判断基準

初期はSearch Console・GA4・PageSpeed Insightsの無料ツールで、必要な数字はほぼそろいます。有料の分析ツールは、競合のコンテンツや被リンクを調べる必要が出てきた段階で検討します。

たとえばAhrefsは月額4,460円のStarterから段階的なプランがあります(税抜、2026年9月時点の公式料金ページより)。月次の確認が習慣になってから、足りない機能を特定して選ぶ順番が合理的です。

4-4. SEO人材を採用するか社内で育成するか|事業知識と検索知識のどちらを先に持つ人を選ぶか

経験者を採用すれば検索の知識はすぐそろいますが、自社の商品やユーザーの理解は入社後に積み上げます。専門性の高いBtoB商材や規制の多い業界では、社内の人材にSEOのノウハウを足すほうが早く戦力になるケースが目立ちます。

4-5. 外注を続けた場合と3年間で比べるSEO内製化の年間コスト試算

外注継続とインハウス化の費用を3年間で比べます。株式会社Grillの実績値ではなく、次の条件を置いた試算です。

試算条件外注継続内製化1年目(レベル2〜3)内製化2年目(レベル3〜4)内製化3年目(レベル4)
社内人件費(1時間4,000円・社会保険料等込み)—60時間/月=24万円100時間/月=40万円100時間/月=40万円
外部への支払い記事8本×5万円+コンサル20万円=60万円内製化支援30万円+記事4本20万円顧問10万円+記事1本5万円技術監査・顧問8万円
有料ツール—2.2万円2.2万円2.2万円
月額合計60万円76.2万円57.2万円50.2万円
年外注継続内製化月あたりの公開・リライト本数(外注継続→内製化)
1年目720万円約914万円8本→8本
2年目720万円約686万円8本→11本
3年目720万円約602万円8本→14本
3年間の合計2,160万円約2,203万円—

3年間の総額は約40万円差でほぼ同じで、1年目はむしろ約190万円高くなります。

違いは同じ費用で回せる本数と判断の速さにあるため、インハウス化は「同じ予算でコンテンツの量と改善の速度を増やす施策」として位置づけるほうが実態に合います。見積もりの内訳は「SEOの見積もりの見極め方と見積書に載らない後出しコスト」で確認できます。

第5章 内製化したSEOで検索順位が落ちる5つの原因|カニバリゼーション・リライト放置・技術改修の停滞

第5章 内製化したSEOで検索順位が落ちる5つの原因|カニバリゼーション・リライト放置・技術改修の停滞

インハウス化の失敗は組織の話として語られがちですが、実際には検索順位の下落として先に兆候が現れます。インハウスSEOで起きやすい5つの原因と、それぞれを防ぐ施策を示します。

5-1. 同じキーワードを狙う記事が社内で増え、評価が分散するカニバリゼーション

複数の担当者が企画を出すようになると、同じ検索意図の記事が知らないうちに重なり、両方の順位が伸び悩みます。

株式会社Grillが内製化の途中から引き継いだサイト(BtoB SaaS・EC・人材 等、2025年度、N=7サイト)では、全サイトで同じ検索意図の記事が重複していました。統合とリダイレクトで1本にまとめたところ、対象キーワード群の平均掲載順位は3か月で14.2位から6.8位に改善しました。

第3章のキーワードマップを企画の入口に置く運用なら、多くは公開前に防げた重複です。

5-2. 新規記事の公開ばかりが目標になり、順位が落ちた既存記事のリライトが放置される

目標を「月の公開本数」だけで置くと、既存コンテンツの手入れが後回しになり、かつて上位だった記事の下落に気づけません。公開本数とリライト本数を分けて目標に置けば、この偏りは防げます。

株式会社Grillの支援経験上、リライトは新規公開より順位に反映されやすい施策です。配分の考え方は「SEOの更新頻度とリライト・新規記事の使い分け」が参考になります。

5-3. 低品質なページが増えてインデックスが肥大化し、サイト全体の評価が伸びない

薄い記事や似たタグページが増えると、インデックスされるページ数だけが膨らみます。ユーザーにとって価値の低いページの比率が高いサイトは良質なコンテンツまで評価が伸びにくい傾向が、SEOの実務では広く指摘されています。第3章の基準で統合と削除の条件を決め、定期的にサイトを改善することが対策です。

5-4. 内部対策の改修依頼が開発部門の優先順位で止まり、技術的な不具合が残る

表示速度の低下やリンク切れの修正は、多くの場合開発部門の作業です。外注先が改修を代行していた場合、内製化と同時にこの流れが途切れます。

第4章の技術窓口が、影響するページ数と想定効果を添えて開発部門の課題管理に登録すると対応が早まります。内部対策の施策と点検項目は「SEO内部対策の完全ガイドと20項目のチェックリスト」にまとめています。

5-5. 外注時に入っていた専門家の監修が外れ、YMYL領域の記事の信頼性が下がる

医療・金融などのYMYL領域では、外注先が専門家の監修を手配していた場合があります。コンテンツ制作を社内に移しても、監修だけは外部に残す判断が合理的です。

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第6章 SEO内製化の支援会社おすすめ10選|レベル0〜1向け・2〜3向け・3〜4向けで比較

第6章 SEO内製化の支援会社おすすめ10選|レベル0〜1向け・2〜3向け・3〜4向けで比較

インハウス化の支援会社は、自社のレベルで選ぶべき相手が変わります。レベル0〜1向け、2〜3向け、3〜4向けに分けて10社を紹介します。

6-1. 自社のレベルから逆算するSEO内製化支援の選び方|レベル0〜1・2〜3・3〜4で求める支援が変わる

レベル0〜1の企業はまだ判断の軸がないため、実際のキーワード選定と公開判断に並走してもらう支援が合います。レベル2〜3なら担当者の技能を体系的に底上げする支援が、レベル3〜4なら施策の判断を外部の目で確かめる顧問的な支援が効率的です。

対象レベル求める支援支援期間の目安契約前に確かめたい点
レベル0〜1向け判断と設計書づくりへの並走(戦略の土台づくり)6〜12か月設計書を自社名義の文書として残せるか
レベル2〜3向け講義と自社原稿の添削6か月前後自社サイトの原稿を題材にできるか
レベル3〜4向け数値の確認と判断の相談月単位で継続支援終了後に相談できる窓口が残るか

料金は支援範囲が会社ごとに違うため、金額だけで比べると判断を誤ります。実際、株式会社Grillが2026年9月に9社の公式サイトを確認したところ、内製化支援の料金を明示していたのは4社でした。

6-2. SEO内製化支援会社10社の比較一覧表|対応レベル・支援期間・料金

会社名対応レベル支援期間料金(公式記載・2026年9月時点)
株式会社Grillレベル0〜4(全段階)段階に応じて設計月額数万円〜
ナイル株式会社レベル0〜1向け記載なし要問い合わせ
株式会社LANYレベル0〜1向け6か月〜1年程度個別見積もり
合同会社みすずやレベル0〜1向け3〜12か月月30万円(税表記なし)
リードナイン株式会社レベル2〜3向け6か月(以後1か月更新)月20万円(税表記なし)
サイトエンジン株式会社レベル2〜3向け6〜12か月要問い合わせ
合同会社楽々Editレベル2〜3向け基本6か月・最長24か月期間により異なる
株式会社ジオコードレベル2〜3向け記載なし要問い合わせ
株式会社ウィルゲートレベル3〜4向け最低6か月内製化支援プラン月22万円〜(別途初期費用・税表記なし)
NYマーケティング株式会社レベル3〜4向け記載なし月10万円〜(税表記なし)

6-3. 株式会社Grill|キーワード選定と公開判断の内製化から設計するSEOパートナー

株式会社Grill

【段階診断から設計書づくり、編集とリライトの並走まで、SEO内製化を1段階ずつ進めるパートナー】

株式会社Grillは、SEO内製化を「社内に移す判断の順番」から設計します。第1章の5段階で現在地を診断し、第3章の4つの設計書を御社名義の文書として一緒に作ったうえで、コンテンツの編集とリライト判定に並走しながら四半期ごとに支援の範囲を縮めていきます。

2023年10月〜2025年3月だけでも36社のSEO支援を開始しており、丸投げの段階からの相談も多く含まれます。AI・自動化ツールで順位や表示回数の定点観測とコンテンツの表記チェックを効率化し、人の時間を施策の判断と編集に集中させることで、料金は月額数万円〜に抑えています。

観測の手間が小さいぶんリライト判定を隔週で回せるため、改善の成果が早い段階で見えやすくなります。

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

6-4. ナイル株式会社|ヒアリングと初期調査から各種SEO業務をレクチャーするレベル0〜1向け支援

ナイル株式会社

【ヒアリングから完了後の相談役まで関わるSEO内製化支援】

ナイル株式会社は、SEO専門メディア「ナイルのSEO相談室」でも知られる会社です。ヒアリングでKPIやメンバー数を確認し、初期調査で改善できる点を先に解消します。そのうえでキーワード調査やコンテンツ制作からクロール・インデックスまで、各種SEO業務の取り組み方をレクチャーします。

公式サイトでは、インハウス化の完了後も希望に応じて相談役として関わると案内されています。

会社名ナイル株式会社
所在地東京都品川区東五反田1-24-2 JRE東五反田一丁目ビル7F
公式サイトhttps://www.seohacks.net/service/inhouse-seo/

6-5. 株式会社LANY|現状分析から自走後の業務設計までロードマップで伴走

株式会社LANY

【「任せる」から「動かす」へ、事業会社出身者が伴走するSEO内製化支援】

株式会社LANYは、現状分析から戦略立案、自走までを5つのステップで進め、6か月〜1年程度で自走できる体制を目指します。事業会社出身のメンバーが担当者の育成と伴走にあたるため、社内の事情に沿った進め方を相談しやすい会社です。

会社名株式会社LANY
所在地東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F WeWork内
公式サイトhttps://www.lany.co.jp/

6-6. 合同会社みすずや|採用面接・評価制度の設計まで踏み込むインハウスチーム立ち上げ支援

合同会社みすずや

【採用から評価制度まで設計するインハウスSEOチームの立ち上げ支援】

合同会社みすずやは、SEOスキルを見極める採用面接の支援から、戦略策定、育成、評価制度の設計までを月30万円で請け負います。これから人材を採用する段階なら、インハウスチームを人選から組み立てられる点が大きな利点です。

会社名合同会社みすずや
所在地東京都中央区日本橋本町2-3-15 共同ビル新本町5階
公式サイトhttps://misuzuya.co.jp/

6-7. リードナイン株式会社|全12回・6か月のSEO講義とチャット無制限でレベル2〜3を底上げ

リードナイン株式会社

【6か月・全12回の講義で担当者の基礎を固めるSEO内製化支援】

リードナイン株式会社の内製化支援は、全12回・6か月のSEO講義とチャットでの無制限サポートで構成され、料金は月20万円(6か月以降は1か月更新)です。回数で区切られたカリキュラムなので、インハウスの担当者の育成計画に組み込みやすい構成です。

会社名リードナイン株式会社
所在地大阪府大阪市北区芝田2-8-11 共栄ビル3F
公式サイトhttps://leadnine.co.jp/

6-8. サイトエンジン株式会社|マニュアル整備と業務フロー構築で6〜12か月伴走

サイトエンジン株式会社

【ガイドラインとマニュアルの整備から業務フローまで作り込むSEO内製化支援】

サイトエンジン株式会社は、6〜12か月の実践を通じて、ガイドライン・マニュアルの整備とコンテンツ制作を続ける仕組みづくりを支援します。エンジニアを含む部門横断の教育にも対応しており、開発部門との連携に課題を抱える場合の相談先になります。

会社名サイトエンジン株式会社
所在地東京都千代田区神田神保町1-7-11 日本文芸社ビル6F
公式サイトhttps://www.siteengine.co.jp/

6-9. 合同会社楽々Edit|週1回のオンライン講義と添削で最長24か月サポート

合同会社楽々Edit

【週1回の講義と添削で実務を回しながら覚えるSEO内製化支援】

合同会社楽々Editは、週1回1時間のオンライン講義とチャット対応に、キーワード選定やコンテンツ制作の添削を組み合わせています。基本6か月に追加サポートがあり、最長24か月まで支援を受けられるのが特徴です。

会社名合同会社楽々Edit
所在地大阪府門真市島頭二丁目5番地17号
公式サイトhttps://rakuraku-edit.co.jp/

6-10. 株式会社ジオコード|研修資料とAIプロンプト集を使うSEO内製化プラン

株式会社ジオコード

【150ページの研修資料とAIプロンプト集で実践まで進めるSEO内製化プラン】

株式会社ジオコードのSEO内製化プランでは、150ページの研修資料、79項目のSEOチェックシート、30ページのAIプロンプト集などが提供されます。生成AIを使ったコンテンツ制作を社内に取り入れたいとき、教材の厚さが判断材料になるでしょう。

会社名株式会社ジオコード
所在地東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー 10F
公式サイトhttps://www.geo-code.co.jp/

6-11. 株式会社ウィルゲート|SEO分析ツール「TACT SEO」と定例会で自走を支えるレベル3〜4向け支援

株式会社ウィルゲート

【自社開発のSEOツールと定例会を組み合わせたSEO内製化支援】

株式会社ウィルゲートは、自社開発のSEO分析ツール「TACT SEO」と定例会を組み合わせた内製化支援プランを月22万円〜(別途初期費用、最低契約期間6か月)で提供しています。ツール単体のプラン(月12万円〜)も用意されています。

会社名株式会社ウィルゲート
所在地東京都港区南青山3-8-38 表参道グランビル3F
公式サイトhttps://www.willgate.co.jp/

6-12. NYマーケティング株式会社|月2回の定例とチャット相談で社内の判断を支えるSEO顧問

NYマーケティング株式会社

【社内で出た疑問や方針をいつでも相談できるSEO顧問】

NYマーケティング株式会社は、月2回のミーティングとチャット相談で構成される「SEO伴走支援/SEO顧問」を月10万円〜で提供しています。制作と判断をすでにインハウスで回せている段階で、外注費を抑えつつ外部の相談先だけを残す選択肢です。

会社名NYマーケティング株式会社
所在地東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F
公式サイトhttps://ny-marketing.co.jp/

第7章 外注から自走へ移る12か月ロードマップ|四半期ごとに進めるSEO内製化の6ステップ

第7章 外注から自走へ移る12か月ロードマップ|四半期ごとに進めるSEO内製化の6ステップ

支援会社を選んだら、段階を1四半期に1つずつ上げる前提で外注契約を縮めていきます。インハウス化の戦略を6つのステップで示します。

7-1. STEP1(1か月目):現在地の診断と、12か月後に到達する段階の決定

1-3の10問で現在地を確かめ、12か月後にインハウス化をどこまで進めるかを決めます。担当者を2名以上確保できない場合は、レベル2〜3を到達点にするほうが現実的です。到達点から第4章の表で人数と工数を逆算し、社内の承認と予算確保に進めます。

7-2. STEP2(2〜3か月目):外注先からキーワードリスト・原稿・Search Console権限を引き取る

外注先から、CMSとSearch Console・GA4の権限(第3章3-4)、キーワードリストと構成テンプレート、公開済み記事の元データを引き取ります。契約書で著作権の帰属も確認してください。曖昧なまま契約を終えると、既存コンテンツのリライトに支障が出ることがあります。

7-3. STEP3(2〜3か月目):4つの設計書を作り、公開判断を社内に移す(レベル1到達)

引き取った資料で第3章の設計書を作り、キーワードマップの完成時点で公開の可否を社内の責任者が決める運用に切り替えます。構成や執筆はまだ外注のままでかまいません。

7-4. STEP4(4〜6か月目):外部ライターの原稿を社内で編集し、一次情報を足す体制にする(レベル2)

届いた原稿を社内の編集者がガイドラインに沿って整え、営業資料や顧客の声から自社ならではの事例を書き足します。一次情報を足したコンテンツは、外部ライターだけの原稿と中身で差がつきます。この時期に外注契約を原稿制作のみへ縮めるのが一般的です。

7-5. STEP5(7〜9か月目):社内執筆者を2〜3名に増やし、月間の公開本数を固定する(レベル3)

ユーザーとの接点が多い部署から社内執筆者を2〜3名選び、1人月1本のコンテンツから始めます。本数を毎月変えるとどの施策が成果につながったかを検証しにくいため、本数を固定し、残りの外注は専門性の高いテーマに絞ります。

7-6. STEP6(10〜12か月目):リライト・統合・削除を自走し、外注契約を顧問と技術監査に絞る(レベル4)

第3章のリライト基準に沿って既存記事の手入れを社内で判断・実行し、外注契約は年数回のテクニカル監査と顧問に絞り、日々の運用は社内で回します。

株式会社Grillが支援したBtoB SaaS企業(2025年4月〜2026年3月、1社)は、このステップで12か月の移行を進めました。外注費は月額60万円から15万円に下がり、月間の公開・リライト本数は8本から14本に増え、自然検索の流入は1.8倍になりました。
流入が伸び始めたのは8か月目以降で、それまでは第8章の先行指標で進み具合を報告していました。

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第8章 流入が伸びる前に見る4つの先行指標|SEO内製化の成果が出るまでの期間とKPI

第8章 流入が伸びる前に見る4つの先行指標|SEO内製化の成果が出るまでの期間とKPI

インハウス化の予算が削られる最大の理由は、成果が出る前に評価されることです。流入が動く前に何を見て、どう報告すれば施策を続けられるかを扱います。

8-1. SEO内製化の成果が出るまでの期間|公開から評価までに時差が生じる理由

記事を公開してから順位が付き、安定してクリックが増えるまでには二重の時差があります。インハウス化の直後は人件費だけが先に増え、成果を示す流入はまだ動きません。

株式会社Grillが支援した内製化企業(BtoB SaaS・EC・人材 等、2024年4月〜2025年12月、N=21社)で移行開始からの推移を見ました。Search Consoleの表示回数が前年同期を上回るまでの中央値は5.5か月、自然検索のクリック数では8か月でした。

株式会社Grillの支援経験上、インハウス化が中断される場面の多くは、3〜6か月目に「費用対効果が見えない」と判断されたときでした。遅れて動く流入だけで評価すると、正しい施策も止められてしまいます。

8-2. 表示回数・11〜20位のキーワード数・インデックス率・リライト本数の4つを月次で追う

流入より先に動く指標として、次の4つを月次で記録します。どれも社内の施策の結果が最初に表れる数字です。

  1. 表示回数:検索結果に表示された回数。クリックより数か月早く動く
  2. 11〜20位のキーワード数:2ページ目にいるキーワードの数。リライトによる改善で1ページ目に上がる候補の在庫
  3. インデックス率:公開した記事のうちインデックスされている割合。低下は品質や技術面のサイン
  4. リライト本数:既存コンテンツに手を入れた本数。インハウスの運用が回っているかを示す

4つがそろって上向いていれば、流入が横ばいでも内製化は前に進んでいると判断できます。

8-3. 経営層への月次報告で内製化の予算を守る1枚レポートの構成

内製化の進捗を経営層へ報告するときは、上段に先行指標4つの推移、中段に自然検索の流入と問い合わせ数(前年同期比)、下段に今月の施策と来月の改善予定を並べた1枚にまとめます。「流入はまだ横ばいだが、表示回数と2ページ目のキーワード数は増えている」と説明できれば、予算を止められる事態を避けやすくなります。

第9章 生成AI・AI検索時代のSEO内製化|記事品質の基準とAIに任せない3つの工程

第9章 生成AI・AI検索時代のSEO内製化|記事品質の基準とAIに任せない3つの工程

生成AIでコンテンツ制作の工数は大きく下がりましたが、社内に残すべき工程はむしろはっきりしてきました。インハウスSEOでAIをどこまで使うかは、工程ごとに線を引くと判断しやすくなります。

9-1. 生成AIで効率化してよい工程|構成案のたたき台・表記統一・要約

生成AIが力を発揮するのは、コンテンツ制作のたたき台づくりとルールに沿った整形です。見出し案の作成、表記の揺れの洗い出し、資料の要約が代表例で、最終判断は人が行います。工程ごとの任せどころは「ChatGPTをSEO対策に効率的に活用する方法」で整理しています。

9-2. AIに任せない3つの工程|一次情報の取材・事実確認・公開可否の判断

次の3つは、社内の人が担いノウハウをためていく工程です。

  1. 一次情報の取材:営業や顧客から事例やデータを集める
  2. 事実確認:数値や制度の記述を公式の情報源と照らし合わせる
  3. 公開可否の判断:そのコンテンツがユーザーの役に立つか、自社が出すべき内容かを決める

Googleは検索セントラルのスパムに関するポリシーで、生成AIなどで「ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」を、大量生成されたコンテンツの不正使用の例に挙げています。生成AIのガイダンスでも正確性・品質・関連性の優先が求められており、3つの工程を社内に残すことはその最低限の備えです。

9-3. AI Overviewなど生成AIの回答に引用されるために、社内の一次情報が効く理由

AI OverviewやChatGPTなどの回答では複数ページの情報がまとめて提示されるため、同じ一般論の記事が引用される理由は生まれにくくなります。株式会社Grillの支援経験上、自社の事例や独自データを含むコンテンツほど、生成AIの回答で出典として参照される傾向が見られます。

一次情報を記事に流し込むインハウスの体制づくりは、AI検索への施策としても効きます。具体的な施策は「AI検索対策(AIO)に効果的な施策とやり方」で解説しています。

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第10章 兼務1人・複数サイト・担当者の異動はどうする?SEO内製化の相談で多い5つの疑問

第10章 兼務1人・複数サイト・担当者の異動はどうする?SEO内製化の相談で多い5つの疑問

内製化の相談で実際に多い疑問のうち、ここまでの章で扱っていないものに答えます。

10-1. SEO担当者が兼務1人でも、内製化は進められますか

進められます。レベル1〜2は月10〜40時間の兼務で運用できる範囲です。兼務1人でレベル3以上を目指すと公開かリライトのどちらかが止まりやすいため、レベル2を到達点に置くのが無理のない計画です。限られた工数での進め方は「中小企業がやるべきSEO対策とコスパ良く成果を出すコツ」も参考になります。

10-2. 複数のサイトやブランドを持つ場合、どのサイトから内製化すべきですか

売上への近さと、社内に一次情報が多いテーマかどうかの2点で、最初に内製化するサイトを選びます。営業やサポートが日々扱う商材のサイトから始めると、コンテンツに足せる素材が多く成果も早く出やすくなります。2つ目以降は、1つ目の設計書を複製して戦略を調整すれば立ち上げの工数を抑えられます。

10-3. 内製化の途中で担当者が異動したら、何から引き継げばよいですか

最初に引き継ぐのは、原稿ではなく第3章の4つの設計書と、キーワードマップの「状態」列、過去の施策の記録です。どの記事がリライト対象で、どれが統合予定かが分かれば、後任者は翌月から運用を再開できます。

Search Consoleなどの権限は個人ではなく自社の管理アカウントにひも付けておくと、異動のたびに付け替える手間がなくなります(第3章3-4)。

10-4. 記事数が少ないオウンドメディアでも、内製化する意味はありますか

あります。記事数が少ないうちはリライトや統合の判断も少ないため、レベル1〜2を小さな負担で始められます。立ち上げ期にキーワードマップと編集ガイドラインを作っておけば、コンテンツが増えたときの混乱を防げます。外部の支援と組み合わせる場合は、「目的別に選ぶオウンドメディアのコンサル会社」で支援の種類を比べられます。

10-5. 外注先に内製化を伝えると、引き継ぎに協力してもらえなくなりませんか

「半年かけて範囲を縮め、最後は顧問と監査を依頼したい」と段階的な計画で伝えると、外注先にも契約が続く見通しが立ち、協力を得やすくなります。

第11章 最初の四半期で「決める力」を社内に置く|SEOの内製化を止めずに進めるために

第11章 最初の四半期で「決める力」を社内に置く|SEOの内製化を止めずに進めるために

Googleアナリティクスのヘルプでは「Search Console では、過去 16 か月間のデータが保持されます」と案内されています。内製化の成果を前年同期と比べるには開始前12か月分の記録が要りますが、そのデータは着手から5か月目以降、古い月から順に保持期間を過ぎていきます。

着手と同時にパフォーマンスレポートを書き出して保存しておけば、前年同期比較の土台を失わずに済みます。インハウス化の最初の施策は、この保存と、判断の持ち主を決めることの2つです。

記事を増やす前に、キーワード・公開・リライトの判断を社内の誰が持つのかを決めてください。書く工程は、その後で段階的に移しても成果に間に合います。

11-1. 最初の四半期に決めておく「狙う・出す・直す」の3つの持ち主

最初の3か月で手を付けるのは、記事の本数ではありません。第1章の10問で現在地を確かめたら、キーワードマップの優先順位を決める人、公開の可否を決める人、リライトの対象を決める人を、それぞれ名前で決めます。3つとも同じ人でもかまいませんが、空欄のままでは、どれほどコンテンツを書いても判断は外注先に残ります。

持ち主が決まれば、STEP2の引き取りも設計書づくりも、その人を中心に進みます。別領域の内製化と費用の考え方を比べたい場合は、「MEO対策の内製化にかかる費用と外注との損益分岐点」も判断の材料になります。

狙う・出す・直すの判断を社内に移すSEO内製化の伴走は株式会社Grillへ

3つの持ち主が決まっても、最初の判断を持ち主だけで下すのは心細いものです。株式会社Grillは、持ち主と一緒にキーワードマップの初版を作り、公開の可否を決める基準とリライトの判定条件を御社の言葉で文書にします。

そのうえで最初の数回の公開判断とリライト判定に同席し、持ち主本人が根拠を説明できるまで並走します。BtoB SaaSをはじめ、営業やサポートの一次情報をコンテンツに生かしてきた支援のノウハウを、御社の判断基準づくりにそのまま持ち込みます。

判断が社内に根づくにつれて、Grillの役割は同席から相談役へと小さくなっていきます。その縮め方まで最初に合意したうえで支援を始めるのが、株式会社Grillの内製化支援の進め方です。

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この記事を書いた人
SEOライターとしてグルメメディアmacaroniへ参加後、ディレクターを経て統括プロデューサーへ。トレンド部門・レシピ動画部門・SEO部門などのマネジメントを経験。その後、株式会社Gunosyで新規事業としてSEO事業を統括しグロースに成功し、トライバルメディアハウスにてプロデューサー・マーケティングプランナーとして従事。現在は、株式会社Grillにて、SEO・MEOを中心に各種コンテンツマーケティング事業の統括責任者として活躍。
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