「リスティング広告にはどんな種類があるのか」を調べると、ある記事は「3種類」、別の記事は「6種類」と書いており、定義のばらつきに戸惑う方は少なくありません。原因は「媒体」と「配信メニュー」という2つの分類軸が混ざっていることにあります。この記事では2軸を切り分けたうえで、リスティング広告の種類ごとの違い・費用相場・自社に合う選び方を、2026年の最新事情にもとづいて整理します。
「リスティング広告の種類」という同じ言葉でも、解説する人によって指す範囲が異なります。検索エンジン媒体(Google・Yahoo!・Microsoft)を「種類」と呼ぶ記事もあれば、検索連動型・ディスプレイといった配信フォーマットを「種類」と呼ぶ記事もあるためです。この二重構造を理解しないまま管理画面を開くと、どこから手をつければよいか分からなくなります。
そこで本記事は、リスティング広告を「①どの媒体に出すか」「②どの配信メニューで届けるか」という2軸に分解して解説します。まず3つの媒体の違いを押さえ、次に配信メニューの基本2種類(検索連動型・ディスプレイ)と、そこから派生する細かな種類を整理します。
そのうえで、種類別のクリック単価や月額予算の相場、自社の商材・予算に合った種類の選び方、運用を任せられる代理店まで一気通貫でまとめました。読み終えるころには「自社はどの媒体の、どの種類から始めるべきか」が具体的に判断できるようになります。
GRILLは支援実績500社以上のマーケティング会社です。広告運用の専門家が御社の課題に合わせた具体的な施策をご提案します。
初回相談は完全無料!まずはお気軽にご相談ください。

リスティング広告の種類を見分ける前に、まずすべての種類に共通する課金の仕組みと掲載順位の決まり方を押さえておきましょう。ここを理解しておくと、種類ごとの違いが格段に飲み込みやすくなります。
リスティング広告とは、もともとはユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示される広告を指す言葉です。「検索連動型広告」「検索広告」と呼ばれることも多く、狭い意味ではこの検索連動型だけをリスティング広告と呼びます。
ただし実務の現場では、同じ管理画面(Google広告・Yahoo!広告)から出稿できるディスプレイ広告やショッピング広告まで含めてリスティング広告と総称するケースも一般的です。記事によって「種類」の数が変わるのは、この呼び方の広さの違いが原因です。本記事では狭義の検索連動型を中心に据えつつ、広義の種類も後半で漏れなく扱います。
リスティング広告の最大の特徴は、広告が表示されただけでは課金されず、ユーザーが実際にクリックした時点で費用が発生するクリック課金型(CPC)である点です。この仕組みは、どの種類のリスティング広告を選んでも基本的に共通します。
掲載順位は入札制のオークションで決まります。広告主が「1クリックあたり最大いくらまで支払うか」という上限入札額を設定し、その金額と品質スコア(広告の関連性・LPの使いやすさ・推定クリック率)を掛け合わせた「広告ランク」が高い順に表示されます。
株式会社Grillの運用現場では、入札額を引き上げてもクリック単価が思うように下がらない場面を何度も経験しています。実際に効くのは品質スコアの改善——とくにLPの表示速度と、検索意図に対するコンテンツの一致度を高めることです。種類選びと同じくらい、この土台づくりがCPAを左右します。
リスティング広告そのものの基礎をもう一段深く理解したい方は、効果が表れるまでの期間や運用のポイントを解説した「リスティング広告の即効性と効果が出る期間・運用7ポイント」もあわせてご覧ください。
\ リスティング広告の費用対効果改善に強い /
【無料】リスティング広告運用を無料相談>
リスティング広告の種類が分かりにくいのは、まったく性質の異なる2つの分類軸が「種類」という同じ言葉で語られているからです。この章で2軸を切り分けておけば、以降の解説がすっきり頭に入ります。
リスティング広告の種類を語るとき、人は無意識に次の2つのどちらかを指しています。
たとえるなら、媒体は「どの携帯キャリアと契約するか」、配信メニューは「そのキャリアでどの料金プランを選ぶか」に近い関係です。媒体を1つ選び、その中から配信メニューを選ぶという2段階で考えると、種類の全体像が一気に整理されます。
2つの軸を掛け合わせると、自社が出すべき広告の姿が具体的に見えてきます。以下がリスティング広告の種類の全体像です。
| 分類軸 | 選択肢 | この軸で決まること |
|---|---|---|
| 媒体(3種類) | Google広告 / Yahoo!広告 / Microsoft広告 | 届くユーザー層・検索シェア・クリック単価の水準 |
| 配信メニュー(基本2種類) | 検索連動型 / ディスプレイ | 広告の目的・即効性・クリエイティブの形式 |
| 配信メニュー(派生の種類) | ショッピング / 動画 / P-MAX / 動的検索 ほか | 商材タイプ・運用自動化の度合い |
まず「媒体の3種類」を第3章で、次に「配信メニューの基本2種類」を第4章で解説します。そのうえで、より細かい派生の種類を第5章でまとめて扱います。リスティング広告の種類を選ぶ作業は、この表を上から順に絞り込んでいくイメージで進めると迷いません。

配信先となる媒体は、Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の3つです。「3種類のリスティング広告」と言うとき、多くはこの媒体の違いを指しています。それぞれ届くユーザー層とクリック単価の傾向が異なるため、自社の客層と照らし合わせて選びます。
| 比較項目 | Google広告 | Yahoo!広告 | Microsoft広告 |
|---|---|---|---|
| 国内検索シェア(2026年・全デバイス) | 約75〜80% | 約8〜15% | 数%(PC面では存在感あり) |
| 届きやすいユーザー層 | 全年代・スマホ中心 | 40〜60代・Yahoo!ニュース層 | PC利用のビジネス層 |
| クリック単価の傾向 | 競合多く高め | Googleより低め | 3媒体で最も低い傾向 |
| 相性の良い商材 | 幅広い広告主全般 | 中高年向け・地域密着 | BtoB・SaaS |
Google広告は、国内検索シェアの約75〜80%を占める最大の配信先です。検索連動型からディスプレイ、後述するショッピング・動画・P-MAXまで、選べる広告の種類が3媒体で最も豊富にそろっています。配信先のユーザー数も多く、初めてリスティング広告を出すなら基本的にここから始めれば大きく外しません。
運用面では、AIが配信を自動最適化する機能が年々強化されています。アセット素材を登録すればGoogleのAIが配信先やターゲティングを自動で調整してくれるため、運用に割ける人手が限られる企業でも成果を出しやすい媒体です。
Yahoo!広告は、Yahoo! JAPANの検索結果やニュース面に広告を配信できる媒体です。検索シェアはGoogleに及びませんが、40〜60代を中心とした層に届きやすく、この年代が主要顧客の商材では無視できない配信先になります。
出稿している競合がGoogleより少ないぶん、キーワードによってはクリック単価を低く抑えられるのも利点です。一方で年齢・性別のターゲティング設定にGoogleほどの自由度がないため、配信の絞り込み精度では一歩譲ります。中高年向けの種類選定では、Googleとの併用で取りこぼしを防ぐ使い方が現実的です。
Microsoft広告は、Bing検索やMicrosoft Edgeの既定検索を通じて広告を届ける媒体です。国内シェアは数%と小さいものの、PC面に限ると一定の存在感があり、業務でWindows端末を使うビジネスパーソンに届きやすい特性があります。
出稿競合が少ないためクリック単価が3媒体で最も低くなりやすく、BtoB商材やSaaSでは費用対効果が他媒体を上回ることもあります。管理画面の操作感はGoogle広告とほぼ共通なので、Googleを運用していれば学習コストはわずかです。
あるBtoB領域のSaaS企業では、主力キーワードのクリック単価がGoogle面で上がり続け、獲得効率が伸び悩んでいました。株式会社Grillが同じキーワードをMicrosoft広告で追加配信したところ、競合の少なさから安い単価でコンバージョンを補えています。BtoB商材で3つ目の媒体を検討する際は、Microsoftを候補に入れる価値があります。
\ リスティング広告の費用対効果改善に強い /
【無料】リスティング広告運用を無料相談>
媒体を決めたら、次は配信メニューの選択です。リスティング広告の種類を配信メニューで分けると、まず押さえるべきは検索連動型とディスプレイの2つ。この2種類の性格の違いが、成果が出るまでのスピードを大きく左右します。
| 比較項目 | 検索連動型広告 | ディスプレイ広告 |
|---|---|---|
| 狙うユーザー | 課題が顕在化した「今すぐ客」 | まだ課題に気づかない潜在層 |
| 表示形式 | テキスト中心 | 画像・動画のバナー |
| 即効性 | 高い(最短で当日成果も) | 低い(認知の積み上げ型) |
| 向いている目的 | コンバージョン獲得 | 認知拡大・再訪促進 |
検索連動型広告は、ユーザーが入力したキーワードに連動してテキスト広告を表示する種類です。「リスティング広告といえばこれ」と言われるほど基本かつ中心的な存在で、初めて運用する企業がまず選ぶのもこのメニューです。
強みは、買う気・問い合わせる気が高まったユーザーに、その瞬間に広告を届けられる点にあります。コンバージョンに近いキーワードを狙えば、少額の予算でも成果を出しやすいのが特徴です。少額からスタートして手応えを確かめたい企業は、ここから着手するのが鉄則と言えます。
ただし人気キーワードは入札競争が激しく、クリック単価が高騰しやすい側面もあります。無駄クリックを減らす除外キーワードの設定と、LPの改善による品質スコア向上が、CPAを抑える鍵になります。
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠にバナー画像や動画を表示する種類です。検索連動型が「探している人」を捕まえるのに対し、ディスプレイは「まだ探していない人」に先回りして認知を広げる役割を担います。
年齢・性別・興味関心・サイト訪問履歴などを組み合わせた柔軟なターゲティングが可能で、クリック単価も検索連動型より低い傾向です。ただし購買意欲が高まる前のユーザーに届くため、コンバージョン率は低めになりがちです。
注意したいのは、即効性を求める少額予算の段階でディスプレイから始めるのは得策でない点です。一方で、一度サイトを訪れたユーザーを追いかけるリマーケティングは例外的に成果が出やすく、検索連動型と組み合わせる定番施策になっています。
検索連動型とディスプレイは「どちらか」ではなく「順番」で考えるのが実務の定石です。株式会社Grillの運用経験上、まず検索連動型でCPAの基準値を作り、獲得が頭打ちになった段階でディスプレイを足すと、広告費を分散させずに配信面を広げられます。

検索連動型とディスプレイという基本2種類を押さえたら、そこから派生する細かな種類も見ておきましょう。これらは「より専門的な配信メニュー」と捉えると整理しやすく、商材や目的に合えばコンバージョンを大きく伸ばす武器になります。
ショッピング広告は、検索結果に商品画像・価格・店舗名を直接表示する種類です。テキストだけの検索連動型と違い、ユーザーはクリック前に商品の見た目と価格を判断できるため、EC事業者にとってはコンバージョンにつながりやすいメニューです。
出稿には商品フィード(Merchant Center)の設定が必要で、商品名・画像・価格・在庫を正確に登録する手間がかかります。ただし一度整えれば、キーワードを個別に設定しなくてもGoogleが関連検索へ自動で出し分けてくれるため、商品点数の多いECほど運用効率が高まります。
動画広告は、主にYouTube上で動画クリエイティブを配信する種類です。文字や静止画では伝わりにくい使用感や雰囲気を映像で示せるため、じっくり比較検討するユーザーへの訴求力が高いのが特徴です。
課金は視聴に応じるCPV(視聴単価)が基本で、スキップ可能な広告なら一定秒数以上見られた場合のみ課金されます。予算の無駄が出にくい一方、動画制作の費用が別途必要になる点は事前に見込んでおきましょう。近年はスマホ撮影やテンプレート活用で低コスト化が進み、月額10万円台から取り組む企業も増えています。
P-MAX(Performance Max)は、ひとつのキャンペーンでGoogleのあらゆる配信面をAIに任せられる種類です。YouTube・マップ・Gmail・ディスプレイ・検索といった面を横断し、AIが広告を自動で出し分けます。アセット素材を登録すればAIが最適な組み合わせを判断するため、キーワードを個別設定する手間が要らず、運用リソースが限られる企業に向いています。
このほか、サイトの内容をもとにGoogleが自動で検索連動型広告を生成する「動的検索広告(DSA)」も、キーワード登録の工数を抑えられる種類として活用されています。
ただしP-MAXは「どの配信面で成果が出ているか」の内訳が見えにくく、改善サイクルを回しにくい弱点があります。2026年現在は、主力キーワードを検索連動型で押さえつつP-MAXを補助的に重ねる併用が主流です。
P-MAXを有効にした後は、既存の検索連動型広告の表示回数が急に落ちていないかを週次で確認してください。P-MAXが検索面のトラフィックを取り込み、全体の費用対効果が見えにくくなるケースがあります。
\ リスティング広告の費用対効果改善に強い /
【無料】リスティング広告運用を無料相談>
リスティング広告の種類を選ぶうえで避けて通れないのが「いくらかかるか」です。課金方式の違いと種類別の相場感を押さえておくと、予算の配分で迷わなくなります。
種類によって、どのタイミングで費用が発生するかが異なります。この違いを理解すると、目的に合った種類を選びやすくなります。
| 課金方式 | 課金されるタイミング | 採用される主な種類 |
|---|---|---|
| CPC(クリック課金) | 広告がクリックされた時 | 検索連動型・ショッピング |
| CPM(インプレッション課金) | 広告が1,000回表示された時 | ディスプレイ(認知目的) |
| CPV(視聴課金) | 動画が一定秒数視聴された時 | 動画広告 |
検索連動型やショッピングはCPCが基本です。ディスプレイは認知目的ならCPM、流入重視ならCPCを設定で選べます。動画はCPVが中心ですが、コンバージョン目的ならCPC入札も選択可能です。同じ種類でも、どの課金方式を設定するかで費用の出方と最適な使いどころが変わる点を押さえておきましょう。
CPM・CPCといった課金方式の考え方は他媒体にも共通します。Meta広告での課金方式と予算設定の具体例を知りたい方は、「Meta広告の費用相場と課金方式CPM・CPCの予算設定」もあわせてご覧ください。
以下は2026年時点での種類別の目安です。同じ種類でも業種や競合状況で大きく振れるため、中央値の参考として捉えてください。
| 広告の種類 | クリック単価の目安 | 月額予算の目安 | 費用が動く主な要因 |
|---|---|---|---|
| 検索連動型 | 100〜1,000円 | 10万〜50万円 | キーワードの競合度・品質スコア |
| ディスプレイ | 50〜200円 | 10万〜30万円 | ターゲティングの絞り込み度 |
| ショッピング | 30〜150円 | 5万〜30万円 | 商品カテゴリ・フィードの最適化 |
| 動画 | 5〜20円(CPV) | 10万〜50万円 | 動画尺・ターゲティング精度 |
| P-MAX | 80〜500円 | 20万〜100万円 | アセットの充実度・学習期間 |
「弁護士」「カードローン」などの高単価キーワードでは、検索連動型のクリック単価が数千円に達することもあります。逆にニッチな業種なら数十円で出せる場合もあるため、自社のキーワードで入札シミュレーションを行うのが確実です。
少額予算ほど、種類を絞ったほうが費用対効果は高まりやすい傾向があります。株式会社Grillが支援した月額10万〜20万円規模のアカウント(2025年下半期/15社)での傾向です。最初から3種類以上に予算を分散させた企業より、検索連動型1種類に集中投下した企業のほうが、配信3か月時点のCPAが低く収まりました。予算が小さいうちは、種類を増やすより1種類の設定を磨くほうが近道になります。
リスティング広告の種類を決めても、予算の組み方が分からず止まってしまう企業は少なくありません。次の3ステップで整理すると過不足のない計画を立てられます。
まず、月に何件の問い合わせ・購入を得たいかを決め、想定CPAを掛けて必要な月額費用を概算します。次にGoogle広告のキーワードプランナーで実際の推定クリック単価を確認し、最初の概算とのズレを調整します。最後に、AIの学習が安定するまでの2〜4週間を見込み、初月は目標予算の1.2〜1.5倍を設定しておくと、立ち上がりでの取りこぼしを防げます。種類ごとに必要な費用の水準が違うため、複数の種類を走らせる場合は種類別に予算を割り振っておくと管理が楽になります。
代理店に依頼した場合の手数料相場や費用を抑えるコツを先に知っておきたい方は、「リスティング広告代理店の手数料相場と費用の抑え方」もあわせてご確認ください。

種類と費用相場を把握したら、いよいよ自社に合う種類の絞り込みです。次の5つの基準に沿って考えると、迷わず最適な組み合わせにたどり着けます。
リスティング広告の種類は、狙うファネルの段階で最適解が変わります。獲得(今すぐ客)なら検索連動型・ショッピング、比較検討中なら動画・リマーケティング、認知拡大ならディスプレイ・動画が向いています。初めての出稿なら、まず獲得から着手してコンバージョンデータを貯め、そこから上流の種類へ広げるのが定石です。
届けたい相手が自分から検索しているのか、Webを眺めているだけなのかでも選ぶ種類は変わります。能動的に検索している層には検索連動型・ショッピングが刺さり、まだ検索していない層にはディスプレイ・動画でこちらから働きかける必要があります。両方に自動でリーチしたい場合はP-MAXが選択肢になります。
| 月額予算 | おすすめの種類 | 理由 |
|---|---|---|
| 5万〜10万円 | 検索連動型(キーワード厳選) | 顕在層に絞れば少額でも獲得可能 |
| 10万〜30万円 | 検索連動型+ショッピング/ディスプレイ | 2種類でファネルを広げられる |
| 30万円以上 | 検索連動型+P-MAX+動画 | 複数面で学習データが加速 |
予算が月額10万円未満なら、検索連動型に絞ってコンバージョンデータを貯めるのが最優先です。複数の種類に費用を分散させると1種類あたりの配信量が細り、どれも中途半端な成果に終わりがちだからです。P-MAXは月額20万円程度の予算がないとAIの学習が進みにくく、成果が安定しづらい傾向があります。
| 商材タイプ | 相性の良い種類 | 理由 |
|---|---|---|
| EC(物販) | ショッピング・P-MAX | 画像と価格の直接訴求が購買に直結 |
| BtoB・SaaS | 検索連動型・Microsoft広告 | 業務中の検索を捉えやすい |
| 来店型(飲食・美容) | 検索連動型・マップ | 「近くの○○」検索に強い |
| 高額商材(不動産・車) | 動画・検索連動型 | 検討が長く映像で理解を深める |
相性表はあくまで一般傾向です。BtoB商材でもビジュアルで差別化できるなら動画が効くこともあります。固定観念で種類を決めず、小さくテスト配信して実数で確かめる姿勢が、改善の余地を広げます。
種類によって、運用に必要な工数と専門スキルは大きく異なります。検索連動型やP-MAXは設定項目が比較的シンプルで自社運用しやすい一方、ディスプレイのバナー制作・動画クリエイティブ・ショッピングのフィード設定は専門知識が要るため、代理店への依頼が向いています。複数の種類を並行運用すると、種類ごとのクリエイティブ制作・レポーティング・改善の工数が単純な足し算以上に膨らみ、費用対効果の管理も難しくなります。手が回らないと感じたら次章の代理店比較を参考にしてください。
\ リスティング広告の費用対効果改善に強い /
【無料】リスティング広告運用を無料相談>
種類選定から配信・改善までを自社だけで回すのが難しい場合は、専門の代理店に任せる選択肢があります。ここでは、広告の種類選びから運用まで一貫して依頼できる会社を、目的別に8社紹介します。
| 会社名 | 月額費用・手数料の目安 | 得意な種類 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|---|
| 株式会社Grill | 出稿10万円〜/手数料10%〜 | 全種類(検索・ディスプレイ・動画・P-MAX) | 種類選定からLP改善まで一気通貫で任せたい |
| アナグラム株式会社 | 手数料20%/要問い合わせ | 検索連動型・ショッピング | データ重視の精緻な運用を求める |
| 株式会社キーワードマーケティング | 手数料20%/要問い合わせ | 検索連動型 | キーワード戦略を突き詰めたい |
| 株式会社メディックス | 手数料20%/要問い合わせ | ディスプレイ・動画 | クリエイティブと運用を一括依頼したい |
| デジタルアスリート株式会社 | 手数料20%/要問い合わせ | 検索連動型・LP改善 | LP込みでCV最大化を狙いたい |
| ASUE株式会社 | 月額15万円〜 | 検索連動型・ディスプレイ | 少額でも手厚いサポートが欲しい |
| 株式会社デジタルアイデンティティ | 手数料20%/要問い合わせ | 検索連動型・SEO連携 | 広告とSEOを横断で設計したい |
| 株式会社サイバーエージェント | 要問い合わせ | 全種類・大規模配信 | 大規模予算で全面展開したい |
リスティング広告の運用代行会社をさらに幅広い候補から比較検討したい方は、19社を費用相場・料金体系で整理した「リスティング広告の運用代行おすすめ19社|費用相場と選び方」もあわせてご覧ください。

株式会社Grillの特長は、種類の選定からその先の運用までを分業せず、一つのチームで完結させられる点にあります。キーワード設計・クリエイティブ制作・LPの改善提案までを横串で担当できるため、施策の連携でロスが生まれません。「どの種類から始めればいいか分からない」という最初の一歩から、広告アカウントの設計図を描いて並走します。検索連動型はもちろん、ショッピング・動画・P-MAXまで全配信メニューに対応しています。
料金面では、AI・自動化ツールを徹底活用して運用工数を削減することで、業界標準の手数料20%に対し手数料10%〜・最低出稿10万円〜という業界トップクラスにリーズナブルな体系を実現しています。予算を抑えながら品質は落とさない構造のため、初めてリスティング広告に取り組む中小企業からスタートアップまで、無理のない規模で着手できます。
支援実績はEC・美容クリニック・不動産・SaaS・人材など幅広く、薬機法・景表法に準拠した広告クリエイティブの制作体制も整っています。月額10万円規模のテスト配信から大企業の数千万円規模まで体制を柔軟に組めるため、種類ごとの費用対効果を最大化したい企業にとって、最初に相談する価値のあるパートナーです。
\ リスティング広告の運用改善実績が豊富 /
【無料】Grillに広告運用を無料相談>| 会社名 | 株式会社Grill |
| 所在地 | 東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階 |
| 公式サイト | https://grill.co.jp/ |

アナグラム株式会社は、検索連動型広告とショッピング広告の運用を得意とする代理店です。キーワード選定から入札戦略・品質スコア改善までデータにもとづいて進める姿勢に定評があり、論理的な改善プロセスを重視する企業から支持されています。Google・Yahoo!・Meta・Amazonなど主要媒体の正規代理店でもあり、媒体横断の設計力が強みです。
| 会社名 | アナグラム株式会社 |
| 所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目4-4 フィールド北参道1・2F |
| 公式サイト | https://anagrams.jp/ |

株式会社キーワードマーケティングは、社名のとおりキーワード戦略に強みを持つ代理店です。キーワードのグルーピング・マッチタイプの設定・除外キーワード管理を緻密に行い、無駄なクリックを削ってCPAを改善する運用スタイルが特徴です。1,400社以上・150業種超の支援実績を持ち、「まず検索連動型で確実に成果を出したい」企業に向いています。
| 会社名 | 株式会社キーワードマーケティング |
| 所在地 | 東京都中央区築地7丁目2-1 THE TERRACE TSUKIJI 2F |
| 公式サイト | https://www.kwm.co.jp/ |

株式会社メディックスの強みは、見せる広告を内製できる体制にあります。社内にデザイナーと動画クリエイターが在籍し、バナーや動画の制作から配信までを一社で完結できるため、ABテストの回転が速いのが特徴です。検索連動型の獲得が頭打ちになり、ディスプレイや動画といったビジュアル系の種類で次の伸びしろを探したい企業から選ばれています。
| 会社名 | 株式会社メディックス |
| 所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19F |
| 公式サイト | https://www.medix-inc.co.jp/ |

デジタルアスリート株式会社(旧リスティングプラス)は、リスティング広告の運用とLPの改善をセットで手がける代理店です。管理画面の数字だけでなく、商品コンセプトやサイト設計まで踏み込んで見直すアプローチで、競合が多い領域でもCPA削減とコンバージョン増を狙います。2,400社以上の支援実績があり、LP込みで成果を最大化したい企業に向いています。
| 会社名 | デジタルアスリート株式会社 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル4F |
| 公式サイト | https://ppc-master.jp/ |

ASUE株式会社は、月額15万円ほどの小さな予算からでも依頼を受けてくれる運用代行会社です。案件規模が小さくても担当者がレポーティングと改善提案をていねいに行う姿勢に定評があり、代理店への依頼が初めての企業でも不安なく任せられます。450社以上の支援実績を背景に、まず1種類から始めて少しずつ配信メニューを増やす段階的な進め方にも寄り添います。
| 会社名 | ASUE株式会社 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目20番9号 三晃社ビル4F |
| 公式サイト | https://asue.jp/ |

株式会社デジタルアイデンティティは、運用型広告に加えてSEOやサイト制作まで手がける総合デジタルマーケティング企業です。リスティング広告単体ではなく、検索流入全体を見すえた設計ができる点が強みで、広告とSEOのどちらに予算を寄せるべきかを横断で判断したい企業に向いています。コンバージョン改善を意識したクリエイティブのコンサルティングも提供しています。
| 会社名 | 株式会社デジタルアイデンティティ |
| 所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目12-1 渋谷マークシティウエスト22F |
| 公式サイト | https://digitalidentity.co.jp/ |

株式会社サイバーエージェントは、国内最大級のインターネット広告事業を持つ企業です。検索連動型からディスプレイ・動画まで全種類に対応し、AI技術と豊富な配信データを活かした大規模運用を得意とします。月額数百万〜数千万円規模の大型予算で全配信面を一気に展開したい企業に適した選択肢です。
| 会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
| 所在地 | 東京都渋谷区宇田川町40-1 Abema Towers |
| 公式サイト | https://www.cyberagent.co.jp/ |

リスティング広告の種類を理解しても、いざ配信となると判断に迷う場面が出てきます。ここでは担当者がつまずきやすい疑問を取り上げ、考え方を整理します。
初めての運用で選ぶべき種類は、原則「Google広告の検索連動型」です。検索意図が明確なユーザーに届くためコンバージョンまでが近く、クリック課金なので表示だけでは費用が出ず、少額予算でもデータが貯まりやすいためです。まず検索連動型で「どのキーワードでクリックが集まるか」「コンバージョン単価はいくらか」を検証し、その数値を基準に次の種類へ広げる流れが堅実です。
結論は「目的しだい」です。コンバージョン獲得が目的なら検索連動型、認知拡大やリマーケティングが目的ならディスプレイが優先されます。多くの企業では検索連動型を主軸に成果を安定させ、その後ディスプレイのリマーケティングを足す順番が効率的です。予算が限られるうちは、両方に費用を分けず、まず1種類に絞って設定を煮詰めたほうが成果検証もしやすくなります。
予算が十分でない段階で複数の種類を一度に始めると、費用が分散してどの種類が成果に寄与したか判別できなくなります。まず1つの種類でCPAの基準値を作り、それをベンチマークに2つ目を足すのが安全です。月間コンバージョンが30件を超えると自動入札が機能しやすくなるため、その水準を種類追加の目安にすると判断しやすくなります。新しい種類を足すときも、いきなり大きな費用を投じず、小さな予算で設定を試してから増やしていきましょう。
種類を追加すべきサインは主に3つです。現行の種類でCPAが高止まりして入札調整でも下がらないとき、月間コンバージョン数が安定して自動最適化に十分なデータが貯まったとき、そして新しい商材やターゲティング層が増えたときです。リスティング広告の種類は固定ではなく、事業フェーズとデータ蓄積に応じて段階的に広げていくものと捉えましょう。
Web広告全体のなかでリスティング広告以外の選択肢も含めて代理店を比較したい方は、32社を手数料の観点から検証した「Web広告代理店おすすめ32社|手数料の落とし穴と選び方」もご参照ください。
\ リスティング広告の費用対効果改善に強い /
【無料】リスティング広告運用を無料相談>
リスティング広告の種類は「媒体3つ × 配信メニュー」という2軸で整理すれば、決して複雑なものではありません。むしろ選択肢が多いということは、どんな商材・予算の企業にも合う組み合わせが必ず見つかるということでもあります。
迷ったときの指針はシンプルです。まずGoogle広告の検索連動型でCPAの基準値を作ります。そのデータを根拠に、ショッピング・ディスプレイ・P-MAXへと一段ずつ種類を広げていきましょう。この順番を守れば、限られた予算でも広告費を分散させずに成果を積み上げられます。媒体選びも同様に、まずGoogleで土台を固め、客層に応じてYahoo!やMicrosoftを重ねるのが堅実です。
種類を正しく選べるかどうかは、配信開始後の成果に直結します。次の一歩として、自社の商材ではどの種類から着手すべきかを、予算規模と照らし合わせて具体的に描いてみてください。
どの種類を、どの順番で、どの予算配分で走らせるか——この設計図の精度が、リスティング広告の成否を分けます。種類が多いぶん、自己流で進めると広告費が分散し、成果検証すらできないまま予算を消化してしまうことも珍しくありません。
株式会社Grillは、Google・Yahoo!・Microsoftの3媒体と全配信メニューに対応し、検索連動型のキーワード設計を起点に、御社が使うべき種類の見極めから運用・LP改善までを担当します。広告アカウントの構築段階で「どの種類をどの順で追加し、予算をどう配分するか」のロードマップを提示するため、配信後に種類を増やす場面でも迷いません。AI・自動化ツールの活用で手数料10%〜・最低出稿10万円〜という業界トップクラスにリーズナブルな体系を実現しているため、初めての企業も小さく始めて段階的にスケールできます。
EC・美容クリニック・不動産・SaaS・人材など多業種での運用経験をもとに、御社の商材特性に合った種類選定と入札戦略をセットでご提案します。種類選びの初期相談から配信中の改善提案まで、まずは御社の課題をお聞かせください。
\ リスティング広告の運用改善ならおまかせ /
【無料】Grillに広告運用を無料相談>