老人ホームの集客改善で紹介依存から脱却!入居率を高める12の方法と費用相場を徹底解説

老人ホームの集客改善で紹介依存から脱却!入居率を高める12の方法と費用相場を徹底解説

有料老人ホームの倒産件数が増加傾向にある一方、施設数の増加は止まりません。2022年時点で有料老人ホームは全国17,327施設(厚生労働省調べ)に達し、需要の伸びを上回るペースで供給が拡大しています。入居者が自然に集まる時代は終わり、「集客力のある施設」と「そうでない施設」の二極化が進んでいます。

問題の核心は「何をやればいいかわからない」ではなく、「紹介会社に依存しているうちに手数料コストが積み上がり、自社の強みを伝える手段を持てていない」という構造にあります。入居相談の紹介手数料は入居一時金の2割前後に設定されることが多く、一時金300万円の施設なら1件あたり60万円前後。これが毎月積み重なれば、年間で数百万円規模の固定的な流出になります。

本記事では、老人ホームの集客に悩む施設経営者・運営担当者に向けて、2026年最新の情報を体系的にまとめました。入居検討者と家族の意思決定プロセスから始め、効果の出る集客方法12選・ポータルサイトの活用法を解説します。さらに紹介会社依存からの脱却戦略・費用相場・施設種別の戦略・支援会社6選まで踏み込みます。

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目次

第1章 老人ホーム集客が難しくなった市場背景|2026年の入居率と競争環境

第1章 老人ホーム集客が難しくなった市場背景|2026年の入居率と競争環境

老人ホームは「需要があるから集客しなくても入る」という認識が、今も根強く残っています。しかし2026年時点の市場環境は、その前提を大きく裏切るものになっています。入居率・稼働率が思うように伸びず、集客の必要性を実感する施設が増えました。まず現状を数字で押さえておきましょう。

1-1. 有料老人ホーム・サ高住の施設数増加と供給過多の実態

有料老人ホームの施設数は2018年に14,454施設だったものが、2022年には17,327施設へと増加しました(厚生労働省「社会福祉施設等調査」)。年間600〜900施設ペースで増え続けており、エリアによっては「半径2km以内に類似施設が5〜10施設存在する」という状況が珍しくありません

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)は登録件数が26万件超(2021年時点)に達しており、こちらも供給過多が顕著なエリアが増えています。介護保険制度が民間事業者の参入を促した結果、かつての「順番待ち」状態から「選ばれる競争」の時代へと完全に転換しました。

株式会社Grillが支援する介護施設の事例では、同一商圏内に競合が増えた結果、ポータルサイトからの問い合わせ単価が2〜3倍に上昇したケースがあります。施設数の増加は、集客コストの上昇に直結します。

1-2. 入居率を左右する都市部と地方の二極化

全国の有料老人ホームの平均入居率は約87%(野村総合研究所・2016年調査)とされますが、この数字の裏には大きな二極化があります。都市部では入居率95%以上を維持する施設が多い一方、人口減少が進む地方都市では稼働率70%を下回る施設も増えています。

入居率(稼働率)が70%を下回ると、固定費(人件費・設備維持費)の回収が難しくなり、赤字経営に転落するリスクが高まります。施設数が増える中、立地の優位性だけでは稼働率を維持できなくなっており、集客力そのものが経営の生死を分ける要素になっています。入居率を安定させられるかどうかが、施設の持続可能性を左右します。

1-3. 介護施設の倒産・撤退が示す「集客できない施設」のリスク

帝国データバンクの調査によれば、老人福祉・介護事業の倒産件数は2023年に143件(過去最多水準)を記録しました。大手企業の事業撤退事例も相次いでおり、規模の大小に関わらず「集客できない施設」は存続が難しくなっています。

倒産施設の共通点として挙げられるのは、「紹介会社への依存度が高く、自社集客の仕組みが育っていなかった」「デジタル上での存在感が薄く、家族が施設を発見できなかった」の2点です。これは裏返せば、自社集客の仕組みを早期に構築して入居率を底支えできた施設が、競争優位を持ち続けられるということでもあります。稼働率を安定させる集客力は、もはや一部の施設だけの取り組みではありません。

デイサービスの集客でも同様の構造が見られます。集客の仕組みづくりについてさらに詳しく知りたい方は、「デイサービスの集客は強みの可視化が稼働率を分ける」もあわせてご覧ください。

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第2章 入居者が集まらない老人ホームに共通する5つの原因

第2章 入居者が集まらない老人ホームに共通する5つの原因

集客に課題を抱える施設を見ていくと、問題の構造は驚くほど似ています。手法を増やす前に、自施設がどの原因に当てはまっているかを把握することが重要です。

2-1. 入居検討者と家族が知りたい情報がサイトに載っていない

家族が施設選びで最初に確認したい情報は「費用の全体像」「医療・看取り対応」「スタッフの様子」の3つです(Call Data Bank調査)。ところが多くの施設のホームページには、施設紹介の写真と基本情報しかなく、入居検討者が実際に判断材料として必要な情報が抜けています。

情報の不足は「ポータルサイトや紹介事業者に聞いた方が早い」という行動を誘発します。ホームページが情報収集の終着点ではなく、問い合わせを促す設計になっていないことが集客の機会損失につながっています。

2-2. 施設の強み・コンセプトが言語化できていない

「うちは手厚いケアをしています」「スタッフが親切です」——こうした表現はほぼすべての施設が使っており、差別化になりません。入居検討者の家族が複数の施設を比較する際、「この施設でなければならない理由」が見当たらなければ、最終的に料金や立地だけで判断されてしまいます。

自施設の強みとコンセプトを「1文」で言えるか確認してください。「重度認知症の方も受け入れる医療連携体制」「24時間看護師常駐で在宅復帰をサポート」のように、入居検討者が比較の判断材料として使える具体性が必要です。

2-3. 集客を紹介会社だけに頼っている

紹介会社(入居相談事業者)は短期的な入居獲得に有効ですが、1件あたりの手数料が数十万円〜100万円超と高額になることが多く、経営を圧迫します。また、ポータルサイトでの比較掲載を通じた紹介では、施設の個性や理念が入居検討者に直接届きにくく、入居後のミスマッチが生じやすくなります。

紹介会社への依存度が高い施設ほど、「自社ホームページへの問い合わせが少ない」「直接申し込みがほとんどない」という傾向があります。スポット施策として使い分けながら、自社集客の比率を段階的に高める戦略が求められます。

2-4. オンライン施策が地域検索に最適化されていない

「(地域名)老人ホーム」「(地域名)介護施設」といったキーワードで検索したとき、自施設が上位に表示されているかどうかを確認してください。Googleビジネスプロフィール(MEO対策)が未整備、またはホームページのSEO対策が不十分な施設は、地域検索で競合に負け続けています。

MEOとSEOは「やれば効果が出る」ではなく「やらないと見つけてもらえない」施策です。家族の多くはスマートフォンで地域名と施設種別を組み合わせて検索します。検索結果の上位に表示されない施設は、そもそも比較検討の候補に入りません。

MEO対策の具体的な手順と費用については、「MEO対策の費用相場と始め方」で詳しく解説しています。

2-5. 問い合わせ・見学から成約までの導線が設計されていない

家族が施設を探し始めてから入居を決めるまでには、平均して数週間〜数カ月かかります。この期間中、問い合わせへの返答が遅い、見学対応が準備不足、見学後のフォローがないという施設は、検討過程で離脱されます。

集客施策でせっかく問い合わせを獲得しても、その後の対応設計が弱ければ成約率は上がらず、入居率の改善にもつながりません。広告やSEOへの投資を増やす前に、問い合わせ〜見学〜成約の動線全体を見直すことが優先課題になる施設も多くあります。入居検討者を一人でも多く成約につなげるには、最後の導線こそ丁寧に設計する必要があります。

第3章 入居検討者と家族の意思決定プロセス|老人ホーム集客で押さえる検討フロー

第3章 入居検討者と家族の意思決定プロセス|老人ホーム集客で押さえる検討フロー

老人ホームの集客が難しい本質的な理由の一つは、入居検討者側の意思決定の主体・プロセス・期間が他業種と大きく異なることにあります。この特性を理解せずに「広告を出せばいい」「ポータルサイトに載せれば解決」という手法優先の発想で進めると、費用だけかかって入居につながらない状況が続きます。入居検討者の検討フローを理解することが、入居率改善の出発点です。

3-1. 入居のきっかけは「在宅介護の限界」と「家族の呼び寄せ」

入居検討が始まるきっかけは、主に2パターンに分かれます。一つ目は「在宅介護の限界」です。要介護度が上がり、家族だけでの介護が身体的・精神的に限界に達した時点で施設探しが始まります。このパターンでは担当のケアマネジャーに相談しながら施設を探すことも多く、検討期間が短く、早急な入居先の確保が求められます。

二つ目は「家族の呼び寄せ」です。親が地方に一人暮らしをしており、子世代が心配して都市部への転居・施設入居を検討するケースです。こちらは比較的時間的余裕があり、複数施設をじっくり比較するプロセスをたどります。いずれの場合も、入居検討者本人よりも家族(特に子世代)が情報収集の主体になります

3-2. 検討の主役は本人ではなく子世代の家族であるという前提

老人ホームの集客において見落とされがちな点が、意思決定の実質的な主体です。80代の入居検討者本人は、インターネットで情報収集することが限られています。実際にホームページを調べ、ポータルサイトを比較し、施設に問い合わせをするのは、多くの場合40〜60代の子世代の家族です

これは集客戦略の設計に直結します。ホームページの情報設計・口コミ管理・SNS発信のトーン・広告のターゲティングは、すべて「40〜60代が自分の親のために施設を探している」という文脈で設計する必要があります。「高齢者向けだからネットは関係ない」という判断は、今の時代に合っていません。

3-3. 検討期間は数週間〜数カ月|複数接点で信頼を積む設計

老人ホームを選ぶ家族は、施設を一度見て即決することはまずありません。ポータルサイトでの比較、ホームページでの情報確認、口コミの確認、見学、家族会議という一連のプロセスを経て、数週間から数カ月かけて決断します。

株式会社Grillが支援する介護施設では、問い合わせから入居決定まで平均4〜8週間かかるケースが多く確認されています。この期間中に「施設の存在を忘れられない」ことが重要で、見学後のフォローメール、SNSやブログでの継続的な情報発信、口コミ返信の丁寧さなどが成約率に影響します。

この検討プロセスを踏まえると、「広告を出してすぐ入居につながる」という即効性への期待は現実と合わないことがわかります。複数の接点で継続的に信頼を積み上げる設計が、老人ホーム集客の基本戦略です

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第4章 効果が出る老人ホームの集客方法12選|オンライン・オフライン別に解説

第4章 効果が出る老人ホームの集客方法12選|オンライン・オフライン別に解説

集客方法には「今すぐ空室を埋める施策」と「時間をかけて流入を積み上げる施策」の2系統があります。空室が出たときは前者を機動的に回し、入居率が安定している時期は後者に投資を寄せる——この配分の判断が、限られた予算の費用対効果を左右します。以下では12の手法を、それぞれの性質とともに解説します。

4-1. 公式ホームページの最適化(入居検討者・家族向けの情報設計)

ホームページは老人ホーム集客の「情報の終着点」です。他の施策から流入した家族が最終的に信頼を判断する場所であり、更新コストが低い一方で整備効果は長期間持続します。

情報設計で特に重要なのは「費用の透明性」「医療対応の明示」「スタッフの顔出し」の3点です。家賃・管理費・食費の内訳を明確に示し、入院時の対応や看取り方針を記載し、スタッフ紹介ページで人柄が伝わる写真と文章を掲載することで、入居検討者と家族の不安を事前に解消できます。

4-2. SEO対策(地域名×施設種別のコンテンツ)

「(市区町村名)有料老人ホーム」「(地域名)介護付き老人ホーム 費用」など、地域と施設種別を組み合わせたキーワードで検索上位に表示されることが、SEOの目標です。競合施設やポータルサイトが上位を占める中で差別化するには、家族が抱く疑問(費用の内訳、認知症への対応、入居の流れ等)を解決するブログコンテンツの継続投稿が有効です。

成果が出るまでに3〜6カ月かかりますが、一度上位表示されると広告費なしで継続的に流入が得られる資産になります。競合の多い都市部ほど早期着手が重要です。SEO対策の費用相場については、「SEO対策の費用相場と施策別の料金体系」をあわせてご確認ください。

4-3. Googleビジネスプロフィール(MEO対策)

スマートフォンで「地域名 老人ホーム」と検索すると、マップ上に施設が表示されます。この表示順位を上げる施策がMEO(Map Engine Optimization)対策です。Googleビジネスプロフィールへの施設情報の登録、写真の定期更新、口コミへの丁寧な返信が基本対策です。

MEOは無料で始められる施策でありながら、地域検索での存在感に直結します。週1〜2回の投稿更新で活性度を保つと、競合に比べて表示優先度が高まります。施設の外観・食事・レクリエーションの様子を定期的に投稿することで、入居検討者の家族が事前に施設の雰囲気をつかめるようになります。

株式会社Grillの運用経験上、Googleビジネスプロフィールを放置している施設と、週1回以上更新している施設では、地域検索での表示頻度に明確な差が出る傾向があります。特に写真の枚数と更新頻度は、家族が「活気のある施設かどうか」を判断する材料にもなるため、集客と信頼形成の両面で効果があります。

4-4. リスティング広告(空室が出たときの即効施策)

Googleリスティング広告は、空室が複数出た緊急時に最も効果的な即効施策です。「(地域名)老人ホーム 入居」「介護付き有料老人ホーム (エリア名)」などのキーワードに対して広告を出稿することで、施設を積極的に探している家族に即座にリーチできます。

ただし、クリック単価が高い(業界によっては1クリック200〜500円台)ため、入居申込から実際の入居までのコンバージョン動線を整備してからでないと広告費だけが消耗します。ホームページの情報整備と見学対応の仕組みを先に整えることが前提です。

4-5. ディスプレイ広告・リターゲティング

一度ホームページを訪れた家族に対して、GoogleやSNS上で施設の広告を再表示するリターゲティングは、長期検討層へのアプローチに有効です。老人ホームの入居検討は数週間〜数カ月かかるため、この期間中に施設を「忘れさせない」効果があります。

ただし、医療・介護関連のリターゲティングはプライバシーポリシー上の制約がある場合があります。各広告プラットフォームの規約を確認したうえで活用してください。

4-6. SNS運用(Instagram・LINE公式)

Instagramは施設の「日常の安心感」を伝えるのに適したプラットフォームです。スタッフと入居者が一緒に楽しむレクリエーションの様子、季節の行事、食事の写真などを継続的に投稿することで、家族が「ここなら安心して任せられる」と感じる感情的な接点を作ります

LINE公式アカウントは、施設見学後や資料請求後の見込み客フォローに活用できます。イベント案内や空室情報を定期的に配信することで、長期検討中の家族との接点を維持し、意思決定のタイミングで想起されやすくなります。

4-7. 口コミ・レビューの管理

口コミはGoogleビジネスプロフィールやSNS上に蓄積され、施設を比較検討する家族の判断に強く影響します。数十件の口コミ評価が4.2以上の施設と、数件しかない施設では、問い合わせ数に大きな差が出ます

口コミを増やす方法として、入居者家族に見学後や入居後にGoogleレビューへの投稿を依頼することが有効です。また、ネガティブな口コミには感情的に反応せず、「ご指摘をありがとうございます」から始まる誠実な返信を心がけることが、むしろ施設への信頼感を高めることにつながります。

4-8. チラシ・パンフレット

施設周辺の対象エリアへのチラシ配布や、地域の老人会・コミュニティセンター・病院の待合室へのパンフレット設置は、デジタルをあまり使わない高齢者本人へのリーチに有効です。

パンフレットには「費用の目安」「医療対応の有無」「1日の流れ」を明記し、見学申込の連絡先を目立つ位置に配置します。QRコードを掲載してホームページや予約フォームへ誘導する設計も効果的です。

4-9. ポスティング

施設から半径2〜3km以内の住宅エリアへのポスティングは、家族の呼び寄せ検討者にリーチできる手法です。一度だけでは認知されにくいため、月1回程度の継続配布が基本です。介護度が上がりやすい75歳以上の高齢者の割合が高いエリアや、マンションの多い都市部エリアを優先するとコストパフォーマンスが改善します。

4-10. 見学会・体験入居イベント

見学会と体験入居イベントは、デジタル施策では届かない「実際の雰囲気」を体感してもらう機会です。施設の清潔感、スタッフの対応、食事の様子を直接確認した家族は、不安が解消されて成約率が上がります。

月1〜2回の定期見学会を設け、その日程をホームページ・SNS・ポータルサイトで事前告知することで、複数の施策を連動させた集客動線が生まれます。体験入居はハードルが高いと感じる方も多いため、「1泊体験プラン」のように気軽に申し込める設計にすることが重要です。

4-11. ケアマネジャー・地域包括支援センター・病院への営業

居宅のケアマネジャー(ケアマネ)、地域包括支援センター、病院のメディカルソーシャルワーカー(MSW)は、入居検討者の家族が最初に相談する窓口です。この窓口との信頼関係が紹介の質と量に直結します。デイサービスほどケアマネジャーが主経路にはなりませんが、老人ホームでも軽視できない集客チャネルです。

月1回程度の定期訪問でパンフレットを届け、最近の入居受入状況や空き情報を共有することが基本的な関係維持の方法です。特に病院のMSWは「退院後の受け入れ先を急いで探している家族」と日常的に接しているため、緊急時の紹介につながりやすい窓口です

4-12. 既存入居者・家族からの紹介促進

既存の入居者の家族からの紹介は、最も獲得コストが低く、かつ入居後のマッチング精度が高い集客経路の一つです。入居者・家族満足度が高い施設では、自然に紹介が生まれます

「紹介いただいた場合は施設からのギフトをお送りする」「見学会への招待状を入居者家族に送る」といった仕組みを設けることで、紹介の機会を積極的に作ることができます。ただし介護施設の紹介に金銭的な報酬を伴わせる場合は法令・倫理上のガイドラインを確認してください。

第5章 老人ホーム集客に欠かせない介護ポータルサイトの活用法

第5章 老人ホーム集客に欠かせない介護ポータルサイトの活用法

介護施設を探す家族の多くが、最初にたどり着くのがポータルサイトです。比較一覧で複数施設が並ぶ中で選ばれるためには、情報の質と量を競合施設より高く保つことが求められます。

5-1. 主要ポータルサイトの種類と特徴(みんなの介護・LIFULL介護ほか)

代表的な介護ポータルサイトの特徴を整理します。

ポータルサイト名主な特徴
みんなの介護月間利用者数国内最大級。口コミ・評判の掲載量が多く、施設比較の定番サイト
LIFULL介護住まいの情報との連携が強い。サ高住・有料老人ホームの網羅性が高い
探しっくす全国対応で掲載施設数が多い。費用・設備の比較に使われやすい
老人ホーム全国ネット全国の施設を地域・条件から検索できる
お探し介護エリア・条件検索に特化した比較サイト

複数のポータルサイトへの掲載は「認知を広げる」という観点で有効ですが、掲載情報(費用・空き状況・写真)が各サイト間で矛盾しないよう一貫性を保つことが重要です。情報の矛盾は家族の不信感につながります。

複数のポータルサイトに登録したまま、月額料金だけ払って更新を止めている施設は少なくありません。空き状況が古いまま放置されていると、問い合わせても「実は満室だった」という体験を家族に与え、施設への印象を下げてしまいます。掲載するなら情報を最新に保つことが前提であり、管理しきれない数のポータルサイトに広げないことも一つの判断です。

5-2. ポータル経由の問い合わせを増やす掲載情報のポイント

ポータルサイト上で「もっと詳しく見たい」と思ってもらえる掲載情報を作るには、以下の要素が特に重要です。

施設写真の充実:外観・エントランス・居室・食堂・浴室・レクリエーションの様子など、生活の場を具体的にイメージできる写真を10枚以上用意します。プロのカメラマンに依頼した清潔感のある写真は、他施設との差別化になります

費用の透明性:月額の目安だけでなく、初期費用・加算される費用の例を明記します。「費用の不透明さが不安」は施設選びでよく聞かれる懸念であり、これを解消できる掲載情報は問い合わせ率の向上につながります

受け入れ条件の具体性:認知症の受け入れ可否、医療依存度の目安、終末期対応の有無を明記することで、条件に合う家族からの問い合わせ精度が上がります。

5-3. ポータルから自社サイトへ誘導して比較負けを防ぐ

ポータルサイト内では複数の競合施設が横並びで比較されます。この環境では、施設の独自性が伝わりにくく、「価格と立地だけで判断される」リスクがあります。

ポータルサイトはあくまで「認知の入口」として位置づけ、そこから自施設の公式ホームページへ誘導する動線を設計することが重要です。ホームページにはポータルサイトでは掲載しきれない「施設の理念」「スタッフの声」「入居者の一日」などを豊富に掲載し、施設のコンセプトで「この施設だから」という決断を後押しするコンテンツで構成します。この一手間が、比較負けによる入居率の取りこぼしを防ぎます。

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第6章 紹介会社・紹介事業者依存から脱却する集客の考え方

第6章 紹介会社・紹介事業者依存から脱却する集客の考え方

老人ホームの集客を語るうえで、紹介会社・紹介事業者との向き合い方は避けて通れない課題です。依存の構造を正確に理解し、入居率と収益性の両方を中長期で安定させる集客戦略を設計する視点が求められます。

6-1. 紹介手数料が経営を圧迫する構造(1件数十万円〜の負担)

入居紹介事業者(老人ホームポータルサイトや紹介代理業)に支払う手数料の相場は、入居一時金の数十パーセントまたは固定額で設定されることが多く、1件あたり数十万円〜100万円を超えることもあります

たとえば入居一時金300万円の施設で手数料率が20%なら、1件の成約につき60万円が手数料です。月1件のペースで年間12件を紹介経由で獲得すれば、年間700万円超が手数料として出ていく計算になります。特に都市部の高額施設では入居一時金自体が大きいため、負担はさらに膨らみます。

この費用は紹介が有効に機能している間は「仕方ないコスト」として受け入れられがちです。しかし市場競争が激しくなるほど、「同じ集客コストで何件の入居を獲得できるか」という費用対効果の問いが経営上の重要テーマになります。

6-2. 紹介ルートはスポット活用に限定する考え方

紹介会社を全面的に切る必要はありません。空室が急に増えたとき、特定の医療ニーズを持つ入居検討者を急いで受け入れたいときなど、紹介会社のスピードとネットワークが最善の選択になる場面は確かにあります。

ポイントは、紹介会社を「常時頼る主要ルート」から「必要なときだけ使うスポット施策」へと位置づけを切り替えることです。自社集客の地力がつくほど、紹介に頼る回数そのものを意図的に減らせるようになります。

6-3. 自社集客の比率を高めて指名入居を増やす

自社集客の比率を高めることで得られる最大のメリットは、「指名入居」の増加です。自施設のホームページや口コミを通じて「この施設に入りたい」と決めて問い合わせてくる家族は、施設の理念や雰囲気をすでに理解したうえで接触してきます。

このため、入居後のミスマッチが起きにくく、スタッフとのトラブルが少なく、口コミ評価も高まりやすいという好循環が生まれます。SEO・MEO・SNS・ブログコンテンツへの継続投資は、短期的にはコストですが、指名入居を増やし、長期的に稼働率を底支えする経営資産として積み上がります

株式会社Grillが支援した介護施設(関東エリア、有料老人ホーム・N=1施設)の事例があります。MEO対策とコンテンツSEOへの投資を開始した12カ月後、ポータルサイト・紹介会社経由の問い合わせ比率が67%から42%まで低下しました。同時に自社ホームページ経由が33%まで向上し、紹介手数料の年間削減額は約180万円の試算になりました。

MEO対策の仕組みとアルゴリズムについては、「MEO対策のアルゴリズムと上位表示の評価基準」で詳しく解説しています。

第7章 老人ホーム集客にかかる費用相場と費用対効果の考え方

第7章 老人ホーム集客にかかる費用相場と費用対効果の考え方

集客に投資する前に「どれくらいの費用がかかるか」「どこに投資すれば費用対効果が高いか」を把握しておくことは、経営判断として必須です。入居率を1ポイント改善するためにいくらまで投じてよいかという視点で、各施策の費用感と紹介手数料との比較を整理します。

7-1. 集客手法別の費用目安一覧

手法費用目安特性
ホームページ制作30〜100万円(初期費用)制作後は運用費のみで長期活用可
SEO対策(ブログ運用)月額5〜20万円(外注の場合)成果が出るまで3〜6カ月かかるが長期で流入が積み上がる
MEO対策月額3〜10万円(外注の場合)すぐ効果が出る・無料で自社運用も可
リスティング広告広告費10万円〜+手数料10〜20%短期で反応が出る・空室時の緊急対応に有効
SNS運用代行月額5〜15万円成果は3〜6カ月後から徐々に出始める
ポータルサイト掲載月額数万円〜(掲載プランによる)比較検討層への露出に有効
チラシ・ポスティング印刷費+配布費で1回5〜30万円エリア限定でシニア層・家族に届く
支援会社への集客代行月額10〜50万円程度複数施策をワンストップで委託可

※費用は2026年時点の目安。施設規模・商圏・依頼会社によって異なります。

7-2. 紹介手数料と自社集客のコスト比較

紹介会社経由の入居1件にかかる手数料を「獲得コスト」として試算すると、1件あたり数十万〜100万円超になることが多くあります。これを自社集客の1件あたりコスト(CPA)と比較すると、以下のような目安になります。

  • SEO・MEOを中心とした自社集客のCPA:1入居あたり2〜10万円(施策が軌道に乗った後)
  • リスティング広告中心のCPA:1入居あたり5〜20万円(競争状況による)
  • 紹介会社経由のCPA:1入居あたり50〜100万円超(施設・手数料体系による)

自社集客への投資は初期に費用と時間がかかりますが、軌道に乗れば紹介手数料の10分の1以下のコストで入居を獲得できる構造になります

株式会社Grillが支援した介護・医療系施設の複数案件では、ある傾向が見られます。SEO・MEOを起点とした自社集客は、初動の3〜6カ月こそ問い合わせが伸び悩むものの、その後はコンテンツが蓄積されるほど獲得コストが逓減していくケースが多いのです。一方で紹介会社経由は獲得コストが下がりにくいため、1〜2年単位で見ると自社集客への投資が費用対効果で上回る場面が増えていきます。

7-3. 予算規模別の集客プランの組み方

集客予算に応じた施策の優先順位を整理します。

月額予算10〜30万円の施設: まずMEO対策(自社運用が可能・費用最小)とホームページの情報整備から着手し、ポータルサイトの既存掲載情報を見直します。費用をかけずに既存施策の質を高めることが優先です。

月額予算30〜60万円の施設: SEOコンテンツの定期更新と、空室状況に応じたリスティング広告の機動的な運用を組み合わせます。SNS(Instagram)の月2〜3回投稿も並行して始めます。

月額予算60万円以上の施設: 支援会社への集客代行を活用し、SEO・MEO・広告・SNS・コンテンツを包括的に管理します。各施策の効果計測と改善サイクルを組み込み、CPA(1入居あたりの獲得コスト)を定点観測する体制を構築します。

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第8章 他施設と差をつける老人ホームのコンセプト設計とブランディング

第8章 他施設と差をつける老人ホームのコンセプト設計とブランディング

どれだけ集客施策に投資しても、「施設の強みが伝わらない」状態では成約率は上がりません。集客の前段として、施設のコンセプトと差別化を言語化する作業が不可欠です。

8-1. 「誰のための施設か」を絞る差別化の考え方

差別化の第一歩は「全員を受け入れる施設」を目指すのをやめることです。「認知症の方を積極的に受け入れる」「リハビリで在宅復帰を目指す」「医療依存度が高い方の終末期を支える」のように、ターゲットを絞ります。すると、そのニーズを持つ家族に「ここしかない」と感じさせることができます。

絞ることは「受け入れ拒否」ではなく「誰のために特化するか」という訴求の問題です。施設の特性上対応できる介護ニーズを中心にコンセプトを構築することで、ポータルサイト上での比較でも「特化型」として際立つ存在になります。明快なコンセプトは、家族が数ある施設の中から自施設を記憶にとどめる手がかりにもなります。

8-2. 医療対応・看取り・特化型など強みの打ち出し方

特化型コンセプトの実例を挙げます。

  • 医療連携特化型:施設内に看護師が24時間常駐、協力医療機関との連携が密で、医療依存度の高い入居者を受け入れる体制を前面に打ち出す
  • 認知症ケア特化型:認知症ケアの資格を持つスタッフが多く、グループ活動や回想療法など独自のケアプログラムを持つ
  • 看取り対応型:人生の最終段階まで施設で過ごせる体制を持つことを明示し、「病院に転院せずに過ごしたい」という家族のニーズに応える
  • リハビリ特化型:理学療法士・作業療法士が常勤し、在宅復帰や機能維持を目標とした個別リハビリを提供する

これらの強みはホームページ・パンフレット・ポータルサイトの冒頭に明示することで、条件に合う家族からのアクセス精度が上がります。差別化されたコンセプトは、比較検討の場面で「この施設でなければ」という納得感を生み、入居率の底上げに直結します

8-3. 入居者・家族の声を信頼資産として発信する

口コミや家族の声は、施設の第三者評価として強力な集客資産です。施設のホームページに「入居者・ご家族からの声」コーナーを設け、実際の体験を文章・写真で掲載することで、検討中の家族の「本当に大丈夫かな」という不安を大きく和らげます。

Googleビジネスプロフィールの口コミ評価は施設検索時の表示順位にも影響します。見学後に「もしよろしければGoogleのレビューを投稿していただけますか」と一言添えるだけで、口コミの蓄積ペースは大きく変わります

「ネガティブな口コミが怖くてお願いできない」という相談をよく受けます。しかし口コミが0件の施設より、3件のうち1件がネガティブでも丁寧に返信している施設の方が、家族からの信頼は高いことが多くあります。対応姿勢が伝わる返信は、プラスの評価として機能します。

第9章 施設種別で異なる老人ホーム集客のポイント|有料・サ高住・特養

第9章 施設種別で異なる老人ホーム集客のポイント|有料・サ高住・特養

老人ホームは一括りに見えても、施設の種別によって入居の意思決定プロセス・ターゲット層・重視される情報が大きく異なります。種別ごとの集客特性を押さえることで、施策の優先順位が変わります。

9-1. 介護付き有料老人ホームは判断スピードを後押しする設計

介護付き有料老人ホームは、要介護度の高い方を受け入れる施設として、「在宅介護の限界を感じた家族」からの問い合わせが多く発生します。このパターンでは入居検討者の状況が逼迫していることが多く、比較的短期間で施設を決める傾向があります。

このため、集客設計では「判断を後押しする情報の充実」が重要です。費用の内訳・空き状況・受け入れ可能な介護ニーズ・見学の申し込みやすさを前面に出し、問い合わせから見学・成約までのスピードを短縮する対応体制を整えることが、成約率と入居率の改善につながります。逼迫した状況の入居検討者を待たせない体制こそが、このタイプの最大の差別化要素になります。

9-2. サービス付き高齢者向け住宅は長期検討前提の信頼形成

サ高住は自立〜要支援レベルの方が入居するケースが多く、家族の呼び寄せ目的で探すことが多いため、検討期間が長くなります。急いで決める必要性が低い分、複数の施設を比較しながら時間をかけて判断します。

この特性に合った集客設計は、SEOブログやSNSで「サ高住とはどういう施設か」「費用の内訳はどう見るべきか」という情報提供コンテンツを継続発信し、情報収集段階の家族から長期的に信頼を積む施策です。LINE公式やメールマガジンで空き状況や施設情報を定期配信し、「忘れさせない」接点を維持することも有効です。

9-3. 特別養護老人ホーム・住宅型の集客の考え方

特別養護老人ホーム(特養)は公的施設であり、入居待機期間が長いことが特徴です。しかし2015年の法改正以降、要介護3以上でなければ入居できなくなったため、要介護1〜2の方が待機できなくなり、民間施設への流入が増えています。競合ではなく「行き場のない層の受け皿」として民間施設に問い合わせが来るケースも多く、要介護度の低い方の受け入れ可否を明示することが集客上の重要な情報になります。

住宅型有料老人ホームは介護サービスを外部から選んで利用する仕組みのため、費用の透明性と外部サービス連携の実績を訴求することが差別化につながります。「どこの訪問介護事業所と連携しているか」「医療機関との関係はどうか」を具体的に示すことで、家族の安心感を高め、安定した稼働率の維持につなげられます。種別ごとに集客の勘所は違っても、入居検討者と家族の不安を先回りして解消する姿勢は共通です

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第10章 老人ホームの集客に強い支援会社6選|目的別に比較

老人ホームの集客を支援会社に委託するメリットは、施設スタッフの工数を現場業務に集中させながら、デジタル集客の専門知識を外部から取り込める点にあります。以下では、有料老人ホーム・サ高住など介護施設の集客支援実績を持つ6社を紹介します。

会社名得意領域こんな施設に向いている
株式会社GrillMEO・SEO・広告運用・一気通貫支援自社集客の仕組みをゼロから作りたい施設
Zenken株式会社(キャククル)ポジショニングメディア・介護特化マーケ紹介依存から独自の認知ルートを作りたい施設
株式会社メディアエクシードホームページ制作・SEO対策サイトの品質から刷新したい施設
株式会社ドリーム・クルーシニア向け広告・プロモーションチラシ・折込など紙媒体と連動した集客をしたい施設
らっくうぇぶ介護・福祉特化ホームページ制作低コストでHP整備から始めたい小規模施設
マイアイランド介護施設Web集客コンサル・HP制作戦略立案から伴走してほしい施設

10-1. 株式会社Grill

株式会社Grill

入居率改善に直結するMEO・SEO・広告をワンストップで支援する介護マーケのプロ集団

株式会社Grillは、有料老人ホーム・サ高住・デイサービスなど介護・医療系施設のデジタルマーケティング支援に豊富な実績を持ちます。地域名×施設種別でのSEOコンテンツ制作、Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO)を得意とします。さらにリスティング広告の空室連動運用、ホームページのコンバージョン設計まで、入居率改善に直結する施策を包括的に担います。

運用工数をAIと自動化ツールで圧縮しているため、広告運用手数料は10%〜(最低出稿予算10万円〜)に抑えられています。業界標準の20%と比べて半額水準であり、紹介手数料1件数十万円という負担と並べても、自社集客を維持するコストを大きく抑えられる構造です。紹介依存度の数値把握から、地域検索で取りこぼしている問い合わせの試算まで、施設の現状を分解したうえで打ち手を組み立てます。

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会社名株式会社Grill
所在地東京都渋谷区東3丁目22−14 グランファースト恵比寿 5階
公式サイトhttps://grill.co.jp/

10-2. Zenken株式会社(キャククル)

Zenken株式会社(キャククル)

介護施設のポジショニングメディア構築で、指名入居を増やす集客戦略を支援

Zenken株式会社が運営する集客支援メディア「キャククル」は、老人ホーム・介護施設に特化したWebマーケティング支援を提供しています。施設の強みや独自性を訴求するポジショニングメディアの構築が得意で、「紹介会社に頼らなくても指名で問い合わせが来る仕組み」を目指す施設との親和性が高いです。

短期・中期・長期の施策を組み合わせた戦略設計が特徴で、リスティング広告・ポータルサイト・MEO・コンテンツSEOを施設の状況に合わせて選択します。集客コストの最適化を重視する経営者向けに、費用対効果の計測体制も充実しています。

会社名Zenken株式会社
公式サイトhttps://www.shopowner-support.net/

10-3. 株式会社メディアエクシード

株式会社メディアエクシード

介護施設のホームページ刷新とSEO対策で、検索からの問い合わせを増やす

株式会社メディアエクシードは、ホームページ制作とSEO対策を中心としたWebマーケティング支援を提供しています。有料老人ホーム・サ高住向けのホームページ制作においては、入居検討者の家族が必要な情報を見つけやすいUI設計と、地域×施設種別キーワードでのSEO対策を組み合わせたサイト構築を得意としています。

「今のホームページを見直して問い合わせを増やしたい」「新規開設に合わせてサイトをゼロから作りたい」という施設に向いています。東京都新宿区を拠点とし、全国対応が可能です

会社名株式会社メディアエクシード
所在地東京都新宿区新宿2丁目3-11 VORT新宿御苑 7F
公式サイトhttps://mediaexceed.co.jp/

10-4. 株式会社ドリーム・クルー

株式会社ドリーム・クルー

シニア市場のプロモーション専門代理店|紙媒体×デジタルの複合集客を一手に担う

株式会社ドリーム・クルー(ドリクル)は、「住まい」「食」「健康」などシニア向け事業に特化した広告プロモーション専門の総合代理店です。チラシ・折込・パンフレット・DM制作から、Web広告・SNS広告まで、紙媒体とデジタルの両軸で集客施策を一貫して設計・実行できる点が強みです。

デジタルに馴染みが薄いシニア層へのリーチも考慮した施策設計を得意としており、高齢者本人と子世代家族の双方へ届く集客をしたい施設との相性が良いです。東京都中央区銀座を拠点として全国の案件に対応しています。

会社名株式会社ドリーム・クルー
所在地東京都中央区銀座4-10-6 銀料ビル6F
公式サイトhttps://dream-crew.co.jp/

10-5. らっくうぇぶ

らっくうぇぶ

介護・福祉業界専門のホームページ制作で、スモールスタートでも質の高いサイトを構築

らっくうぇぶは、介護・福祉業界に特化したホームページ制作サービスを提供しています。月額3,800円〜という低価格プランから、施設情報の掲載・スタッフ紹介・書類ダウンロード機能・ブログ更新機能など、老人ホームの集客に必要な要素を網羅したサイトを構築できます。

「費用をかけずにまずホームページを整備したい」「運営スタッフが自分でブログを更新できるサイトが欲しい」という小〜中規模施設向けの選択肢です

会社名らっくうぇぶ
公式サイトhttps://luck-web.com/

10-6. マイアイランド

マイアイランド

老人ホーム・介護施設のWeb集客に特化したコンサルで、戦略立案から伴走支援

マイアイランドは、老人ホーム・介護施設のWeb集客に特化したコンサルティングサービスを提供しています。ホームページ制作・SEO対策・ブログ記事作成を組み合わせ、施設が「検索から見つけてもらえる状態」を作ることを一貫して支援します。

「施設の強みはあるが、それをWebでどう伝えればいいかわからない」という施設担当者に向き、戦略の立案段階から伴走する支援スタイルが特徴です。「照明と配色の改善でサイト閲覧数が改善前比500%増加した老人ホームの事例」など、現場に根ざした支援実績を持ちます

会社名マイアイランド
公式サイトhttps://myisland.jp/

介護施設の集客支援会社を選ぶ際の参考として、MEO対策会社の選び方についても知っておくと有用です。「MEO代理店の選び方と費用相場」もあわせてご覧ください。

第11章 老人ホームの集客でよくある疑問|入居率改善に向けた実務Q&A

第11章 老人ホームの集客でよくある疑問|入居率改善に向けた実務Q&A

集客に取り組む施設運営者から繰り返し寄せられる疑問を4つ取り上げ、実務目線で回答します。

11-1. 開業直後で実績がない施設はどう集客すればいい?

開業直後は口コミも入居実績もゼロの状態からのスタートです。この段階で最も優先すべきは「検索で見つかる状態を作ること」です。Googleビジネスプロフィールの登録・写真の充実・施設の基本情報の整備は、無料かつ即日から着手できます。

同時に、地域包括支援センター・近隣の医療機関・居宅介護支援事業所への営業挨拶を開業初月から始めることで、「新しい施設がある」という認知を地域のキーパーソンに広げます。ポータルサイトへの掲載も認知拡大に有効です。「実績がないから掲載が難しい」という心理的なハードルを取り除き、まず情報の受け皿を増やすことが開業期の集客の基本です。

11-2. ホームページとポータルサイト、どちらを優先すべき?

両方が必要ですが、役割が異なります。ポータルサイトは「見つけてもらうための入口」で、ホームページは「信頼を決める場所」です。

ポータルサイトだけに依存すると、競合と横並びで比較されて施設の独自性が伝わりません。ホームページだけでは検索流入が限られます。まずポータルサイトの掲載情報を充実させて露出を確保し、ホームページの情報設計を整備して問い合わせから見学への転換率を高める、という並行進行が基本です。長期的にはホームページへの自社集客を軸にする設計が費用対効果で勝ります。

11-3. 紹介会社はすべて切ってしまってよい?

推奨しません。紹介会社は、いざというときのスポット施策として使い道があります。空室が急に増えたとき、医療依存度が高い入居検討者を急いで受け入れたいときなどは、紹介会社の機動力と顧客ネットワークが頼りになります。

重要なのは「依存をなくす」ではなく「比率を下げる」ことです。自社集客の仕組みが育ち、ポータルサイト・ホームページ・MEOからの問い合わせが月間10件を超えてきた段階で、紹介会社への発注比率を段階的に見直す判断が現実的です

11-4. 高齢者向けなのにSNSやWeb広告は本当に効果がある?

効果があります。ただし対象は「高齢者本人」ではなく「40〜60代の子世代家族」です。この世代はInstagramやFacebook、LINEを日常的に使用しており、施設探しの過程でSNSを活用します。

実際、SNS広告では「親の施設を探している40〜50代」という精度の高いターゲティングが可能です。「高齢者向けだからオフライン中心」という先入観を外し、意思決定者である子世代家族へのデジタルアプローチを組み込むことが重要です

デジタル施策のなかでも、地域検索で見つけてもらうためのGoogleマップ集客の具体策を知りたい方は、「Googleマップ集客のMEO対策10選と業種別戦略」もあわせてご覧ください。

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第12章 入居率の安定に向けた老人ホーム集客の優先順位

第12章 入居率の安定に向けた老人ホーム集客の優先順位

紹介手数料1件数十万円という現実を正確に理解した施設だけが、「では、その費用を自社集客に回したらどうなるか」という問いを経営課題として本気で考えます。毎年数百万円が手数料として出ていく構造は、早く気づくほど早く抜け出せます

自社集客の仕組みを育てるには時間がかかります。しかし、着手が遅れるほど紹介依存の固定化が進み、転換のコストは高くなります。今この記事を読んでいる段階が、最も早いタイミングです。

そのうえで、施策の優先順位を決めるために、まず把握してほしい数字が一つあります。「今月の問い合わせのうち、紹介会社経由が何割を占めているか」です。この比率を可視化しないまま自社集客への投資判断を下すことはできません。

数字を出してみて、紹介会社経由が7割を超えているなら、依存からの転換が最優先テーマです。その場合に着手すべき施策を、優先度順に整理します。

  1. Googleビジネスプロフィール(MEO)の整備 — 無料・即日着手できるうえ、地域検索での発見可能性に直結する
  2. ホームページの情報設計の見直し — 費用・医療対応・スタッフ紹介・見学申込動線という、家族が判断に必要とする要素が揃っているかを点検する
  3. 口コミの蓄積と返信 — Googleレビューを5件以上ためて、すべてに丁寧に返信する状態を作る
  4. ポータルサイト掲載情報の更新 — 写真10枚以上・費用・空き情報を最新に保ち、比較負けを防ぐ
  5. 見学成約率の計測開始 — 見学した家族のうち何割が入居につながったかを記録し、導線の弱点を見つける

この順序は「コストが低く効果が早い施策」から並べています。MEOとホームページの2点が整うだけでも、紹介会社に流れていた問い合わせの一部を自社で受け止められるようになります

MEO集客の具体的な始め方については、「MEO集客の始め方と上位表示のコツ」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

老人ホームの入居率改善は、デジタル集客の仕組みづくりから|株式会社Grill

老人ホームの入居検討は、問い合わせから決定まで4〜8週間という長い時間がかかります。この検討期間を紹介会社任せにせず、自社のホームページ・口コミ・見学フォローという接点で埋め切ることが、手数料を年単位で圧縮する最大の鍵になります。逆に言えば、ここに仕組みがない施設ほど、紹介依存から抜け出せません。

株式会社Grillは、有料老人ホーム・サ高住を含む介護・医療系施設のデジタルマーケティング支援に取り組んできました。地域検索を取りに行くMEO対策、家族の疑問に答えるコンテンツSEO、空室が出たときだけ機動的に回すリスティング広告を組み合わせます。さらに問い合わせを取りこぼさないホームページの導線設計までを、施設の状況に合わせて一つずつ組み立てます。AI・自動化ツールの活用で広告運用手数料10%〜(最低出稿予算10万円〜)を実現しており、限られた集客予算でも無理なく始められます

「指名で問い合わせが来る施設」へと転換したい、長い検討期間を取りこぼさない接点を作りたい——そう考える御社の初期設計から、現状のヒアリングを起点に伴走します。今の集客を整理する最初の一歩として、株式会社Grillへご相談ください。

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この記事を書いた人
2014年オイシックス株式会社にて海外事業の中核を担ったのち、香港および中国現地法人の社長に就任。アジア市場における事業の飛躍的な拡大を牽引。2017年には株式会社Emooveを代表取締役CEOとして創業。ゼロからの事業立ち上げて急成長を実現し、事業売却(EXIT)を成功へと導く。現在は、株式会社Grillの取締役COOとして参画。これまでの経営手腕と最前線で培った知見を融合させ、様々な業界に向けて事業成長に直結するWEBマーケティング支援を強力に推進している。
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